序章 拠点ー蓮華編 『 追憶 』
この話は少し刻を遡ることとなる私(蓮華)とお兄様の出会いの物語の一部始終である(序章・第7話参照)
そう、私は出航した兄様の姿が見えなくなるまで・・・愛しさが募る気持ちが込み上げてくるも静かにずっと見つめていた・・・
「さっ お嬢 そろそろ屋敷へ戻りますかね」
と子布に促されるまま、えぇ・・・と生返事を返し、館へ戻る子布の後ろを歩きながら
兄様とのちょっとほろ苦く甘~い記憶に想いを馳せていた・・・ ・
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あの軽薄そうな笑い方・・・それになんだか女にダラしがなさそうな・・・しかもナヨナヨとした奴・・・
・・・それが私が兄様に抱いた第一印象であった
兄様のことに関しては、母様や姉様から送られてきた竹簡に、人となりが書かれてあったが、全てを鵜呑みにする訳にはいかない
幼少の折り、子布(張昭)による帝王学の教育の中に、”素性の知れない者を近づけない””甘言を弄する人間を近づけない””金玉に執着しない”
国を滅ぼす元凶として、三つの教訓を耳にタコができる程、ずっと言い含められてきたからだ
”素性の知れない者を近づけない””甘言を弄する人間を近づけない”この二点に”兄様”は該当するのにも関わらず、
それを言い含めてきた本人である子布(張昭)は真名まで・・・すでに兄様に預けているではないか・・・
今の私には到底、子布の行為に納得がいかなかった
「ふんっ 胡散臭い貴様に教える名など持たぬ お母様やお姉様達を誑かして、貴様は(孫呉で)何をするつもりなのだ?」
と心の奥底にしまっていた辛辣な言葉が、思わずつい口を衝いて出てしまっていた
一度口にしてしまったが最後・・・私の心にふつふつと兄様に対して、悪意に満ちた納得出来ない感情が吹き出していた
「孫呉を我が手に・・・「なっ 本性を」とでも言うと思ったわけ?
「・・・うっ」 それに君の母である緋蓮さん 姉である雪蓮を始めとした重鎮の皆様方が
揃いも揃って悪人を見分けられない程”無能”だとでも?
「・・・ぐっ 貴様っ」 こちらから先に名乗った訳だし、儀礼上でいいから教えてくれると嬉しいかな?」
と答える兄様に、指摘された点は至極当然なことであった
兄様にその点を突かれて、私の悪意に満ちた想いはあっという間に萎んで何処かへ吹き飛んでしまう
代りに兄様の私への優しさや思いやり、暖かさが私を包み込んでくるの感じていた
「うぐっ ふんっ 姓は『孫』 名は『権』 字は「仲謀」だ・・・」
とさっさと名乗るとその場にいることに居た堪れなくなり、逃げるように立ち去ってしまった
その後、私の中では兄様の本質を見抜けなかった事に対する恥ずかしさやら・・・言い負かされて悔しいやら
綯い交ぜにした気持ちが、去っていく私の胸中で渦巻いていたのであった
後々私は知ることのなるのだが、子布の妹である”紅”より、兄様を拾ってきて、その後に兄様に起こった事に関する一部始終
並びに未知の知識に関する提案・武・智のテスト事項等を事細かに記された竹簡が、子布宛てに送られてきていたのだった
しかし子布は私に対して、兄様の事・未知の知識に関する提案のほんの一部しか開示していなかったのである
開示状況に対して異議を唱えようものなら・・・
「お嬢には百年早いさね」
と言葉少なくいつもの如く、軽く一蹴されてしまうだけなのだけれど・・・
そりゃ・・・私だって・・・全てを知っていれば・・・こんな恥ずかしいことになっていない!
と子布に反論したい処ではあるのだけど・・・
「んっ? お嬢なら事情を知ってたとて、坊やに同じ事をしたさね はっはっは~」
ときっとグウの根も出ないほどの”どん底”へと叩き落とされる・・・に決まってるわ
・・・幼少より経験してきた、子布に関するにが~い記憶が鮮明に蘇ってくるのを、懸命に振り払う私だった
「蓮華様 こんな処までいらっしゃって・・・いかが致しました?」
思春は私を心配したのかそう尋ねてきた
思春に問われふと周りを見渡すと、思考の海に沈んでいる間に、いつの間にか洞窟内の水軍拠点まで来ていたことに気がついた
「ううん 何でもないわ思春」
と作り笑顔だったのが思春にすぐ看破されてしまったのか・・・
「蓮華様 今来ている北郷に何かお悩みでも?」
と核心をつかれて、ついつい気心の知れた思春に、今迄の出来事を話してしまう
「・・・そうでしたか 蓮華様へのご報告とご助言をさせて戴きます」
「なぁに?思春 報告と助言って?」
「ご報告と致しましては、これらの北郷に関する張紘様よりの詳細な情報は、現在の処、張昭殿が握っておられるものと・・・」
「子布が? 通りで・・・情報が少ないとは思っていたけれど・・・」
「次にご助言につきましては、武に関しまして私や黄蓋殿を含め雪蓮様ですら敵いません
智に関しましては周瑜殿・張紘殿が大層惚れ込んでいらっしゃいます」
「”彼”が?・・・思春や祭だけでなく姉様まで? それに冥琳や紅まで心酔? ・・・それもにわかには信じがたいわ」
「ですが蓮華様 これは事実です 私が見聞きしました事ゆえ・・・」
「そう・・・報告と助言ありがとう 助かったわ思春」
「いえ では蓮華様 これにて」
「・・・あっ ちょっと待って思春」
「蓮華様・・・ まだ 何か?」
「”彼”がココへ来たらでいいんだけど・・・訓練を見せてあげて欲しいの・・・ダメ・・・かしら?」
「特別な事は出来ません・・・が、普段通りの事でしたら何も問題ありません」
「ええ それでいいわ お願いね思春」
「ハッ お任せを」
というや足早に蓮華の元から去っていく思春とそれを見送る蓮華
私が思春にしたお願いとは、思春達を観察している兄様を始終観察して、どういった考え・想いを持った人なのだろうか?
竹簡での情報だけでは得られない一面を知りたくなったからである この時点ではまだ尻尾を掴んでやるとも意気込んでいたけれど・・・
私は、水軍拠点の岩陰に潜みじーっと兄様後方より観察していた 一見、普通に思春の訓練を熱心に観察しているように見えるが・・・
なんだか緊張感が漂う雰囲気に、何かを深く考えているようにも見えた
「そんな処で見ていないで、こちらに来て少し話さないか?」
と私がいる方へと声をかけてくる
こちらを見ていた素振りを一度も見せていなかった筈なのに・・・岩陰からずっと観察してた事がバレていたとは・・・
それならば・・・いっそと開き直った私は、岩陰から出て大胆にも兄様の隣へ腰を降ろし観察を続ける事にした
「随分 俺を観察していたみたいだけど? それで何か俺の事を掴めたのかな?
余計なお世話かもしれないけれど、聞きたいことがあれば答えれる範囲でならで良ければ孫権に話すよ?」
最初から私の観察行動は兄様に筒抜けだった模様で、それにも関わらず、不審な行動をしていた私に対して
思いやり溢れる言葉をかけてくれる・・・ その行為に私は素直に甘え、色々な事を兄様へ質問していた
1800年後くらいの未来から来て、家族はお爺様・お母様・兄様 妹さんの四人家族で・・・
私の母様と同じ名前と似通った容姿をもった女性を母さんと呼び慕っていたこと
帰り方が判らないので、以後もこの世界で生きていかなければならないこと
この世界で迷子の兄様を皆が家族と呼んでくれ親しくして温かく迎え入れてくれたこと
その好意に少しでも報いるべく自分にできる事を行っている最中とのこと
私が質問する事に一つ一つ丁寧に・・・子布に渡していた”紅”の報告の自身に関するほぼ全ての内容を私に教えてくれていたのだった・・・
兄様の世界は、戦争等とは無縁というではないか・・・私が兄様と同じ状態に陥ったならば・・・
見知らぬ場所で・・・誰ひとりとして身寄りもなく・・・果たして生きていけただろうか・・・
私は母様や姉様のような”勘”もなければ、武の才能も持ち合わせてはいない
・・・そんな私が生きていけると思いあがれるほど、この世界は甘くはなかった・・・
話が終わる頃には、兄様へ抱いていた不信感はすっかり霧散していた
事情を聞いた後の私は、兄様の事で頭がいっぱいになり、他の事は何も考えられなくなっていた
そしていつの間にか”私の悩み”を兄様へ相談していたのだった
「一刀く~ん 子瑜(諸葛瑾)からの報告が届いているそうよ こちらへいらっしゃ~い♪」
母様が兄様へ呼びかけてきた
「 藍里あいり(諸葛瑾)から? 判りました 今そちらへいきま~す」
と兄様は母様へ返事をしつつ
「ごめんね 話の途中だけど後は夜でもいいかな?」
と兄様の何気ない気遣いに嬉しくなり
「私は・・・べ別に構いません」
と答える私は、この後にも兄様に会えることに喜びを噛み締めていた
「それじゃ 一緒に行こうか」
と手を差し出してくる兄様の手を恐る恐る差し出して・・・最後はギュッと握り締め
兄様の後ろを追いかける私は、兄様の手から伝わる温もりの感動に打ち震えていたのにも関わらず
未だに真名を言い出す”切欠”を掴めず仕舞いだったのだった
あの後、母様から兄様達3人は明日の朝にはここを旅立つと聞いた
数日居れると聞いていたのに・・・そう昨日までの私は母様とゆっくり話せると喜んでいたのだけれど・・・
現金なモノで今の私は兄様一筋となっていた
明日には去ってしまう・・・真名を預ける切欠が掴めず、心が逸り待ちきれなくなった私は兄様の部屋へと訪れるべく移動する
心が逸る私は兄様の部屋の扉を開くと同時に部屋へと入ろうと試みる
・・・が突然目の前が真っ暗になり気づいた時には、”ぽすっ”と兄様の胸の中に収まっていた
「おっと 大丈夫? 怪我はないかな?」
と優しく声をかけてくれる兄様
「ごっ ごめんなさい・・・」
と顔を真っ赤にし抱かれた事に驚いて、急いで兄様の胸より飛び退く私
「全然 気にしなくていいよ 少し中庭にでもいこうか」
「はっ はい・・・」
と兄様に促され中庭へついて行く・・・
「俺はこれでいいか・・・剣を構えてごらん?」
「はっ はい」
と答えた私は、言われた通りに兄様へ剣を向け構える
「本気で斬りかかって来てみて」
とさらっと兄様は言うではないか・・・・今は夜だし、構えだけを修正してもらえるのかと思っていた私は吃驚して
「でっ できません・・・」
と即答するも・・・
「いいから いいから 気にしないで さあ」
という兄様からの積極的な誘いに、仕方なく軽く数度斬り込む すると兄様から
「それじゃ見極められないから 遠慮なく斬りに来てごらん?」
と言われたので、徐々に本気を出し斬りかかるも・・・全く当たる気配がない事に悔しさが滲み
今では完全に全力で斬りかかっていたが、一向に当たる気配すらない
すると・・・兄様は
「少しこちらからも斬り込むね よっと・・・」
と私の剣を回避しながら、最初の一回目は私の剣速と同じくらい 2回目・・・3回目と徐々に速くなり
5回目には、剣の閃きくらいしか判らなかった・・・恐らく思春くらい
6回目は「きゃっ」と叫びながらもなんとか受けてきれていた 姉様と同じくらい速かったように感じた
「大体判ったのでこれくらいにしようか・・・孫権」
「はぁ はぁ はぁ・・・ えぇ・・・・・・・」
思春と訓練している時より、より短時間で私は気息奄奄な状態に陥っていた
息を整え終わった私を見計らって兄様は言葉を紡ぎ出した
「今の”孫権”の剣筋は雪蓮のものソックリだね」
「ええ・・・私の憧れであり尊敬する姉ですから」
と私は自慢げに兄様へ返答する
「ふむ それじゃダメなのは判るよね? 雪蓮の剣の型は天賦の才と天性の”勘”によるもの
残念ながら孫権にはそれがない・・・」
「そっ・・・そんな事は最初から判ってます!」
と辛辣な兄様の言葉に反論の言葉を返すものの・・・それは自身でも感じていた”私の限界”だった・・・
「マネから入るのはいい だけどそれもいつかは限界がきて・・・それ以上鍛える意味がなくなる」
「でっでも・・・一体私はどうすれば・・・」
「そうだね いきなりこんな事を俺に言われても戸惑うだけだしね 少し切欠を掴めるよう助言しておこうかな」
と言うと兄様は私へ軽く実戦を交えた助言を開始する
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「!?・・・・これが私の?」
「そう孫権が目指すべき”武の極み”・・・頂きだと思うよ? これから君自身が試行錯誤して洗練させていくんだ」
「先ずは色々な武器で打ち込んでもらうんだ 君の信頼する甘寧が相手でもいい 武器が描く軌跡を感じ取る”感覚”を養うんだ」
「はっ はい これが・・・私が・・・目指すべき・・・武の型・・・・・・」
私は先ほどの”感覚”を忘れないように、兄様に再度打ち込んでもらう
「本来なら自分で見つけるものだろうけれどね・・・ 孫権にはいらぬお節介だったかな? アハハ」
私への気遣いと自身の武の型を掴めた事に感謝しつつ、何か御礼を・・・と考えていたが、直ぐには何も思い浮かばなかった・・・
ここで真名を伝えるべき時と意を決し、精一杯の勇気を振り絞って言葉を紡ぎだした
「私の・・・真名・・・蓮華」
と私は
「ん? いいのか? 俺に預けて・・・大切な真名なんだろ?」
こんな時にまで私の心配をしてくれる兄様に、思わず嬉し涙が零れそうになるのを必死に隠し我慢する
「・・・ええ こっこれはそっその・・・そう”御礼”だから・・・ これからはそう呼んで欲しい」
ちょっとコジつけた窮屈な感じではあったが、私はそのまま押し通すことにした
「・・・あぁ 判ったよ これからよろしくな 蓮華」
頭に手を乗せなでなでし最後に2回ぽんぽんと軽く叩く兄様
真名を預けられた安堵感と兄様の頭を撫でてくれる心遣いで
漸く心を縛り付けていた重石から開放され気分が楽になった
「孫権と和葉・・・って俺の妹なんだけどな よく似てるかもな~ 真面目な雰囲気とかね・・・」
「そうなの? ふふっ 一度お話してみたいわね 妹さんと・・・ あっ そうだ ねぇ 一刀は年はいくつなの?」
「それがね~ この世界に来たら身体が縮んでてさ・・・正確には判んないんだけど、恐らく10才か9才・・・ぐらいだと思う」
「・・・それじゃ私より年上なのね」
「そうなの?」
「うん! そう!」
「それに・・・ね 一刀の妹さんの事もあるけれど、同じ容姿をした母様に育てられた者同士ということで・・・
私のお兄様・・・兄様♪じゃ・・・ダメ?」
と上目遣いでジーーーーーーーと兄様を見つめ聞き返す蓮華
「だって・・・私よりとっ年上だし・・・・・・ブツブツ・・・」
と一刀から視線を下方へ外し・・・次第に不安になり語尾にいくにつれ
声が小さく掠れる私は兄様へ”結び柳”を手渡す
「うっ・・・すっ好きに呼ぶといいよ・・・それとこれは何かな?」
と少し間が空き、困惑したような?諦めた?ような返事が兄様から返って来た
「街の子達の噂で・・・旅立つ大切な人への安全を祈願する風習があるって聞いたので・・・それで・・・」
「そっか お守りか・・・あはは なんだか本当に妹の和葉がもう一人出来たみたいだよ」
と兄様の明るく大きな笑い声と答えに、私は安堵し表情がみるみる明るくなった
後々判ったことだが、今着ている兄様の上着の内側に、お母様と妹さんのお守りが縫い付けられてるらしい
「それじゃもう遅いし・・・帰ろうか 蓮華」
「はいっ 兄様♪」
と私は答える すごく恥ずかしいけれど・・・勇気を振り絞って兄様と手を繋いでみる
・・・すると兄様は最初は驚いていたものの・・・直ぐに強く握り返してくれた
私はそれが嬉しくて兄様へ満面の笑みを返したのだった
=【お守り補足説明】===================================================
空海が中国を訪れた時代、長安では旅立つ人に柳の枝を折って手渡し、送る習慣があったようです。
旅に出る夫の無事を祈って妻が結び柳を持たせたとか
柳の霊力と一陽来復の意味もこめて、再び元に戻れるようにとの願いからです 『法蔵館ブログ様より転載』
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「思春 ”兄様♪”の事よろしくお願いね」
と真剣な面持ちで、私は思春に念を押し頼み込む
「・・・ハッ 蓮華様 お任せを・・・」
と答える思春には、戸惑いの色が見え隠れしているのが、私にはハッキリと解ったが
私はその事に気づいた風な様子を見せずに、”大切な兄様”へ言葉を奏でる
「兄様♪ 身体には気をつけて・・・」
言葉ではいい尽くせぬ想いを体現するかのように、私の身体は自然と兄様の胸へと目掛け駆け出していた
そして素直に兄様と抱き合えた事が、それにも増して、兄様の中に私の居場所がある事がとても嬉しかった
「あぁ ”蓮華”もね」
と優しく抱き返してくれる思いやり溢れる優しい兄様に、私の”鼓動の甘い高鳴り”は最高潮に達していた
私にとって今、一番大切な宝物が出来たんだから・・・
母様、子布、琥珀・・・思春でさえ・・・深く追求されたとしても、この事だけは私の一生の宝物だもの!
何があろうとも絶対に話せないわ・・・
■■■【オリジナル人物紹介】■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
○孫堅 文台 真名は緋蓮(ヒレン)
春秋時代の兵家・孫武の子孫を称し、各地で起こった主導権争いに介入し
「江東の虎」の異名で各地の豪族を震撼させた
優秀な人材を率い転戦、やがて軍閥化し孫家の基礎を築いた
○張紘 子綱 真名は紅(コウ)
呉国の軍師の一人で主に外交を担当。 魏の程昱(風)の呉版と考えていただけると理解しやすいだろう
『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、姉の張昭と共に臣に迎え入れられる
張昭と共に『江東の二張』と称される賢人
※史実では、呉郡の四性でも張昭と兄弟でもありませんのでお間違い無きように。。。
呉郡の四性の中で張温しか見当たらなかった為、雪月の”脳内設定”です
○魯粛 子敬 真名は琥珀(コハク)
普段は思慮深く人当りも良い娘で、政略的思考を得意とし、商人ネットワークを駆使し情報収集・謀略を行う
発明に携わる時、人格と言葉遣いが変化し、人格は燃える闘魂?状態、言葉遣いは関西弁?風の暑苦しい人に変化する
このことから「魯家の狂娘・後に発明の鬼娘」と噂される
※穏(陸遜)は本をトリガーとして発情しちゃいますが、、琥珀(魯粛)は発明に燃えると・・・燃える闘魂に変身って感じです
○張昭 子布 真名は王林(オウリン)
呉国の軍師の一人で主に内政を担当。 冥琳とはライバル同士で互いに意識する間柄である
『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、妹の紅(張紘)と共に臣に迎え入れられる
張紘と共に『江東の二張』と称される賢人
妹の紅は「人情の機微を捉える」に対して「政(まつりごと)の機微を捉える」という感じでしょうか
○程普 徳謀 真名は楓(カエデ)
緋蓮旗揚げ時よりの古参武将であり、祭と並ぶ呉の柱石の一人 「鉄脊蛇矛」を愛用武器に戦場を駆け抜ける猛将としても有名
祭ほどの華々しい戦果はないが、”いぶし銀”と評するに値する数々の孫呉の窮地を救う働きをする
部下達からは”程公”ならぬ『程嬢』と呼ばれる愛称で皆から慕われている
真名は・・・素案を考えていた時に見ていた、某アニメの魅力的な師匠から一字拝借致しました・・・
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【あとがき】
改めましてこんばんは 雪月でございます
クリエータープロフィールを久々に少しイジっていたのですが、”お気に入り”に登録してくださった方が100名を超えた模様です
お気に入りに入れてくださったものの、すでに見切られた方も累計には加算されているものと推測しておりますが
100名という区切りの数字には素直に嬉しく思います
初めてのことで、テストというお題目の元、文章表現等を含め二転三転しましたので
多くの読者様へご迷惑をおかけしましたこと誠に申し訳ありませんでした
去られた方々には、もう一度お読みしていただけるチャンスがあるとは思っておりませんが
ご期待に添えず本当に申し訳なく思っております
お気に入り登録をして戴きました皆様、毎回コメントにてご感想・ご質問・ご指摘・支援・応援をして戴いている皆様
誠に有難うございます
更新頻度に関しましては、”1週間に1度”、多くて2度 遅くても”1ヶ月に1度”のペースを守り
更新を続けていきたいと思っております
皆様のご期待に添えるような作品を、最後まで完結できるよう制作して参る所存です
話は拠点へと変わりまして、今回の試みに関しまして、”蓮華視点での心理描写”にしてみました
本来は、蓮華視点でない文章を挿入していた部分だったのですが、蓮華さんの回想として書きおこしてみましたがいかがでしたでしょうか?
今後は、序章後半のスタイルで文章構成していくことになるかと思います
この度の蓮華視点での文章構成なども違和感がないようでしたら、他の拠点等でも使用していきたいと思っております
蓮華さんの”一刀”呼びは、兄様と呼ぶまでの僅かな間だけとなります その前は”彼”ですし・・・汗
こちらに関しましても、何かございましたらご意見・ご感想・ご質問・ご指摘戴きたく存じます
次に結び柳の補足事項につきましてですが
遣唐使の頃のお話でありまして、当然の事ながら三国志の時代より”後”の事となります
それ以前の記述がないそうなので、三國時代にあったのか定かではないのですが
蓮華の想いを形にした表現をしたかったので登場させてみました
場所も長安ですし・・・あり?ですかね? ツッコミ処満載ではありますが・・・
最後に前話の”SD猫化雪蓮さん”に関しましてのネタは
ご批判が少なければ後々いくつかを披露できるかな~と掲載段階では考えておりました
幸いにもコメントをくださった皆様からは、好評のようでしたので一安心しております
拠点の都合上(各章の補足を優先しますので)無理と判断したならば、こちらも『外伝』という形でのお披露目となるかもです
SD猫化雪蓮さんスキーの皆様方は、次の登場までしばしの間お待ちくださいませ(*´∀`*)
▼アンケートを募集していました件につきましては
②後々までワクテカして我慢して確認したい方が全員・・・という結果でした
アンケートにご協力してくださいました皆様には、深く御礼申し上げます 本当に有難うございました
前話あとがきにも書きました通りでして、どこまで公開していいものやらと・・・試行錯誤しておりましたが、
後に公開となりました分、責任も増した感があります 某●主党じゃありませんが
マニフェスト?を守らないと罵られそうで・・・今からビクビクしております
え~~~~~もし期待に添えない場合は、とりあえず公開してから海外に逃亡することにしますね(Σぉぃ
いつも私の”ネガティブあとがきキャンペーン”が長かったので、今回は短めで(苦笑
次回の拠点は、第一位となりました冥琳編となります 冥琳ファンの皆様もうしばらくお待ちくださいませ
それでは皆様 体調にお気を付けて まったね~( ´ ▽ ` )ノ
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初めまして 雪月と申します。
この作品は真・恋姫†無双・恋姫†無双の2次創作となっております
設定としましては『呉ルート』を予定。
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