周家
冥琳「帰ったか」
一刀「ふぅ~疲れた~・・・」
冥琳「どうした?」
一刀「いや、何でもない・・・
(何か・・・懐かしい匂いがしたような・・・気のせいか)」
冥琳「それより、今日はから揚げにするか。」
鈴々「やったのだ!」
琉流「じゃあ作りますね。」
一刀「じゃあ、俺は風呂に入ってくるな」
冥琳「ああ。」
鈴々「鈴々も入るのだ!」
一刀「いいぞ!」
2人は風呂場へ
風呂を上がり御飯を食べる。
さらに・・・月日が流れる。
一刀が来て、1ヶ月が経つ
立ち退き屋「おい!そろそろ立ち退いてくれねぇか?」
冥琳「断る」
鈴々「そうなのだ!とと様が守った家は渡さないのだ!」
琉流「どんなにお金を積まれても渡しません!」
立ち退き屋「新しいマンションを立てたらよ~
無料で住まわしてくれるっていってんだぜ?
お前さんがうんと言えば、ここら辺は立ち退いてくれるって言ってんだ
金も手に入るしいい話だろ?」
冥琳「断る!」
一刀「そろそろお引き取り願おうか。
ここは渡さない。」
立ち退き屋「っち!お前ら!やっちまえ!」
鈴々「こい!なのだ!」
一刀「下がってろ!鈴々」
鈴々「何故なのだ!」
一刀「俺がやる」
チンピラ「んだとっ!」
スカッ
バコバコバコバコッ
一刀「一著上がり」
立ち退き屋「ひっ引け!」
立ち退き屋達は逃げる様に去って行った。
冥琳「いつもすまんな。」
一刀「気にすんな、俺はお前らの兄ちゃんだからな」
立ち退き屋「くそ!あのやろう、毎回邪魔しやがって!
もう知らないぞ・・・北郷グループに逆らう事がどんなことか・・・」
北郷グループ中国支部
???「まだ抑えられんのか!」
立ち退き屋「申し訳ありません!
一刀とか言うめっぽう強いやつが
居て手が出せません!」
???「一刀?・・・総帥と同じ名前ね・・・
憎たらしいわね・・・総帥と同じ名前なんて!
何としても潰しなさい!どんな手を使っても構わない!」
立ち退き屋「はい!」
ちなみに、行方不明とはまだ知られていない。
内部で余計な混乱を抑えるためだ。
華琳「失礼するわよ、ミン」
ミン「華琳社長!どうしてここに?」
華琳「いえ、こっちの様子を見に来ただけよ」
ミン「そうですか」
華琳「それで?マンション建設の具合はどうなの?」
ミン「反対が強いですね・・・」
華琳「そう・・・」
ミン「すべての人の入居1年無料、十分な報酬と
言うことで話を進めています。」
華琳「そう・・・それでいいわ。
その代わり、畑とかが多いからそれだけは残しなさい。
作物が育たなければ流通にも支障が出るわ。無理なら諦めなさい」
ミン「分かりました。」
華琳「お願いね」
華琳はそのまま出て行った。
ミン「必ず、あの土地を手に入れてみせます」
鈴々「ムカつくのだ~!」
一刀「こら、暴れるな」
琉流「ここの土地はお父様が残してくれた土地・・・
守ります!」
冥琳「そうだな。」
一刀「今日はもう遅いしねるぞ。」
4人は寝室へ
冥琳「なあ・・・どこにも行かないよな・・・」
一刀「何言ってんだ・・・当たり前だろ」
冥琳「そう・・・だな・・・なあ、一刀」
一刀「なんだ?っうわっ」
冥琳はいきなり押し倒す。
一刀「冥琳?」
冥琳「私はお前が好きだ・・・だから・・・
私をもらってくれ・・・妹達は前世の記憶らしき物
がある・・・多分お前に惚れてるだろ・・・」
一刀「・・・いいのか?」
冥琳「コクッ」
一刀は冥琳を逆に押し倒し・・・
冥琳「はっ初めてだから・・・」
一刀「あ、ああ」
そのまま・・・♥
翌朝
鈴々「姉者だけずるいのだ!」
琉流「そうですよ!兄様と寝るなんて!」
冥琳「なら、お前達も抱いてもらえばいいだろ」
鈴々「お兄ちゃん!」
琉流「兄様!」
一刀「ぐほっ」
2人は抱きつき・・・♥冥琳まで混ざったとか・・・
数日後
街人「冥琳さん・・・すいません・・・
私達は売る事にします・・・」
冥琳「なぜだ!」
街人「借金がこれで返済できるのです・・・
子供達にも・・・もっといい生活をさせたいのです」
街人B「それに・・・北郷グループが相手なんだ・・・
かないっこない・・・」
一刀「(ほん・・・ごう?)いつっ!」
冥琳「どうした!」
一刀「いや、何でもない・・・」
街人C「たっ大変だ!冥琳さんの家が燃えてます!」
2人「!!!!」
冥琳「鈴々!琉流!」
一刀「くそっ!」
戻ってみるが・・・鈴々は無事だが・・・琉流が攫われたらしい。
一刀「北郷・・・許さん!!!!」
一刀は頭に血が上っていた。
間違った方向へと進もうとしている。
冥琳「・・・土地の権利書だ・・・これと引き換えに
琉流を取り返してくれ・・・」
一刀「わかった・・・鈴々はここで冥琳を守って」
鈴々「おうなのだ!」
一刀は根城へ向かった。
立ち退き屋「権利書を持ってきたか?」
一刀「これだろ」
ひょいっ
一刀「琉流を返せ」
立ち退き屋「おいっ」
部下「へいっ」
琉流「兄様;;」
一刀に抱きついた。
一刀「すまないな・・・大丈夫か?」
立ち退き屋「直ぐに立ち退いてもらおうか・・・
仮住まいは用意してある・・・ほれよ」
男はお金の袋を渡した。
一刀「・・・」
一刀はそのまま戻っていく
冥琳「琉流!」
琉流「姉様!」
2人はそのまま抱き合った。
一刀「一から出直しだな・・・
俺はそのマンションに住む気はないぞ」
冥琳「私もだ・・・残ってる荷物をまとめて
何処かに行くか・・・」
一刀「そうだな・・・おっと!」
琉流「危ない!」
ゴツンッ
一刀は思いっきり頭をぶつけた・・・
病院
一刀「・・・ん・・・ここは?」
鈴々「お兄ちゃん!」
琉流「兄様!」
抱き抱きッ
なでなで
一刀「・・・」
冥琳は気づいた。
冥琳「思い出したんだな?」
一刀「ああ・・・少しだけ待ってくれ・・・
俺がなんとかする・・・」
冥琳「というと?」
一刀「俺は・・・北郷一刀・・・
銃に撃たれて・・・海に落ちたはず・・・」
3人「!!!」
一刀「まだ、曖昧だが・・・俺をなきものにしようと
した奴だと思う・・・」
冥琳「なるほどな・・・お前がいなくなり
会社がおかしくなり始めていると・・・」
一刀「可能性はある・・・俺はこんな事望んじゃいない
・・・それだけは分かって欲しい・・・(華琳!どうしてこんな事を!)」
鈴々「鈴々はよくわからないけど・・・お兄ちゃんを信じるのだ」
琉流「私も信じます」
冥琳「・・・でも、そうすれば・・・」
一刀「ああ。3人の元にはいられない・・・
責任があるからな・・・」
冥琳「・・・分かった・・・信じよう・・・」
中国支部
ピーピー
ミン「何?」
秘書「代表!総帥がお見えになりました!」
ミン「!直ぐに通しなさい!失礼のないように!」
秘書「はい!」
一刀はそのまま社長室へ
ミン「そそそそ総帥!ここへ何しに?」
一刀「マンション建設の権だ・・・ここに重役を集めろ!
早く!#」
冥琳達もいた。
一刀「それと、マンション建設の立ち退きの権利書
を出せ!」
ミンは一刀の殺気で泣きながら気絶しそうになるが
踏ん張っている。
ミン「はっはい!どどどどうぞ!」
一刀に権利書を渡す。
一刀「やりすぎだとは思わないか?この子達の家を
燃やし!誘拐までして!わかってんのか!!!!」
ミン「もっ申し訳ありません!!!」
直ぐに立ち退き屋を呼び出す。
立ち退き屋「総帥だったんですか!!!
申し訳ありません!」
一刀「悪く思うなら警察に出頭しろ!」
数日後
全重役、千登里、華琳、凛、于吉、雪蓮、星、レーナ達、月も居た。
華琳「無事でよか・・・」
一刀「そんな事はどうでもいい!#。お前達は何をやっていた!
俺は記憶を失い、この人達が助けてくれた・・・
立ち退きを迫ったらしいな!この子達の土地はな!先祖代々
守ってきた土地らしいぞ!記憶を失いながらも、俺はこの子達と過ごしてきた。
笑顔が有った!それを奪ったのはお前達だぞ!お前達はあの外史で・・・
いや・・・今まで何をしてきたんだ?・・・何を見てきた!言ってみろ!」
ドンッ
壁に拳がめり込んだ。
一刀「于吉に調べてもらった・・・
他の支部でも同じ事があったと・・・確かに発展はいい!
だがな、お前達が民の笑顔を奪ってどうする!
この子達の守ってきた家は焼かれた!この子は
誘拐され、権利書と引換の道具にされた!
俺はそんな事望んでるか?!言ってみろよ!」
ドンッ
再び壁を殴る。
雪蓮「(冥琳・・・やっぱり転生してたのね
・・・よかった)」
華琳「ごめんなさい!」
全員跪き謝る。
一刀「謝って済む問題か?家は焼かれたのだぞ?
・・・そんな会社なら潰れた方がいいぞ!・・・しばらくは
戻る気はない・・・少しは反省しろ!・・・3人共行こう。
それと、これは間違いなく犯罪だ・・・責任はちゃんと取れよ。」
冥琳「いいのか?」
一刀「悪いが・・・こんな人間なら俺は暮らせない・・・
レーナ、ボイマン、マイク、サリー、ボス・・・すまない」
レーナ「私も最もだと思うわ・・・
でも、貴方を傷つけてしまった・・・ごめんなさい」
一刀「気にするな・・・」
ボス「無事でよかったぞ!一刀」
マイク「・・・飲もうぜ」
ボイマン「付き合うぞ」
サリー「中国の酒飲みたいわ~」
雪蓮「私も行きたい~老酒~老酒~」
一刀「はいはいっ・・・
華琳、そして重役共!お前達はよく考えろ!」
華琳「・・・・」
華琳は泣いていた・・・重役達も
うつむいたままだった。
冥琳「それにしても、すごかったな・・・」
鈴々「かっこよかったのだ!」
琉流「はいっ!」
一刀「そういえば、鈴々と琉流は俺との記憶しかないんだっけ?」
2人は頷いた。
于吉も付いて来ていた
于吉「おそらく、転生した時に他の外史の記憶が流れたのでしょう」
一刀「そんな事あるのか?」
于吉「極稀ですが」
レーナ「それより!飲もう!」
宴が始まる。
ボイマン「しかしても、お前は不死身だな」
マイク「だよな。だがよかったぜ」
鈴々「もう、死ぬ寸前だったのだ!」
琉流「お医者さんが言うには紙一重だって言ってました。」
レーナ「まさにヒーローね。」
雪蓮は冥琳の元へ。
コトッ
雪蓮「ごめんなさい・・・身内のせいで酷い事になって」
雪蓮はコップを冥琳の前に置いた。
冥琳「いや、いいさ・・・一刀にも会えたしな」
雪蓮「そう・・・(記憶はないのね・・・)」
冥琳「それよりだ、どうするんだ?お前達は・・・
奥さんなんだろ?」
雪蓮「もちろん付いていくわ」
雛里「あわわわわ~ぐるぐる~ぐるぐる~
わた~し~も~~~ちゅいていきゅ~」
酔っていた。
雪蓮「後はあの子達次第ね・・・」
冥琳「・・・私達は・・・また一からやり直す
事にするよ。」
一刀「俺が居るから安心しろ」
冥琳「良いのか?」
一刀「俺のせいでもあるし、何より・・・兄ちゃんだからな」
冥琳「ふっ・・・そうだったな」
レーナ「それなら協力するわよ」
マイク「ああ。俺達は組織を壊滅させた事で
長い休暇と大統領からも勲章をもらったしな。
賞金もワンサカでパラダイス状態だぜ」
ボイマン「だよな!HAHAHAHA」
宴で盛り上がっている頃
中国支部
華琳「ミン!どう言う事!私は無理なら諦めなさいって
言ったわよね!どうしてこうなる!」
ミン「申し訳ありません!」
華琳「これは首だけじゃすまない問題よ。
責任はどう取るの・・・って私にも責任があるのだけどね。
(一刀に見放されたら生きていけないでしょうね・・・私は)」
ミン「私も総帥の話を聞いて・・・自分でも情けないです・・・
出頭しようと思います・・・これは辞表です。」
華琳「そう・・・詠・・・弁護してあげて・・・」
詠「分かったわ・・・」
華琳「皆の者!よく聞け!すべての支部に飛び!
不正行為を全て洗いなさい!不正行為があるならば
その物共を即刻解雇せよ!一人残らず調べよ!」
一同『はい!』
華琳「一刀はどこにいるの?」
千登里「雪蓮の電話では・・・の居酒屋に」
華琳「もう一度謝りに行きましょう・・・
許してもらえるまで・・・」
千登里「私もお供します。」
凛「私も」
華琳達は一刀の居る居酒屋へ
一刀「で・・・何しに来た?」
華琳、千登里、凛や重役連中は深く土下座した。
華琳「ごめんなさい!ごめんなさい!・・・」
2人も何度も謝る。
一刀「俺はそんな言葉を聞きたいんじゃない
・・・わかるよな?」
華琳「もう一度チャンスが欲しいの!」
一刀「・・・冥琳、いいかい?」
冥琳「ああ。一刀がいいならいいさ」
一刀「だが・・・次はないぞ」
華琳「肝に銘じておきます!」
一同は臣下の礼を取った。
一刀「はぁ~・・・3人共・・・涙を拭け
・・・飲むぞ?・・・」
華琳「ううう・・・うん!うん!」
千登里「はい!」
凛「;;」
3人は勢いよく抱きついた。
なでなでっ
一刀「宴の続きだ!亭主!朝まで貸切だ!
じゃんじゃん持って来い!」
亭主「へい!」
宴は1日中続いた。
マンション建設は白紙になり。
冥琳は権利書を一刀に渡した。
これにより、北郷グループの土地となり、
何処からも手出しができなくなるし、
害が及ばない様に約束をした。
冥琳の強い希望で一緒に日本に行くことになる。
もちろん鈴々、琉流も賛成した。
レーナ達も休暇を日本で楽しむ為にしばらく、
北郷邸に厄介になる。
ミン、立ち退き屋達は出頭し、
詠が弁護に付き、冥琳が被害届けを出さなかったので
1週間の留置後賠償金を払い一から出直した。
ミンはそのまま、詠の弁護士事務所で働き、
立ち退き屋の連中は、本人達の希望により
北郷グループ系列の土木で働く事にした。
(一刀に惚れたとか恩義があるとかで)
宴が終わり、一同は家に帰還する。
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遅くなりましたが、貼ります。