プロローグ
俺は夢を見ていた。
夢って言っても俺が見る夢は最悪なんだけどな……なんたって……
男性「お前は俺の道具だ」
少年『違う!俺はテメェの道具じゃね!!』
女性「あなたは母親である私と父親であるこの人の道具なのよ」
少年『俺はテメェらの事を一度も母さん、父さんと認めたことはない!!』
男性「だったら、出て行け、お前の代わりなどいくらでも出来る」
少年『ああ、出てっやるよ!!こんな家!!』
そう、これは‘このゲーム’が始まる三ヶ月前のバカ共との決別の瞬間を何回も見る
まぁ、どうでもいいがな
少年がバカ共の家から出た瞬間、俺は意識が薄らいでいった…
フェイト『ん~!あ~よく寝た~』
てか、今思ったら今日はよく寝たな
キリト「やっと、起きたかフェイト」
よく聞く相棒の声がしたのでそちらを向くと
フェイト『ああ、悪い寝過ごした』
俺は相棒のキリトに詫びをいれた。
あ、ちなみに相棒って言ってるけどほとんど俺達はソロで攻略している。
キリト「全くお前はまぁいいそれよりもエギルのとこ行くけどフェイトも来るか?」
フェイト『エギルの所に?』
キリト「ああ、<ラグー・ラビットの肉>をさっきゲットしたけから売ろうと思って…」
フェイト『<ラグー・ラビットの肉>って言ったらS級レアアイテムの!?』
キリト「ああ、そうだぞ」
オイオイこのバカは……
フェイト『調理するって選択は?』
キリト「思ったさ。多分二度と手に入らんだろうしな……。ただなぁ、こんなアイテムを扱えるほど料理スキルを上げてる奴なんてそうそう居ないだろうしさぁ」
フェイト『まぁ、確かに』
俺は起き上がり
フェイト『んじゃ、エギルの所に行くか』
と言い俺とキリトは青い結晶を持ち上げ
『「転移!アルゲート!」』
その声と共に俺とキリトは青い光に包まれた。
俺は光に包まれながらこのゲームが始まったあの日の事を思い出した
二年前。
全てが終わり、始まった、あの日を。
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リメイクです。