子供の頃に夢中になった昭和ヒーローを、自分なりのカタチにしていこうと思い立ち作成しています。
これは18体目の作品、人造人間キカイダーに登場した「ハカイダー」です。

石ノ森ワールドのみならず、特撮界を代表する程の名悪役ハカイダーですが、格好良さよりもむしろ嫌らしさを強調した姿で表現してみました。

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造形にあたっては、前回０１，キカイダーと透明部品を完全無視して作製しましたので、、今回こそはとその特徴的な頭部を脳味噌ディティールも含めて表現してみました。

体のポージングは、「嫌らしい銃を持った悪役」を考え浮かんだ、バック・トゥ・ザ・フューチャー３のマッドドッグ・タネンをイメージしました。（マーティとの決闘でマーティを撃ち倒した後、ヘラヘラヨロヨロと近づいて行くシーンです。）

体の造形は「悪のサーカス団長」をイメージし、痩せぎすでシワシワの四肢にまとめました。

脳味噌が丸見えのニヤけた真っ黒の怪人。
それがたまらなく格好良く、しかも全く色あせていない所が石ノ森キャラクターの成せる技であり、キャラクターデザイン史に残る素晴らしいものだと感じました。

・アルミ線芯に石粉粘土、アクリル絵の具（シルバー部のみラッカー）の筆塗りです。
・眼、バックル、頭部カバー、脳味噌、ハカイダーショット（銃）はCADデータ作成後、3Dプリンターで出力しました。