さてさて、魔法を覚え初めてはや一年・・・とはいかないまでも、約10ヶ月が経過した
魔法練習をきっかけに、礼儀作法は勿論のこと、歌や楽器、裁縫、演技などなど、さまざまな習い事をはじめたわけだが
魔法以外は全て数週間程度で神の域と言っていいレベルで納め、教師役をDOGEZAさせたくらいだ
余自身の才能・・・とは言いがたいものの・・・いや、「持って産まれた」ということであれば才能か
ともかく、そんなこんなでブラックホールもかくやと言わんばかりに技能を修得していった
もちろん周囲の人間、とりわけ親馬鹿の父上は余の事を神童呼ばわりしはじめ
ルイズを筆頭とした我等姉妹の中が広がり始めてきたようにも感じる・・・
これはいかん、いかんぞと、何か対策を考え、実行した結果
余の位置づけが「神童」から「残念臭漂う神童」という、突っ込み所のある位置におさまり、姉妹との距離も以前の通りに戻った。
失ってしまったものもそれなりにありはするが、まあ、それを利とするのも余の手腕次第ということだ
そろそろなりきり士の能力と衣装作成の能力を使ってみようかと思い、いろいろうろついては作っているところだ
素材調達のスキルも遺憾なく発揮し、いろいろなところから拾ったり、母上や父上に頼んで商人から買い取ってもらったりしている。
素材調達スキルにも二通り存在することに気付いた
その場に発生させる系と、因果律を操作し、矛盾無く手に入れる系・・・この二通りである
前者はすぐ手に入るが、「何処で手に入れたのか」その経歴が絶無であるため怪しまれやすいというデメリットが存在し
逆に後者は、母上や父上が商人から買い取ったり、錬金の失敗で偶然手に入れたりと
手に入れるまで少し掛かるが、怪しまれる可能性が低いというメリットがある。
まあ、素材を買い取ってもらっている以上、相応の成果は必要だったりするのだが
スキルの関係上、それなりの評価はもらえるだろう。
―――――――――――――
作った衣装と付属道具
「赤セイバー」の衣装(fate/EXTRA より)
「蒼セイバー」の衣装(アルトリア・ペンドラゴン)(fate/シリーズより)
「セイバー・オルタ」の衣装(バイザー付き(鎧)(以下略)
「セイバー・オルタ」の衣装(ゴスロリ)(以下略)
「セイバー・リリィ」の衣装(fate/アンリミテッドコードより)
「ギルガメッシュ」の衣装(キンピカの鎧)(fate/シリーズより)
「英霊エミヤ(アーチャー)」の衣装(赤原礼装)(fate/シリーズより)
「バーサーカー(ランスロット)」の衣装(全身甲冑)(fate/Zeroより)
「バーサーカー(ヘラクレス)」の衣装(上半身裸、腰装備一丁 はいてない)(fate/シリーズより)
「カール・クラフト」の衣装(黒いボロ布)(Dies iraeシリーズより)
「カール・クラフト」の衣装(軍服バージョン)(Dies iraeシリーズより)
「ハイドリヒ卿」の衣装(ドイツっぽい軍服)(Dies iraeシリーズより)
「ベアトエリス」の衣装(ドイツっぽい軍服(女性用)(Dies iraeシリーズより)
「トバルカイン」の衣装(バイザー付き上半身裸 なぜかフード付き 自分用に黒いタンクトップ付属)(Dies iraeシリーズより)
「天魔・夜刀」の衣装(鎧)(神咒神威神楽より)
「天魔・母禮」の衣装(神咒神威神楽より)
「天魔・悪路」の衣装(胸部装甲も完全再現。自分用に上半身の露出を抑える脱着可能のパーツ付き)(神咒神威神楽より)
「天魔・奴奈比売」の衣装(神咒神威神楽より)
「天魔・大獄」の衣装(神咒神威神楽より)
「ハクメン」の衣装(ブレイブルーより)
「ジン=キサラギ」の衣装(ブレイブルーより)
「ノエル=ヴァーミリオン」の衣装(ブレイブルーより)
「ヴァルケンハイン」の衣装(ブレイブルーより)
・・・etc(キリが無い)
―――――――――――――――――
・・・こんなものか、半日に一つ完成するくらいだったのでな
一応全て試着して、それほど危険な能力じゃないものは使って試したりもしたので、生身で使える技能もそれなりにある。
ともあれ、自身のサイズにあわせたものと、将来の自分のサイズを予測して作ったものを数着つくっておいたので
サイズが合わなくなって位置から作り直し・・・なんてことは無い。
ギルガメッシュの王の財宝が便利すぎて笑った。
将来のための衣装などは、固定化を掛けて王の財宝の中に納めてあるので何時でも取り出せる。
姉上~ズ(上の三姉妹)と父上、母上、アンナに、それぞれ似合いそうなドレスをプレゼントした。
父上は目じりデロンデロンで涙と鼻水たらしながら大喜びし、母上も満更でもなさそうな雰囲気で
姉上~ずも嬉しそうにしていたので、まあ、成功したといっても良いだろう。
アンナへは、あえて「ヴァルケンハイン」の衣装を渡した。
「男装の麗人」に挑戦してもらいたくてついつい渡してしまった。反省はしていない。
まあ、ネタだけでは何なので、余とおそろいのドレスも渡した。
もちろん「赤セイバー」の衣装を・・・黒の色違いではあるものの、とても似合っていたのは言うまでも無い。
おむねが ゆさゆさ とても よい ものを おもち で
おしりが はんぶん はみでて とても えろいです
「あ、あの、ネロお嬢様、前が透けているのですが・・・」
「曰く、透けているのではない!魅せているのだ!と ふんすー!」
うむ、至言である!
「何と言う自信・・・これは・・・手遅れですね、手の施しようがありません」
「恥部を晒しているわけでもあるまい、限度は有ろうが、隠そうとするから卑猥に見えるのだ」
さすがに上半身裸だとか、透けている中に「はいてない」とかであるならばそこは隠すべきではある
「そういうものなのですか?」
「うむ!余は、そなたならば必ず着こなし、一種の芸術となるであろうと想像し、実際にこの目でみて確信したのだ!」
要するに金髪巨乳は正義である、異論は認めん、断じて認めん、余が法だ、黙して従え!
「案ずるな、悔しいが、そなたは今の余よりも美しい、余が男に生まれていたなら、伴侶にしたいとも思っていただろうと確信出切る!」
「はあ、ありがとうございます・・・?」
「おっと、すまぬ、少々押し付けがましかったな、許せ」
「私は構いませんが・・・その、ネロお嬢様はこういう時、お嬢様~、後ろ後ろ~・・・と言うのでしたか」
「―――このような格好で申し訳ございません、お帰りなさいませ、エレオノールお嬢様」
えっ・・・む?・・・あっ
「ネ~ロ~・・・」
「ぴっ!?」
な、なんだこの威圧感は・・・!10000、100000、1000000・・・まだ上がっていくだと!?
「学院ら帰って来てみれば、なんてはしたない格好をしているのですか!ヴァリエール家の四女としての自覚を持ちなさい!」
「は、はしたな―――」
「お黙りチビネロ!そんな娼婦の着るような卑猥な衣装に身を包むなんて恥さらしも良いところだわ!今すぐ着替えて破棄しなさい!」
なっ――――
「ク・・・ククク・・・ようも―――」
「な、何ですか?まだ話の――」
ここまでキレたのは何時以来か、今生では初めてではないか?・・・ああ、今生はまだ5年も生きてはいないか
「ようも、余の芸術をそこまで侮辱してくれたものよ、あぁもう良い謝罪は聞かん、余の憤怒はちと激しいぞ、此処では何だ、表に出ろ姉上」
「あ、貴女ねぇ!」
そこまでする理由が無い・・・?上等上等、ならば理由を作るまでよ
「それは何か?余のような小娘に決闘を申し込まれて、受ける度胸も無いと?とんだヘタレよな、12年上の癖に勝つ自信が無いと?哀れよな」
「な、ななななななあ・・・!」
やれやれ、この程度の挑発にあっさり載せられるとは・・・
「顔が真っ赤だぞ姉上(笑)この程度の挑発に載せられるとは・・・
「こ、この・・・!言わせておけば!・・・良いでしょう、受けましょう、本日より三日後、13の刻、何時もの訓練場で良いですね?」
「是非も無し・・・!」
このさい、この衣装のままで闘ってやろう、武器は錬金で間に合わせるが・・・是非も無し
「ああ、私は途中から「空気」というヤツですね・・・奥様に報告しなくては・・・」
Tweet |
|
|
3
|
2
|
追加するフォルダを選択
ネロキレる。・・・もう何も語るまい・・・