No.523000

交わる外史~第三次! チキチキ! 玉璽戦争!?~(前編)

注意!
この作品は恋姫無双とその他の作品のクロスオーバー(パロディ)です!
「はいはい、外史、外史」の言葉で笑って許せる方はお読みください!


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2012-12-25 15:26:51 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:2141   閲覧ユーザー数:1855

聖「突然ですが、天下統一の方法が変更になりました!」

 

 

聖・一刀「「第三次、英雄大激突! チキチキ! 玉璽せんそーう!!!」」

 

 

聖「さあ、やってきました、第三次玉璽戦争! 500年近く漢王朝が所持していた玉璽。その次の所有者が遂に今夜決まるのです! 司会は私、漢王朝最後の皇帝劉協こと聖と!」

 

一刀「天の御使いこと北郷一刀が!」

 

聖・一刀「「お送りしまーす!!!」」

 

聖「それでは早速――」

 

華琳「ちょっと待ちなさい」

 

一刀「ん? どうした、華琳?」

 

華琳「どうしたじゃないわよ。玉璽戦争っていったい何なの? そんなもの聞いたことないわよ」

 

聖「玉璽戦争っていうのは皇帝の証である玉璽を巡る戦いのことです。勝ち残った最後の一人が玉璽を手に入れて新しい王朝を開くことができる。まさに次の天下人を決める戦いなんです!」

 

一刀「まあ、ぶっちゃけると聖杯戦争のパク――「はーい! それでは参加者の紹介です!」――」

 

 

聖「まずは三国の一角。その人徳と理想と大きなおっぱいで人を惹きつける蜀の王様、桃香さん! そして、青龍偃月刀を振り回して悪人と一刀様を追い回す、美髪公こと嫉妬神、愛紗さんです!」

 

 

桃香「頑張ろうね、愛紗ちゃん」

 

愛紗「はい! 頑張りましょう、桃香様!」

 

 

一刀「同じく三国の一つである魏からはこの二人。完璧超人である大陸の覇王、華琳! そして華琳様命の魏武の大剣、春蘭!」

 

 

華琳「玉璽戦争……正直、眉唾物もいいところね。まあ、やるからには勝つだけよ」

 

春蘭「はい! 必ずや勝利を華琳様のもとに!」

 

 

聖「呉からは以心伝心! 三国一の名『こんび』である断金の交わりのお二人! 自由奔放の小覇王、雪蓮さんと苦労人の名軍師、冥琳さんです!」

 

 

雪蓮「ふ~ん……玉璽、ねえ……。まあ、大して欲しいものでもないけど、いただけるなら遠慮なくいただいちゃいましょう。それに久しぶりの戦なんだし♪」

 

冥琳「ふむ……聖様と一刀が言うならば信憑性も確かだろうしな。孫呉のためにも手に入れておいて損はないだろう。……あまり無茶はするなよ?」

 

 

一刀「癒し系の女の子は嫌いですか? ……いえ、寧ろ大好きです! 董卓軍からは大陸で1、2位を争う癒し系、月と恋の参加です! はぁぁ、癒されるー……」

 

 

月「へぅ……。が、頑張ります」

 

恋「……ん。……月は恋が守る」

 

 

聖「駄名族と呼ばれても、なぜかイイ方に解釈するそのお花畑な頭は私も欲しいです! 大陸一の名家にして迷家の袁家からはこの二人、幸運『いーえっくす』の麗羽さんと幸運『いーまいなす』の斗詩さんです! ……斗詩さーん、がんばってくださいねー……」

 

 

麗羽「ほーっほっほっほっ! 玉璽せんそうやらなんやら、なんだかよくわかりませんが、この私が負けるはずがないでしょう! 優雅に、華麗に、勝利ですわー!」

 

斗詩「(……帰りたいです)」

 

 

一刀「忘れちゃいけないもう一人の袁家! 極楽トンボな脳みそは麗羽よりも上か!? 将来がとっても不安な蜂蜜姫こと美羽! そしてその教育者にして美羽堕落の張本人、七乃さんだー! ……だめだ、この人達。早く何とかしないと」

 

 

美羽「ぬはははは! 妾の頭は麗羽よりも上なのじゃー!」

 

七乃「ああん、もう! おバカな美羽様、かわいすぎですぅ!」

 

 

聖「ええっと……ここまでで六組紹介したからあと一組…………えっと、誰だっけ…………? ……………………? ………………。…………あっ!? ゆ、幽州からは白蓮さんと五虎将軍の一人にして常山の昇り龍のメンマ狂い、もしかしたらあの仮面の正義の味方の正体とも噂される星さんでーす!」

 

 

星「……なぜ私が白蓮殿の陣営で参加なのですか? 正直な話、私は桃香様か主の元で戦いたいのですが」

 

白蓮「し、しかたないだろ!? お前以外に頼める人がいなかったんだから!」

 

 

聖「以上が『ちーむ』七組、計十四名の参加者の皆様方の紹介でしたー! 名前のでなかった方々は観覧席で自分の主を応援してくださいね」

 

一刀「残念ながら今回は他の勢力は参加できないんだけどいいかな?」

 

 

翠「別にいいんじゃねえか? 私は別に玉璽とか天下とかに興味ないんだし」

 

蒲公英「お姉さまが興味あるのはご主人様だけだもんねー」

 

翠「お、お前は何言ってるんだよ!?」

 

紫苑「私も翠ちゃんと同じ意見ですわ」

 

桔梗「ワシもじゃ。今更玉璽なんぞ手に入れても始末に困るだけだしのう。我らは全員劉蜀でよいと思うぞ」

 

焔耶「桃香さまー! がんばってくださーい!!!」

 

美以「祭りにゃー! 遊ぶにゃー!」

 

ニャン蛮族『にゃー! にゃー! にゃー!』

 

天和「ねえ、ねえ。ちーちゃん、れんほーちゃん。華琳さん達勝てるかな~?」

 

地和「きっと楽勝よ。だって華琳さまだし」

 

人和「ちぃ姉さんの言うとおり、そんなに心配する必要はないと思う」

 

霞「なあ、なあ。ウチって華琳と月のどっちを応援したらええと思う? 他の董卓軍の面子はみんな月を応援するみたいなんやけど……。どないしよ?」

 

凪「わ、私達に聞かれましても……」

 

沙和「困っちゃうのー……」

 

真桜「どっちも応援すりゃいいんとちゃいます?」

 

霞「うーん……なんだかそれも卑怯な気がするしなー……」

 

 

聖「問題なさそうなので続けますねー。さーて、それでは玉璽戦争の『る-る』の発表です。重要なことなので最初に言っておきますが、玉璽戦争ではいわゆる戦は禁止でーす! あと必要がない限り武器の使用もだめでーす!」

 

 

雪蓮「ちょっと! 戦争って言うくらいなんだから、戦で決着つけるんじゃないの!? そうでなくても普通一騎打ちとかでしょう!?」

 

一刀「あー……ゴメン、雪蓮。玉璽戦争って名前は戦争だけど、実際はゲーム大会……えーっと、遊戯で決着つけるんだよね」

 

春蘭「なっ!? それでは私が暴れられんではないか!?」

 

一刀「うん。できれば大人しくしておいてほしいなー。なんだか高確率で俺にも被害が回ってきそうだし」

 

雪蓮「納得いかないわよ! なんで戦とか一騎打ちとかで決めないのよ!?」

 

 

聖・一刀「「だって戦争とかしたら(民が死んで)危ないじゃん」」

 

 

恋姫『何をいまさら!?』

 

 

一刀「正直、事後処理(民への説明)がめんどくさい」

 

 

恋姫『ちょっと!?』

 

 

一刀「昨日まで殺し合ってた人達を『これからは平和の時代だからみんな仲よくねー』なんて言葉で納得させるなんて不可能だろう、そんなの…………!」

 

 

桃香「ご、ご主人様あああああ!?」

 

華琳「……歴戦ものの外史で言ってはならないことをぶっちゃけたわね……」

 

雪蓮「ていうか、物語全般に対する禁句よね、あれ……」

 

 

聖「というわけで、基本的には武器の使用は禁止でーす! 対戦方法の遊戯は司会の私達がくじで決めたいと思います」

 

 

桃香「え、ええっと……私は賛成なんだけど……愛紗ちゃん、大丈夫?」

 

愛紗「え、ええ……。私も武力よりは遊戯で解決した方が平和でいいと思います……。ですが武を使えないと桃香様の役に立てるかどうか…………」

 

鈴々「にゃははは! 愛紗、ふぁいとー、なのだー!」

 

朱里「はわわ! これなら愛紗さんの代わりに私か雛里ちゃんが出た方がよかったかな?」

 

雛里「あわわ……。でも、そしたら体力を使う勝負で勝てなくちゃうよ……」

 

春蘭「華琳様、たとえ戦でなくともこの夏候元譲! 必ずや華琳様に勝利を!」

 

華琳「まずいわね……。私一人でどこまでやれるか……」

 

春蘭「か、華琳様ー!?」

 

秋蘭「ああ、慌てている姉者も可愛いなあ……」

 

桂花「くっ、やっぱり脳筋に任せたのが間違いだったわ。華琳様、今からでもそのバカの代わりにこの桂花めが!」

 

稟「風、どう思う? 桂花殿の言うとおり、ここは私達三軍師の誰かが行くべきかしら?」

 

風「いえいえ~。他の参加者を見る限り知の面で完全に華琳さまを上回っているのは冥琳さんくらいですが、武の面では恋さんを筆頭に愛紗さん、雪蓮さん、星ちゃんとかなりいます。ここは春蘭さまに任せて、風達は大人しくしとくべきかと~」

 

雪蓮「なーんか、一気にやる気なくなったわねー……。あーあ……蓮華、私と席代わらなーい?」

 

蓮華「ね、姉様! しっかりしてください!?」

 

穏「あははー。雪蓮様ったらすっかりだらけちゃってますねー」

 

星「ふむ、武の競い合いもできないとなると、いよいよこの競技に参加している意味が…………」

 

白蓮「お願いだから残ってくれ! あとでいくらでもメンマ買ってやるから!?」

 

 

聖「ざわざわしていますが気にせずに続けましょう。参加した組は七つの遊戯で競い合ってもらいます。それぞれの遊戯ごとに点数が加算されていって、最終的に合計点数が一番高かった組が優勝となります! 単純明快! 天の国風に言えば『しんぷるいずべすと』です!」

 

 

麗羽「はぁ……話が長いですわね。斗詩さん、止めてきてくださらない?」

 

斗詩「無茶言わないでくださいよ、麗羽さまあ!?」

 

猪々子「よっしゃ! だったらあたいが斗詩の代わりに……」

 

斗詩「文ちゃんは何もしないで!?」

 

 

聖「さて、重要な景品の話ですが、実は玉璽以外にも素敵な景品がいくつもございます!」

 

 

美羽「七乃~蜂蜜水がほしいのじゃ~。持ってきてたも~」

 

七乃「や~ん♪ お嬢様ったらもう飽きちゃったんですね~♪ まだ始まってすらいないのにその体たらく! よっ! さすが我がままお姫様!」

 

美羽「ぬはは~! そうであろう、そうであろう♪」

 

 

聖「まずは皇帝の証である玉璽! これさえ手に入れば新しい王朝を開いて天下人になることが可能です!」

 

 

季衣「なんかお腹すいちゃったなー。ねえ、琉流。なにか作ってよ~」

 

琉流「ちょっと、季衣! これから華琳様を応援しないといけないでしょ!」

 

 

聖「さらに漢に次ぐ正統な王朝を開いた証として前王朝最後の皇帝……つまり私が手に入ります!」

 

 

小蓮「ちぇー、シャオは見てるだけかー。ちょっとつまんなーい」

 

思春「しかし、雪蓮様と冥琳様が組めば大抵の相手には負けません」

 

祭「うむ、今回は仕方あるまい。策殿と公瑾が儂らの分まで暴れてくれるじゃろ」

 

明命「はい。私達は参加できない分、一生懸命応援しましょう!」

 

大喬「雪蓮様ー! 頑張ってくださーい」

 

小喬「冥琳様も頑張れー!」

 

 

聖「おまけに…………」

 

 

音々音「恋殿ー!!! 不肖、このねね! 精一杯応援させてもらうですぞー!!!」

 

詠「月と恋なら大丈夫よ。月の頭の回転の速さと恋の驚異的な身体能力があれば、どんな場面でも上手くやれるはずよ」

 

華雄「うむ。月様にはぜひ勝ってほしいものだな」

 

詠・音々音「「あれ? 華雄、いつからいたの(ですか)?」」

 

華雄「最初からいたぞ!」

 

 

聖「天が認めた証として、御使いである一刀様が勝った勢力の所属になりまーす!」

 

 

恋姫『(ガタッ!)』

 

 

聖「さらにさらに、勝った勢力に所属する人全員に『一刀様優先券【回数、期限ともに無制限】』をお配りしまーす! あっ。もちろん優先券は全部同じ物ですから、配られる枚数が少なければ少ないほど『らいばる』との差が広がりますね~」

 

 

恋姫『(ガタガタッ!!!)』

 

 

桃香「愛紗ちゃん、どんな手を使ってでも絶対に勝つよ!」

 

愛紗「もちろんです! 邪魔する輩は我が青龍偃月刀の錆にしてくれます!」

 

華琳「春蘭、言われなくてもわかってるわね……?」

 

春蘭「はっ! か、一刀など私にはどうでもいいですが、必ずや優勝と優先券を華琳様のものに!」

 

雪蓮「ふふふ……! やるわよ、冥琳……!」

 

冥琳「ああ……。今こそ孫呉の力を他の輩に知らしめる時だ……!」

 

月「恋さん、この戦いに勝ったらご主人様が私達のものに……!」

 

恋「……うん。……恋、頑張る……!(ゴゴゴゴゴ…………)」

 

麗羽「斗詩さん、やーっておしまいなさい!」

 

斗詩「はい!」

 

美羽「七乃、七乃! 主様が妾のものになるのか!?」

 

七乃「うふふふ……。ええ、そうです、お嬢様。『私達』のものになるんですよ……!」

 

星「ははは! では白蓮殿、戦場に参りましょうか。なに心配は無用。この私がいる限り勝利は決まったも同然ですぞ!」

 

白蓮「……お前、急にやる気になったな」

 

 

聖「予想通り一気に皆さんの『てんしょん』が上がりましたね、一刀様」

 

一刀「嬉しいけど複雑だなー……」

 

 

翠「な、なあ、ご主人様。やっぱり私と蒲公英で『西涼組』として参加できないかな? こういうのに参加しないと母様が怒りそうだし……」

 

蒲公英「お姉さまにさんせーい! たんぽぽ達は蜀じゃなくて西涼だー!」

 

 

桃香「翠ちゃん!? たんぽぽちゃん!?」

 

 

紫苑「私達も劉蜀ではなくて巴蜀で参加できないかしら?」

 

桔梗「そうじゃのう。ワシらは桃香様の臣下の中でも新参者。月や袁家の者が独立できるなば不思議なことではないのではないか?」

 

焔耶「き、桔梗様!? 紫苑様まで何を……!」

 

桔梗「ヒソヒソ(のう、焔耶。よく考えてみよ。ここでワシら三人だけがお館様優先券を手に入れることができれば、お館様に愛でていただく機会が増えるだけではない。優先券を持っておらん桃香様をたぶらかせて、あーんなことや、こーんなことまでできるかもしれんのじゃぞ?)」

 

焔耶「!!! (お館や桃香様とあーんなことや、こーんなこと……) そうですね。はい。ワタシも桔梗様といっしょに巴蜀で参加したいです」

 

 

桃香「紫苑さん!? 桔梗さん!? え、焔耶ちゃんまで………………。み、美以ちゃん達はっ!?」

 

 

美以「にゃ?」

 

ニャン蛮族『にゃ?』

 

 

桃香「……(ほんわか)」

 

 

天和「はい、はーい! 私達も黄巾党で参加したーい」

 

地和「だいたい、ちぃ達は華琳さまと契約は結んでるけど、臣下になったってわけじゃないしー」

 

人和「(どうしよう。ここで華琳様と敵対したら今後の活動が…………。でも、万が一の場合は一刀さんが助けてくれるはず……)ええ、そうね。私達、数え役満☆姉妹は曹魏を抜けて黄巾党として独立します」

 

 

華琳「…………天和、地和、人和、貴方達いい度胸ね………………!」

 

 

蓮華「……私達も孫呉新世代として独立できないかしら?」

 

思春「…………明命と亞莎、大喬、小喬、小蓮様を巻き込めば…………」

 

小蓮「はいは~い! シャオはそれ大賛成だよ!」

 

 

祭「蓮華様と小蓮様がご乱心しておられる!? そして思春、お主はお二方に何を吹き込んでおるんじゃ!」

 

冥琳「蓮華様……小蓮様……」

 

雪蓮「あの二人には後でお仕置きね。それと思春はこの際、反逆罪で処断しちゃおうかしら。そしたら競争相手も一人減るし」

 

冥琳「冗談でもやめてくれ……」

 

 

霞「ええっと……魏の将の数はうちを入れて、6……8……10……12人やろ。月のところやったら、2……4……6……6人か。……………うん。よっしゃ、決めたで! やっぱうちは月の味方になる!」

 

凪「……霞様が董卓軍に寝返ったな」

 

真桜「……まあ、姐さんは元々董卓軍の将やから、うちらが責めることはできへんけど」

 

沙和「……下心が見え見えなの~」

 

 

一刀「えーっと……みんな盛り上がってるところ悪いけど……」

 

聖「参加勢力は七つで固定されてまーす。残念ですけど、皆さんがどんだけ頑張ってもそれ以上にもそれ以下にもなりません」

 

 

桃香・華琳・雪蓮「「「………………………」」」

 

 

造反組『ええっと、その……』

 

 

翠「ああー……やっぱあたしは蜀だよな。これでも五虎将軍の一人なんだし。拾ってもらった恩もあるし……」

 

蒲公英「えへへー……。桃香様ごめんなさーい……。許して、ね?」

 

焔耶「桃香様! ワタシは桃香様の忠臣です! 此度のことは紫苑様と桔梗様が勝手にやったことでワタシはそれに巻き込まれただけでございます!」

 

桔梗「焔耶!? お主、師であるワシを売る気か!?」

 

紫苑「桔梗、諦めましょ……。どう考えても今回は私達が悪いのだから大人しく罰を受けましょう。…………焔耶ちゃんといっしょに」

 

焔耶「と、桃香様! ち、違うんです! ワタシは本当に――!」

 

 

桃香「……ねえ、朱里ちゃん、雛里ちゃん。とりあえず、私達が勝っても翠ちゃん達の優先券は没収ってことでいいよね? あ、もちろん焔耶ちゃんのも」

 

 

蜀造反組『桃香様、それだけはどうか許してください!』

 

 

朱里「そうですね。五枚もありますから、余った何枚かは華琳さんや雪蓮さん達に売り払うのが一番の策かと。莫大な金額を手に入れることができるでしょうし、同時に借りも作れるかと」

 

雛里「一枚か二枚恩賞用に残しておけば、今後の将や軍師……特に今回別勢力になっている月さん達のやる気が上がるかと」

 

桃香「うん♪ それじゃそれで決定だね♪」

 

 

蜀造反組『(しくしくしくしく…………)』

 

 

天和「ええっと、華琳さ――」

 

 

華琳「桂花、稟、風。余った三枚の優先券の使い道なのだけど――」

 

 

天和・地和「「言い訳もさせてくれない!?」」

 

人和「(早いうちに一刀さんの所に転がり込んだ方がよさそうね……)」

 

 

雪蓮「めいりーん♪ うちは七枚も余ることになるけどどうしようか♪ それと思春の首も」

 

 

蓮華・小蓮「「ごめんなさい、姉様!!!」」

 

思春「(ガタガタ……)」

 

他孫呉次世代組『私達賛同すらしていないのに!?』

 

 

冥琳「蓮華様、小蓮様、思春の分を没収。他の者は咎なしでいいだろう。思春の造反の件は……………………まあ、あとでゆっくりと考えるとしよう」

 

 

蓮華・小蓮「「ぎゃあああああああ!?」」

 

思春「(ガタガタガタガタ……)」

 

他孫呉次世代組「ほっ……」

 

 

七乃「さっすが一刀さん。一瞬で三国の絆にひびを入れちゃいましたよ。まさに傾国の御使いですね~」

 

一刀「…………………」

 

聖「次回に続きまーす」

 

 

 

 

 

~中編に続く~

 

 

 

 

おまけ

 

桃香「でも聖様は漢王朝を滅ぼすことになっちゃいますけどいいんですか? 辛くは、ないんですか…………?」

 

 

聖「……やっぱり桃香さんは優しいですね。……ありがとうございます。でも、いいんです。これ以上、民の皆さんに不幸せになってほしくない。だけど腐敗しきった今の漢王朝じゃ大陸を治められないのも覆すことのできない事実なんです。だったら、いっそのこと力ある者が新たな支配者になったほうがいいと私は思っているんです。…………………………これまで必死に漢王朝を守ってこられた先祖の方々には申し訳思いますが………………もう、こうするしかないんです…………………。これが皇帝としての私の最後の義務だと思っています。ですから、辛くはありませんよ」

 

 

全員『聖(様)…………』

 

 

聖「それに誰が勝っても私は一刀様と一緒にいられますしね♪」

 

 

華琳以外『(駄目だ、こいつ……。早くなんとかしないと……)』

 

華琳「(山陽公にでも命じてさっさと追放しちゃおうかしら……)」

 

 

 

 

※注意! このおまけは『ふぃくしょん』です。本編とはなんの関係もなくはないです。

 


 
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