No.509628 真・恋姫無双 (時空編) 第三章カイさん 2012-11-18 14:11:25 投稿 / 全20ページ 総閲覧数:5535 閲覧ユーザー数:4723 |
一刀「また管理局か」
フェイト「貴方には、聞きたい事がたくさん有ります。ご同行願います」
一刀「いきなり共犯者扱いか?えーと」
フェイト「フェイトです」
一刀「ヘイト?」
フェイト「フェイト!」
一刀「へじゃなくてフェか」
フェイト「そう、へじゃなくてフェ」
一刀「へじゃなくてフェ」
フェイト「そうそう。へじゃなくてフェ」
一刀「へじゃなくてフェ」
フェイト「へじゃなくてフェ」
一刀「フェじゃなくてへ」
フェイト「フェじゃなくてへ・・・てっ!?違う!!へじゃなくてフェ!!」
なのは「フェイトちゃん・・・遊ばれてるよ」
一刀「引っ掛けやすい姉ちゃんだな」
フェイト「とにかく!?貴方にはご同行願います////」
一刀「あっ。誤魔化した・・・」
一刀はこれ以上はからかえないと思いながら刀を構えた
フェイト「バルデッシュ!」
バルデッシュ「サイスフォーム」
ガシャン!
一刀「っ!?鎌?」
フェイト「行くよ!」
バルデッシュ「ソニックムーブ」
バシュッン!
一刀「!?」
一刀が気が付いた時には、既に後ろにフェイトが居た
一刀「くっ!?」
ガキン!
フェイト「!?」
一刀「あぶねえ、今のはびびったぜ!」
ガキン!スタ!
フェイト「なのはの言うとうりだね。確かに凄く強そう」
一刀「あれ?もしかしてバトルマニア?テスタロッサさんって?」
フェイト「違います。ただ強い人と戦うのが好きなだけです」
一刀(そう言うのバトルマニアだって言うんだけどな。でもこの人は強い、さっきの高町って人とは別のスタイルだ)
フェイトの一撃を何とか受け止めた一刀は、フェイトの動きの観察に集中した
フェイト(私のスピードに反応したんだから、この人もそれなりのスピードがある。だったら)
バルデッシュ「サンダースマッシャー」
シュイン!
フェイト「これで!」
シューーーン!!
一刀「水神壁!」
ドーーーン!!
一刀「・・・!?いない!?」
フェイト「はあああ!!」
一刀「!?」
ガキーーーン!!
一刀(重い!?)
フェイト「くっ!?」
ブオン!
一刀「くそ!?」
ヒュン!
一刀「雲雀!!」
ヒュン!!
フェイト「!」
バルデッシュ「ディフェンサー」
ガキーーーン!!
一刀「雲雀を防いだか・・・厄介な障壁だな」
フェイト(この人、なのはと戦った後なのに疲れどころか息切れもしていない。それに的確に攻撃を受け止める防御力と回避能力が高い・・・戦い慣れているんだ)
一刀「冷静に頭の中の整理中か?」
フェイト「!?・・・そんな所です」
一刀「まあ、回避能力については自信があるんでね。特に鎌には」
華琳「くしゅん!」
桃香「あれ?華琳さん風邪ですか?」
華琳「多分誰か噂してるんだは、嫌な意味で」
フェイト「???」
一刀(にしても厄介だなこの人。遠距離と接近戦をうまく切り替えて攻撃してくる。万能型のスピードタイプか)
なのは「フェイトちゃんと互角なんて、あの人凄いよ!」
レイジングハート「加勢しないんですか?」
なのは「フェイトちゃん、今凄く楽しんでるよ。冷静そうに見えるけど、今割り込んだら悪いからね。レイジングハート、それよりデータ取れてる?」
レイジングハート「問題ありません。もう少しで現段階での彼の戦闘力の計算が終りそうです」
なのは「うん、北郷さんからは魔力が感じられなかったからね。なのにあの戦闘力」
レイジングハート「恐らく魔力に近い何かがあるのかと。彼が先程言っていた氣功術と言う物が何か判ります」
なのは「うん、今は私たちに出来る事をしようね。それにいざと言う時は私達が助ける!」
レイジングハート「all,rightMaster」
なのはが戦闘に加わらない訳。それはデータ収集だった
フェイト「だったら!」
バルデッシュ「ザンバーフォーム」
ガシャン!
一刀「大剣!?」
フェイト「貴方の相手は、どうやらこの形態が一番良いと思いますから」
一刀「おいおい冗談だろう・・・洒落になんねえぞ」
フェイト「北郷一刀。貴方を保護します!」
一刀「やってみろ!テスタロッサ!!」
そう言い終わると一刀は、蒼の焔を発動する
フェイト「!?・・・それが貴方の魔力光。綺麗な色ですね」
一刀「一様、褒め言葉として受け止めておきます。でも!」
シュイン!
フェイト「刀が、蒼色に!?」
一刀「蒼の焔、二式・・・青紅の剣(せいこうのけん)」
一刀の村雨が蒼色の光に包まれる。それを見たフェイトはデバイスを構えなおす
一刀「此処に戻ってきて最初にこの技を使ったのが、別世界の人間とはな」
フェイト「それだけ、追い詰められていると?」
一刀「・・・かな」
一刀は、冷や汗を掻きつつ苦笑いを浮かべていた
フェイト「行きます、北郷」
一刀「来い、テスタロッサ」
二人の間には、重い沈黙が続いた
一刀・フェイト「「!?」」
バッ!
一刀・フェイト「「はああああ!!!!」」
ガキン!!
一刀「くっ!?」
フェイト「ふっ!」
ガガガガガガガガガガガガ!!!!!!
激しいラッシュを続けていた二人が、一端距離をとる
フェイト「サンダースマッシャー!!」
一刀「蒼龍弾!!」
ドン!ドン!ドン!
フェイト「バルデッシュ!!」
バルデッシュ「ジェットザンバー」
ズドーーン!!
一刀(高速の突き!?受け止めらんね!?)
ドゴーーーーーーーン!!!!!
一刀「だあああああああああああああ!!」
フェイトの攻撃の勢いを消せなかった一刀は、そのまま吹き飛ばされる
フェイト「本来は切るんだけどね」
バルデッシュ「彼は無事でしょうか?」
フェイト「多分まだ、戦える」
フェイトが一刀が吹き飛んだ方を見ていると、一刀の姿が確認出来る位まで煙が晴れる
一刀「がは!?・・・にゃろう、やりやがったな」
一刀は、額から血を流しながら立ち上がった
フェイト「凄いね」
一刀「・・・一閃」
フェイト「???」
一刀「蒼龍波!!」
ギュオオオオオオオ!!!!
フェイト「!?」
バルデッシュ「ディフェンサー」
ガキィーーーーーン!!!!!!
蒼色の龍の形をした一閃が、フェイトに直撃する
フェイト「ハア、ハア、ハア、カートリッジ使って何とかしたけど」
一刀「氣功糸!!」
シュルシュル!ギュ!
フェイト「何時の間に!?」
一刀はフェイトの視界に入り、フェイトに氣の糸を括り付けた
一刀「紫電!!」
バチバチバチバチ!!
フェイト「ああああああああああ!!!!!」
なのは「フェイトちゃん!?」
フェイト「あ・・・・ああ・・・」
ドサッ!!
一刀「ハア・・・ハア・・・ハア・・・」
黒い煙を上げて、フェイトが倒れたのを確認すると、一刀は刀を仕舞う
なのは「フェイトちゃん!?」
一刀「気絶してるだけだ。そいつ連れて帰れ」
なのは「・・・北郷さん」
一刀は背を向けて歩き出したが、途中で止まる
一刀「・・・テスタロッサさんに伝えて置いてください」
なのは「???」
一刀「・・・」
なのは「!?」
一刀の言葉を聞き終わったなのはは、結界を解いて飛行する
なのは「北郷・・・一刀さん・・・か」
レイジングハート「本当に彼は犯罪の片棒を担ぐ人でしょうか?」
なのは「判らない、でも悪い人じゃなさそうだね」
レイジングハート「如何しますか?」
なのは「一回、???ちゃんに報告しよう」
レイジングハート「Yes,MyMaster」
なのはは気絶しているフェイトを担ぎながら、今後の対策を考えていた
一刀「・・・」
凪「あっ!隊長」
真桜「やっと帰ってきたで」
沙和「遅いの~」
一刀が城に帰った時には、すっかり日が落ちて夜になっていた
凪「隊長、急ぎ確認して頂きたい事がありまして」
一刀「・・・」
凪「隊長?」
ドサッ!
凪・沙和・真桜「「「隊長!?」」」
凪達の目の前で倒れた一刀の元に駆け寄ると、血の気のない顔をしていた
凪「沙和!!担架を持って来い!!真桜は医者を!?」
真桜「お、おお!?」
沙和「判ったの!!」
凪は二人に指示を出し、一刀の額の血を持っていた布で止める
凪(こんなになるまで戦ったのですか?隊長・・・)
凪の頭の中には心配と不安と言う感情しかなかった
一方その頃フェイトは
フェイト「ん・・・んん・・・」
???「気が付いたのね」
フェイト「シャマルなの?」
シャマル「体の具合はどう?」
フェイト「少し痺れるけど、大丈夫」
シャマル「そう、怪我も軽傷だし。この調子だと直ぐ復帰できるわよ」
フェイト「そう言えば、なのはは?」
なのは「フェイトちゃん!」
医務室の扉が開き、なのは達が入ってくる
フェイト「私・・・負けたんだ」
???「フェイトさん・・・」
???「フェイトさん。大丈夫です、仇は私達が」
フェイト「ありがとう、ティアナ。エリオも大丈夫だから」
ティアナ「でも、北郷一刀は逃がしてしまいましたし」
エリオ「フェイトさんとの戦闘映像を見ました。見た事も無い戦い方でした」
なのは「フェイトちゃん。北郷さんから伝言を預かってるの」
フェイト「北郷から?」
なのは「うん」
一刀「良い勝負だった、ありがとう」
フェイト「!?・・・ありがとう、か」
エリオ「フェイトさん?」
フェイト「北郷・・・一刀・・・」
一刀はと言うと
一刀「・・・ん」
静かに目を覚ました一刀は、周りを見渡し。自分の部屋だと気が付く
一刀「うん?」
凪「スゥースゥー」
一刀「・・・看病してくれたのか。ありがとな、凪」
ふと窓を見ると月が見えた。そして一刀は気を失う前の事を思い出していた
一刀「フェイト・・・テスタロッサ・・・ハラオウン・・・」
一刀「俺は・・・」
フェイト「私は・・・」
一刀・フェイト「「もう一度、貴方と戦いたい・・・」」
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一刀VSフェイト