そして華雄さんと俺は準備万端。華雄さんの武器はもちろん金剛爆斧。
俺は街の武器屋が削ってくれた木刀。
あきらかに武器の大きさが違う
英次「華雄さんの武器って大きいですね」
華雄「そうだろう。私の自慢の武器だ。だが安心しろこれは練習用でな切れたりはしない」
そうか、それなら安心・・・できねぇぇぇ。当たったら骨ぐらい折れるんじゃね!?
華雄「まぁ骨とかなら折れるかもしれんが、安心しろ」
英次「いや安心とかできないから」
そんなやり取りをしていると、霞が俺たちの間に入り
霞「よっしゃ合図はうちがしたるわ」
ノリノリだった。霞が原因なのに・・一言ぐらい文句言おうかな
英次「霞!お前のせいだからな。こんな事になったのは!」
霞「まぁまぁええやん。それよりええとこ見せてな」
笑顔で言う。くっ可愛い
英次「うう・・わかったよ」
華雄「それより合図しろ!」
俺と華雄さん間合いを取り、お互いに構える。それを見た霞が合図する
霞「はじめ!!!」
英次(とにかくあの斧は一撃必殺のはず、攻撃を避けてカウンターってとこだな
ってそれが出来ればいいんだけど、初心者には無理だろ!)
頭の中で考えていると
華雄「行くぞ!」
華雄さんが斧を振り下ろす。スピードは・・・速くない避けられる。
俺は1歩下がりさらに体を半身にして避ける
英次(今の避けるので50%でギリギリ、あれより速いと避けられないな)
華雄「ほぅあれを避けるのか。だが、まだまだこんなものではないぞ」
華雄さんは連続攻撃。なんとか避けてはいるが、すぐに限界がくる
華雄さんがなぎ払いを打ってくる。避けるのが間に合わず俺は木刀を縦に構え防御体勢だが
勢いを殺せずふっ飛ばされる。
英次「うぐっ!」
そのまま地面に背中から落ちる
英次「ぐっ」声にならない声が出る
背中から落ちても受身なんて取れないから息が止まり、そして再び息をする
英次「がはっ・・・ごほ・・ごほ・・」
背中から落ちるってこんなに辛いのか、知らなかった
華雄「どうした?そんなものか」
木刀を杖にして立ち上がる。
霞「英次?大丈夫か?」
霞が近寄ろうとするが手でそれを静止する
英次「はぁ・・はぁ・・」
華雄「どうした?その程度か?私は本気を出している。貴様も本気を出せ。霞に強いと言われた男だろ!」
英次「はぁ・・はぁ・・本当に嫌なんだけどさ、こう言う時ってゲームだと武人を馬鹿にしてるとか
言われるんだよな」
華雄「ん?何を言って・・・」
英次「華雄さん。本気で行くよ。動けるのは2分。それ以上は動けないから」
華雄「まぁいい。言っている事がよく分からんが、ここから本気なんだな」
英次「すぅーはぁー」
大きく深呼吸。そして集中。眠る力を呼び覚ます
英次「行きます」
華雄「なに!?」
いきなり速度が上がって華雄さんが慌てる
英次「はあぁぁ」
木刀を振り下ろすが、華雄さんは斧でガード
華雄「お、重い」
すかさずなぎ払い、これもガードされる、そしてここから連続攻撃
華雄「ちっ」
華雄さんは舌打ちをしながらもこれをガードする
華雄(な、なんだ急に動きが速くなる)
焦っているのか、体勢が不安定。
英次(よし、このまま攻めきれば、華雄さんの武器ぐらいは吹き飛ばせるかも)
その時俺の心臓が激しく脈をうつ(ドクン)
英次(急に心臓が)
動きが止まる。それを見逃す華雄さんではなかった
華雄「もらった!」
斜めからの振り上げ。避けることもガードする事も、そして動くことも出来ない
英次(来るのはわかってるのに、攻撃は見えているのに)
そう思っていると、俺の目の前に人影が現れ、同時に高い金属音が鳴り響く
その音と共に俺の意識は闇に落ちていった。
英次「・・・・う・・」
俺が目を覚ますとそこは俺の部屋そして布団の上に寝ていた
英次「ぐっ体が、まだ動かないか。これでまたしばらく杖を使う生活か。仕合いとかしたの失敗だったかな。動けなくなるんじゃ余計迷惑かけるし、それに仕合いとか戦いって苦手だな」
俺は目線を横に向けると
呂布「スースー」
布団の横で寝ている呂布を発見
英次「ははは・・いい寝顔だな・・・・ってぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
いやいや落ち着け、俺は動けないんだ。何もしてない。うんうん。落ち着けまずは深呼吸だ
英次「すぅーはぁーすぅーはぁー」
ふぅ落ち着いた。まずやるべき事はっと、ん?何をしたらいいんだ?
賈駆「うるさいわね、何なのよ一体?」
女神が光臨した。女神?メガネ神だよな。うむ!しっくりくる
賈駆「うっさい!」
デコピンされる
英次「痛っ何するんだよ。こっちは動けないんだぞ」
賈駆「なんか失礼な事考えられてるような気がしたから」
なんて鋭いんだ。女の第6感ってやつか?
賈駆「それより、あんた丸1日寝てたのよ」
英次「そ、そんなに?」
呂布「ふぁー・・・・・・詠おはよ」
賈駆「おはようじゃないわよ。音々が探してわよ」
呂布「コク・・・・(ジー)」
呂布がこっちを見てくる
英次「何かな?」
呂布「強いのか弱いのかわからない」
それだけを言い残すとそのまま去っていく
英次「・・・・・(ん?意味が?)」
賈駆「新堂。あたなに聞きたいことがあるの。もう言わないとか通用しないから
こっちも色々大変な時期になってきてるから」
うーん困ったな。どうしよう。変な言い訳できる空気じゃないな
賈駆「あなた何者?そして何処から来たの?昨日仕合いのあれは何?」
一気に質問が来たな。さてどーしたものか
英次「賈駆、1つ質問していいか?」
賈駆「どうぞ」
英次「天の御使いがこの国来たって噂聞いたことあるか?」
賈駆「!?何故それをあなたが知っているの?その噂は昨日私の所に届いたばかりなのに」
英次「そっか・・信じる信じないも賈駆の自由だけど俺は真実を言う」
賈駆「ええ・・わかったわ」
英次「まず1つ目俺はその天の御使いが来た世界から来ている。そしてそれは今から千八百年後だ」
賈駆「そんなの信じられるわけが」
英次「信じる信じないは賈駆の自由だと言ったはず」
賈駆は苦い顔をする
英次「目的はその天の御使いに会う事だ」
賈駆「何故?理由は?」
英次「それは言えない」
賈駆は俺の目をジッと見る。テレるな。賈駆って可愛いからそんなに見つめられると
賈駆「真剣な話してるのに、何赤くなってるのよ!」
デコピン痛いんだよ
英次「痛いな。俺は動けないんだぞ」
賈駆「まったくなんで赤くなってるのよ。変態!」
わかってないな。業界ではそれはご褒美だというのに
賈駆「まぁいいでしょう。あんたみたいな人は悪人にはなりきれないだろうし
悪人になったら真っ先に死にそうだし」
英次「ひどいわ」
賈駆「昨日の仕合いの事聞かせてもらうわ」
英次「あぁ」
英次「あれはうーん何て言えばいいんだ?妖術かな?」
賈駆「妖術!?」
英次「えっと・・・・・少しの間強くなるけど、その後動けなくなるみたいな」
賈駆「アンタめんどくさくなって適当に言ってるでしょ」
英次「適当じゃないよ。省略しただけで」
賈駆「ちゃんと言いなさい」
英次「(´・∀・`)エー」
賈駆「デコピンやりましょうか?」
あっやばい目がマジだ。デコピンで殺されそう
英次「んじゃ言うけど、これも信じられないかもしれないけどね」
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
賈駆「はぁ?何それ?」
英次「なっ信じられないでしょ」
賈駆「あなたの言うには普段は30%しか筋肉が使えてない。それがあなたの妖術で残り全部が
使えるようになるって事」
うむうむ。さすが軍師。%の事を教えたらすぐに使い出した。
まぁ実際は100%使える時間は約2分それを越えたら動けなくなる
そして反射神経も筋肉と同様に普段の限界を超えるんだけど
しかしまぁ説明が大変だった(省略したけど)
俺自身が強くなっても100%で使える時間が増えたりしないしから厄介なんだよな
それに普通は30%だけど、俺の場合何があるかわからないから普段から50%は出している
だからすぐに疲れるし(全力をだしていたら)50%までなら鍛錬すれば強くなるし
体力だってもっと多くなるって聞いてるけど、鍛錬はやりたくない。現代っ子だしね
もっと便利な能力くれよー。英次無双とかしてぇぇぇ
賈駆「ちょっと聞いてるの?」
英次「はっ・・ちょっと今説明パートに入ってた」
賈駆「はぁ?何をわけのわからないことを」
英次「まぁ理解できたかな」
賈駆「色々混乱してるけど、一応理解したということにしとくわ」
英次「ありがと。これ以上説明出来ないからね」
賈駆「今日はもう休んでいいわ。これからあなたにはして貰う事もあるしね・・ぷくくく」
何だろうかこの悪寒はそれに最後の賈駆のあの笑い、黒いよ!
こうして俺の秘密を賈駆に言うことになった。そしてこの事が後々歴史を変える大事件へと
繋がる事を英次は知らない(そこでまで大きくなるとは考えていなかった)
あとがき
前の書き込みで主人公普通じゃなかったって突っ込みがあったのですが
普通の人の能力でちょっと特殊能力があるだけって事でお願いします
まぁ能力は無双できる物ではなし、この能力は元々決めていました。
普通の人って書いたのがまずかったのかもしれません。
何か違うだろとか思った人はすいませんでした
作者がヘボいからです。反省しつつこれからの物語を書いていきますので
どうかよろしくお願いします
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