IS学園、体育館。
ライヴ終了後、校門の方から爆音が聞こえてきた。
「な、なんですの?!」
「ジンヤ、今のは一体…」
「ちょっと待ってろ、この学園のシステムにアクセスする!」
ジンヤは腕のジャンボットを操作して学園のシステムにアクセスし、賢吾の持つアストロカバンに学園にあるカメラの映像を送信した。
校門には10サイのロボゴーグ、ライダーハンター・シルバ、イレイザーのターミネTが居た。
「マトリンティスのやつ等だと…」
『聞けぃ!人類よ!!』
すると、ロボゴーグは大きな声を出して喋り出した。
『私はマトリンティス帝国の10サイのロボゴーグ!貴様等にある人物を渡してもらうぞ…ソイツの名はアリスだ!!さっさとアリスを連れてこい、さもなくばこの学園に破壊する!!』
「なんだって!」
「!アリスは…」
ジンヤ達はアリスを探そうとするが見当たらなかった。
すると、千冬が警備部隊と共に校門の方へ向かった。
『来たか…答えは聞いていなかったな。YESかNOか?』
「答えは単純だ…YESだ」
千冬がそう言うと、指を鳴らした。
そして2人の警備部隊員に取り押さえられたアリスが現れた。
「アリス!」
「アイツ、自分の保身が大切なのかよ…」
「絶対許せねえ!」
「俺も頭に来たぜ!」
一夏、弦太朗、流星が怒るとジンヤは何処かへと走り出した。
『では、こちらに渡してもらうぞ…それにしてもまさか渡すとはな…』
「なんとでも言え、私は私の守りたい物を守るだけだ」
ロボゴーグと千冬がそう言っていると、体育館の屋上にジンヤは上った。
その時、ジンヤの服装はIS学園の制服ではなかった。
少年兵時代に着ていた黒いコートを着用していた。
ジンヤは右腕の袖から校舎に向かってワイヤーを射出した。
そして、ジンヤはターザンのように飛んだ。
一方、アリスは警備部隊員の手によりシルバに渡されそうになった。
「た、たすけて…」
アリスの脳裏にある人物の顔が浮かんだ。
『アリス、キミは僕が絶対に守るからね…』
「たすけて!お兄ちゃん!!」
「アリスゥゥゥゥゥゥゥ!!」
そこにジンヤがターザンのようにアリスを救出した。
「何!」
「逃がしませんよ!」
千冬は驚愕して、天上院は銃を取り出してジンヤに向けて構えた。
「おにいちゃん…」
「アリス、投げるけど僕を信じて…」
「分かった、パパを信じるね!」
「ジンヤでも良いけどね、セシリア!頼む!!」
ジンヤはそう叫ぶと、アリスを投げ飛ばした。
そこにセシリアがブルー・ティアーズを展開してアリスをキャッチした。
「ジンヤさん!救出しましたわ!」
「退いて!」
そう言うと、ジンヤはワイヤーを切って天上院の近くに着地した。
「なっ…!」
すると、ジンヤは懐からナイフを取り出すと、それを天上院の右足の太もも辺りに突き刺した。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ISには絶対防御がある筈なのに発動しなかった。
「天上院様!」
「男風情が!!」
「やっちまえ!!」
すると警備部隊員が銃を取り出すとジンヤに向かって撃ち出した。
しかし、ジンヤは回るように回転しながら銃弾を回避していき、近くに居る警備部隊員にナイフで切り裂いていった。
まるで…メタル・ギア・ソリッド2に出てくるヴァンプのように銃弾を回避していき、敵を切り裂いていく。
すると、シルバは銃、バイバスターを取り出した。
『ライダー粒子反応アリ!破壊、破壊!!』
そう宣言すると、ジンヤに向かってバイバスターを発射した。
ジンヤは近くに居た警備部隊員を盾にして防いだ。
「ぎゃぁ!?」
「キシャァァァァ!」
ジンヤは奇声を上げると、スモークグレネードを地面に叩き付けた。
『おのれ、ロースペックが!』
「くっ…撤退だ!」
ロボゴーグ達は視界を奪われたことに激怒して千冬は警備部隊員と共に撤退した。
ジンヤは物凄いジャンプをして撤退した。
一方、一夏はイクサベルトを装着すると、イクサナックルを手のひらに叩き付けた。
『READY』
「…変身!」
その言葉と共に一夏はイクサナックルをイクサベルトにセットした。
『FIST ON』
その電子音と共に一夏は仮面ライダーイクサに変身した。
そして、弦太朗はフォーゼドライバーを流星はメテオドライバーを装着した。
弦太朗は右手で右側のトランスイッチ2つを左手で左側の2つをONにしていき右手を引いて左手を構えた。
『3、2、1』
流星は銀色のトリガーを操作し両腕で円を描く様に回してから顔の前で構える。
『メテオ、レディ?』
「「変身!」」
右端のレバーを引いて右手を掲げ、コズミックエナジーの光柱に包まれる弦太朗。
青いレバーを倒し、メテオドライバー中央のドライブユニットが高速回転して衛星M−BUSからコズミックエナジー照射を受ける流星。
弦太朗はフォーゼに流星はメテオに変身した。
そこにW、アクセル、オーズが現れた。
『また現れやがったあのロボット野郎!』
『翔太郎、前にも言ったがあれはマトロイドという名前だ』
『左、今は降りきるぞ!』
『ここでくい止めますよ、先輩方!』
一方、体育館の屋上でジンヤはデルタドライバーを装着し、デルタフォンのトリガーを引いて叫んだ。
「変身!」
『STANDING BY』
電子音と共にジンヤはドライバーにセットされているデルタムーバーにフォンを接続した。
『COMPLETE』
その電子音と共にジンヤの身体に銀のフォトンストリームが包まれていく。
(もう、大切な人を失いたくない。お前が最後の希望と言った理由も分かるよ、晴人)
ジンヤはIS委員会が存在を知らない仮面ライダーこと魔法使いの変身者の事を思った。
そして、ジンヤは仮面ライダーデルタに変身した。
『ハァ!』
掛け声と共にデルタは屋上から飛び降りて着地した。
『おのれ、現れたな仮面ライダー!だが私には秘策が有る!いでよ、リバイバルのテイM!!』
ロボゴーグが叫ぶと、アンモナイトと時計を併せたようなマトロイド、リバイバルのテイMが現れた。
『チクタクチクタク…時は全てを司る……リバイバルタイマー!』
テイMがそう叫ぶと周りの空間が歪んだ。
そこから怪人や戦闘員達が現れた。
マスカレイド・ドーパント、屑ヤミー、星屑忍者ダスタード、コンバットのアロボTからなる戦闘員軍団。
アームズ・ドーパント、ホッパー・ドーパント、カマキリヤミー、シャチパンダヤミー、ドラゴン・ゾディアーツ、そしてライオン・オルフェノク。
ライオン・オルフェノクを見たデルタは呟いた。
『またお前か…また喰われたいのか?』
何やら意味深な発言をすると、デルタはデルタムーバーを構えた。
『まあ良い、全員ぶちのめす!』
そして、ライダーVS再生怪人軍団との戦いが始まった。
一方、とある高速道路では青いバイク、ブルースペイダが走っていた。
ブルースペイダに乗る男の名は…
剣崎一真。
次回、EP58。
「来てくれたか…剣崎」
「本当にお久し振りですね、剣崎さん」
「相変わらずだな剣崎」
「そうだな…橘さん、睦月、始」
参戦するのは切札の戦士。
「「「「変身!」」」」
『『Turn Up』』
『Change』
『Open Up』
『ウェーイ!!』
切・札・参・戦。
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ついに戦闘有り!
ゆっくりしていってね!