その世界に降り立ったばかりの、
まだ何も知らない真っ白な彼女に対し、彼は謳った。
彼は語る。
己が如何に裕福であるかと。
彼は語る。
己が如何に優れた力の持ち主かと。
彼は語る。
己が如何に人望恵まれた星の子かと。
一頻りの話を聞き終えて、彼女は答えた。
「そう、凄いね」
彼は酷く傷付いた。
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賛辞を通じて描くなんでもない日常