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真恋姫無双幻夢伝 第三話

やっと主人公の名前が出てきました

2012-10-21 09:49:39 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:6236   閲覧ユーザー数:5320

  真恋姫無双 幻夢伝 第三話

 

 

 日が西の城壁の向こう側へ隠れた頃、華琳一行は季衣の『兄』が営むという屋台を訪れた。まだ少し、肌寒く感じる風。雲の隙間からは昨日とよく似た月が顔を出していた。

 

「「いらっしゃいませ!」」

 

 前掛けを身に着けた季衣と流琉が一行を出迎えた。暗い路地裏。屋台の隣に設置された机の上で、灯されている蝋燭だけがあたりを照らしていた。

 

「あら?その子は?」

「典韋と申します!」

「「こちらへどうぞ!」」

 二人に促されながら暖簾をくぐり、屋台の中の長いすに坐る四人。初めて来た華琳と桂花は中を見渡す。

 

「なかなかね」

「屋台にしてはまだマシですね」

 

 桂花も彼女にしては珍しく褒めている(?)。実は、華琳とくっつけるという『長いすの効用』に気付き、思わぬ幸運に心の中で

 

(ああ。し・あ・わ・せ)

 

と、歓喜していたからだった。その様子に華琳が気づいていたのは、内緒だ。

 桂花が幸せに浸っている間に、店主の男は串に刺さった鳥を数本焼き始める。季衣と流琉は酒とお通しを配っていた。小鉢と箸が配られる。

 

「どうぞ!」

「焼き鳥ができるまで、これを食べてください!」

 

 チンゲン菜をゴマで和えたお通しは程よい甘さで、なかなか美味だった。噛めば噛むほど水分が出てくる。新鮮な証拠だ。

 

「うまいな!」

 

 春蘭は瞬く間にペロッと食べてしまい、酒のつまみになる物が無くなったことに「あっ」と気づいた。しかしすかさず流琉がお通しをもう一つ持ってくる。

 

「おかわりですよ」

「す、すまないな」

「それにしてもただのお通しなのに、こんなにうまいとは!」

「それは兄ちゃんじゃなくて流琉が作ったんだよ」

 

 秋蘭の一言に季衣は(まるで自分の手柄のように)誇らしげに言った。

 

「き、季衣~?!そういうことあまり言わないでよ」

「なんで?」

「あら、あなたも料理ができるの?」

 

 華琳からの問いかけに、流琉は緊張のあまり硬直してしまう。代わりに左手だけに手袋をはめ、下の口から器用にうちわを使って火の調整を行っている店主が答えた。

 

「季衣は全然ダメですが、流琉はもう私と同じくらい出来ますよ」

「兄さま!」

「兄ちゃん!ボクのことは別にいいじゃないか!」

 

 じゃれあう三人の会話に華琳は微笑んだ。お通し(三杯目)に夢中な春蘭や、まだ華琳の隣でうっとりしている桂花は放っておいて、秋蘭は流琉に問いかけた。

 

「君も許緒ぐらい強いのか?」

「え?ええ、まあ」

「今、30勝29敗だっけ?」

「この前、わたしが勝って五分になったよ!」

 

 そうだっけ?と考える季衣に抗議する流琉。これほどの逸材が二人もいて、人材フェチの華琳が黙っているはずもなかった。

 

「あなたたち、私の所に来ない?」

「「え?」」

 

と言って、そのまま固まってしまう。お互いを見合った二人は結論が出なかったようで(というよりも華琳の誘いを無下に断る勇気がなく)、困ったように店主の方を見た。

 

「ああ、あなたたちのお兄さんにも聞くべきだったわね。どう?私に預ければ、立派に育ててあげるし、何なら春蘭や秋蘭直々に指導してもらっても構わないわよ」

「はい」

「ふぁい。まかぁふぇてくばさい(任せてください)」

 

 秋蘭も春蘭(お通し五杯目in口)も華琳の提案を力強く後押しする。特に秋蘭は礼儀正しい流琉を気に入った様子で、誘うように彼女をじっと見た。流琉はドギマギしてしまう。

 

「申し訳ございません。二人はこの店の大事な戦力でありますので。もし私が店を辞めることになれば、その時お願いいたします」

 

と、言いながら、店主は出来上がった焼き鳥を四人の前に出した。その香ばしい匂いに気勢を削がれた形になった華琳は「そう、残念ね」と言って、その話を打ち切らざるをえなかった。

 一人5本ずつ(春蘭は15本)盛り付けられた焼き鳥は、皿にぽたぽた落ちるほど肉汁が滴っていて、所々油が焦げている部分がより食欲をそそった。

 

「おや?昨日とは少し違うような…」

「はい。今日はタレの代わりに塩を振って見ました」

 

 カリカリに焼いたとり皮、少し焦げたねぎま、引き締まったレバー、ぷりぷりのハツ、そして肉汁滴るとり串。これらが皿の上で四人をもてなした。春蘭は改めて見る焼き鳥に今にも飛びつきそうになる。あれほど嫌がっていた桂花も口の中で唾液があふれ出していた。

 華琳がとり串を一口食べる。季衣や流琉はその様子に注目する。そして口の中で咀嚼する。桂花は心配そうに見つめる。飲み込む。春蘭と秋蘭はすでに安心して、華琳の感想を待った。

 華琳は、聞き耳を立てながら焼き鳥を焼いていた店長に言った。

 

「おいしいわ」

「「「ありがとうございます!」」」

 

 華琳に見えないようにガッツポーズをする店主。やったー!と季衣と流琉は手を取り合って喜んだ。華琳のその言葉に、他の三人も一斉に食べだす。

 

「…おいしい」

「うまい!」

「うむ」

 

 宿のお上品な料理より断然うまいと、驚く桂花。両手に串を持ち、一気に食べてしまう春蘭。秋蘭は酒のつまみとして楽しむ方法をすでに見つけていた。

 華琳は他の種類の串もそれぞれ一口ずつ味見をした。

 

「私も料理をするけれど、ただ鳥を焼くだけでここまで美味くできるなんて信じられないわ」

「お褒めにあずかり、光栄です」

「…悔しいけど、とってもおいしいです」

 

 桂花はさも負けたように、お気に入りになったらしいレバーをもう一本注文した。勿論春蘭はすでにお代わりを注文している。季衣や流琉はお酒をついで回ったり、お済のお皿を回収していった。

 秋蘭はと言うと、なぜか店主の顔をじろじろ見ていた。

 

「…どこかで会わなかったか?」

 

 秋蘭の言葉に、華琳と桂花も店主の顔を見た。頭に巻かれた手ぬぐいと勢い良く噴き出す煙でよくわからなかったが、実はかなり整った顔つきをしている。しっかりした衣装を着せれば十分、宮廷内でもやっていけそうだった。

 

「そうですか?お客さんとは昨日会ったばかりだと思いますが」

「別に知らないぞ」

 

 そう言った春蘭は、新しく出された焼き鳥にすでに夢中になった。秋蘭はそう断言され、「まあ、そうか」と話を終えた。華琳と桂花も食事に戻った。

 華琳は一串完食し、酒を飲む。そして頷いた。

 

「春蘭が財布を忘れるほど夢中になったのが、良くわかったわ」

「!」

「ほら、姉者。口に何か入れたまま、急に話そうとするから、のどに詰まるのだ」

「もう、ドジね!」

 

 詰まらせる春蘭に水を渡す秋蘭。それを罵る桂花。いつもの光景に華琳はなんだか安心して、またおちょこを持ち上げ、口をつけた。

 

「まあ、大方、私たちの功績が評価されなかったことへの不満を愚痴っていたから酒が進んだのかしら」

「…ばれていましたか」

「大丈夫よ。桂花も私の閨でしょぼくれていたから」

「か、華琳さま~」

 

 やっと春蘭が水を飲んで、涙目ながらも喉が通ったらしい。華琳はその様子を見ると、おちょこを置いて、独り言のように言い出した。

 

「自分の功績を認めてもらうのは簡単だわ。民から強引に取り立てて、十常侍に貢げばいいのよ。……でもね。私がしたいのはそういうことじゃないの」

「………」

 

 突然の言葉に一同は静まり返る。店主や季衣たちも黙って、動きを止めた。

 

「別に賄賂が悪いとかそういうことではないわ。必要な時だってあるしね。…でも本当に重要なのは評価よりも『力を持つ』ってこと。一番上に立って、民を良い方向に導いてあげることよ」

「じゃあ、今回賄賂の額を少なくしたのは」

「まず賄賂よりも軍備の拡張が最優先と考えたからよ。どうせ十常侍の政権は長くは持たないわ。乱が治まったこれからが本当の正念場。皆、私にしっかりついてきなさい!」

「「「はっ!」」」

 

 あっという間にのんびりした酒の席の雰囲気を吹き飛ばしてしまった華琳。しかし配下の三人にとって華琳の言葉を聞いてから飲む酒は、格別においしかった。

 話はやがて最近都で起こったことを華琳たちが聞く形となり、そうこうしているうちに時間は過ぎ去った。華琳たちは少し多めのお代を渡し、席を立った。彼らを見送る三人。華琳は最後に店主に尋ねた。

 

「あなた、名前は?」

「アキラと申します」

「あら?それは真名では無くて?」

「故あって他の名前は捨てまして」

 

 微笑むアキラ。華琳はそれ以上理由を聞かなかった。

 

「そう、アキラね。覚えておくわ。とても満足したよ」

「許緒、典韋。いつでも軍に来てくれて構わないぞ」

「私たちはいつでも歓迎しよう」

「「はい!ありがとうございます!」」

「勉強だったら私も見てあげるわよ」

 

 その言葉にはあからさまに嫌そうな顔をする季衣に、「なによー!」と文句を言う桂花。少し顔を赤らめた四人は店を離れて行く。

 

「「「ありがとうございました!!」」」

 

 暗い路地を四人が歩いて行く。その軽い足取りに、店の三人は(やった)と手応えを掴んだ。

 やがて四人の姿が見えなくなると、季衣は大きな欠伸をした。大役を終えて緊張が解けた途端、疲れが出てきたのだろう。

 

「ふふぁ~」

「疲れたね、季衣」

「二人とも今日はご苦労さん。もう帰って寝ていいぞ。片づけは俺がしておくから」

 

 伸びをする流琉。目をこする季衣。緊張のせいか、さすがに限界を感じていた二人は「おやすみー」とアキラに言い残すと、遠慮なくフラフラと帰って行った(スラム街とは別の方向で行くので、彼らの家はまた別の場所にあるらしい)。

 アキラは汚れた手袋を外し、机の上に残った皿を片づけ、前の机を拭く。そして屋台の下から水が入った桶を取り出すと、炭をその中に入れようと網を外した。

 

 

 

 

 

 

 ところが、忍び寄るようにスッと近寄ってくる影があった。暖簾がさらりと上がる。アキラが気が付いた頃には、旅装束の女の子三人が坐っていた。

 今日はもう十分だ。そう思ったアキラは申し訳なさそうに伝える。

 

「あの~、お客さん。もう店じまいにしようと」

「まあまあ、店主。もう一組ぐらい良かろう」

「そうですよ~。こんな美少女3人を追い出したら、頭がおかしいってもんですよ」

「体が冷えているので、酒と適当な料理をすぐに頼みます」

 

 槍を机に立てかけた遊び人のような軽い口調。のんびりとしつつも黒いものを吐く口調。出て行かせられない理由をつける硬質な口調。なんだかアンバランスのような、実はマッチしていそうな三パターンの口調に責め立てられたアキラはやれやれと店じまいを諦め、手袋をはめて網を炭の上に戻した。

 酒とお通しを三人に渡す。一口食べたその味に(案外当たりでしたね)と一人がつぶやくのが聞こえた。(メンマは無いのか?)(その前にすることがあるでしょ!)と他の二人もぼそぼそ会話していた。

 お通しに舌つづみを打つ三人は軽く目で合図し、一人が口を開いた。

 

「店主。ところで先ほどの「お客さん。曹操さまのことを聞きに来たって顔してますよ」

 

 ズバリあてられた三人は一様に目を丸くした。

 

「店主さん。気づいていましたか~」

「ええ。最近はこんなお祭り騒ぎですからねぇ。各地から士官を求めてくる人も多いんですよ」

 

 まだ網が熱を持っていたこともあり、すぐに焼きあがる焼き鳥。三人はとりあえず、出されたそれを食べた。

 

「うむ、うまいな!」

「ほうほう」

「これは!」

 

 これまた三人とも気に入ってくれたようで、話が再開したのはしばらく経ってからだった。

 

「で、店主さんは曹操さまのことをどう思うのですか?」

 

 頭に変な人形を乗っけた少女がやっと口火を切った。店主はもう何本か新たに焼きながら、彼女の質問に答えた。

 

「悪く言えば異常者。よく言えば傑物ですかな」

「おや?なかなかはっきりと言いますね」

 

と言った眼鏡の女の子は、酒を白服の女の子に注いだ。昭は続ける。

 

「まあ、これは先ほどの会話というよりも、兵士さんの格好で判断した方が大きいですがね」

「店主さんもかなりの観察眼の持ち主ですね~」

 

 店主や人形を頭に乗せた子が言っているのは、各軍に所属している兵士の装備のことであった。通常、兵士は農民から徴収されるため、ろくな装備は持っていない。だいたいは支給されるのだが、ほとんどが劣悪なものである。これで戦うには不安があるし、すぐに壊れる。

 そこで兵士たちは遠征ともなると、ある方法を使って装備の質をあげる。つまり『強奪』である。敵から奪うことも多いが、良民から巻き上げることもしばしばである。その結果おのずと兵士の装備は、各人まちまちになる。そこに着目すると、その軍隊の品格や統制の具合が分かるのだ。

 

「一年近く戦い続けてもしっかり揃っている装備。確かに他の軍隊からしたら異常ですね」

「曹操さまは賄賂を贈らずに、軍備に回したとおっしゃっていました」

「なるほど、異常だな」

 

 うまそうに酒を飲む白服の女性。眼鏡の女性が昭に話を促す。

 

「他に、曹操さまが別の群雄とは違う点は?」

 

 アキラは「う~む」と少し考え、口を開いた。

 

「……天下のことをしっかり考えているな、とは感じましたね」

「店主さん。それは他の人も考えていると思いますよ」

「いやいや、そういうことではなくて。なんというかな……他の領主さまは目先の功績や権力の拡大に精を出している気がして。天下を考えていると言っても、漠然とですよ」

「曹操さまは違うと?」

「そうですね。天下を取った後のヴィジョ…構想をしっかり持っているな、と。その明確さが他とは違うと感心しましたね…あ、いや、上から目線で言ってはいけないのですが」

「なるほど」

 

と、眼鏡の女性は懐から木簡を取り出し、何やら彫っていた。筆順からして、おそらく「良」と彫ったように見える。

 

「店主さん。色々とありがとうございます」

「いえいえ。何かの参考になれば」

 

 白服の女性が何やら真剣な表情(頬は赤いが)で切り出した。

 

「店主。一ついいか」

「はい?」

「この店にメンマは無いか?」

 

 聞き間違いかと思い、身を乗り出す昭。少女の人形がずるっと頭から落ちそうになる。もう一人は目頭を押さえて、ため息をついていた。

 

「あ、あいにくと当店には、置いていません」

「ふむ。残念だ。ではもう一つ」

 

 他の二人は興味を失った感じで、人形の少女は自分の串を食べ、眼鏡の女性は酒を飲んだ。だが、これこそが本題であるように、白服の女性の目がきらりと光った。

 

「私と勝負せぬか」

 

 ヒュウと風が通り過ぎる。まだ雲の切れ目からは黒い夜空が顔をのぞかせているが、月はもう隠れてしまったらしい。パチパチと炭が鳴る。

 あまりに唐突の言葉に一同は一瞬固まるが、その女性はじっとアキラの目を見つめている。どうやら本気だ。アキラはそれに対してにっこりと笑いかけた。

 

「御冗談を。一介の商人をなぶるなんて趣味が悪いですよ」

「せ、星!いったい何を言っているのですか?!」

「稟。右手を見てみろ」

 

 稟と呼ばれた眼鏡の女性がアキラの右手を見る。確かに気になってはいたが、彼の右手は傷だらけであった。しかも切り傷だ。

 

「これはまだ料理の修行中に切ったもので……」

「いや、それはつばぜり合いで出来たものだ。包丁で手の甲に傷を作るやつなどいない」

「偶然ですよ」

「しかも左手には刀を抜いた時の傷もあった」

 

 最初にまだ手袋をしていなかった時、この星と呼ばれた女性はしっかりと彼の左手を見ていたのだ。親指と人差し指の間に一本、線のような傷がある。鞘から刀を抜くとき出来る代物だ。

 

「それほどの深い傷は多くの戦場を経験した証。歴戦の武者と見受けられる」

「………」

「さあ、勝負してくれるな?」

 

 柔らかくも力強く誘いかける星。アキラはじっと考えた。

 しかし再び笑った顔は商人の顔だった。アキラは頭を下げた。

 

「申し訳ございません。『昔がどうだったかは』さておいて、今はただの料理人。片腕でも使えなくなると働けなくなります。どうか、ご容赦を」

「別に謝らなくてもいいですよ~、店主さん。酔っぱらいの戯言ですから」

「…私はまだそんなに酔ってはいないぞ、風」

 

 ぶーたれる星。なかなか諦められない様子であるが、もう一人が強引に諦めさせた。

 

「おや?もう月が隠れてしまう時分ですね。風、星。もう帰りましょう」

「はい。そうしましょうか」

「むう」

 

 三人は勘定を払うと、長椅子から腰を上げた。アキラは三人を見送りに店先まで出た。すると、風と呼ばれた少女が振り返って言った。

 

「そうだ、店主さん」

「どうした、風?いくら尋ねてもメンマは出てこないぞ?」

 

 何を言っているのだ、こいつは、という目線を稟は送る。風は完全に無視した。

 

「もし曹操さまがまた店を訪れた時、それとなく私たちのことを宣伝してほしいのですよ~」

「ああ、なるほど。いいですよ。……お客様方、お名前をよろしいですか?」

 

 三人は体ごと振り返り、堂々と名乗り上げた。

 

「人呼んで常山の昇り竜、趙雲!字は子龍!」

「いずれ太陽を掲げる軍師、程立。字は仲徳ですよ~」

「戯志才…と言いたいところですが、本名を告げておきましょう。姓は郭、名は嘉、字は奉孝です」

 

 三羽の旅がらすは今日の止まり木へ帰った。冷たい風がまた通り過ぎる。

 アキラはまだ真っ赤な炭を桶の水の中に入れる。ジュウッと今日の火が消えた。

 


 
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