No.510301

真・恋姫無双 (時空編) 第四章

カイさん

ギリギリ勝った一刀。しかしその傷は深く暫く休みが必要ですね~
しかし、敵は迫っている

2012-11-20 11:38:56 投稿 / 全11ページ    総閲覧数:5063   閲覧ユーザー数:4255

華琳「二月の休み?」

 

真桜「はい」

 

王座の間に来た真桜が華琳に深く頭を下げ。休みを申し出た

 

 

華琳「理由は?」

 

真桜「・・・」

 

チャキ!

 

華琳「一刀の刀?」

 

真桜「之を」

 

華琳「!?」

 

真桜が鞘から刀を抜くと、刃がボロボロの村雨が姿を現した

 

 

華琳「こんなにボロボロに」

 

真桜「隊長は自分の武器を大事にしてました。その隊長が、刃がこんなになるまでしないと勝てへん相手なんです」

 

華琳「・・・二月と言うのは長くて?」

 

真桜「・・・早くてです」

 

華琳「・・・」

 

華琳は腕を組んで考え始める

華琳「武器を直すのにそんなに掛かるの?」

 

真桜「隊長はこのまま進化させる言ってましたわ」

 

華琳「このまま進化させる?」

 

真桜「氣功印武器の更に上の物する言うて」

 

華琳「!?・・・そう、判ったは真桜。即刻取り掛かりなさい」

 

真桜「華琳さま、何処行くんですか?」

 

華琳「一刀の所よ」

 

そう言い残し、華琳は王座の間を出て行った

一刀の部屋

一刀は今有る物を作っていた

 

 

一刀「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」

 

コンコン!

 

一刀「・・・華琳か、空いてるぞ」

 

ガチャ!

 

華琳「一刀、話は聞いたわよ。新しい武器を作るんでしょう」

 

一刀「ああ」

 

華琳「・・・之は?」

 

一刀「氣鉱石・・・今作った」

 

華琳「今作ったですって!?」

 

一刀「ああ、擬似的にだがな」

 

華琳「擬似的?」

 

一刀「春蘭の紫雲を作った時に使った鉱石の取れる山で最近取れた一番丈夫な物だ。之に今、氣込めて擬似的に氣鉱石にした」

 

華琳「大丈夫なんでしょうね?」

 

一刀「問題は無い。ただ、こんな方法しか思い浮かばないのが悔しいけどな」

 

華琳「仕方ないわよ、あなた世界のような技術は無いのだから」

 

一刀「そうだな、じゃあそろそろ話そうか?」

 

華琳「あら、判ってるじゃない」

 

一刀「俺が戦った奴らの話だな」

 

華琳「全部話して貰うわよ」

 

一刀「ああ」

 

一刀は数日前の事を話し始めた

※長くなりそうなので省略しました

 

 

華琳「にわかに信じ固いわね」

 

一刀「でも之が全部だ。ああ後華琳、俺暫く使える武器は麒麟だけになりそうだから」

 

華琳「予備の武器は無いの?」

 

一刀「村雨は元々模造刀だ。ある訳無いだろう」

 

華琳「待ちなさい、貴方普通に切ってたわよね色々?」

 

一刀「あれは、風の属性の氣を流して切れる様にしてただけ」

 

華琳「紛らわしいわね、まったく」

 

一刀「後、真桜の分の仕事は俺が出来るだけやるから」

 

華琳「大丈夫なの一刀、まだ体が完全に治ってないんでしょう?」

 

一刀「柔な鍛え方はしていない。安心しろ八割回復してれば十分だ」

 

華琳「今は?」

 

一刀「そうだな、六割って所か」

 

華琳「仕事上の問題は?」

 

一刀「無い」

 

華琳「ならまかせるは、それと必ず二月で完成させなさい」

 

一刀「ああ」

 

コンコン!

 

凪「隊長、お迎えに参りました」

 

一刀「おう、今行く」

 

ガタン!

 

華琳「・・・ふぅ」

 

華琳はため息を吐いて、一刀の部屋の椅子に座る

 

 

華琳(例え一刀が全力だったとしても、一刀の言う話から推測すると管理局一人の戦闘力は一刀と互角かそれ以上。・・・厳しい戦いになりそうだわ)

 

華琳が一刀の話を聞いて今後の事を考えていると、部屋に秋蘭が入ってくる

 

 

秋蘭「一刀、少し良いか・・・華琳さま?」

 

華琳「秋蘭、春蘭を呼びなさい。今後の事について命令を出す」

 

秋蘭「はっ!」

 

華琳「所で秋蘭、一刀に何か用があったんじゃないの?」

 

秋蘭「はい、修行の件で打ち合わせを」

 

華琳「秋蘭、少し聞いて良い。あなた今一刀に勝てる?」

 

秋蘭「その質問は、今後の命令に関係が有るんですね。正直厳しいです」

 

華琳「・・・そう、敵の狙いはどうやら一刀みたいだし。早急に手を打たないと」

 

秋蘭「でわ姉者を見つけて王座の間に行きます」

 

華琳「出来るだけ早くね」

 

秋蘭「御意」

 

華琳(一刀、貴方だけに重荷を背負わせたりしないから)

 

華琳は部屋を出ると。王座の間に向かった

そして時を同じにして、動き始める者がいた

???「・・・」

 

一人の剣を持った女性が空を見上げていた

???「テスタロッサ」

 

フェイト「ああ、???」

 

???「北郷一刀を保護しに行く事になった」

 

フェイト「そうなんだ、気をつけてね」

 

???「強いのか?」

 

フェイト「強いよ、多分私と互角かそれ以上」

 

???「それは良い事を聞いた。エリオ達も連れて行こうと思ったが、その日は訓練が入っているからな」

 

フェイト「それは良かった。まだエリオ達じゃ勝てないと思うから」

 

???「私達副隊長か隊長じゃなければきついか」

 

フェイト「それに、まだ北郷は何か手を隠してると思う」

 

???「それは私も思った」

 

フェイト「戦ってる時に思ったのは、この人はとても純粋でまっすぐな目をしてるって印象だったな」

 

???「テスタロッサがそこまで言うとはな、之は楽しめそうだ」

 

フェイト「彼が本当に協力者かどうかも見極めなきゃね」

 

???「ああ、お前も早く体を治せ。あいつ等が心配するぞ?」

 

フェイト「うん。そうする」

???「・・・」

 

???「おーい!」

 

???「うん?来たか」

 

???「ああ、如何したんだ。ボーと空を見上げて?」

 

???「テスタロッサとの会話を思い出していただけだ」

 

???「何だよ、楽しそうじゃねえか」

 

???「ああ、高町と戦って圧倒した。テスタロッサが強いと認めた。之だけ聞いて、心踊らない訳が無い」

 

そう言い終わるとピンク色の髪を縛った女性と、妖精のような大きさの少女が空を飛ぶ

???「行くぞ、アギト!」

 

アギト「おう、シグナム!」

 

シグナム「さあ、出て来い!!」

シグナム「北郷一刀!!」


 
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