「歓迎パーティ」
チータ視点・リーンボックス付近・森林
今日は、「リーンボックスの女神が重要な話があるので集まってほしい」という事で、俺たちはここに集まる事にした。
集合場所であるあそこは、彼女が女神になった場所らしい。そう、巨乳の女神で有名なあのベールさんだ。
あー・・・・報告とか写真しか見た事ねーからなー・・・・楽しみだ・・・・・
グイッ
チータ
「ングッ・・・・」
妄想をふくらませている時に、首に圧迫感が来た。実は俺、まだ鎖付きの首輪、外して貰ってないんだよ・・・・
プルルート
「何を想像してたのかな~?」
そう、コイツに付けられたきりな・・・・
チータ
「いや、俺の勝手だろ。想像くらい好きにさせろよ。」
ノワール
「プルルート、そんな下品なヤツ何時までも飼ってないで、いい加減放したらどう?」
プルルート
「だってぇ~外しちゃうと逃げちゃうんだもん。」
チータ
「あたりまえだ。お前のような危ないヤツの近くにいたら、命がいくつあっても足りねーよ。」
カッ!
アイリスハート
「下僕の分際で生意気なのよ・・・・・」
チータ
「俺はお前の下僕じゃねーよ・・・・・」
バチバチ・・・・・・
俺とアイツの間で火花が散っている。
ノワール
「・・・・何かあるとすぐこうなるのよね・・・・」
ブラン
「プルルートも、どうしてあんな奴を・・・・・」
ノワール
「も・・・もしかして!」
ブラン
「こ・・・これが!」
ノワール&ブラン
「「【喧嘩するほど仲が良い】ってヤツ!?」
二人はショックを受けながら、俺たちは互いを睨みながら、ピーシェが先導する形で集合場所に向かっていた。
デバッカ視点
デバッカ
「お前が・・・・女神!?」
クリエ
「そのとーり!偽神でも人神でも、その両方でもない!私は女神になったのだー!だー・・・だー・・・」
セルフエコーをしてドヤ顔をした。
クリエ
「つまり!もう人神でも偽神でもないんだよねー♪」
デバッカ
「成程な・・・・・」
ベール
「二人とも、一体何を・・・」
クリエ&デバッカ
「「何でもないですよ!」」
ベール
「・・・・怪しいですわね・・・・・」
デバッカ
「まぁ、女神になったわけだし、回収対象ではなくなったんだな。それだけは解った。」
クリエ
「何か、淡々すぎるね・・・・・あ、来たみたい。」
アイリスハート
「あの時アタシに泣きごと言ってた奴とは思えないわねぇ・・・・」
チータ
「あの時は疲れてたからだ。そうじゃなかったらお前なんて敵じゃねーんだよ・・・解るだろ?一度負けたお前なら・・・」
アイリスハート
「行ってくれるじゃない・・・・じゃあぁ・・・・ここで決着付けても良いのよぉ・・・・」
チータ
「こっちの台詞だぜ、ダ女神が・・・・」
あれ?どっかで聞いたような声だな・・・・・・って
デバッカ
「あ・・・・・・・・」
チータ
「あ・・・・・・・・」
俺たちは、予想もしない所で、ばったり出会ってしまった・・・・・・・
チータ視点
どうやら、リーンボックスに新しい女神が入って来たので、そのお祝いの為に皆を呼んだようだ。
しかし、まさかデバッカと合流するとは思わなかった・・・・
っていうかアイツ、まさかあのベールさんに雇われていたとは・・・・・羨ましい・・・・・・
あ、何か悔しくなって来た・・・・
ガッ!
俺は、デバッカの胸ぐらをつかんだ。
チータ
「てめぇ・・・・何時からそんな役得なバイトやってたんだよ・・・・・」
デバッカ
「おとといからだ。そこまで役得でもないがな。っていうか、お前、何で首輪?」
チータ
「これには色々事情があるんだよ・・・・っていうか・・・」
俺は視線を女神達の方に向けた。
チータ
「これは良い絵になるとは思うんだけど、どうかな?」
デバッカ
「知るか。」
チータ
「冷たいな・・・・・お前、ホントに男か?タマ付いてないんとちゃう?」
デバッカ
「ハァ・・・・・・(呆)」
コイツ・・・
しかし、あのクリエっていう子を見た瞬間、何か俺の胸が痛くなっている・・・・どうなってんだ?
クリエ視点
ノワール
「全く・・・・男ってどうしてあんなにくだらないのかしら・・・・」
あのチータという奴だけかと思うのは私だけかな?
ブラン
「アイツは完全にスルー決め込んでるけどね・・・・(お財布忘れた・・・・)」
うん・・・というかアイツは、記憶が欠けてるからなのか、他人より若干冷めてるんだよ・・・・
ピーシェ
「くりえ!くりえ!そのプリンちょーだい!」
クリエ
「いいよ。はい、どうぞ。」
嬉しそうに食べてる・・・・あ、口に付いちゃってるよ。気付いてないのかー・・・
かわいいなぁ・・・・・お世話が大変だけど、一家に一人はいてくれると癒されるだろうなぁ・・・
ベール
「ピーシェちゃんも喜んでますわ。こうして見ると、クーちゃんもまるでおねえちゃんですわねー。」
おねえちゃん・・・・うん、悪くないかも。
プルルート
「所で~クリエちゃんの故郷ってどこ~?」
う・・・言いにくい質問を・・・・・えーと・・・誤魔化すか。
クリエ
「う~ん・・・忘れちゃった、テヘ☆(嘘)」
ブラン
「凄い・・・・・こんな自然な『テヘ』、初めてみた・・・・・」
まさか女神に本気で驚愕されるなんて思わなかったよ・・・・あ、私も女神かw
こうしていると、あの時よりかは楽しいなぁ~。
こうして、私を祝う会は、結構盛り上がった。
飲酒による
デバッカが飲んでいなくて助かったよ・・・・・他のみんなは酔いつぶれちゃったし・・・・・
とにかく私達は、酔い潰れた皆を引きずりながら、メガミホテルに一泊するのだった・・・・・
デバッカ視点・リーンボックス・メガミホテル・屋上
酔い潰れた皆はホテルにぶち込んでひと段落した頃には、もう満月が出ていた。
クリエ
「お疲れ様。疲れたでしょ。遅いけど、私達も飮も?」
クリエが飲み物を持って来た。ありがたく一杯頂く事にした。
どうやら本当に女神になったようだな。浮いてるプロセッサユニットが肩部、背中、腰周りに浮いていた。
デバッカ
「手伝ってくれて助かったよ。俺一人じゃ無理があった・・・」
クリエ
「それはお互い様でしょ?まぁ、今夜は付き合ってもらうよ。」
デバッカ
「頼むから、ベールのように脱ぐとか勘弁な・・・・」
クリエ
「あー!まだ疑ってるでしょー!ホントに何ともないんだってばー!!」
デバッカ
「ハァ・・・・そういう場面で焦ると余計に怪しまれるぞ・・・・・」
クリエ
「あ・・・馬鹿にして~・・・あ、そういう事・・・・」
ん?何だ?
クリエ
「もしかして・・・・私に気があ・・・・」
デバッカ
「無い。」
クリエ
「むぅ~~~~~!!!こういうのは最後まで言わせろーーーー!!!!」
ぽかぽかぽかぽか・・・・・
何かいきなり叩いて来た。何でだ・・・・?
クリエ
「全く・・・・そんなんだと、モテないぞ?」
デバッカ
「別に良いよ・・・・俺、自分の記憶を思い出そうとしてるので手一杯だからさ。」
クリエ
「ねぇ・・・・そんなに知りたいの?自分の事。」
デバッカ
「自分が解らないままなのは、もやもやするんだよ・・・・・」
今まで、淡々と任務をこなす毎日だったしな・・・・・それじゃただの人形だ・・・・
クリエ
「けどさ、今も大事だよ?今があるから、過去もあるんだよ?」
デバッカ
「解ってるけど、自分を知らなきゃ、未来になんて進めやしないよ・・・・」
自分が何なのか解らない限り、俺は前に進めない。何者でもないまま進めないんだ・・・・
クリエ
「じゃあさ・・・・これから思い出を作りながら、自分探しをしよ?私も、出来る事なら手伝うからさ・・・」
デバッカ
「え・・・・」
クリエ視点
え?え?え?何言っちゃってんの私!?
クリエ
「君は、記憶を思い出す、私は君と思い出を作る、これでいいでしょ?」
すごいベタすぎるよォォォォォォ!!恥ずかしいよォォォォォォ!!
デバッカ
「え・・・いや・・・その・・・・・いいのか?」
う~~~~っ!こういう時はきっぱり断ってよ~~~!!!
そう中途半端だと畳み掛けるからさ~~!!!
クリエ
「こういう時は、素直に受け取るもんだよ。私、おせっかいだからさ・・・断っても無駄だよ。」
デバッカ
「・・・・・・・・・・」
あ、もう駄目だ。もうコイツの自分探しに付き合うしかない。
デバッカ
「じゃあ・・・その・・・・・お願いします。」
やっちゃったよ・・・・・・私って、ホンットおせっかいだよね・・・・・
まあいっか。退屈しなさそうだし、任務の時も手伝っちゃえばいいし、問題ないかな?
クリエ
「あ・・・・・・・・・」
後ろにいるのは・・・ベーちゃん!?まさか・・・今の話聞いてたの!?
ベール
「ふりゃぁ~~くぅ~ちゃんみょでばっかきゅんみょなにはにゃしてりゅの~~~?にょけもろはいやれしゅわ~」
ろれつ回ってないよ!?
「こら!クーちゃんもデバッカくんも何話しているの!?のけものは嫌ですわ!」って言ってるようだけど!
デバッカ
「どうする?」
クリエ
「逃げよう!墜落する時に回収すれば良いと思う!」
ドォウンッ!
グリーンハート
「まぁ~ひりゃしゃぁ~い(待ちなさーい!!)」
ふわふわ・・・・・
結局、私達は酔ったベーちゃんに3時間も追っかけまわされる事になったのであった・・・・
チータ視点・リーンボックス・メガミホテル・部屋
うう・・・・・二日酔い・・・・けどラッキー。これで抜け出せるぜ!
バキンッ!
首輪を外したし、ホテルからも脱出成功!さてと・・・ずらかるとしますか・・・・
バチッ・・・・
ん?何か電流が走ったような・・・・・電球か何かかな?
その時、振り向かずに全力で走っていれば・・・・・・
ギロッ!
チータ
「ッ!!!お・・・・オマエは・・・・寝ていたはずじゃ・・・・・」
ドォォォォォゥンッ・・・・・・・・
チータ
「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
そこで雷に打たれて生死をさまよう事もなく、逃げ切れていたのかもしれない・・・・・
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今からでも言っといた方がよさそうなのでカミングアウト
Vはやってるけど、じっくり主義が働いてゲームそのものが進まない・・・・
ってことで、動画で話の大体を把握してます。
それが自分がにわかという所以です。
そんな自分の作品ですが、良ければどうぞ。