弟11話「第三の勢力」
海斗SIDE
一哉と戦いながら俺は昨日の話した通りに一哉に喋る。
「お前達は何故ジュエルシードを集める?」
「その言葉、そのまま返そう。お前達こそ何が目的だ。」
海斗「俺は彼女に手伝って欲しいと言われた。その為に彼女に協力している。」
俺はライフルを撃ちながら答える。
一哉のシナンジュは全身のスラスターを使いギリギリの所で避けながら近付いてくる。
「なるほど・・・・あの女の為か・・・・・・だが、集めたとして、その力で何をする気だ?」
ライフルの弾をナギナタで防ぎながら近付いてくる。
「そっから先は・・・教えらんねぇなぁ!!」
俺はライフルからサーベルに持ち替えて一哉と鍔迫り合う。
「どうしても聞きたきゃ、彼女から直接聞くんだな!!」
「ならば、さっさとお前を倒してそうするとしよう。」
「やれるもんなら、やってみやがれぇ!!」
お互いに距離を距離をとり俺はファンネルを起動する。
「ファンネル!!行けっ!」
一哉に向かっていくファンネル、俺もバズーカとライフルを撃つ。
「どれだけ良い装備を持っていたとしても・・・」
ファンネルの攻撃が当たる瞬間、一哉はシールドを足場にして飛びながら・・・
「それを使いこなせていなければ意味は無い!!」
ナギナタをブーメランみたいにげつけてファンネルを破壊していく。
「なっ!?そんなのアリかよ!?」
一哉は俺に近付いてきながら腕からビームサーベルを抜く。
俺はライフルを奴に向けて乱射する。
「遅い!!」
一哉は弾の向きをサーベルでずらし、距離を詰めて。
「終わりだ!!沈め・・・」
俺を蹴り上げ、サーベルで切られる。
「うわぁぁぁぁぁぁ。まだ・・・だ・・・」
サーベルを抜き切り掛かろうとするが。
「だから言っただろう?・・・・・終わりだと・・・」
腕を捕まれて止められる。
「!?・・・・・そん・・・・な」
「悪いが・・・・これ以上時間をかける訳にはいかない・・・眠れ・・・」
回し蹴りを貰い俺は吹っ飛び地面に叩き付けられる。
「ガハッ・・・くそ・・・・・」
体が痛む・・・これ以上の戦闘は不可能だな。
「カイ・・・とりあえずは引け・・・・その体ではもう戦えんだろう。」
そう言ってサーベルをしまう一哉。
「・・・そうだな・・・今回は俺の負けだ・・・」
俺はゆっくりと立ち上がり、一哉と向かい合う。
「さて・・・これ以上はいても意味無いし・・・アリサのところに戻るとしますかね。」
「なら、俺はなのはの所に行くとしよう。確か今回はなのはが負けるんだろう?」
「あぁ、フェイトがなのはを倒してジュエルシードはフェイトが貰っていく。」
「なるほど・・・それで・・・いつアリシアを生き返らせるんだ?」
「それについてはまた連絡する。今はまだ動くときじゃないから。」
「了解した。まぁ気長に待つとするさ・・・」
「すまんな、助かるよ。んじゃ、敗者は逃げるって事で・・・っとその前にフェイトに連絡だな。」
「俺はなのはの所に向かう。また後でな。」
「おう!。」
一哉はなのはの所に向かう。そろそろフェイトがなのはを倒す頃だと思うが。
「(フェイト、聞こえるか?)}
「(海斗?どうしたの?)」
「(すまん、ドジっちまって負けちまった。もうすぐ敵がそっちに行くはずだ)」
「(!?海斗が・・・・負けた?)」
「(あぁ、気をつけろ・・・かなり強いぜ?まぁフェイトなら何とかなる・・・か?)」
「(ならないよ!!!!。
海斗より強い相手なんて私じゃ無理だよ!!)」
「(所でジュエルシードの方はどうだ?)」
「(それなら大丈夫・・今から回収するところ・・・この子も気絶してるだけ・・・)」
「(了解・・・とりあえず無理だと思ったらすぐに逃げろ・・・俺も一度引く)」
「(判ったよ。ごめんね?無理させて)」
「(気にしなさんな・・・じゃあまたな)」
「(うん・・・・)」
念話を終了する。
「さて・・・アリサ達のところに向かってますかね。
転移魔法ですずかの家の前に転移してアリサ達のところに向かった。
フェイトSIDE
私は母さんの為にジュエルシードを集めている。
今回は海斗がいたし簡単だと思っていたけど、違う魔導士達がいてジュエルシードを狙っていた。
私は知ろうBJを着た女の子と戦っていた。海斗はもう一人の赤いロボットと戦っているけど、海斗なら大丈夫だと思っていた。
私が女の子を倒してジュエルシードを回収したとき海斗から念話がきて念話の内容に私は驚いた。
海斗が負けた・・・
それを聞いたときは信じられなかった。
海斗を倒した相手がこっちに向かってると言っていた。
(きっと私じゃ勝てない。でも・・・私は母さんの為にやるだけ・・・)
そう思ってジュエルシードを封印したとき。
「なるほど・・・・なのはを倒すか・・・・少しは楽しめそうだ・・・」
振り返ると海斗と戦っていた赤いロボットが居た。声を聞く限り男の人だ
「貴方は・・・・」
さっきはよく判らなかったけど・・・この人・・・・強い・・・
「なのはは・・・気絶しているだけか・・・・全く、無茶をする。」
この人が、海斗を倒した。私じゃ勝てないけど・・・・やるしかない。
「貴方もジュエルシードを狙っているんですか?・・・それなら倒します」
私はバルディッシュを構える。
「・・・・・・・・」
ロボットは喋らずに私を見る。
「何ですか?」
「お前は何のためにそれを集める?」
何の為に?・・・・決まっている。
「私は、母さんがこれを欲しがっている。だから、その為にこれを集めている。」
「母親の為・・・・か・・・あのロボットもお前の仲間か?」
「海斗は、私の頼みを聞いてくれて一緒に行動しているだけ。」
「なるほど・・・・まぁこれ以上話をする事は無いと思うが・・・」
ロボットは剣を取り出す・・・・恐らく海斗と同じ奴だろう。それに海斗より強いのなら私に勝つ事は無いと思う・・でも逃げるわけにはいかない。
私がそう思っていると
「そう構えるな・・・今回は俺達の負けだ、おとなしく引く。」
(・・・・え・・・・)
私は何を言っているのか判らなかった。
「どうして・・・・」
「どうしても何もこれ以上の戦闘は無意味だ・・・それに気絶している奴を庇いながら戦えないのでな・・今回は俺達の負けだ。そのジュエルシードは諦めるさ。」
「嘘では・・・ないですね?」
「生憎・・・・嘘や冗談は苦手でね・・・早く行け・・・だが・・・次は負けん。」
「・・・・私たちも・・・負ける訳にはいかない・・・・今回は感謝します。」
「楽しみだ・・・あぁそうだ、お前の仲間に伝えてくれ。」
「・・・・?・・・何をですか?」
「楽しかった・・・・とな。」
「・・・・・・・・・分かりました。」
「ほら・・・早く行け・・・俺はこいつを運ばなきゃならんからな。」
「・・・・」
私はジュエルシードを回収し彼にお辞儀をしてここから転移した。
後から見逃してくれたのかと思ったが、それは判らなかった。
フェイトSIDE END
一哉SIDE
(さて、カイはアリサたちの所に向かいフェイトは離脱・・・もうこの姿でいる必要は無いな。)
俺はそう思い変身を解除してなのはを見る・・・
「全く、無茶をする奴だ・・・ん?」
向こうからユーノが走ってくる。恐らくなのはを見に来たのだろう。
「キュー!?。キュキュ!?!?」
ユーノは俺の正体を知らないのでなのはに話す事ができないので俺の肩に乗ってフェレットの泣き声で呼んでいる。
「心配ないユーノ。気絶しているだけだ、少しすれば目が覚めるだろう。」
俺はそう言いなのはを背負う。
「さて・・・アリサが恐いからな・・・戻るとするか。」
そう言いアリサ達のところに戻る。
・・・・・・・戻っている途中・・・・・・
「・・・あれ?・・・・」
なのはが目を覚ます。
「目が覚めたか。大丈夫か?」
「え?一哉君!?どうして?・・・なんで私一哉君に背負われてるの?・・・なんで!?」
「ここで散歩していたらお前があんな所で寝ていたからな。寝かしていても悪いと思って運んでいるだけだ。」
「うぅー//////」
「唸って俺を睨むな・・・・それより・・・目が覚めたなら、歩けるか?。
歩けないならこのまま運んでやるが・・・」
「えっ!?えーと・・・その・・・まだ・・・駄目かも・・・」
「・・・・わかった・・・なら少し我慢しろよ・・・」
「うん!!ありがとう。」
「別に良い。」
「うん♪!!」
そしてアリサ達の所に行くと。
ア「アンタ達、遅いわよ!!」
予想通りアリサはご立腹だった。
一「すまんな、こいつが暢気に寝ていたからな、」
な「えっ!?私のせいなの!?・・・ひどいの一哉君!!」
一「文句があるのならあんな所で寝てるな・・・・」
な「はい、その通りです・・・・・」
海「まぁまぁアリサ、カズ達だって悪気があった訳じゃなかったんだし・・・許してやれよ。」
す「そうだよアリサちゃん、私も気にしてないから。」
「ふん!仕方ないわね。それよりも聞きたいんだけど。何でなのはは一哉に背負われてるの?」
「ふぇ!?!?えと・・・その・・・あの・・・・///////////」
なのはが顔を赤くして俯く・・・・
「風邪かなのは?大丈夫か?」
俺はなのはの顔を見る。
「・・・・!?!?・・・・(ボンッ!!)・・・・・・・・・」
更に顔を赤くするなのは・・・・何なんだ?
「まぁここまでくれば大丈夫だろう、いいか?なのは・・・」
「え?・・・・うん・・・・」
残念そうにするなのは・・・・一体何なんだか。
「カズ・・・やるねぇー」
カイが訳のわからん事を言ってくるが・・・
「・・・・・?・・・何がだ?」
カイに言うと
「こりゃ・・・重症だな・・・・」
と言われたが・・・・・・何がだ?・・・・
ア「まぁいいわ。それじゃお茶の続きをしましょ」
す「なのはちゃん、一哉君に背負われてた事聞きたいなぁ」
な「すっ、すずかちゃん・・・・笑顔が恐いの・・・」
海「ハハハ、面白くなってきたな・・・・」
一「・・・・・何なんだ一体」
そして再びお茶会の続きをした俺達だった。
その夜・・・・・・
???「館長・・・弟97管理外世界にて魔力反応を確認しました。」
「そう、その時の推定魔力は?」
「はい、4つほど確認されていて、2つはAA+、1つはS、もう一つはSSランクです。」
「それはまた、・・あの世界は魔法の知識はなかったはずなのに。」
「突然現れたとでも言いましょうか。それで・・どうします?」
「とりあえずは監視を続けましょう。次に行動を起したらこちらも出ます。」
「了解しました。母さ・・・いえ・・・艦長」
どこかでこのような会話がしたのは誰も知らない・・・・・
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やっと更新できました。
相変わらず亀更新ですいません。
後今回皆さんに聞きたい事があるので答えてくれると幸いです。
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