No.488890 IS 革新の光 第4話 憎悪の視線大空さん 2012-09-26 20:52:03 投稿 / 全7ページ 総閲覧数:1447 閲覧ユーザー数:1413 |
第4話 憎悪の視線
クラス代表決定戦後の月曜日
朝のホームルーム
メルティア「纒は代表を辞退したためクラス代表はティア・リトアルトに決定した
全員拍手!!」
教室からはティアに向かって拍手が送られた
が本人は状況が飲み込めていなかった
ティア「ちょっと先生!なんで私がクラス代表なんですか!?勝ったのは纒君じゃないですか!」
メルティアはティアの頭に手を乗せて黒い笑を浮かべながら
メルティア「敗者は勝者に絶対服従・・・・だろ?」( ^ω^)
ティア「・・・・あ」Σ(゚д゚lll)
ティアは_| ̄|○と項垂れていた
メルティア「つーことでまぁホームルームは以上で終了だ、このあとはグラウンドでISを使った
初実習だ全員直ぐに着替えてグラウンドに集合、遅刻すんなよ、それじゃぁな」
そう言ってメルティアは教室をあとにした
海人「それじゃぁ俺達は更衣室行こうぜ」
凛久「・・・・・・・」
朱武「そうだの、遅刻だけは避けたいしな」
そう言って3人は先に教室をでていった
射真は項垂れているティアの前にしゃがみ
「がんばってください」と一言声をかけていった
そのあと教室から「誰のせいよ―――!!!」という声が聞こえたとか
射真は海人達を追って廊下を歩いていた
射真(つけられている・・・・一人か)
今1年生は授業の準備をしている為実習以外の生徒は教室にいる為廊下に人気はない
しかし確かに感じる人の気配、視線そしてその視線にはある感情が乗っていた
それは
射真(他の生徒の視線とは明らかに違う・・・これは、憎しみ)
1年前までは普通の人間として生きていた射真だがその後に勃発した大戦へ
兵士として1年間戦い抜いた射真はあることを思い出した
射真(この視線はあの時と同じだ、戦場で敵が向けてくる視線に乗った殺意、怒り、憎しみ、それらすべてを内包した敵意の籠った視線と全く同じ物だ・・・・)
1年の教室から離れても着いてくるその視線に不快感を覚え射真は走り出した
射真(面倒事になる前に撒いたほうがいいですね)
射真は更衣室まで駆け抜けた
尾行を諦めたのか後ろの気配はなくなっていた
グラウンド
授業ではIS実習がメインに据えられていた
なんとか間に合った射真は列に並んでいた
メルティア「よぉーし!全員揃ったな、じゃ専用機持ちを中心に5つのグループを作れ、そんで専用機持ちは簡単にアドバイスしてISの起動と歩行と停止をサポートしてやれ」
専用機持ち「「はい」」
メルティア「んじゃ、出席番号順に散れ!!」
射真「それでは出席番号順にISを装着して起動から歩行をしてもらいます」
「「はい!」」
射真「それでは最初の人は誰ですか?」
「ヾ(゚∀゚)ノ ハイハイ!!私、藍崎 藍(あいざき らん)趣味は空を眺めることと昼寝だよ!よろしくお願いします!」
青の入っている黒髪セミロングに瞳は琥珀色の少女が手を上げて自己紹介してきた
射真(この学園の人は毎年こうなのか・・・・・「どうも、それでは藍崎さんは早速ISに乗って歩行を開始してください向こうに白い線が引いてあります、そこまで行ったら折り返して戻ってきてください」
藍崎「うん!それじゃぁ行きまーす」
藍崎はゆっくりではあるが歩を進めていった
藍崎「おぉっと!案外難しいね」
藍崎は時々バランスを崩しそうになるがその度に持ち直していた
射真「その調子です、最初はゆっくりで構いませんから歩く感じを確かめながら動かしてください」
藍崎「うん!頑張るよ!!」
そうして藍崎がスタート地点に戻りISから降りたとき問題は起きた
藍崎「ふぅ、案外疲れるんだね」
射真「最初に乗る人は誰でもそうなんです、
そういう時は体に余計な力が入っているんです、それさえなければもっと楽に動かせます」
藍崎「そっか!じゃぁもっと頑張らなきゃね」
射真「それじゃぁ次の人はISに乗ってください」
「あの~・・・」
射真「何ですか」
「それがISが立ったままだからコックピットの位置が高くて乗れないんだけど、どうしたらいいかな?」
藍崎「あっ!!!!」(;゚Д゚)!
射真「はぁ、ISから降りるときは次自分が乗りやすいようにISをしゃがませてから降りてください(これ位少し考えれば分かりそうなものですけど・・・)
藍崎「はい・・・」
射真「藍崎さんは注意力不足として先生に報告しておきます」
藍崎「それだけはやめてぇ!?」((((;゚Д゚))))
射真「では次からは気をつけてください」
藍崎「以後気をつけます」
射真「はい、それでは次の人は少し待っていてください」
射真はターゲットサイトの形をした腕輪を前に突き出すと
射真の胸部分と背部が光に包まれ、光が消えると胸と背中にのみISが部分展開されていた
その状態で地面から少し浮いて滑るように次に乗る女子に近づいて
射真「しっかり掴まっていてくださいね」
「へっ?あわ!はわわわ!////////」
そのまま横抱き(お姫様抱っこ)でコックピットまで上昇した
「「あぁ――――――っ!!!!」」
それを見たクラスの女子達は叫んでいた
射真「はい、それじゃぁ乗り込んでISを起動させてください(うるさいですね)
その時他の男子3人はこの後の展開を想像し冷や汗をかいていた
海人(アイツなんてことしてくれてんだ!?)
朱武(あれでは俺達も同じことをする羽目なるじゃないカ!)
凛久「((((;゚Д゚))))」
3人は恐る恐る後ろを向いてみると
目をキラキラ輝かせて3人を見つめている女子生徒がいた
「「「んなっ!!?Σ(゚д゚;)」」」
メルティア「よぉし女子sにはアタシから特別指導してやろうか?」
「「「いいいいいぇ!!!!!めめめめめめ滅相もございません!!!!!」」」
メルティア「なら集中して授業に取り組め!いいかぁ!」
「「「はいっ!!!!」」」
((あぶねぇ・・・))(;・∀・)
こうして授業は進み全員がISを装着して歩行を終えたとき
メルティア「それじゃ専用機持ちには急加速と急停止を実演してもらうか、んじゃリトアルト目標は地面から5センチな」
ティア「はい」
ティアはクリムゾン・ウィングを展開してメルティアが示した高度まで上昇した
メルティア「それじゃぁそっから急降下して来い」
ティア「はい!」
ティアはその場で急加速を駆けそしてそこからもどんどんスピードを上げていった
海人「おいおい大丈夫なのかあれ?」
朱武「大丈夫だからやっているんだロ?」
凛久・射真「・・・・・・・」
2人の心配をよそにティアはちゃんと地上5センチで止まっていた
メルティア「流石だな、リトアルト」
ティア「えぇ伊達に代表候補生をやっているわけではありませんから」
その時ちょうど授業終了のチャイムが鳴った
メルティア「じゃ次の時間はISを使用しての飛行訓練だ、
自習したい奴は残って練習していてもいいが怪我すると危ないから危険なことはするなよ」
全員からの返答が聞こえるとメルティアはアリーナをあとにした
グラウンドの隅っこ
海人「はぁ人に教えるってのも大変だな」
朱武「そうだナ、いつも以上に気をつかう」
射真「・・・・・・」
グラウンドから校舎の方を見ている射真に凛久が小さな声で話しかけた
凛久「射真・・・・どうしたの?」
射真「いえ、教室を出てから誰かに見られているような気がして」
海人「なんだそりゃ、この学校で俺たち好奇の目で見てる奴なんて腐る程いるだろう」
射真「そうじゃないんです、そういう人達とはまた別の視線何です」
朱武「その視線に何かを感じるということか?」
射真「はい・・・」
凛久「それは、もしかして・・・」
射真「えぇ、殺意というか憎しみというか、大雑把に表現すると敵意のようなもの・・・です」
海人「この学園で俺らに敵意ねぇ、、、因みに俺はそんな視線感じたことないぞ」
朱武「左に同じ」
凛久「(゚д゚)(。_。)」
射真「そうですか・・・・ならいいです、僕の意識し過ぎかもしれませんし」
海人「そうだそうだ、気にするな」
朱武「うんうんそうしておけ、気にするだけ無駄ダヨ」
射真「はい」
IS学園 校舎屋上
そこには双眼鏡でグラウンドを見ている女生徒がいた
「・・・・・・・・」
楯無「あら?こんな所で何をしているのかしら?」
女生徒が振り返るとそこにはIS学園生徒会長 更識楯無が入口に立っていた
「っ!!!」
楯無「そのリボンの色、貴女新入生ねもうすぐ始業時間よこんな所で油売ってないで早く教室に戻りなさい」
「・・・・はい、それでは失礼します」
女性とは少し早歩きをしながら屋上を出て行った
ポケットから一枚の写真を落としたのに気がつかずに
楯無「何かしら?写真?・・・コレは、少し気をつけなきゃいけないわね」
楯無は険しい顔をしてグラウンドを見ていた
またしても新キャラが登場な感じですが紹介はまだ書きませんwwwwww
名前が判明してから紹介を書きますのでお楽しみに(´∀`*)
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第4話です
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