No.503953

「リリなの」の世界で片翼の転生者は何をする

鎖紅十字さん

今回もちょっと短め?
今回の翼のモードはソウルイーターのシュタイン博士をモチーフに狂者モードです。いつものは冷静モードですかね。
砂鉄界法はナルトの三代目風影の技でしたかね?我愛羅の父親のは砂金だったのでまず出せないだろうとおもいこちらにしました。
それでは駄文ですがどうぞ。

2012-11-03 18:39:38 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:4646   閲覧ユーザー数:4426

第十一話

 

「貴様!!どこから現れた!!?」

 

「どこからでもいいだろ・・・君はもうここでダウンだからな」

 

「どういう意味だ!!?」

 

こいつは怒鳴って聞くしかできないのか?

 

「ハァ~・・・・君はいつまでぼぉ~っとしているんだい?」

 

「っは!!///////すいません」

 

「いや・・攻めてるわけじゃないんだけど。とりあえずあの白い少女と決着をつけてきな。この黒いのは俺が倒しとくから」

 

「あ、はい!・・・アルフ!!!」

 

「フェイトが何も言わないんだったら、私も何も言わないよ・・・ただこれだけは言うよ。フェイトを泣かしたらただじゃおかないからね!!」

 

「////ア、アルフ!!」

 

そのまま二人はなのはの方へ飛んで行った。・・・・・顔が赤くなってるのばれなかったかな。はぁ~・・・今はこのG君を潰すように倒すか。

 

「さて・・・今またフェイト達を攻撃しようとしたろ?」

 

クロノの方を向けば俺がかけたバインドで動きを封じられていた。・・・サンが話している間にしてくれました!!!

 

「さすが俺の相棒だ」

 

『それほどでもありませんバディ』

 

さてさて、今回はどんな感じで潰そうか。

 

「バルデッシュの鎌見て思い出したな・・・・・サン、デスサイズモード」

 

『OKバディ、ジャケットはどうします?』

 

「もちろん変える」

 

『OK』

 

俺の体は光に包まれ姿が変わる。髪は白くなり顔には笑っているピエロの仮面、服装は継ぎ接ぎの服に継ぎ接ぎの白衣、手にあるサンは身長ほどもある紅い十字架。そして白かった翼が黒色に変わる。

 

その姿はまるでというよりも普通に某魂喰いにでてくる狂人博士にしか見えない。

 

「さて・・・解剖を始めようか、ヘラヘラヘラヘラ」

 

俺の子の姿にさすがに怖気づいたのか若干後ずさりをしているクロノ。

 

「ヘラヘラヘラ!どうした、怖くなったか?安心しろ、痛いのは・・・・・たぶん一瞬だ」

 

「なんだ今の間は!!?」

 

「ヘラヘラヘラ・・・・・・いいのか?そんな余裕で」

 

瞬動で背後にまわって、背中に掌底当てる。もちろんただの掌底ではない。

 

「ヘラヘラ、魂威」

 

「ぐぁっ!!」

 

そのまま吹っ飛び壁にぶつかるクロノ。

 

「ヘラヘラ、縫合」

 

「っ!!?なんだこれは」

 

クロノの体と壁を紅色の糸のようなものが縫いとめている。

 

「ヘラヘラヘラ、それはお前に掌底打った時、手に纏わせておいた魔力をお前の体に打ち込んだ。お前の中に廻った俺の魔力を使い操作することでそうやって縫いとめたんだよ」

 

笑いながらクロノの側に降りる。そして動けないクロノに向けて右手を向ける。

 

「言ってなかったが、さっきサンのかけたバインドの五倍が俺のかけるバインドの拘束力、そしてその縫合は俺のかけるバインドの十倍だ。ヘラヘラヘラ」

 

「っ!!」

 

さっきよりも数段多い魔力を片手に纏わせる。

 

「連掌魂威、三極!魏!呉!蜀!」

 

そして魏呉蜀の掛け声とともに右手の掌底を三度クロノに叩きつける。最初の掌底はクロノの中に魔力を多く流すため威力にはそげなかったが今回は威力を上げているため・・・クロノの体は内外ともにボロボロになった。

 

「ぶっ!ぐ!がぁ!!・・・げふ」

 

外からの掌底の威力、魔法による中からの爆発、クロノの体は内蔵がいくつかいかれアバラも数本折れた。壁に縫い付けられぶら下がっているような状態のクロノの口から血が流れる。

 

「ヘラヘラヘラ、おしまいか?あっけないな~執務官殿」

 

そしてボロボロの執務官の前には継ぎ接ぎ服を着た笑ったピエロの仮面の男・・・見た感じ悪者は俺である。

 

『間違っていないのでは?』

 

「ヘラヘラヘラ、今はサンのツッコミも気にならない」

 

『嬉しさ反面寂しさ反面です』

 

「ぐ・・・ふざけるな!!スティンガーシュート!!」

 

クロノは顔を痛みに歪ませながらも縫いつけられた状態で魔法を放ってきた。

 

「ヘラヘラ、受けても別に大丈夫だが・・・・こっちには魂はないんだったな~、あれ使うか」

 

俺はのんきに言いながら、左手を構える。

 

「『砂鉄界法』!」

 

俺の周りに一斉に砂鉄が集まりその砂鉄がクロノの魔法を防ぐ。

 

「な・・・なんだこの魔法は!!?」

 

「ヘラヘラヘラ、魔法じゃないんだけどな・・・それじゃお疲れさん、お前はここでギブアップだ」

 

左手を空に掲げる。砂鉄が俺の上に集まりどんどん形作っていく。そして、できた形は無数の槍。

 

「っな!」

 

「ヘラヘラ、ばいば~い」

 

左手を勢いよく下ろす。それと同時に槍もクロノに向かって真っすぐに落ちる。

 

「まt、・・ぐがああああああああああああああああああああああ!!!!」

 

クロノの断末魔が響くもそれもすぐに途切れその場には砂鉄でできた槍の針山があるだけ。左手を横凪にうるえば、槍は形を崩し砂鉄は風に乗って飛んでいきボロボロのクロノが姿を現した。

 

「ヘラヘラヘラヘラ、解剖終了・・・・・見てんだろ、管理局?俺はジェネシス、ジェネシス・ラプソードス。話し合おうじゃないか?あ、けど攻撃したのは先にそちらが攻撃してきたからだ、自己防衛だ。そうだろ?聞いたところ執務官殿は武器を下ろせといいながら自分は下ろさなかったと聞く・・・十分自己防衛だ。それにここは管理()世界だろ?君たちの権力は今のところ無いに等しい。では失礼する」

 

フェイト達がなのは達を倒していたので、話を切り上げそちらに向かう。向かいながらアースラに話し合う日時、場所を指定しといた。日時は五日後、場所は・・・翠屋。

 

合流したところで俺たちは転移をして時の庭園へと帰った。・・・・・プレシアがすごい親ばかに変身しており、戻ってきたフェイトに過保護に大丈夫かどうか言いながら抱きついていた。これにはさすがにフェイトも驚いていたがその顔はとてもかわいらしい笑顔だった。

 

「(・・・・・保存は?)」

 

『(バッチリ)』

 

「(よくやった)」

 

「(それ後で私にもくれないか?)」

 

「(私にもよ)」

 

その時の俺らの行動をフェイトは首をかしげながら見ていた。のちにこの四人によって「フェイト完全保存版」なるものがつくられることをフェイトが知る由もない。

 

クロノのやられ度

 

右足粉砕骨折

 

左腕二か所骨折

 

アバラ数本骨折

 

体のいたるところに裂傷

 

奥歯が抜ける

 

頭に跡が残らないタイプの傷

 

すべてがなぜか治りずらくアースラの設備をもってしても全治一か月となってしまった。

 

三日間クロノは寝続け時折、「このクソ作者」だの、「僕はきちんと空気を読める」だの、「エ、エイミィは関係ないだろ」などのうわごとを時折喋っていた。看病をしていたエイミィは自分の名前が出たことですごく気になっていた模様だが目を覚ましたクロノはまるで記憶喪失そしたかのように何も覚えていなかった。

 

クロノと作者の会話はまた後日談で。


 
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