No.510294

真・恋姫†無双~2人目の天の御使い~ 第15話 月奪還作戦!?

ネロっちさん

奪還作戦なんて題名つけましたけど
作戦なんてないです。

2012-11-20 09:52:14 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1069   閲覧ユーザー数:1031

俺は部屋で真琴を待っていた。そして夜になった

 月を見つける事、それが最優先。

月を見つけてどうする?それを考えているがまるでアイデアが浮かんでこない。

詠に兵法などは少しは習っているが、奪還作戦を考える事なんてなかった。

 でも俺が言い出したんだ。何とかしないと

真琴「ただいま」

 俺はその声に反応して振り向く

英次「おかえり」

 真琴は無表情で立っている。一瞬見つからなかったのか?それともトラブルがあったのかと思ったが

真琴「見つかったよ」と笑顔で言う

 俺はホッと胸をなでおろした。ここからが問題だ。見つかったはいいのだが作戦がない

英次「そうか・・・それで何処で見つかった?」

真琴「それが・・・この部屋を右に行った突き当りの部屋」

 なるほど。その部屋の前なら通った事がある

英次「ってことはその部屋から月を連れ出せばいいんだな」

 俺はさっそく作戦を考える、とはいえ作戦なんて考えられないから隙を見て連れ出すって事になりそうだ

真琴「少しいいかな?」

 真琴は遠慮気味に言う

英次「どうした?」

 俺は真琴のその態度に少しの不安を感じた。

真琴「あのさ、ここに来てから変な氣感じるんだけど」

英次「変な氣?俺気配読めないからわからないんだけど」

 真琴はアゴに右手の人差し指を当てて答える

真琴「あのね、氣ってのは生命の源みたいな物なの、でも変な氣は、氣があるのに生きてない?みたいな感じ」

 まったくもって理解が出来ない。氣はあるけど生きていない?氣って生命の源なんじゃねぇの?

真琴「あーいい例えがあった。人形に氣を与えて動いてる感じだよ」

英次「なるほどね・・・・・・・・・・」

 それから暫く2人は沈黙した。そして1つの答えにたどり着いた

たぶん真琴もそうだろう

英次「なぁ・・・それって」

 俺が真琴に答えを求めると

真琴「だよね、英次もわかると思うけど」

そして2人で同時に

真琴・英次「于吉」

 その名が出てきた。人形に氣を送り込んで操れようにする。それは于吉が出来る事だったはずだ。

真琴は于吉と特訓してたって言ってた。なら于吉の能力を知っているのは当然だ

だが、今はそれを考えてる暇はない。一番に考える事は月をどうやって助けるか、それだけだ

真琴は作戦を考えるまでもないと言う

真琴「私が兵士を倒して、それから董卓ちゃんを助ける。それでおk」

 などと言う。確かに真琴の強さがあればそれが安全か。俺がもっといい作戦を考えられるならいいのだが

英次「まぁそれしかないか、頼めるか真琴」

 真琴は胸を叩いて宣言する

真琴「任せて。英次の役に立つ為に強くなったんだから」

 頼もしいそれにくらべて俺は真琴に頼ることしかできないんだから・・・

 

英次「あっ1つ言い忘れた」

真琴「何?」

 月が何かの術にかかって操られていることだ。それを真琴に伝えると

真琴「うーんどうしようか?術にかかっているって事は、それを解いてから連れたほうがいいかも

気絶させるって事も出来るけど、それだと目を覚まして術が解けないと精神に障害が出るかもしれない」

英次「術ってどうやった解ける?」

真琴「うーん・・・于吉に聞いたことあるんだけど、ショックを与えると術が解ける事があるらしい」

 ショックか、衝撃とかなのか?操られるって事は精神を操る感じだから精神的ショックのほうがいいかも

ならば、エロゲーでやったあれをやるしかない。

英次「よし、行くか」

真琴はうなずいた。真琴は扉をゆっくり開ける。そして素早い攻撃で扉の前に居る兵士を倒す

攻撃が見えなかった。真琴の攻撃に関心していると、真琴はアイコンタクトで

真琴(ボーっとしてないで行くよ。時間と勝負だからね)

英次(わかってるって、ちょっとカッコ良くて見とれてたんだよ)

真琴(もぅ・・・嬉しいけど、それはまた後で褒めてね)

英次(嫌だ。恥ずかしい)

真琴(ケチ)

 幼馴染になればこれぐらい造作もない。幼馴染が居ればみんな出来る事だ。

俺たちは月の居る部屋へと入っていた

 

月はベットで寝ている。可愛い寝顔だ。

真琴「何見とれてるのよ」

 見とれていたらしい。無自覚だ。可愛いって罪だよな

英次「よし、寝ているなら都合がいい。このまま連れて行こう」

真琴「術はどうするのよ」

英次「術者とか倒せばいいんじゃないか」

 真琴はため息をつく

真琴「あのね~術者誰かわかるの?」

 そういえば、たぶん張譲だと思うんだけど、確証がない。もし間違って術者を逃がしたらまずいよな

なら今術を解くしかないのか

そうしているうちに月が目を覚ます

月「・・・・・英次さん?よかった帝に協力してくれるんですね」

 月が目を覚ましてまず言ったのが帝への協力だ。

術がかかっているといえ、俺はこんな月を見てはいられない

真琴「術を解かないと・・・でもどうすれば」

英次「真琴、怒るなよ。これは術を解く為必要なことだ」

 

俺は月に近づき、そっと胸に手を伸ばす

 小さな・・いや・・開発途中の胸が俺の手の平に収まる

そして俺は指に力を少し入れ・・・

 

モミモミモミ・・・・・・・・・・・・・

モミモミモミ・・・・・・・・・・・・・

 

俺は心の中で月に謝りながら揉み続ける

 

 

すると月の目に光が戻ってくる。

 月は状況を判断する為まず俺を見る。その次に俺の手

月は顔をだんだん赤くして

月「~~~~~~~~~っ」

そして月が声を出そうとした瞬間に俺は手で口を塞いだ

英次「月・・・静かにしてくれ・・・今した事は後で説明するし、謝るから」

月は俺の顔を見てうなずく

真琴「ちょっ・・・・英次・・・」

真琴は驚きの顔のまま固まってる

英次「今は逃げる事が先だ・・・」

 俺たち3人は詠の言っていた合流地点に急ぐ

~その頃宮殿~

宮殿内は兵士が動き回っていた

英次と董卓が逃げた事がバレたのだ

張譲「探せ!遠くに行っていないはずだ。探せ!」

 張譲は焦っていた。

于吉?(こいつも所詮この程度、利用など出来なかった。せっかく術を教えてやったのに

さて、俺も動くか、新堂英次を殺し、その後は北郷一刀・・・)

 

~詠たちはというと~

 

詠「そう、宮殿が騒がしいのね」

 詠は兵士から報告を聞いていた

詠(うまく月と逃げたみたいね、ならやる事は1つ、張譲を討つ)

 

こうして洛陽の内乱が始まる


 
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