一刀「董卓の所!?」
一刀は俺に今何処に居るのかの質問をして、俺が答えると驚きの声が響き渡る
英次「そこまで驚くなよ」
一刀「だってあの董卓だろ!?」
あー正史の歴史の董卓を思い出してるのか。
英次「まぁ一刀の知ってる董卓とは違うんだけどな性格とか違うし」
一刀「そうなのか。まぁ女だって事は想像出来るんだけど」
英次「さてっと、一刀に話したし帰るよ」
一刀「ちょっと待った」
一刀は慌てて俺を止めた
一刀「俺ちゃんと聞いてない。未来を繋ぐって一体どうやってするんだ?それで俺は何をしたらいいんだ?俺に出来ることは何だ?」
英次「何もないよ。一刀は一刀のままでいいんだ。俺の言った事は頭の隅にも入れてくれ」
一刀は俺の肩を手で掴み
一刀「何もするなって!?そんな事ないだろ!俺が知らないと駄目なんだろ?未来を繋ぐって事は
この世界がなくなるかもしれないんだろ!?華琳たち殺す事になるかもしれないのに!俺は
何も知らないままなんて嫌だ!」
英次「・・・・・」
一刀ってこんなに熱血だっけ?この世界での一刀は熱血なのか?
一刀「頼む。教えてくれ」
英次「はぁ~」
俺はため息をつきながら、右手で後頭部をかく
英次「わかったよ。とりあえず俺が知ってる事を言うよ。俺が知ってる事な」
一刀「ん?何だ?まるで英次も知らない事があるみたいな言い方だな」
英次「まぁ聞け。この世界は外史と呼ばれる世界」
一刀「外史・・」
英次「そうだ。そして外史とは人の夢で出来ている世界だ。そしてこの世界を作り出しているのは
一刀お前だ」
一刀「なるほど・・・ってえええええええ!?」
英次「まぁまぁ落ち着け」
一刀「いやいや・・はぁ!?俺が作ってる?えっ?何言ってんの?俺が作ってるわけないじゃん」
英次「まぁ外史とはそう言うものだって思ってくれ」
一刀「あぁ・・」
まぁ納得出来ないだろうけど
英次「そして、その外史を管理する者が居る。それが天界に住んでいる人たち俺たちが神と呼んでいる者だ。そして神たちが外史を増えすぎないように、そして減り過ぎないように
管理または監視している」
一刀「・・・・ちょっと・・」
英次「質問は後でまとめて聞く。いいか、俺はその神の使いってのに会ってこの世界に来た
そしてその神の使いが言うには・・」
神の使い「いいですか、今現代では夢を見る、自分で世界を作り出そうとする人間が少ないんです。
ですから過去の外史を繋げないと外史がなくなってしまう。そうなると人間は夢を見ることが出来なくなってしまう。そうなる前に外史を繋げてください」
英次「ってさ」
一刀「はぁ・・・・そうっすか・・・」
英次「そういう反応するよな。俺も最初はそんな感じだったし」
一刀「でもよく了解したな。普通なら信じないだろ?」
英次「そりゃそうさ。でもさ外史を繋がないと元の世界に帰れないって言うんだから仕方ないだろ」
一刀「そうか、それは仕方ないな」
英次「だろ」
一刀「んで俺の未来は言えないんだよな?」
英次「まぁな。別に神の使いって奴に言うなって言われてないけど変な先入観はない方がいいし
それに俺の知ってる未来とは違う場合もあるから」
一刀「そっか・・・」
何か言いたそうな一刀だったが、それ以上は無理と判断したのかその後の言葉を詰まらせた
英次「さて、着替えて帰りたいんだけど?服は何処だ?」
一刀「ああ~服なら捨てたぞ」
英次「はい?今何て?」
一刀「だから捨てた」
英次「何で!?」
一刀「血だらけで落ちなかったから、だから代わりの服ならそこにあるだろ?」
英次「いや・・あの服特別なんだけど?」
一刀「何が?」
英次「あの服、伸縮性がすごくて、それで刀に切られてもある程度は大丈夫な・・すごい服なんですけど、神の使いって人に貰ったんですけど」
一刀「はぁ!?」
英次「えっと・・・」
一刀「すまん」
英次「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
結局、一刀が着ている服の代えがあると言うのでそれを貰った
英次「俺がこの制服を着ることになるとは」
一刀「すまん」
英次「気にするな。仕方ないことだし」
でも一刀が2着制服持ってたなんて話聞いたことがないけどな。どうなってるんだ?
英次「それじゃ今度こそ帰るよ」
一刀「いや待て、このままここに残るってのは駄目なのか?英次はこの世界を繋ぐ事なんだろ?
それにこの世界は俺が作ったって・・だったら俺と一緒に居た方がいいだろ」
英次「そうだな。確かにその通りだ。だけど俺は帰るよ。みんな俺の事待ってる・・・と思う」
一刀「言い切れないんだな」
英次「うぐっいやそんな事はないような・・あるような」
一刀「英次がそう決めたなら言う事はないよ」
英次「だけど、きっちりみんなに別れを告げたらまた一刀の元に来るよ」
一刀「待ってるよ」
英次「それじゃ、またな」
一刀「あぁ、またな」
お互い手を出して握手をする
そして、一刀が部屋から出て行って、次に華琳が入ってきて
華琳「それじゃ馬をあげるから、さっさと出て行きなさい」
その事だけ言って華琳は部屋から出る
そして俺はみんなの居る場所へと帰る
~帰り道の途中~
英次「うー尻が痛い」
馬に乗っているが辛くなり、途中で休憩中だ
馬って尻も痛くなるし、握力なくなるし、腰も痛い
英次「車欲しい・・まぁないだろうけど、しかも・・俺道に迷ってないよな?」
華琳の所を出るときに、華琳の兵士に近くまで送っていくって言われて
断ったのが失敗だった
英次「送りましょうか?って言われてすぐに断るとか、俺何してんだよ」
例えば「大丈夫ですか?」って言われてすぐに「大丈夫」って答えるみたいな
英次「まぁそういうことってあるよな。はぁ~どうしよう?誰か居れば道聞けるんだけど」
周りを見渡すけど人影すらない
英次「まぁ森の中だもんな、獣は居ても人は居ないか」
しかし兵士から道聞いたんだけど間違えたか?と思っていると
英次「ん??何だ?この嫌な感じ」
誰かに見られてる感じだ。俺は腰にある剣に手をかけて
英次「誰か居るのか?」
まぁ気配とか読めないから気のせいかと思ったけど
???「そんなに警戒しないでください」
そこに立っていた男は
英次「あー!神の使い!」
そう間違いなく、そこには俺をこの世界に送り込んだ張本人が居た
神の使い「神の使いって・・ちゃんと自己紹介しましたよね?」
英次「そうだっけ?覚えてないな・・・ってそうじゃなくて、何で居るの?確かこの世界には干渉出来ないって言ってなかった?」
神の使い「やれやれ、ちゃんと私の話聞いていました?」
英次「いやいや現状を理解するのに精一杯だったよ」
神の使い「では改めて、私の名は于吉です」
英次「うえっ?于吉?」
俺はその瞬間に剣を抜き、構える
英次「于吉って言ったら一刀を殺そうとした奴じゃないか・・・あれ?于吉だよな?」
于吉「そう言ってるじゃありませんか」
英次「ん~何だろう于吉にしては悪意がないと言うか・・ゲームだともっと悪者なのに」
于吉「あれは私の人形ですよ」
英次「人形???」
于吉「そうです。あれは私が作った人形、本当は外史を繋がせないようにするだけのはずだったんですけど、外史の悪意に触れてしまい、暴走してしまったんです」
英次「ふ~ん・・・そっかぁ~」
于吉「その顔はわかっていませんね」
英次「いや、ちゃんと理解してるよ?うんうんわかってるし!」
于吉「そ、そうですか。ならいいんですけど」
英次「それで、何か用か?何をしにきたんだ?」
于吉「ええ・・それは・・・」
あとがき
今回はこれで終わりです。
何か中途半端だなとか思ったんですけど
まぁいいかって思って。
まぁ于吉ですけどいい奴って設定なんです。
主人公を連れ来る人物を誰にしようかと思ったんですけど、筋肉ダルマ・・もとい貂蝉にしようかと
思ったんですけど、于吉の方がいいじゃんって思って于吉にしました
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英次と一刀の話の完結編です
だいぶ深い所まで書いたと思います