No.512293

IS-インフィニット・ストラトス ネクサス 執事とメイドの写真撮影会ーThe photography meeting of a house steward and a maid ー

ザルバさん

突如声をかけられた一夏。そこにはメイド服を着た楯無の姿があった。

2012-11-25 23:23:33 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:3674   閲覧ユーザー数:3552

「一夏君も罪な子だね~。」

 ん!この声は・・・

「やあ。」

「・・・・・・・・楯無さん、接客しないんですね。」

「いろいろはしょったね。」

「突っ込んだら負けですから。」

 そこにいたのはメイド服を着た楯無の姿があった。

「やっぱり一夏君は攻略が難しいね。」

「俺はゲームのキャラか何かですか!」

「ははは、まあまあ怒らない。で、一つ聞いていいかな。」

「口調からして命令形なんで断るのが無理ですね。で、何ですか?」

「どこでその仕事をしたの?」

「ああ、これはさる知人から紹介されたものでケーキ屋でバイトしたり地下のバーで・・・」

「ちょ、ちょっと待って。今バーって言った!何の仕事したの!?」

「簡単に言うとバーテンダーですね。」

「何故に!」

 一夏の発言に肝を抜かれる楯無。と、そこへ・・・

「はいはーい。新聞部の黛薫子でーす。織斑執事にインタビューしまーす。」

「!薫子ちゃん!やっほー。」

「わお!たっちゃんじゃん!メイド服も似合うね!あっ、どうせなら織斑君とのツーショットちょうだい!」

 そういいながらシャッターを切る黛さん。けっこー早く構えたな。てか楯無さんピースしてるし。二年生ってこんな感じなのか?

「!あなた中国代表候補生の凰鈴音ちゃんだよね。織斑君とのツーショットお願い。」

「え!いいんですか!」

「うん、もちろん。」

「ちょっと~、あたしもいるよ~。」

「いや~。たっちゃんはオーラありすぎだからね~。あ!どうせなら他の子たちにも来てもらおうかな。」

「うんうん、それでいきましょう。その間私がお手伝いするから。」

 なんか勝手に決まったけど・・・・・・・・ま、いっか。せっかくの大事な思いでだしな。

 こうして写真撮影が始まった。

 一人目 セシリア

「一夏さん、スマイルを。」

「こうか?」

「一夏さんはスマイルが上手ですね。」

「伊御は口が上手だぞ。」

「どんな口調ですか?」

「ここでですか?それとも・・・・テイクアウトで?」

「も、持ち帰り!」

 二人目 ラウラ

「しかし何だな。お前とはそれなりに身長差があるな。」

「そうだな。!」

「どうした?」

「身長差をなくす方法を思いついてな。よっと。」

「わっ!」

 一夏はラウラをお姫様抱っこする。

「い、いきなり何をする、バカモノ!」

「落ち着けって。」

「む・・・・ま、まあ写真撮影のためだからな。」

 三人目 シャルロット

「ね、ねえ一夏。この格好変じゃないかな。」

「そんなことないぞ。似合ってるしな。」

「ほ、本当!」

「ああ。逆に真宵は変だぞ。」

「?どういうこと?」

「アイツいっつも学生服の上に白衣着ているしな。」

「それ本当!」

「ホントだよ。夏と冬だと生地の薄さが違うって言ってたけどな。」

「わかりずらいよ!」

 四人目 箒

「・・・・・・・・・」

「どうしたんだ?」

「こ、このような格好が写真に残ることは避けたいんだが・・・」

「何言ってんだ、似合ってるぜ。」

「ば、う、嘘を言うな!」

「嘘じゃないって。それに伊御たちのほうが去年はもっとすごかったぞ。」

「どういうことだ?」

「あいつらクレープ屋を学園祭で行ったんだけどな。」

「ふむ。」

「GPSやパッシブレーダーをつけたぞ。」

「それ本当に学生が作ったのか!」

「しかも新開発のナトリウム二次電池を開発したそうだぞ。雨でも二十四時間は稼動可能だそうだ。」

「なんでもありだな・・・・・・」

「ちなみに買ったぞ。」

「買ったのか!」

「嘘だ。」

「嘘なのか!」

「嘘だ。」

「どっちだ!」

 そんなこんなでやっと全員分のメイド・執事のツーショット写真撮影が終わる。黛先輩はホクホクとした顔で戻っていく。ちなみに俺のカメラでも撮ってもらった。

 

 休憩時間一夏は蘭を迎えに行こうとしていた。

「あの、すみません。」

「?なんですか?」

「私IS装備開発企業『みつるぎ』の渉外担当の巻紙礼子といいます。」

 そういって名刺を一夏に差し出した。

「すみません。俺のISは一つしか装備が入れられないんで。」

 一夏は脱兎のごとく去った。

 ・・・・・・あの人・・・・・・・嘘ついてるな。念のため調べておくか。

 一夏はISをインターネットにつなぎあることを調べた。

 


 
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