第一話~日常~
おれがあいつら(元両親)と別れて一ヶ月が過ぎようとしていた時
【守護家リビング】
男性「あ、神」
今俺に話しかけた男性は俺を拾ってくれた守護 蓮司(しゅご れんじ)さん
神『どうしたんだ、蓮司兄さん?』
蓮司「ああ、神に紹介したい人がいるんだ」
神『俺に?』
誰だろう?まさか……湊姉さんとの間に子供が……
蓮司「それはないからな…」
神『心の声を読まないでください』
蓮司「顔に書いてるんだよ」
なん……だと……!?
あ、湊姉さんって言うのは蓮司兄さんの奥さんでなんと、総合電子機器メーカーの<レクト>のCEOの娘だと聞いたときはびっくりした。
でも、湊姉さんは家を出て蓮司兄さんと駆け落ちをした。
なんでも、蓮司兄さんはその頃、湊姉さんの護衛つまりSPをしていてある事件で湊姉さんが拐われて蓮司兄さんが助けたらしい。
その時に湊姉さんは蓮司兄さんに恋をしていたがそれを知った湊姉さんの両親がそれを反対して蓮司兄さんを解雇した事に湊姉さんは激怒して家を飛び出し蓮司兄さんの所に行き思いを告げたら
蓮司「湊…本当に俺なんかでいいの?」
と言ったらしく湊姉さんは蓮司兄さんの唇にキスをして
湊「これが私の答えよ」
そして、二人は晴れて恋人になった。
そして今俺はその二人に保護され二人の家で暮らしている。
神『じゃあ俺に紹介したい人って誰なんだ?』
蓮司「あ、うん、神はソードアート・オンラインって知ってる?」
神『うん、今話題のVRMMORPGでしょ?』
VRMMORPG
NERDLESマシンによって生成される仮想空間を舞台としたMMORPG。世のゲーマー達にとっては究極のRPGを体現したジャンルであり、発表時から既に多大な期待を寄せられている。
俺もその期待に寄せられている一人なのだ。
神『で、どうして蓮司兄さんからソードアート・オンラインの名前が?』
蓮司「簡単に言うとあれを開発した茅場昌彦は俺の大学時代の後輩でね、神がソードアート・オンラインに期待を寄せてるんだって言ったら「なら、ベータテスターをしてもらえないだろうか?」だって」
オイオイ!?それって、いま抽選でやってるやつじゃねーか……
神『本当に!?』
蓮司「本当だよ、その代わりに…」
神『その代わりに?』
蓮司「ベータテスターをしている時はカタナ系の<ソードスキル>の調整を手伝ってくれって言ってたよ」
それ…ほとんど俺にしてみれば好条件だよ
神『全然良いよ、<聖覇流>の新しい技に繋がるナニかが見つかるし<ソードアート・オンライン>は俺もしたかったから』
そう、俺はこの家に来てから暇な時は自分で作った武術<聖覇流>の新たな技を作っている。
俺には武の才能がかなりあるらしく蓮司兄さん日く「神が戦国時代に居たら天下統一出来るくらい強い」とのこと
蓮司「よし、答えが決まったな。今夜、家に来るから何処か出かけるならそれまでに帰ってこいよ」
神『うん、わかった。』
蓮司兄さんと話してると
~チャララッ♪ラーララッララーララララ、ララ、ララ、ララ、ララッラッラ♪~
俺の携帯の着信音が聞こえてきたのでポケットから出し画面を見ると
<倉橋先生>
どうしたんだろう?
神『もしもし』
倉橋「あ、神くん、どうも倉橋です」
神『今日はどうしましたか?』
倉橋「あ、いえ、あの子が神くんが約束の時間になっても来ないから電話してと言われ「こらー!神!早くボクの所に来いー!」とまぁ、こんな感じなんですよ」
倉橋先生は苦笑しながら答えてるだろう
てか約束の時間を過ぎてるわけ………
約束の時間9時
現在の時刻10時30分
……………
遅刻だぁぁあ!!!!!
神『い、今行くって伝えといてください!!それじゃ!!』
と言ってから俺は携帯を切り
蓮司兄さんの方を向いて
神『じゃ、用事ができたから行ってくる』
蓮司「ああ、行ってこい。湊には俺が伝えとく、晩御飯までには帰ってこいよ」
神『うん、行ってきます!!』
俺はそのまま財布と携帯を持ち<横浜港北総合病院>へと足を向かった。
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