No.511536

すみません。こいつの兄です。39

今日の妄想。ほぼ日替わり妄想劇場39話目。思ったよりも長く続いていますね。みなさん、お楽しみいただけていますでしょうか。ぼくは、楽しんでます。

最初から読まれる場合は、こちらから↓
(第一話) http://www.tinami.com/view/402411

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2012-11-23 23:35:38 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:908   閲覧ユーザー数:810

 日常はなにごともなく進んだ。

 妹と美沙ちゃんは、毎日、放課後に文化祭の準備に忙殺された。帰宅部で、クラスもあまり文化祭に熱心ではない俺はまったくもって普段どおりの生活だった。

 美沙ちゃんは、俺に真奈美さんが一人で登下校できるように練習させてくれと言っていたが、実現しないでいた。朝は、真奈美さんと美沙ちゃんがそろって、うちに寄るようになっていたし、帰りもなんだかんだで真奈美さんと一緒に帰った。玄関の下駄箱の陰で丸まっている真奈美さんを見つけて、知らんぷりはできない。一度それを見たら、真奈美さんが帰るのを見届けずに帰ることもできない。

 だって、俺が先に帰っちゃってから真奈美さんがずっとそうやって待っていたらと思ったら、できないだろう。

 

「お兄さん…。ちょっといいですか?」

そんなある日曜日、美沙ちゃんからの電話があった。うちの近くの公園に呼び出される。いったいなんだろう?

 公園に行くと、赤い秋物コートとチェックのプリーツスカートにストライプのニーソックスを履いた美沙ちゃんがいた。あれはまずいな。周囲を見渡して警官の姿がないことを確認する。あれは銃刀法違反になる。美沙ちゃんの絶対領域は人を殺せる。見る人をことごとくキュン死させる可能性がある。

「…ど、どうしたの?美沙ちゃん」

「なんで、お姉ちゃんと一緒に帰っているんですか?」

ああ、いつかお説教されるかなとは思っていた。

「帰りが同じタイミングなんだ。俺も真奈美さんも帰宅部だからね」

「だからって、一緒に帰らなくてもいいんじゃないですか?」

美沙ちゃんの声には、明らかな非難の音色がある。真奈美さんが一人で外出できるように練習させろというのは分かる。

「…そうは言っても、やりかたがわからない」

「は?なんのです?」

「友達と帰りのタイミングが同じになって、一緒に帰らないやりかたがわからないんだ」

「……友達、ですか」

俺を見上げていた美沙ちゃんの視線が下に落ちる。足元の少し枯れかけた芝生を見つめる。

「真奈美さんは、友達だろ」

「私は最近、毎日けっこう遅いんです…」

「それはわかってる。うちの妹もけっこう遅いからな。文化祭の準備、たいへん?」

きっ、と美沙ちゃんの目が俺をにらむ。

 え?なんか、俺、まずいこと言っちゃった?

 キョドる自分を認識する。

 美沙ちゃんの目が、また地面に落ちる。

「…お兄さん…不幸になりますよ」

「え?どういうこ…」

最後まで言わせずに、美沙ちゃんは後ろを向いて走り去ってしまう。プリーツスカート+ニーソックス装備の美沙ちゃんが走り去っていく姿は、脳内RECモノだが、楽しむ心の余裕は残してもらえていなかった。

 美沙ちゃんが行ってしまった以上、追いかけるわけにも行かない。変態だと思われている俺が、プリーツスカート+ニーソ装備の美沙ちゃんを追いかけて悲鳴でも挙げられたら、俺が挙げられる。警察に。

 しかたなく家に戻る。

 美沙ちゃんの謎行動について、聞いてみるのに一番ふさわしい相手は居間にいた。居間においてある父さんご自慢のステレオにウォークマンをつないで、爆音でエアギターの真っ最中だった。なかなかサマになっている。こいつ、これで音楽の成績が悪いのだから不思議だ。一曲終わると、次はエアボーカルというかカラオケだ。近所迷惑だから、そろそろ止めるべきだろうか。

 三曲目に突入する前に、音量を絞る。

「この曲は、お好みじゃないっすかー?」

「…キライでもないけど…それより、ちょっと聞きたいことがあるんだけど、いいか?」

「なんすかー」

のし。

 妹が背中にのしかかってくる。熱い。まぁ、あれだけ元気に飛び回ってエアギターをやっていたんだから、熱くてあたりまえだ。

「暑い、やめろ」

妹を引き剥がして、ソファに座らせる。

「いじわるっすー。んで、なんすか?」

「美沙ちゃんに『不幸になる』って言われたんだけど?なんだか知ってるか?」

「呪うんじゃないっすか?」

「さらっと怖い事を言うな」

「美沙っち、おまじないとか占いとか大好きっすからね」

「さすがに女の子らしくて女子力が高いな。美沙ちゃんは…」

「ちなみに『市瀬美沙』と『二宮直人』は姓名判断の相性は最悪っすよ」

う…。占いを信じてなくても、そういわれると若干へこむ。

「…そ、そうなんだ」

「『市瀬真奈美』だと、相性いいっすよ」

「そうなの?!」

たしかに真奈美さんとは相性が悪い気はしない。色々と大変だけど、真奈美さん本体がたいへんだったことはあまりない。きっと一つの部屋の中に閉じ込められて、ずっとうまくやっていける相手を探せといわれたら真奈美さんはけっこう上位に来る気がする。一方で美沙ちゃんとは、仲良くやりたいのに、いつもすれ違ってばかりだ。というか妹が邪魔をしている気もする。

「美沙っちが占って、怖い顔してたっす」

「み、美沙ちゃん、俺と美沙ちゃんの相性占いしてたのか?そ、それってもしかして!」

いいね!なんだか興奮してきたよ!

「にーくん、キモいっす。なに興奮してるっすか?」

「い、いや。ほら、だってそれって、もしかして…」

「『二宮真菜』と『二宮直人』だと、最高の相性っす」

「それ、意味ねーし」

「…そうっすか?結婚はできなくても、恋人はアリじゃないっすか?」

「ねーよ」

「もう同棲してることっすし」

「同棲言うな。兄妹で同じ家に住んでいるのは同棲とは言わない」

「親、公認で同棲っす」

公認じゃなくなったときは、どちらかが勘当される日だ。

「美沙ちゃんの話じゃなくなってきたな…」

「美沙っちとなら、同棲して恋人になるっすか?」

「なれるもんなら、たとえ神が立ちふさがってもなるね!」

むほー。

「じゃあ、聞くことないじゃないっすか」

妹が立ち上がって、自室に行ってしまう。聞くことあるだろ。結局、美沙ちゃんの謎の言葉は解明できなかった。

 

 文化祭が近づく。

 部活動をしている連中がそわそわしてる。普段は物静かな文化部の連中が後輩を叱ってたりするシーンも見られるようになった。たった二日の文化祭のためになにをムキになって、と思ったりもする。だけど、それをうらやましいと思っている自分が、放課後に降りる階段をいつもと反対側を使わせていた。一年の妹の教室を覗く。デスメタル風味お化け屋敷「デス屋敷」のパーツが作成途中で広げられていた。

 妹を探す。いないな…。

 あ、いた。

 妹の表情があまりに家にいるときと違っていて、一回視線がスルーしてしまった。背の高いひょろっとした男子と並んで立って、なにやらノートを覗き込んでいる。その表情が妙に大人びていて一瞬、妹だと思わなかった。

「お兄さん」

背後から声をかけられる。振り向くと、天使の微笑をたたえた美沙ちゃんが立っていた。

「手伝ってくれるんですか?」

「一年のクラスの出し物を手伝うわけにもいかないだろ」

「…別にいいんじゃないですか?」

「だめだろ。通りがかったんで、妹の様子を覗いただけだよ」

あの妹の顔を見たら、兄が手を出すところじゃないってことくらいわかる。

「九条くんのこと気になります?お兄さんとしては?」

「九条くん?ああ、あの妹の横にいるひょろっとしたのか」

「クラスでけっこう人気あるんですよ。九条くん。頭の回転早いし、マメだし、完璧主義だし、そこが苦手って女子もけっこういますけど…イケメンです」

「…ふーん」

妹の対極にあるみたいな男子だな。妹は頭はまったく回転してなくて、考えナシで動いている。雑だ。しかもズボラ。あと、俺の中で九条くんは嫌な男子ランキングに入りそうだ。美沙ちゃんがイケメンとか褒めてるあたりが特に嫌だ。自分の小物っぷりに軽くゲロが出そうだ。

「今回も、九条くんがだいたい指示とか出しちゃってます。言い出したのは真菜だけど…」

「だろうな。あいつにそういう計画的なことが出来る気がまるでしない」

「ですね。でも、九条くんは真菜に頼りっきりなんです」

あいつのどこに頼るのか。少し前の俺なら、そう思っていたかもしれない。だけど、あの妹の顔を見たらわかる。

「…なるほどね。あいつ、意外と大物なんだな」

「ようやく、お兄さんにもわかりましたか」

「うん…邪魔しないでおくよ。またね…」

「はい。それじゃあ…また。あ、お兄さん」

妹に気づかれないうちに退散する俺を美沙ちゃんが呼び止める。

「…あの。九条くんはイケメンって評判ですけど…。私は、別に普通じゃんってくらいしか思わないです。私はイケメン見慣れちゃってるから。たぶん、真菜も…」

たしかに、美沙ちゃんはイケメンを見慣れてるだろうな。お父さんがそもそもイケメンだし、親戚もたぶんイケメンだらけだろう。

 市瀬家の遺伝子は美人遺伝子。

 玄関に向かう。下駄箱と柱の隙間に、もう一人の美人遺伝子が丸まっていた。

「よ…」

「なおと…くん」

今日の真奈美さんは、若干疲れた目をしている。目しか見えないんだけど、あいかわらず。今日は、妹の教室を覗いたりしていつもより遅くなったからな。こういうのを見ると、美沙ちゃんの懸念する「二宮直人依存症」もリアリティをもってくる。

 まぁ、いいじゃないか。

「帰ろう」

「うん」

荷物を抱えたまま立ち上がる真奈美さんに手を貸す。

 真奈美さんと学校を出たところで、今日は三十日なことに気がつく。追いかけている小説シリーズの発売日だ。

「ちょっと、本屋さん寄って行っていい?」

「…うん」

駅前の本屋に入る。児童書のところに、うちの制服を着た女子生徒が数名いる。中の一人は俺も知っている顔だ。

「…三島?」

「ひゃっ!に、二宮。な、なんで?」

「本屋くらい来たっていいだろ。それよりお前、絵本買うのか?」

「そうよ。文学部は、文化祭で子供たちが本に触れられる展示をするの。でも、高校の図書室に絵本なんてないじゃない。それでね…」

なるほど、じゃあ後ろの女子も文学部の子たちなのか。地味なメガネの子が一人と、丸顔の少しぽちゃっとした子が二人、三島の横でちょっと所在無さげにしている。一年生だな。

「なるほど。それは素敵だな」

「で…でしょ」

「うちの絵本もってきてやるよ」

「え?」

「うち、けっこうたくさんあるんだよ。妹は、ああ見えて小さいころは身体が弱くてさ。幼稚園のころとか外で遊べない代わりに絵本ばかり見てたから」

…そう言って、ふと気がついたが、妹はひょっとしたらあのころに読んでいた絵本を絵ごとまるごと暗記してるのだろうか。あいつならありうるな。歩く著作権法違反だ。

「いいの?」

「ああ、たしか『スイミー』とか『アレクサンダとぜんまいねずみ』とか、いろいろあったぞ。ぜんまいねずみは、俺も好きだったな」

一年生二人が、きゃーっと小さく歓声を挙げる。え?そんなにエキサイトするようなラインナップ?

 じろり。

 ヴェロキラプトル三島に睨まれた一年生二人は、そしらぬ顔で平積みされている絵本に視線を逃がす。見つめる先には、『おまえ、うまそうだな』。

「…う、うちにもあるよ。レオ・レオニさんの本。か、貸してあげる」

後ろから真奈美さんも協力を申し出る。

「だれの本だって?」

レオ・レオニってだれだ?

「二宮が言った二冊とも同じ作者よ。レオ・レオニっていう絵本作家」

「ああ。そうなんだ。知らなかった。ま、明日持ってくるよ」

そう約束して、自分のお目当ての棚に移動する。新刊だから平積みになっていると思うんだけど、どこだろ。あ、あったあった。平積みになっている中から、一冊手に取る。表紙の絵が非常にかわいらしくて、女性的な魅力にあふれている。平易に言うと、巨乳美少女(半裸)の表紙だ。背後から真奈美さんの視線。

「…その絵。かわいいね」

さすが真奈美さんだ。男子がこういう絵を見て、性的なものを感じるということを理解できていない。真奈美さんは、男女を超越したところにいる。だからこそ意識せず、俺に抱きつけるんだろうけどね。意識されてたら俺のほうもあんなに冷静でいられない。性的なことを意識しないでも真奈美さんに抱きつかれるのは心地いい。真奈美さんも落ち着く。いいこと尽くめだ。性的なことを意識したら、真奈美さんとはこういう空気でいられないのだろうか…。だとしたら、それはとても残念なことだと思う。

「真奈美さんも、なにか本、買う?」

「…ううん。お金持ってないし、本はたくさん買ってるから…」

レジに本を持っていく。昔はレジの店員さんがお姉さんだと、少しこういう表紙のラノベを買うのが恥かしかったが、いつのまにか慣れていた。これもある意味、性的なものを意識しなくなったのだろうか。

 

 本屋を出て、帰途に着く。帰り道、三島に貸す本にダブりが出ないようにうちに寄って、うちにある絵本と真奈美さんが持っている絵本の棚卸しをすることにした。

「ただいまー」

鍵を開けて家に入る。母さんもパートの日で、妹は文化祭の準備中。父さんはもちろん仕事。おかえりと言ってくれる人はいない。

「…おじゃま…します」

真奈美さんも一緒に家にあがる。絵本はたぶん、俺の部屋の押入れに入っている。わりと最近まで妹と俺の共有の部屋だったからな。真奈美さんと二階に上がる。

 押入れを開けようとして、ふと気づく。

 やばい。

 真奈美さんと二人で押入れの中の本の棚卸しは、マズい。なぜ今まで気づかなかったのか。自分の愚かさに絶望する。真奈美さんに、押入れの中のエロ漫画を見られるわけにはいかない。ごくごく一部の漫画は美沙ちゃんに渡ってしまって、たぶん真奈美さんも知っているところだと思う。だが、押入れの中のソドムはそんなものではない。せっせと溜めたエロ漫画コレクションは充実しすぎていて、自分でもなにを持っているのかわからない。

 主にお姉ちゃんがなんとかという漫画が多かったのはおぼえている。長女の真奈美さん相手に、それはいかにもまずかろう。

「…絵本。そこ?」

フリーズした俺の背後から真奈美さんの声が聞こえる。

 そうだよ。ここだよ。子供のころに読んだ絵本は、たぶんここに入っている。黄色い楕円形のマークのついたもっと最近読んだ絵本もここに入っているのが困ったものだ。しかも、最近読んだ本を出さないと、その奥の昔読んだ方の絵本は出てこない。

 くっそ。

 最近、俺はなんだかエロバレしすぎだ。いったいなんの罰なんだこれは。

 しかし、いつまでもフリーズしているわけにもいかない。

 覚悟完了して押入れを開ける。プラスティックのコンテナに本が詰まっている。上に乗っているのが、黄色い楕円マークのついている方。その下が、小学校のころに読んだローティーン向けの小説。その下に絵本が入っている。せめて引き出しタイプの押入れボックスなら良かったのに。せめて、フタのついているタイプなら良かったのに…。

 人生にタラレバはない。おそるおそる一番上のコンテナを覗く。

 よりによってこれか…。

 『調教姉妹』が一番上か…。同じコンテナに並べて積んである『すぃーとお姉さん』の方がまだマシだ。

 幸い背表紙は横から見えない配置だ。床に《エロ漫画コンテナ》《小説コンテナ》の順に積み重ねて隠すのだ。それを超高速で行い認識する前に完了させる。それしかない!

 床で足が滑らないように靴下を脱ぐ。コンテナを置く位置を目視で確認する。身体を二度ほど動かして、動作を予習する。

 すぅー。息を吸い込む。

 いくぞ!

 スタープラチナ・ザ・ワールドッ!!ズギュゥーンッ!!

 がっ!どんっ!がっ!どっ!

 ばっ!

 真奈美さんの様子を確認する。前髪の間の目を見る。見られてたか?『調教姉妹』見られていたか?

「…?どうしたの?」

セーフ!

「いや。絵本あったよ。ほら」

などと優しげなことを言っているが、心の中は前線帰還兵のそれである。ゆっくりと一番下になっていたコンテナを押入れから取り出す。

 かわいらしい魚の絵が描いてある。スイミーだ。その下には、大判の仕掛け絵本。そういえば、あったっけね。これ。懐かしい。星の王子様も出てきた。

「あ。これ」

真奈美さんが、少し嬉しそうな声を出して星の王子様を手に取る。前髪の間の目が微笑んでいる。珍しい。うれしい。

「それ、俺も子供のころ好きだったな」

「うん…今でも好き」

「ああ、そうだね。今でも好きだ」

「……」

「……」

「なおとくん…」

「うん」

「なおとくん、いつも六時半に来てくれたね」

たしか一学期は、そのくらいの時間に真奈美さんを迎えに行っていた気がする。

「…そうだね」

「…そういう『ならわし』だったの。私、キツネみたいになってた」

星の王子様には、キツネが出てきてた気がするけど残念ながらどんな話だったのか思い出せない。妹なら思いだせるのだろう。俺の記憶力が残念だ。

 

 意外なことに、うちにはけっこうな量の絵本があった。全部持っていくのは、少し大変そうだ。真奈美さんと二人で見繕う。夕方までかけて、うちから持っていく本を十冊以下に絞り込んだ。明日、放課後に市瀬家に行って真奈美さんの蔵書からもダブりがないように見繕うことにする。

 外を見ると陽が傾いていた。真奈美さんでなくても、ちゃんと送っていったほうがいいかもしれない時間帯だ。二人で連れ立って家を出る。

 市瀬家にたどり着くまで、絵本の話をした。懐かしい絵本の話に、真奈美さんの目が微笑みっぱなしだった。こんなことを言うのは少し照れくさいが、そんな真奈美さんの目を見て俺は幸せな気分になった。

 

 絵本を読んでいた子供のころ。真奈美さんは幸せだったのだろう。世の中の怖いことなど、なにも知らずに。

 

 どうかもう一度、真奈美さんがそういう気持ちになれますように。

 真奈美さんを送った帰り道。一人で、そう思った。

 

 

(つづく)


 
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