初めましてと言うやつもいるかな、俺の名前は榊原刃。転生者だ
転生前の世界では普通に一人暮らし生活を送っていた。ちなみに死んだのは25歳の時、仕事の取引先のところへ出張しに飛行機に乗ってそのままあぼーん。そして、少女神に転生してくれということで転生場所を選んでくれと言ったが面倒臭いので隣の奴と一緒の世界と言っておいた。
そしてくじを引き俺はSS+だった。そして特典なのだが神に「丸投げするならこのくじの中から一枚取ってください~」と言われたから取ったら。「
そして転生したが、少し前に友達が見せてくたから多少は知っていたのだが原作知識は転生前にほとんど消えていたため誰が転生者かの判別はできるのだが何が起きるのかは知らない、あくまでここが現実に存在するアニメの世界だということだけ知っている。
そして、その日に親戚のうちに引き取られその次の日に後に親友となる麻井伸に会い切磋琢磨したというわけだ。因みに現在の俺は伸と同じくリミッターをかけている。そして現在の最大魔力はSSS+だ。
さて、今、俺はある場所にいる。それは図書館だ・・・・
図書館は落ち着く、静かだし、本は読み放題だし・・・・そう思いながら俺が本を読んでる
その時、やけに文学コーナーの一角が騒がしかったので気になって見に行くと、そこには赤髪のスカした少年と、車椅子の少女が居た。
Side:はやて
「俺が手伝ってやるよ!」ニコ
わたしがいつもの様に図書館で本を探しとると、何やら知らん男の子が来てそう言ってきた。
わたしはその目が何だか気に入らんかったんで遠慮させてもらった。
そやけど、
「気にすんなよ。さあ、どの本が読みたいんだ?」ニコ
その男の子は話を聞かなかったのか、そう言って剰え車椅子を勝手に押し始めたんで、わたしが止めてくださいって何度言うても勝手な事ばっか言うて話が通じへん。
いい加減面倒になってきたんで係の人呼んだろかなーと思っとったら、
「ほら、早く読みたい本言え――グヘッ!?」
「さっきから喧しい、図書館では静かにしろ」
茶髪の青い服を着た男の子が来て、さっきまでの子を気絶させてもうた。
Side:刃
余りにも煩かったから、俺は赤髪の後ろに回り込み手刀を喰らわせ気絶させた俺は多分悪くない。だってここが唯一の安息の地なんだもん。
「全く、図書館では静かにすると云う、常識的なマナーも守れんのか」
「あの……」
「なんだ、少女?」
「八神はやてです。後、助けてくれてありがとうございます」
「あー、気にしないで、俺は騒音を止めただけ。煩くなかったら何もしなかった」
俺はそう言ったが、少女は構わずに頭を下げた。
「それでもありがとうございます」
「そうか……。それじゃ」
俺は踵を返し元の席に戻ろうとしたが、足元に本が落ちていることに気がついた。
「おい、これお前のか?」
「あ、はいそうです。どうもありがと……」
「だから礼は要らないと言っているんだが。後、お前、見たところ俺と同年代でしょ?敬語はやめてくれないか」
「あ、そうか?なら普通に話させてもらうわー」
俺が思っていた『普通』とはイントネーションが違っていたようだ。
「まあ、俺は此処で居なくなるからどうでもいいんだけど」
「ちょい待ち。こんな可憐な少女置いてどこに行くん!?」
「自分で可憐とか言うな。それとどこに行くも何も図書館来たんだから本読むに決まっているだろ。後お静かに」
ただでさえ学校もあのバカ二人のせいで煩いんだ。俺の安らぎはもう家以外だとここしかない。
「おっと……。あの、ちょっとお願いがあるんやけど……」
「なんだ?」
「あの本、取ってくれへんかな?」
そう言って八神が示したのは本棚の一番上の方にある、一冊の本だった。
「ほら、これでいいか?」
「おおきに、後なー」
「まだあるのか……」
「これ、退けてくれんと通れへんのやけど……」
「……少し我慢してくれ」
俺はそう言ってから八神の後ろに回り込んで車椅子を押して日ごろのストレス発散もかねて、無理やり障害物を乗り越えた。だってコイツ……アイツ等と似ているし、その際、メキャとかいう鈍い音がしたが、気のせいだと思い気にしない事にした。
「わわっ!……もうちょっと丁寧にできへんの?」
「出来るけど面倒臭い。……もういいか?」
「んー、ついでにあっちのテーブルまで連れてってくれへん?」
「はぁ……」
俺は溜め息をつくと車椅子を押して、テーブルへ向かった。そして元の席に戻ろうとしたらなんかいろいろ言われて面倒臭くなってきたから仕方なしに一緒の席に座っていろいろ話した。思えば転生後でアイツ以外でこんなに話したのは初めてな気がする。
「いやー、久しぶりに話たわー」
そう言いながら首を左右に揺らすはやて。久しぶりに話す?こんなに話すんだから家でおとなしいイメージはないように思うんだが・・・・あーそういうことか。おそらく話し相手がいないんだな。遠出しているとか死んでいるとかで……まあ俺もいないようなもんだし…ちょうどいいかな…アイツらのせいでロクに他の奴らと友達になってないし。
「・・・・・・・あのさ」
「なんや?」
「お前っていつもここに来てんのか?」
「いつもやないけど、しょっちゅう来とるな」
「暇な時に俺の話し相手になってくれないか?」
「・・・・・・・え?」
「俺もよくここに来るんだけど本よんでばっかで暇なんだ。(実際は話し相手がほとんどいないだけなんだがな……)」
「・・・・・・・・・・ええの?」
「いやなら別にいいぞ」
そう言うとはやては少しぽかんとしたがすぐに笑顔になった。
・・・・・・・・・・かわいいな。言っとくがロリコンじゃないからな
「そっか!そんじゃあ暇なときにお話ししような」
「ああ。もちろんだ」
そして俺とはやてはこの日友達になり、それぞれの家に向かって別れた。アイツにも教えておくか。
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第六話:その頃の刃