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~少年が望んだ世界と力~

第十六話 止まらぬ戦い、現れたΧ(カイ)とΔ(デルタ) 後編

2012-09-23 00:44:55 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:4743   閲覧ユーザー数:4264

フェニックス、リュウガ、ライア、ゴーカイジャー達がカイザ達と戦い始めたほぼ同じ頃、他の場所でも防衛戦及び殲滅戦が開始された。

 

捜索班第一班

 

「撃てっ!皆殺しにしろっ!!」

 

ライオトルーパー部隊の隊長の命令でライオトルーパー達は前後からアクセレイガン・ガンモードで龍騎、ナイト、魔導師達に発砲する。

 

『GUARD VENT』

 

「「「はっ!」」」

 

トリックベントのカードで増えていた3体のナイトはガードベントのカードでダークウィングが変化したマント「ウィングウォール」が背中に装備され、2体のナイトがウィングウォールで前方のライオトルーパーの銃撃を防ぎ、もう1体のナイトもウィングウォール、そして龍騎がドラグシールドで後方のライオトルーパーの銃撃から魔導師達をアクセレイガンの弾から守っている。

反撃しようにも敵の数が多く、アクセレイガンの攻撃を防ぐので精一杯だった。

 

「このまま押し切るぞ!」

 

「「「了解!!」」」

 

『CLOCK OVER!』

 

『!!』

 

ライオトルーパー達の一部がガンモードからブレードモードに変え、襲いかかろうとした時、電子音声が響き、龍騎とナイトの前にイリュージョンで分身してカブトにカメンライドしてクロックアップを使って駆けつけたPカブトが立っている。

 

「な、なんだ・・・あいつは?」

 

「い、いつの間に?」

 

突然現れたPカブトに魔導師達が混乱している。

 

「こっちもライオトルーパー軍団か。かなりの数だな」

 

「前後合わせて70程いますね」

 

「こんな少人数ごときによくこれだけの数を。さて、こっちも数を増やしてやるか」

 

アポロンから敵の数を聞いたPカブトはカードを取り出し、ドライバーにカードを差し込む。

 

『RANGER RIDE! MASKMAN!』

 

「行ってこい!」

 

ドライバーのトリガーを引くとゴーカイジャーと同じ5人組みの戦士だが色が赤、黒、青、黄色、ピンクと1色だけ異なっている「光戦隊マスクマン」が現れた。

 

「あとはよろしく」

 

マスクマンを召喚するとPカブトは消えた。

 

「レッドマスク!」

 

「ブラックマスク!」

 

「ブルーマスク!」

 

「イエローマスク!」

 

「ピンクマスク!」

 

「光戦隊!」

 

「「「「「マスクマン!!」」」」」

 

Pカブトが消えるとゴーカイジャー同様名乗りを行う。

 

「くっ!いけ!」

 

『はっ!』

 

『STRIKE VENT』

 

ライオトルーパーが向って来ると龍騎はカードをドラグバイザーにベントインし、ドラグレッダーの頭部を模した武器「ドラグクロー」が右腕に装備された。 

 

「ウオオォォォォンッ!!」

 

すると龍騎の契約モンスターであるドラグレッダーが雄叫びを上げながら現れる。

 

「な、なんだ!?」

 

「あ、赤い・・・龍?」

 

突然現れたドラグレッダーに魔導師達は驚いている。

ドラグクローを装備した龍騎が右腕を引き、構えをとる。

 

「はあぁぁぁぁっ、はぁっ!!!」

 

龍騎が引いた右腕を前に出すとドラグレッダーは龍騎の動きに合わせ、ライオトルーパー達に火炎弾「ドラグクローファイヤー」を放った。

 

『う、うわあああぁぁぁっ!!』

 

ドラグクローファイヤーを食らった後方のライオトルーパー達は爆発し、35人から25人に減らされた。

 

「な、なんて威力だ!」

 

「こんなに強いなんて聞いてないぞ!!」

 

予想以上の強さにライオトルーパー達は混乱し始めた。

 

「っしゃあ!」

 

「「「ふっ!」」」

 

「「「「「はあああぁぁぁぁ」」」」」

 

「彼らを援護しろ!」

 

混乱しているライオトルーパーに龍騎はドラグセイバー、ナイトはウィングランサー、マスクマン達は素手で向って行き、魔導師達はデバイスを構え、援護を開始した。

 

 

捜索班第二班

こちらでも龍騎、ナイト同様ライオトルーパー達の銃撃を受けている。

 

『『GUARD VENT』』

 

ゾルダとシザースがほぼ同時にマグナバイザーとジザースバイザーにカードをベントインしてガードベントを発動させ、ゾルダがマグナギガの腹部を模した巨大な盾「ギガアーマー」を装備し前方のライオトルーパーから、シザースが「シェルディフェンス」を装備しているシザースが後方のライオトルーパーの銃撃から魔導師達を護っている。

 

「突撃!」

 

「「「「はっ!!」」」」

 

前後共に一部のライオトルーパーがガンモードからブレードモードに変えゾルダ達に迫っていく。

銃使いであるゾルダもマグナバイザーで迫り来るライオトルーパー達に応戦するがライオトルーパーが多く勢いが止まらず、銃撃が激しいためギガアーマーで防ぎながら撃っているせいで狙いが定まらずマグナバイザーの弾が確実に当たらない。

 

「はっ!」

 

「あ、おい!」

 

「待て!」

 

前方の相手をしているゾルダのように射撃武装を持たない後方を相手しているシザースの方からはライオトルーパー達が迫り、それを阻止するためデストクローを装備したタイガが単体で向っていき、数名の魔導師がタイガを止めようとした。

 

「はっ!はあッ!ふっ!」

 

「うわっ!」

 

「がっ!」

 

「ぐおっ!」

 

向っていたタイガは右のデストクローで先頭のライオトルーパーを右ストレートで切り、左のデストクローで2体目のライオトルーパーをアッパーで、3体目のライオトルーパーを右脚のミドルキックを喰らわせる。

 

「喰らえっ!」

 

「!くっ!」

 

3体のライオトルーパーにダメージを与えるもすぐに別のライオトルーパー2体がアクセレガン・ブレードモードで襲い掛かり、デストクローで2体のアクセレガン・ブレードモードを受け止めた。

 

「「はああっ!」」

 

「「ふんっ!」」

 

「!!がっ!」

 

タイガがデストクローでアクセレガン・ブレードモードを受け止めていると別のライオトルーパー2体が迫り、デストクローで受け止められたライオトルーパー2体がデストクローを弾くと迫ったライオトルーパーがアクセレガン・ブレードモードでタイガを斬りつけた。

 

「撃て!」

 

「があああああっ!!」

 

ライオトルーパーの後ろにいたライオトルーパー達がアクセレガンをガンモードに変え、敵の隊長が射撃命令を出すとタイガに近い4人のライオトルーパーがタイガから離れ、後ろにいたライオトルーパー達が一斉にタイガを攻撃する。

アクセレガン・ガンモードの光線を受けたタイガは火花を散らし、地面を転がる。

 

「殺れ!」

 

「了解!」

 

射撃を避けた4人のライオトルーパーがタイガに止めを刺そうと駆け出し、タイガはなんとか立ち上がろうとするがダメージのせいで中々立ち上がれない。

 

「撃て!!」

 

「ぐわっ!」

 

「な!?」

 

「何!?」

 

「ちっ!」

 

タイガが立ち上がろうとしていると後ろから魔力弾が放たれ、タイガに近づいていたライオトルーパー4人に命中した。

タイガが後ろを見るとアースラの武装局員達がデバイスを構えている。

 

「撃て!撃ち続けろ!あいつを援護するんだ!」

 

「了解!」

 

「青い奴に近づけさせてたまるか!」

 

先程まで敵対してはずの魔導師達がタイガを援護してくれていた。

 

「あいつら!!」

 

「はっ!」

 

「ん?ぐあっ!」

 

後方がの一番後ろにいたライオトルーパーが魔導師達に怒っていると後ろから声が聞こえ、振り返ると何かに踏み台代わりにされ通路に倒れた。

 

「喰らえ!」

 

「「「「うわっ!」」」」

 

ライオトルーパーを踏み台にしてライオトルーパー達を跳び越え、空中で4人のライオトルーパーを銃撃、撃たれたライオトルーパー達は後ろに飛ばされ通路に倒れた。

ライオトルーパーを銃撃した者はタイガとライオトルーパー達の間に着地、タイガとライオトルーパーの間に着地したのはクロノ達の所からオーズにカメンライドしてラトラーターにコンボチェンジして走って来たPオーズLだ。

 

「いやぁやっぱり速いなラトラーターコンボは」

 

「そうですね」

 

ラトラーターコンボの脚力に感心してタイガの方を向いた。

 

「大丈夫かタイガ?」

 

「・・・」

 

通路に座り込んでいたタイガに右手を差し伸べ、タイガは無言で頷きPオーズLの手を掴んだ。

 

「ならばよし」

 

タイガが手を掴むとタイガを引っ張り起こして今度は後方のライオトルーパー達の方を向く。

 

「さぁて、反撃だ」

 

そう言ってカードを取りだしドライバーにカードを入れる。

 

『RANGER RIDE! OHRANGER!』

 

ゴーカイジャーと同じカラーでマスクのゴーグルが★■▼〓●の形をした5人の戦士達「超力戦隊オーレンジャー」が現れた。

 

「じゃあオーレンジャーの諸君、頼むぞ」

 

オーレンジャーを召喚するとPオーズLはその場のから姿を消した。

 

「オーレッド!」

 

「オーグリーン!」

 

「オーブルー!」

 

「オーイエロー!」

 

「オーピンク!」

 

「超力戦隊!」

 

「「「「「オーレンジャー!!」」」」」

 

PオーズLが消えるとオーレンジャー達は名乗りを行った。

名乗りを行うとオーレンジャー達は自分達のマスクのゴーグルに触れる。

ゴーグルに触れるとオーレンジャー達に個々の武器「レンジャーアイテム」が装備される。

 

「ふっ!」

 

「はっ!」

 

「ふんっ!」

 

「「「「「はっ!」」」」」

 

シザースピッチを装備したシザース、デストクローを装備したタイガ、レンジャーアイテムを装備したオーレンジャー達はライオトルーパー達に向って行き、ゾルダはマグナバイザーで援護射撃を開始したる。

 

 

捜索班第三班

 

「うわぁぁっ!」

 

「ぐあっ!」

 

「ふっ!祭りだ祭りだぁっ!」

 

そういいながら王蛇はべノサーベルで前方のライオトルーパーを斬りつけていく。

 

「はっ!」

 

「があっ!っつ、てめぇ何しやがる!」

 

王蛇が後ろを振り返ると王蛇を斬りつけたライオトルーパーがアクセレイガン・ブレードモードを構えていた。

 

「このやろ・・・っがあぁっ!」

 

王蛇がライオトルーパーに気を取られている隙に後ろから別のライオトルーパー達にアクセレイガン、ガンモードで射撃された。

もう一体のライダー、ガイが王蛇を援護しようにも契約モンスターであるメタゲラスと共に後方のライオトルーパー部隊に囲まれ援護が出来ない。

 

「このまま殲滅するぞ!」

 

「ゎぁぁぁぁぁあああああああっ!!」

 

「何だ?ぼぉっ!」

 

前方のライオトルーパー部隊の隊長が指示を出した時、後ろから声が聞こえ、ライオトルーパーの一体が振り返るとクロノ達の所から飛んできたPフォーゼのロケットモジュールが振り返ったライオトルーパーの顔面に直撃。

直撃したライオトルーパーは飛ばされそのまま倒れた。

 

「と、止まった。あぁビックリした」

 

ライオトルーパーをストッパー代わりにして停止させたPフォーゼは止まったことに安心しながらカードケースからカードを取り出し、ドライバーに入れる。

 

「よろしくな」

 

『RANGER RIDE! TIMERANGER!』

 

トリガーを引くとゴーカイジャー達と同じカラーの5人の戦士「未来戦隊タイムレンジャー」が現れた。

 

「目標達成、あとは頑張れよ」

 

PフォーゼもPオーズL同様タイムレンジャーを召喚すると姿を消した。

 

「タイムレッド!」

 

「ピンク!」

 

「ブルー!」

 

「イエロー!」

 

「グリーン!」

 

「「「「「タイムレンジャー!!」」」」」

 

Pフォーゼが消えるとタイムレンジャー達も名乗りを行い、5人全員が金属製の身分証である「タイムエンブレム」をライオトルーパー達に見せる。

 

「ちっ!行け!」

 

『うおおおおおおおっ!』

 

ライオトルーパー達がタイムレンジャー達に向う。

 

「「「「「ダベルベクター!はっ!」」」」」

 

「ふんっ。はあああっ!」

 

ライオトルーパー達が向ってくるとタイムレンジャー達は時計の長針を模した長剣「スパークベクター」と短針を模した短剣「アローベクター」の2本の剣を変身用ブレスレット「クロノチェンジャー」から取り出しタイムレッド、タイムピンク、タイムブルーが王蛇と共に向って来る前方のライオトルーパー達に向って行き、タイムイエローとタイムグリーンがガイとメタゲラスが戦っている後方のライオトルーパー達に向っていく。

 

捜索班第四班

 

『CLOCK OVER!』

 

電子音声のが聞こえるとクロックアップを使っていたPカブトが現れる。

 

「到着!・・・ん?」

 

現場に到着するがPカブトはポカンっとしていた。

 

「・・・・・なんか。来た意味なかったな」

 

何故ならこちらでは、既に戦闘は終わっていたからだ。

残っていたのはライオトルーパーの一部の残骸と前後に勝利を勝ち取った二体のライダー、ファムとオーディン。

その二人の間で守られていた魔導師達だけだった。

勝負がついたのは、ほとんど一瞬だった。

 

「「「「はあぁぁぁぁぁっ」」」」

 

前後からライオトルーパー部隊が迫ってくる中、最初に動いたのはファムだった。

 

『FINAL VENT』

 

「クエェェェェッ!」

 

「な、なんだ!?」

 

後方から迫ってきたライオトルーパー達の後ろからファムの契約モンスターであるブランウィングが現れた。

 

「クエェェェェッ!」

 

「「「「う、うわあああっ!」」」」

 

ブランウィングは翼で突風を起こし、その突風でライオトルーパー達が飛ばされた。

 

「ふっ!はあぁぁぁっ!・・・・ふっ!はっ!たあっ!」

 

「うわああああっ」

 

「ぐああああっ」

 

「がああああっ」

 

突風で飛ばされ、向ってくるライオトルーパー達をファムはウィングスラッシャーで次々と両断していくファムの必殺技「ミスティースラッシュ」で撃破していく。

 

「はあああああっ!」

 

「ぎゃあああっ!!!」

 

ファムが後方のライオトルーパー部隊の最後の1人を斬り終えたところで、今度はオーディンが動きだす。

 

『FINAL VENT』

 

ファイナルベントを発動させるとオーディンの後ろにオーディンの契約モンスターであるゴルドフェニックスが現れ、オーディンの背中に合体し、オーディンは宙を浮き、眩い黄金の光を放った。

 

「な、なんだこの光は!?」

 

「ま、眩しい!!」

 

黄金の光が辺りを包み、光が収まると前方にいたはずのライオトルーパー部隊の姿がなかった。

オーディンの必殺技「エターナルカオス」によって消滅したからだ。

 

「一体・・・何が起こったんだ?」

 

「さ、さぁ?」

 

突然ライオトルーパーが消滅したことに魔導師達はただ驚くことしか出来なかった。

 

 

捜索班第五班

 

「グワァァッ!」

 

「グルルルッ!」

 

「ぐっ!」

 

「このっ!」

 

「ギィィッ!!」

 

「ガアァァァッッ!!」

 

「ちっ!」

 

「こいつら!」

 

「はっ!」

 

「「ぐわああっ!」」

 

「ふんっ!」

 

「があああっ!」

 

こちらでは先程の魔導師達との戦闘中にアドベントで呼び出されていたインペラーのガゼルタイプモンスター達とアビスのアビスラッシャー、アビスハンマーがライオトルーパー達に襲い掛かり、アビスがアビスクローからアビススマッシュを放ち、インペラーがガゼルスタンプでライオトルーパーを突く。

 

「ええい何をしてる!さっさと片付けろ!」

 

『FINAL ATTCK RIDE! BLADE!』

 

『KICK』

 

『MACH』

 

『THUNDER』

 

『LIGHTENING SONIC』

 

「ウエエエエイ!!」

 

「何!?ぐわああっ!」

 

前方の一番後ろにいたライオトルーパーの隊長が他のライオトルーパーに指示を出すと音声が聞こえ、後ろを振り返るとクロノ達のところからブレイドにカメンライドしてジャガーマッハで駆けつけたPブレイドがブレイドの必殺技である「ライトニングソニック」を前方のライオトルーパー部隊の隊長に喰らわせた。

 

「た、隊長!!」

 

「なぁんだ。急いで来たのにそんなに危なくなさそうだな」

 

Pブレイドは隊長のライオトルーパーを撃破するとカードを取りだしドライバーに入れる。

 

「でも、増援は出しておくぞ」

 

『RANGER RIDE! MAGIRANGER!』

 

フェニックスドライバーからまたまたゴーカイジャー達と同じカラーの5人の戦士「魔法戦隊マジレンジャー」が召喚される。

 

「じゃ、頑張れよ」

 

マジレンジャーを召喚するとPブレイドは消えた。

 

「唸る大地のエレメント!緑の魔法使い!マジグリーン!」

 

「吹きゆく風のエレメント!桃色の魔法使い!マジピンク!」

 

「揺蕩う水のエレメント!青の魔法使い!マジブルー!」

 

「走る雷のエレメント!黄色の魔法使い!マジイエロー!」

 

「燃える炎のエレメント!赤の魔法使い!マジレッド!」

 

「「「「「溢れる勇気を魔法に変える!魔法戦隊!マジレンジャー!!」」」」」

 

「ふざけやがって!かかれ!」

 

『おうっ!』

 

「「ふんっ!」」

 

「「「「「はっ!」」」」」

 

後方のライオトルーパーの隊長の命令で前後のライオトルーパーが向って来るとマジレンジャー達は左腰のホルダーから魔法のステッキ「マジスティック」を手に取り、インペラー、マジグリーン、マジピンプは前を、アビス、マジブルー、マジイエロー、マジレッドは後ろを向きライオトルーパー達に向う。

 

 

捜索班第六班

 

「はっ!」

 

「がっ!」

 

「おらっ!」

 

「ぐああっ!」

 

オルタナティブ、オルナタティブ・ゼロがライオトルーパーのアクセレイガン・ブレードモードで斬られ、通路に倒れる。

 

「あ・・・ぐっ!」

 

「くっ!」

 

オルタナティブ、オルナタティブ・ゼロはスラッシュダガーを手に取り、再び立ち上がる。

 

「撃てっ!」

 

「「があああっ!!」」

 

立ち上がってすぐにアクセレイガン・ガンモードを一斉に受け、オルタナティブ、オルナタティブ・ゼロが再び倒れる。

 

「お、おい!大丈夫か!?」

 

「しっかりしろ!」

 

オルタナティブ、オルナタティブ・ゼロが倒れると2体に護られていた魔導師達が2体に駆け寄り、声をかける。

 

「終わりだな。『ぎゃああああっ』・・・っ!!」

 

後方のライオトルーパーを指揮していた隊長が勝利を確信しかけたその時、前後の部隊の最前列にライオトルーパー6人が赤いギリシャ文字のΦ(ファイ)を浮かべ、青い炎に包まれ爆発した。

 

「この記号と・・・炎は『THREE・・・TWO・・・ONE』・・・っ!!」

 

6人のライオトルーパーが撃破され、隊長が赤いΦと炎に動揺していると機械音声のカウントダウンが聞こえる。

 

『TIME OUT』

 

カウントダウンがタイムアウトを告げると右手に普段はファイズのバリアブルビークルであるオートバジンのハンドルとなっているバイクハンドル型エネルギーブレード「SB-555H ファイズエッジ」を持ち、ファイズにカメンライドし、アクセルフォームでクロノ達の所から超音速で走り、必殺技である「アクセルスパークルカット」で6人のライオトルーパーを倒したPファイズAが倒れているオルタナティブの前に姿を現す。

 

『REFORMATION』

 

再び音声が発せられると開いていた胸部に肩に移動していたアーマーが戻り、赤い複眼が元の黄色に、銀色のファトンストリームが元の赤色に戻る。

 

「よし、間に合った。アクセルフォームのアイドリングモードギリギリだったな」

 

「意外に距離がありましたからね」

 

「だな。さぁ、ちゃっちゃとやるか」

 

『RANGER RIDE! BOUKENGER!』

 

「いってらっしゃい!」

 

カード取り出しドライバーに入れマスクマンと同じカラーの5人の戦士「轟轟戦隊ボウケンジャー」を呼び出す。

 

「あとは頼んだぞ」

 

そういってボウケンジャーを召喚するとPファイズも消えた。

 

「熱き冒険者!ボウケンレッド!」

 

「迅き冒険者!ボウケンブラック!」

 

「高き冒険者!ボウケンブルー!」

 

「強き冒険者!ボウケンイエロー!」

 

「深き冒険者!ボウケンピンク!」

 

「果てなき冒険スピリッツ!」

 

「「「「「轟轟戦隊!ボウケンジャー!!」」」」」

 

「くそっ!今度こそ息の根を止めてやれ!!」

 

『了解!!』

 

ボウケンジャーが名乗りを行うと前後のライオトルーパー達がアクセレイガン・ブレードモードを構え一斉にボウケンジャー、オルタナティブ、オルナタティブ・ゼロに向かっていく。

 

「アタック!」

 

「「「「おう!はああああっ!」」」」

 

「ふんっ!」

 

「むんっ!」

 

ボウケンレッドが指を鳴らしアタックを告げるとボウケンジャー達はベルトの右にはめ込まれている「サバイバスター」を手に取り、オルタナティブ、オルタナティブ・ゼロもスラッシュダガーを構え、ライオトルーパーに立ち向かう。

 

 

アースラ通信室

エイミィSide

今日は信じられないことばかり起こっている。

いきなり通信室にオーロラが発生し、その中から数体のロボットが現れて、持っていた銃を私達の方に向けてきた。

 

「隠れてっ!」

 

「きゃっ!」

 

ウルズ2が私を抱きしめるように椅子の影に隠れる。

 

「撃ち殺せっ!」

 

「ブリッツ!!」

 

「了解!」

 

相手が銃を発砲するとウルズ2が私と椅子の影に隠れ、ブリッツがウルズ2の指示で全身を盾にし、私とウルズ2を守ってくれている。

 

「こういう時、PS(フェイズシフト)装甲は便利よね」

 

「でも、これでも多少は痛いんですよ?」

 

「フェイズ・・・シフト?」

 

「ああ、細かいことはフェニックスに聞いてちょうだい。今はあいつらをどうにかしないと」

 

そういいながらウルズ2は椅子越しで謎のロボット達の方向を向いている。

 

「は、はい。ところでさっきのオーロラはなんなんですか?それにあのロボット達も?」

 

「オーロラの説明は無理だけど、ロボットの説明はしてあげるわ。あのロボットはある世界の戦闘用の兵器で、灰色の機体はMS、残りはASって呼ばれているわ」

 

「モビルスーツ・・・・アーム・スレイブ?」

 

「ちなみに私とブリッツをその種類に分けると私はASでブリッツがMSなの」

 

モビルスーツにアーム・スレイブ・・・どれも全く聞いたことがない言葉ばかり。

 

「やっと来たわね」

 

「えっ?」

 

私が考え事をしているといつの間にか私の足元にウルズ2が持っているライフルとは違うライフルとそのライフルのマガジンが10個近くあった。

 

「さっきまで何も無かったのに。これって一体?」

 

私はすぐにウルズ2に聞いた。

 

「フェニックスが本気を出せって言ってるのよ!送ってくるのが遅いけど!」

 

そういいながらウルズ2はライフルを手に取る。

 

「ブリッツ、あんたの方は?」

 

「こっちもセーフティが解除されていますからいけます!」

 

「OK!あ、あんた耳塞いでなさい。すぅぅぅぅ」

 

私は言われた通り耳を塞ぎ、それを確認するとウルズ2は息を吸い?そして、

 

「ロックンッロォォォォルっっ!!」

 

そう言うと相手にライフルを向け発砲した。

 

「がっ!」

 

「ぐああっ!」

 

「くそっ!!」

 

ウルズ2が放った弾は相手の腕や肩、足に次々と当たる。

 

「はっ!」

 

今度はブリッツが盾から緑色のエネルギー弾を発射した。

 

「うわっ!くそっ!!」

 

ブリッツが放ったエネルギー弾は相手の銃に当たり銃が爆発した。

 

「さぁ、反撃開始よ!」

 

 

アースラ発令所

上と正面の両方から弾が飛んでくる中、こちらでもウルズ2同様、ファルケ達に「エリコン・コントラヴェスGDC-B 40mmライフル」とマガジンが送られ、ウルズ6には狙撃銃「76mm狙撃銃」、アーバレストには「OTOメララ『ボクサー』57mm散弾砲」が送られた。

 

「へっ!こいつがあればいけるぜ!」

 

「同感だな」

 

「俺の右肩のお礼をしてやるぜ!」

 

「派手にやるか」

 

「ちょっといつまで喋ってるのよ!PS装甲でも痛いんだからね!!」

 

反撃出来ることに喜びを感じていたウルズ6、ウルズ4、ウルズ3、ウルズ5に通信室のブリッツ同様、PS装甲で「フルメタル・パニック!」のAS「RK-92 サベージ」「Zy-98 シャドウ」「ガンダムSEED」のMS「ZGMF-1017 ジン」の実弾を全身を盾にしながら、今までファルケ達やスタッフを守っていたネブラブリッツがウルズ6達に文句を言う。

 

「あぁ、すまなかったなネブラブリッツ。では、俺とウルズ7で敵部隊に突っ込む。俺達が向ったらベルデはすぐにファイナルベントで敵の1人を無力化。ウルズ6は後方から援護しろ」

 

「・・・」

 

「了解だ」

 

「ウルズ3、4、5はスタッフを守りつつウルズ6同様援護、ネブラブリッツは現状を維持だ」

 

「「「了解」」」

 

「ええーっ!私まだこのままなの!?」

 

ファルケはネブラブリッツに謝罪をし、全員に作戦を説明し、ベルデは無言で頷き、ウルズ6、3、4、5は返事を返し、ネブラブリッツは再び文句を言う。

 

「我慢しろ。準備はいいな、軍曹?」

 

ファルケがアーバレストに確認を取る。

 

「肯定です、中尉」

 

ファルケの質問にアーバレストは返事を返す。

 

「よし。では・・・・いくぞっ!」

 

「了解っ!」

 

ファルケとアーバレストが同時に敵部隊に向って走り出す。

 

「馬鹿めっ!死にに来たのかよっ!!」

 

サベージ、シャドウ、ジンはライフルをファルケとアーバレストに一斉に向ける。

 

「牽制するぞっ!」

 

「了解っ!」

 

ファルケは上、アーバレストは正面に頭部に搭載されている「AM11 12.7mm チェーンガン」を発砲、敵を牽制する。

 

「うわっ!」

 

「くそっ!」

 

敵はチェーンガンで怯んでいる隙にベルデがバイオバイザーにカードを入れた。

 

『FINAL VENT』

 

ファイナルベントが発動するとサベージ達の後ろにベルデの契約モンスターであるバイオグリーザが現れ、自分の舌を伸ばした。

 

「はっ!」

 

ベルデは高く跳び上がり、バイオグリーザの舌に自分の足を巻きつける。

 

「むんっ!」

 

「うわっ!」

 

そのまま振り子の要領で相手に向かっていき、敵シャドウを捕獲する。

 

「はああぁあっ!!」

 

「があああっ!!」

 

捕獲されたシャドウはパイルドライバーの要領で地面に頭から激突させるベルデの必殺技「デスパニッシュ」を食らった。

 

「ふんっ」

 

「がはっ!!・・・・あっ」

 

ベルデのデスパニッシュでシャドウは沈黙した。

 

「お、おいっ!大丈夫か!!」

 

「こいつっ!」

 

上のサベージ達が全員ベルデにライフルを向ける。

 

「今だ、ウルズ7!」

 

「了解!」

 

ベルデが上の敵の1人を沈黙させたことで上の敵の目は全てベルデにいったためファルケ達側の警戒が無くなった。

その隙を付き、ファルケとアーバレストは上に跳び上がる。

 

「やろぉっ!」

 

正面にいたサベージ達が跳び上がったファルケとアーバレストにライフルを向ける。

 

「死ね・・っがああああ!!」

 

「俺達を忘れてんじゃねぇよっ!!」

 

ファルケとアーバレストが跳び上がったことで正面がクリアーになり、後方で控えていたウルズ6が76mm狙撃銃、ウルズ3、4、5が40mmライフルでファルケとアーバレストの援護射撃をする。

 

「ぐっ!!」

 

「がっ!」

 

「ぐわああっ!」

 

M9達と違い、防御役になるネブラブリッツや最低でも椅子等の遮蔽物が無いため隠れることも出来ず、次々と弾を食らう。

 

「おいどうした・・うわっ!」

 

上にいたジンが下の騒ぎに気付き、下を覗くと跳び上がったファルケとアーバレストが通りすぎ、通りすぎる際にアーバレストがボクサー散弾砲でジンの左足を打ち抜いた。

 

「何だ!?」

 

ジンの悲鳴とボクサーの銃声でベルデに気を取られていたサベージ達が一斉に後ろを振り返る。

ファルケは前腕部、手首下に設置されている「XM18 ワイヤーガン」を発令所の天井に向けて発射、ワイヤーを使い更に上昇し、アーバレストはサベージ達の目の前に着地する。

 

「このっ!」

 

サベージ達はすぐにアーバレストにライフルを向ける。

 

「動くな、ウルズ7!」

 

「何!?」

 

サベージ達が上を見上げとワイヤーで上昇したファルケが40㎜ライフルを発砲しながら落下してくる。

 

「く、くっそ!!」

 

「うっ!」

 

「がああっ!」

 

「ぐわあああっ!」

 

頭上から降り注ぐ銃弾の雨にサベージ達は怯み、更に降り注ぐ銃弾によって1機のジンが右腕、シャドウ1機が両足、2機のサベージの内、1機が右足と左腕を、もう1機は胴体を撃ち抜かれた。

ファルケは落下後、サベージ達の後ろに着地し、しゃがんだ状態で右足で1機のサベージの足を払う。

 

「うおっ!」

 

足を払われたサベージはバランスを崩し、後ろに倒れ、ファルケは刀身部分がチェーンソー状になっているグルカナイフの形状をした「IAI『クリムゾンエッジ』単分子カッター」でサベージの両腕を斬った。

 

「があああっ!」

 

「ヤロッー!!」

 

ジンが武装の銃「MMI-M8A3 76mm重突撃機銃」を投げ捨て、腰の剣「MA-M3 重斬刀」で斬りかかる。

 

「ふんっ!」

 

「ぐわっ!」

 

ファルケは刀身部分に炸薬が内臓された投げナイフ「ロイヤル・オードナンスM1108 対戦車ダガー」をジンの頭部と胴体の隙間に投げ、刺さった対戦車ダガーは爆発した。

 

「貴様っ・・・・がっ!」

 

また別のサベージはファルケにライフルを向けた瞬間、アーバレストに足をボクサーで撃ちぬかれ倒れる。

 

「く、くそぉぉぉっ!!!」

 

サベージは背中に装備されていた「ゼーヤB3M『グローム』HEATハンマー」を取り、アーバレストに向っていく。

 

「・・・・・うるさい」

 

「ぐっ!!」

 

アーバレストもファルケ同様対戦車ダガーをサベージの頭部に投げ沈黙させた。

 

「上の無力化は完了。見事だ軍曹」

 

「ありがとうございます中尉」

 

「ふっ。さて、下にいる残りも片付けるぞ!」

 

「了解!」

 

ファルケとアーバレストは銃に弾をリロードし、残りも無力化するために上から跳び降りた。

 

 

クロノチーム

 

「はあああっ!」

 

「アポロン、ダガーモード!」

 

「イエス、マスター!」

 

カイザがカイザブレイガン・ブレードモードで向って来ると俺もフェニックスドライバーのダガーモードを起動させ、カイザブレイガン・ブレードモードを受け止め、激しく火花を散らす。

 

「くっ!」

 

「ちっ!」

 

互いに後ろに下がって距離を取り、フェニックスドライバー、カイザブレイガンの銃口を向け、エネルギー弾、フォトンブラッド弾を放つ。

放たれた弾は互いにぶつかり合い弾かれる。

 

「もらったぜ!」

 

「はっ!」

 

「うおっ!」

 

デルタが俺を狙い撃とうとしていたがゴーカイレッドが「ゴーカイガン」をデルタの足元に放ち、俺を護ってくれた。

 

「くっそぉ!ライオトルーパー!」

 

『はっ!』

 

デルタがライオトルーパー達に指示を出し、俺に向わせる。

 

「おりゃ!」

 

「はっ!」

 

「ぐはっ」

 

「がああっ!」

 

しかしゴーカイブルー、ゴーカイイエローがゴーカイグリーン、ゴーカイピンクとゴーカイサーベルとゴーカイガンを交換してゴーカイサーベル二刀流のゴーカイブルーとゴーカイイエローがライオトルーパー達を斬っていく。

 

「調子に乗りやがって!」

 

「チェーンバインド!」

 

「うお?!」

 

「くっ!なんだこの鎖は!?」

 

<Stinger Ray>

 

「スティンガー!」

 

<Divine Shooter>

 

「シューット!」

 

「ふっ!」

 

「ほいっ!」

 

「ごあああっ!」

 

「うわあああっ!」

 

ライオトルーパーがアクセレイガンを撃とうとするがユーノがチェーンバインドで動きを封じられ、クロノがスティンガー・レイ、なのはがディバインシューター、ゴーカイグリーン、ゴーカイピンクがゴーカイガン二挺拳銃で迎撃する。

さて、そろそろいい頃合いだな。

 

「よしゴーカイジャー!そろそろ本気でいけ!」

 

「おう!派手に行くぜ!」

 

俺が指示するとゴーカイジャー達は腰のベルト「ゴーカイバックル」から転送されたスーパー戦隊の力が宿った鍵「レンジャーキー」を取る。

 

「手始めはこれだ!」

 

ゴーカイジャー達は最初のスーパー戦隊「秘密戦隊ゴレンジャー」のレンジャーキーを取り出し、人形の形をしている「レンジャーモード」から鍵の形「キーモード」変化させ、ゴーカイジャー達の変身ツール「モバイレーツ」を構える。

 

「「「「「ゴーカイチェンジ!」」」」」

 

『ゴォォォォレンジャー!』

 

「秘密戦隊!」

 

「「「「「ゴレンジャー!」」」」」

 

モバイレーツに設置されている鍵穴にレンジャーキーを差し込み右に回すとゴーカイジャー達は「ゴレンジャー」にゴーカイチェンジする。

 

「あ!」

 

「変わった!」

 

「彼らも姿を変えられるの?!」

 

「フェニックスと同じだ・・・」

 

「行くぜ!レッドパンチ!らあっ!」

 

「うっ!」

 

ゴーカイジャーも俺と同じように姿を変えることになのは達は驚き、ゴレンジャーにゴーカイチェンジするとゴーカイレッドはライオトルーパーをアカレンジャーの「レッドパンチ」で殴る。

 

「ブルーチェリー!」

 

「ぐあっ!」

 

アオレンジャーの武器「ブルーチェリー」で射抜く。

 

「阿蘇山絞め!ふんっ!」

 

「ぐえっ!」

 

キレンジャーの「阿蘇山絞め」でライオトルーパーを両手で絞め付る。

 

「イヤリング爆弾!はっ!」

 

「「「うわあああっ!」」」

 

フェイスマスクについているハート型のイヤリングをはずして使うモモレンジャーの武器「イヤリング爆弾」で吹き飛ばす。

 

「ミドキック!おりゃっ!」

 

「がっ!」

 

ミドレンヤーの「ミドキック」で蹴り倒していく。

 

「このやろ!」

 

「くっ!」

 

デルタがデルタームーバーからフォトンブラッド弾を放ち、ゴーカイレッドに命中する。

 

「ちっ!なら次はこいつだ!」

 

ゴーカイレッドが再びレンジャーキーを取り出すとゴーカイブルー達もレンジャーキーを取り出す。

 

「「「「「ゴーカイチェンジ!」」」」」

 

『ハァァァァリケンジャー!』

 

ゴレンジャーに続けて今度はゴーカイレッド、ゴーカイブルー、ゴーカイイエローが「忍風戦隊ハリケンジャー」ゴーカイグリーン、ゴーカイピンクが「電光石火ゴウライジャー」にゴーカイチェンジ。

 

「また変わった!?」

 

「忍風戦隊!」

 

「「「ハリケンジャー!」」」

 

「「電光石火!ゴウライジャー!」」

 

ハリケンジャー、ゴウライジャーにゴーカイチェンジしデルタに向って行くと障子が出現、デルタとゴーカイジャー達が閉じ込められる。

 

「え?ちょ、何これ?!」

 

「「「「「超忍法!影の舞!」」」」」

 

突然障子が出現したことにデルタが驚いているとゴーカイジャー達が攻撃する。

これは障子の裏で影となり様々な攻撃を繰り出すハリケンジャーの合体技である「超忍法・影の舞」。

本来はハリケンジャー達の合体技だがゴウライジャーとも使える。

ちなみに障子で裏でどんな攻撃がされているのかは影しか見えないのでよく分からない。

 

「ぐわあああああっ!」

 

障子が開くとデルタが悲鳴を上げながら廊下を転がって出てきた。

 

「な、なんだよあいつら・・・」

 

「強い!」

 

「うろたえるな!返り討ちにしてやれ!なんのために訓練してきたと思ってる!突撃!」

 

「は、はっ!」

 

「了解!」

 

アクセレガン・ブレードモードを構えゴーカイジャーに向う。

 

「ゴーカイチェンジ!」

 

『ダァァァァイナマン!』

 

「ゴーカイチェンジ!」

 

『サァァァァンバルカン!』

 

カブトライジャーにゴーカイチェンジしていたゴーカイグリーンが「科学戦隊ダイナマン」のダイナブラックに、ハリケンイエローになっていたゴーカイイエローが「太陽戦隊サンバルカン」のバルパンサーにゴーカイチェンジする。

 

「ダイナブラック!八段蹴り!」

 

「だあっ!」

 

「うっ!」

 

「バルパンサー!ローリングパンサー!」

 

「ぐおっ!」

 

「このっ!」

 

「うわっ!」

 

ゴーカイグリーンはダイナブラックの技「八段蹴り」でライオトルーパー達を蹴り倒し、ゴーカイイエローは高速でバク転して体当たりするバルパンサーの技「ローリングパンサー」でライオトルーパー達を倒していく。

 

「な、なんの!」

 

「この程度で!」

 

「ゴーカイチェンジ!」

 

『カァァァァクレンジャー!』

 

「ゴーカイチェンジ!」

 

『シィィィィンケンジャー!』

 

今度はゴーカイピンクがクワガライジャーから「忍者戦隊カクレンジャー」のニンジャホワイト、ゴーカイブルーがハリケンブルーから「侍戦隊シンケンジャー」のシンケンブルーへ。

 

「ニンジャホワイト!折り鶴の舞!」

 

「がっ!」

 

「ちぃっ!」

 

「シンケンブルー!ウォーターアロー!」

 

「ふごっ!」

 

「があああっ!」

 

「ぐわっ!」

 

ゴーカイピンクは本来のニンジャホワイトとは異なる「折り鶴の舞」で無数の折り鶴をライオトルーパー達に飛ばし、ゴーカイブルーは腰の刀「シンケンマル」の鍔の黒いディスクを回転させ、シンケンブルー専用の弓「ウォーターアロー」に変化させ、ウォーターアローで起き上がっるライオトルーパーを射抜く。

 

「やっぱり、彼らは凄いね」

 

「ああ、ファニックスと同じように姿を変えることで本来の姿にはない力を使っているようだな」

 

「ふえぇぇぇ・・・」

 

「調子に乗るなよ!お前ら!!」

 

ユーノ、クロノ、なのはがゴーカイジャーの戦い方に感心していると一体のライオトルーパーがなのはにアクセレイガン・ブレードモードを振り上げる。

 

「なのはさん!!」

 

「はっ!」

 

「何!?」

 

なのはが斬られそうになりリンディが叫ぶとライアがなのはとライオトルーパーの間に割り込み、振り下ろされるアクセレガン・ブレードモードをライアがエビルバイザーで受け止める。

 

「ふんっ!」

 

「ぐっ!」

 

受け止めたアクセレイガン・ガンモードをライアは押し返し、ライオトルーパーが後ろに下がるとライアの前にゴーカイレッドとリュウガが前に出る。

 

「ゴーカイチェンジ!」

 

『ギィィィィンガマン!』

 

『STRIKE VENT』

 

「ウオオォォォォンッ!!」

 

ゴーカイレッドがハリケンレッドから「星獣戦隊ギンガマン」のギンガレッドへと変わり、リュウガはカードを引き抜き、ブラックドラグバイザーにベントイン、ストライクベントでドラグブラッカーの頭部を模した「ドラグクロー」を右腕に装備すると龍騎の時と同じように契約モンスターであるドラグブラッカーが雄叫びを上げながら現れる。

 

「あの仮面ライダー、龍を召喚した!」

 

「黒い・・・龍・・・」

 

突然現れたドラグブラッカーにクロノとリンディは驚き、ドラグクローを装備した龍騎が右腕を引き、構えをとる。

 

「ギンガレッド!炎のたてがみ!」

 

「はあぁぁぁぁっ、はぁっ!!!」

 

ギンガマン特有の力「アース」を使い、手のひらから凄まじい炎を放つギンガレッドのアース技「炎のたてがみ」を放ち、龍騎と同様リュウガが引いた右腕を前に出すとドラグブラッカーは龍騎の動きに合わせ、ライオトルーパー達に黒い火炎弾「ドラグクローファイヤー」を放つ。

 

『うわああああっ!』

 

炎のたてがみ、ドラグクローファイヤーを受けたライオトルーパー達は後ろにふっ飛んだ。

 

「そろそろ終わらせるとするか。スマートブレインにはスマートブレインだな」

 

『KAMEN RIDE!』

 

「変身!」

 

『FAIZ!』

 

『COMPLETE』

 

もうそろそろ戦闘を終わらせるためにフェニックスドライバーにカードを入れ、以前変身してイリュージョンの俺も使い、カイザとデルタ、ライオトルーパーと同じ世界の仮面ライダー「仮面ライダーファイズ」に変身した。

 

「またファイズさんになった!」

 

「一気に決める!」

 

『FORM RIDE! FAIZ AXEL FORM!』

 

『COMPLETE』

 

フォームライドを使い、ファイズ アクセルフォームにフォームチェンジした。

 

「!!しまった!!」

 

「これってまずいんじゃない?」

 

アクセルフォームにフォームチェンジした俺を見て、カイザとデルタはうろたえている。

 

「アポロン、BGM。今回はサビからでいい」

 

「イエス、マスター」

 

今回のBGMは「仮面ライダー555」の「EGO~eyes glazing over」だ。

 

「ま、またか!?」

 

「一体何処から流れてるの!?」

 

突然BGMが流れたことでクロノとリンディは驚いている。

 

「リュウガ、来い!」

 

後方で戦っていたリュウガは俺に呼ばれて振り返り、リュウガは頷き、俺の隣に立ち、カードを引き抜く。

 

「ゴーカイジャー、そっちは任せる!」

 

「おう!派手に決めるぜ!」

 

「「「「「ゴーカイチェンジ!」」」」」

 

『ゴォォォォカイジャー!』

 

後方のライオトルーパー達をゴーカイジャーに任せるとゴーカイブルー、ゴーカイイエロー、ゴーカイグリーン、ゴーカイピンクがゴーカイレッドに集まり、それぞれギンガレッド、シンケンブルー、バルパンサー、ダイナブラック、ニンジャホワイトの姿からゴーカイジャーに戻る。

 

「いくぜ」

 

俺はファイズアクセルのスタートスイッチを押し、リュウガはブラックドラグバイザーにベントインする。

 

『START UP』

 

『FINAL VENT』

 

「はっ!」

 

「ウオオォォォォォンッ!」

 

ファイズアクセルから音声が発せられた後、俺は超音速モードに入り、リュウガはファイナルベントを発動させ、再びドラグブラッカーが現れ、リュウガの周りを回る。

 

「あっ!」

 

「また消えた!」

 

「くっ!ライオトルーパー!」

 

「はっ!はああああああっ!」

 

なのはとユーノが俺が消えたことに驚いているとドラグブラッカーが現れ、ファイナルベントを阻止するためかカイザはライオトルーパーを全員突撃、銃撃させる。

 

「はあああああっ!!!」

 

「ギャオオォォォンッ!」

 

「「「うわあああああっ!!!」」」」

 

リュウガがゆっくりと宙に浮き、ドラグブラッカーから放たれた黒い炎を身に纏いリュウガの必殺技「ドラゴンライダーキック」をライオトルーパー達に喰らわす。

 

『FINAL ATTACK RIDE! FAIZ!』

 

リュウガがドラゴンライダーキックを放つと機械音声が聞こえた後、ドラゴンライダーキックを免れたライオトルーパー達が円錐状の赤い光にロックオンされる。

 

「うっ!ああああっ!」

 

「う、動けんっ!!」

 

ロックオンされたことでライオトルーパー達の動きは封じられた。

 

「ふっ!」

 

「ぐわっ!」

 

「はっ!」

 

「があああっ!」

 

「やぁっ!」

 

「うわぁぁっ!」

 

「たぁっ!」

 

「がっ!」

 

「ふんっ!」

 

「ぐっ!」

 

「てやぁっ!」

 

「うわあああっ!」

 

やがて、ライオトルーパー達をロックオンしていた円錐状の赤い光は複数の掛け声の後に次々とライオトルーパーに刺さる。

ファイズ アクセルフォームの必殺技「アクセルクリムゾンスマッシュ」を喰らいライオトルーパー達が

赤いφの文字を浮かべ、爆発する。

 

『THREE・・・TWO・・・ONE・・・TIME OUT』

 

『ファァァァァイナルウェェェェイブ!』

 

「「「「「はああああっ!!」」」」」

 

『ごああああああっ!!!』

 

アクセルフォームが終了し、ファイズからフェニックスに戻ったと同時にゴーカイジャー達はそれぞれの色と同じ色のレンジャーキーを2つ取り出し、ゴーカイガン、ゴーカイサーベルにレンジャーキーを差し込み後方のライオトルーパー達にゴーカイブルーゴーカイイエローがゴーカイサーベルで放つ必殺技「ゴーカイスラッシュ」を二刀流で、ゴーカイグリーン、ゴーカイピンクがゴーカイガンで放つ必殺技「ゴーカイブラスト」二挺拳銃で、そしてゴーカイレッドがゴーカイサーベルとゴーカイガンの両方を持ちゴーカイスラッシュ、ゴーカイブラストの両方を一斉に放つゴーカイジャー達の必殺技「ゴーカイスクランブル」を受け、消滅したと同時に歌も終わった。

 

「う、嘘だろ!?」

 

「スマートブレイン第一、第二特務部隊のライオトルーパー達を、私達の部下がこんなにあっさり」

 

「・・・・まだ続けるか?」

 

ライオトルーパーを全滅させられたことにカイザとデルタは戸惑い、俺はフェニックスドライバーを向け、リュウガはドラグセイバー、ライアはエビルウィップ、ゴーカイジャー達はゴーカイガン、ゴーカイサーベルを構える。

 

「ど、どうする!?」

 

「くっ、ここは撤退をするしか・・(シュウウゥゥゥゥン)っ!!!」

 

「んっ!?」

 

カイザ達は撤退しようしていたその時、カイザ達の後ろにまたオーロラが出現した。

そして、誰かがこちらに向って歩いてくる音がしている。

 

「全くあれだけの戦力で向って行ったくせに返り討ちとは情けねぇなお前ら」

 

オーロラの向こうから男の声が聞こえてきた。

 

「なっ!」

 

「何故貴方がここにいるのですか、ミスタ・Fe(アイアン)!!」

 

「こっちの任務が終わったんでな。見物に来たんだよ」

 

やがて、男はオーロラから姿を現した。

俺は現れた男を見て驚いた。

 

「お前は・・・・・ガウルン!!!」

 

現れた男は「フルメタル・パニック!」に登場した残忍残虐で冷酷非情な性格の9つの国籍を持つテロリスト「ガウルン」だった。

 

 

 

 

 

後書き

 

健悟「どうも、主人公の健悟です!」

 

アポロン「パートナーのアポロンです」

 

ARX-7アーバレスト「最近顔の肌荒れが酷くて悩んでいる作者のARX-7アーバレストです・・・」

 

健悟「なんか酷い報告してるな」

 

ARX-7アーバレスト「だって本当なんだもん。友人やバイト先のパートのおばちゃんとかに凄い心配されてる」

 

健悟「病院いけよ」

 

ARX-7アーバレスト「そのうちね」

 

アポロン「早めに行きなさい」

 

ARX-7アーバレスト「はーい」

 

健悟「さて毎度のことながらっといいたいが今回は久しぶりに遅くなかったか?」

 

ARX-7アーバレスト「ああ、今回は前回と違いスーパー戦隊も加わったからその戦闘描写をどう書こうか悩んでたらこんなに遅くなった」

 

アポロン「今回もバトルは無駄に頑張りましたね」

 

ARX-7アーバレスト「まあね。それよりも今日は9月23日!Gジェネの新作発売まであと4日だ!」

 

健悟「今回は登場作品、MS、キャラクターが前回よりも多いから楽しみだな」

 

アポロン「しかし作者様はリアルの関係上発売日は予定があり、実際に購入するのは次の日の28日です」

 

ARX-7アーバレスト「しかし27日ってあれを思い出すな」

 

健悟・アポロン「あれ?」

 

ARX-7アーバレスト「約半年前に発売されたPCゲーム『真剣で私に恋しなさい!S』が発売されたのも1月の27日だった」

 

健悟「そういえばそうだったな」

 

アポロン「懐かしいですね」

 

ARX-7アーバレスト「そして去年の今頃はマジ恋のTVアニメ放送を楽しみにしながら確か二十一話辺りを書いてた気がするよ」

 

健悟「そうだったな」

 

アポロン「マスター、このままだと作者様がマジ恋Sの話をしようとするのでそろそろ次回予告をしましょう」

 

健悟「おお、どうだった!ナイスアポロン!」

 

ARX-7アーバレスト「・・・ちっ」

 

健悟「秘かに舌打ちしてんじゃねぇよ馬鹿作者!」

 

ARX-7アーバレスト「さあ次回予告だ!」

 

健悟「誤魔化しやがった。えー、次回『第十七話 九龍(ナインドラゴン)』です」

 

アポロン「マジ恋Sの話はまた今度しましょうね」

 

ARX-7アーバレスト「分かった。次回もお楽しみに!」

 

 

 

今回登場したMS、AS、スーパー戦隊紹介

 

ジン

「ガンダムSEED」に登場しするMS。

C.E(コズミック・イラ)の世界の初の汎用量産型MSでコロニー国家「プラント」の軍隊「ザフト軍」の初代制式主力汎用量産型MS。

汎用性の高いことから高機動型、水中型、砂漠仕様と様々なバリエーションが存在する。

 

シャドウ

「フルメタル・パニック!」に登場するソ連製第三世代型AS。

ミスリルのM9と同等の性能を持つが電子兵装等では劣っている。

 

光戦隊マスクマン

地球を守る戦隊、スーパー戦隊シリーズ第11作目

地上とは別の進化をたどったもう1つの人間が住む世界「地底世界」。

その地底世界は「地底帝国チューブ」に統一され、地帝王「ゼーバ」は地上侵略を目標にした。

そんな対地底帝国戦を想定した秘密組織、オーラパワーを発揮できる人材固められた光の戦士達。

 

超力戦隊オーレンジャー

地球を守る戦隊、スーパー戦隊シリーズ第19作目

6億年前に存在した超古代文明の副産物の機械生命体が突如反乱を起こし、暴動が鎮圧してから幾壮年、西暦1999年にマシン帝国「バラノイア」は月面に拠点を置き地球支配を果たすべく再び人類に宣戦布告。

これに対し人類は屈することなくを編成し超古代文明が残した「超力」を武器に戦う国際空軍(U・A)のメンバーから選抜チーム。

 

未来戦隊タイムレンジャー

地球を守る戦隊、スーパー戦隊シリーズ第24作目。

西暦3000年、タイムワープ技術が確立・実用化され宇宙航行と異星への交流は日常化している。

不法な歴史修正などを監視し平和な「今」を守るため設立された公的機関「時間保護局」の特殊部隊。

 

魔法戦隊マジレンジャー

地球を守る戦隊、スーパー戦隊シリーズ第29作目。

伝説の五色の魔法使いによって築かれた魔法の国「天空聖界マジトピア」。

そのマジトピアに住む、聖なる魔法の力を持った聖者「天空聖者」が地上の地上人と結婚して誕生した魔法使いの一家が戦う。

 

轟轟戦隊ボウケンジャー

地球を守る戦隊、スーパー戦隊シリーズ第30作目。

地球に眠り、世界を滅ぼすこもと容易い大いなる力を秘めた古代の秘宝「プレシャス」を悪の手に渡らないように回収し保護・管理する民間団体「サージェス財団」の精鋭部隊。


 
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