No.496254

現象起こしの転生者 第五十三話

notrinkさん

神様と転生した主人公が
めだかで原作に入るお話

※注意※
めだかボックスの二次創作です

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2012-10-14 21:01:02 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:917   閲覧ユーザー数:886

 

~~海上戦闘機内~~

 

「それにしても規格外だよね・・・」

 

「ん?何がだい煮波?」

 

いや、まぁ言おうとしてることは分かる、

俺が戦闘機を一瞬にして八人乗りに変えたからだろ?

 

「いや、この戦闘機・・・」

 

「まぁ俺だし」

 

「兄さんですし」

 

「・・・」

 

俺は規格外より論外なんですよ。

それより聞いていいか?

 

「なぁ善吉」

 

「あ、零殿もですか?」

 

うんそうだよ鰐塚、あの羽についてるタキシード?を着てる女だよね?

 

「ここって高度いくつでしたっけ?」

 

「五千フィートは超えてるんじゃないかな?」

 

「ん?お前らどうし・・・」

 

「「ならどうしようもない(であります)な」」

 

はぁとお互いにため息をつく。

まぁ勝てるが勝てないぜ、だって俺女に手出したくないし、

前回?あいつ女だと分かってたけど女に見えなかったんだもん、いうなれば・・・人外の何か?

 

「何かひどいことを考えられた気が・・・」

 

「気のせいだぜ煮波」

 

「まぁいいけど、あいつに見つけられたら終わりだね、この戦闘機墜落けってーい」

 

俺なら直せるから墜落はしないけどね。

 

「じゃあ誰が行くんだ?」

 

「俺だろ?」

「私です」

 

え?外?・・・俺と・・・私?

 

「・・・姫ちゃん?」

 

「はい」

 

「いやいや、神姫、お前はやらなくてもいいんだぜ?

お前はもともと非戦闘要員なんだからさ」

 

いやいや、非戦闘要員どころか戦闘要員でしょ、海上で煮波にパンチしてたじゃん。

てか、名瀬さん、戦闘力で言えばあんたより姫ちゃんのが強いぜ?

 

「私は最近戦闘してないですし、このままなのも悪いかと思いまして・・・」

 

「そんなみんなに悪いと思ってがんばる姫ちゃんが好きだ!」

 

「私も大好きですよ兄さん」

 

「あの・・・うちは話してええんやろか?」

 

あ、忘れてたよ叶野、うーん、俺は姫ちゃんが戦うに一票かな!

だって姫ちゃん可愛いし!

 

「じゃあどっちがいくんだよ?」

 

「私です」

 

「いやでも・・・」

 

「『私』ですよ?名瀬さん」

 

来た!姫ちゃん必殺言葉のゴリ押し!

俺も時々使うけど効果抜群だぜ!

 

「・・・あ、うん分かったよ」

 

――――――――――――――――――――――――――――

 

SIDE神姫

 

「さてお待たせしました」

 

「ホンマ、待ちに待ったわ」

 

ずいぶんと待たせてしまったようですね、とても悪いことしてしまいました。

 

「ごめんなさいです」

 

「いやいや、謝らでええよ、これから戦うんやし」

 

「そうですね、じゃあ自己紹介です、

私は生徒会補佐職神谷神姫といいます」

 

「うちは叶野遂、婚約者その六や」

 

それにしても這い這いとは珍しい戦い方ですよね、まぁ戦い方のせいでもあるんですが、

あなたの力も全部一応は知ってます、けど、ここは正面から行きます。

 

「相手の手を封じて戦うのは悪い気がします」

 

「あら、これは甘い子やね」

 

あはは、よく言われます、でも私はそういう人間ですから。

 

「じゃあ行きますよ」

 

『覚醒』発動、モード通常

出来るのは物を動かす圧縮するくらいですかね。

 

「ほうか・・・じゃあ先手はもらうで!」

 

「空壁!」

 

突進してきた叶野さんを空気の網で捕らえます。

でも、

 

「甘いどすえ!」

 

え!?抜けちゃいました!

いえ、慌てちゃだめです!

 

「ふっ」

 

足を狙った鎌をジャンプでよけ、風に乗って向こう側へ。

 

「なるほど、『空気』ですから、『空』ですね

やっぱり感じの能力って言うのは強いですね」

 

「あたりや、というよりうちには一発で見抜かれたのが残念どす」

 

「まぁわたしですし・・・」

 

兄さんに原作知識は教えてもらいましたし。

私もあなたの能力は知っています。

 

「漢字はすごいですよね・・・多いですし」

 

「やろ?まぁ悪いこと言わんから今のうちに負けとき」

 

「いえ、無理です」

 

「ん?なんでーな?あんたはそこのお兄さんと違って

法則を何でも無視するのも無理なんやろ?」

 

「いや、そうなんですけどね・・・でも、私も法則を無視する手ならありますから」

 

モード昇格

これなら兄さんのように法則だって何でも無視できます。

まぁ不便ではありますが。

 

「・・・そら危ないわぁ」

 

「じゃあ、行きますよ?『暴君』『革進』」

 

私の革進は髪の毛が銀になります、

前に兄さんが綺麗だって褒めてくれたんですよ!

 

「よっしゃ来てみ、返り討ちにしたるわ」

 

「では・・・・ふっ」

 

『転移』叶野の後ろ

そのまま後ろを取って先制をもらいます!

 

「・・・!」

 

気付くのは離れのおかげでしょうか、でも・・・

 

「遅い!!!」

 

叶野さんのおなかに蹴りを入れる。

どんな能力だろうとそれが言葉使いだろうと、補足されなければ問題ない。

今回の攻撃は常人にみえる速度じゃないですよ。

 

「ぐっ・・・ふっ」

 

「・・・どうしますか?今のでもうフラフラだと思いますけど?」

 

「まだやうちにはまだ手が残ってはります」

 

そうですか、ならその手もすべて潰させてもらいます。

伊達に兄さんの妹やってないです。

やる時には徹底的に、神谷家の鉄則(兄さんの気分によって変わります)です!

 

「じゃあ・・・・『必突の槍』」

 

永久追尾の銀の槍、ついでに能力干渉への耐性も付けさせてもらいます。

さぁ、避けれるなら避けてください!

 

「えいっ!」

 

「速い、でも、弾いてしまえば終どす!」

 

ガンッと槍が弾かれる。

でもその槍は永久追尾、私が攻撃をキャンセルするか

槍そのものを破壊するまで追いかけてきます。

 

「甘い」

 

「え?・・・っ!?」

 

返ってきた槍が叶野さんに向けて飛んでいきます

それに気づいた叶野さんは慌てて弾きました。

 

「その槍は永久追尾の槍です、当たるまで永久に追いかけてきますよ」

 

「ふんっ、そうかい、槍なら『木』にしてしまえば・・・!?」

 

「ムリですよ、槍に能力耐性をつけさせてもらいました、

あなたの能力は効きません」

 

「くっ・・・危なっ・・・・降参!降参や!」

 

「舐めないでくださいね?これでも論外の妹ですから」

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「・・・可愛いお嬢ちゃんが黒いことしはりますなぁ」

 

「そうですか?兄さんがやるともっと早くて広くて強いのが飛びますよ?」

 

「・・・最近の兄妹ってみんなこんなんなん?」

 

「いえ・・・わたしたちだけです・・・多分、

あと怪我がないならそれに越したことないです」

 

我が儘ですけど皆仲良く暮らせたらと思うんですがね・・・

世界の構造はそれを許してくれないですから。

 

「うん、まぁ無傷難が一番やろうけど・・・」

 

「そんなことより姫ちゃんにご褒美だ!!」

 

え?ちょ・・・ひゃう!!!

にににに兄さん!?急に抱き着くなんて反則ですよ!?(反則でも日常茶飯事)

 

「わぁーい!!!」

 

「あ・・・兄さん、くすぐったいです!

それに恥ずかしいです!皆さんが見てます、見まくられてます!」

 

「関係ない!それっ!」

 

「ひゃああああ!!!」

 

『・・・・・・何この甘い空気は・・・』

 

「さっきまでのうちとの戦いの雰囲気はどこ行きはりましたんやろ・・・・」

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

SIDE零

 

「っで次は南極なんだよな」

 

「ああ、速度を落とさず進んでたからな、もう五分ほどだぜ」

 

ただ今戦闘機九人乗り。

いやぁ、改造するのって面白いね、今回はオプションで機関銃とか、

レールガンとか、ビームキャノンとかいろいろ付けちゃったよ。

 

「・・・最近のお兄さんって誰でもこういうことができるの?」

 

「いや、これは零だけだよ・・・多分」

 

「まぐろさんもしそうですけどね」

 

今度は姫ちゃんの写真でもくっつけて俗に言う痛戦闘機にでもしてみようか。

まぁ姫ちゃんの写真だから痛いなんて言わせないけどね。

 

「むふふ」

 

「おーい零、顔が変態だぞ」

 

「善ちゃん、零は妹に手を出した時点で変態だぜ?」

 

「それもそうですね」

 

「あっ見えてきましたよ皆さん!」

 

さて、此処での門番っぽいお人は・・・

江迎に任せよう、戦える気がしない。

 

「・・・がんばろう」

 


 
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