‥‥‥和弘は荀コンさんと別れる際に、白の大きめの布地と墨と筆を準備してもらった。
さて、何をするかというと、そこに先程別れた筈の桂花が入って来た。
桂花「ヒロ入るわ‥‥何やってるのよ?」
和弘「ああ、この国の地図と各勢力の拠点を書き込もうと思ったんだ。」
桂花は驚いていた、本来、地図とは軍事機密にも等しいのだ、それをこの男は書くと言うのだ。
桂花「ア、アンタ!‥なんで地図が書けるのよ、アンタこの世界に初めてなんでしょ!なんで書けるのよ!」
桂花の叫びに、和弘は説明をした、
学校の勉強で教わる事、俺の居た世界では地図は軍事機密ではないことを、
和弘の説明にもう声も出ないようだ、
桂花「ハァ~……もういいわ、それで地図は何に使うつもりなのよ、」
地図を書きながら、答えた。
和弘「‥‥東屋で言ったとおり、5ヶ月後から使うつもりだ、それに各勢力を見て廻る為にも必要だしね」
桂花は和弘の答えを聞くと部屋を出て行った、‥‥
それから少し時間が過ぎ地図を書き終えて各勢力の拠点を記入しようとした時、部屋の外から桂花に呼ばれた、手がふさがってるから扉
を開けろと、それに応え扉を開けると、両手一杯の竹簡や本を持った桂花が入って来た。
桂花「ハァ~、重かったわ、」
何を持って来たのか聞くと、各勢力がいる場所や国と国を結ぶ道が記されているこの国の地図だそうだ。
でも何故持って来たのか聞くと、「造るなら完璧な物を造れ」だそうだ。
桂花「それに、興味深いわ、この国の地図はこの竹簡や本にバラバラに書かれているわ、それが一枚の物に書かれたら、また違う視野から
物事が見れるかもしれないわ!」
そう語る桂花を見ると、凄く輝いて見えた‥確かに人は自分の好きな事、興味がある事を目の前にした時、輝いている事がある、今の桂
花はまさにその状態なのだから、
和弘はそんな桂花に向かって、笑顔で、「手伝ってくれ」と手を差し出した。
桂花「ッ!〃〃〃〃(なんて顔をするのよ!イヤとは言えないじゃない!)え、ええ〃〃〃分かったわ、」
と和弘の手を取ったのだ。
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まる二日間かけて和弘と桂花は一枚の地図を完成させたのだ・・・・・
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こんばんは♪
さ~て、今回のお薦め作品は、
『至誠一貫』ですね。
これも、違うサイトに掲載されています、
探してみて下さい。
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