No.486568

IS インフィニット・ストラトス ~転入生は女嫌い!?~ 閑話 ~クロウの部屋~

Granteedさん

閑話です。

注意!!この話は以下の要素を含んでいます。
1、地の文が一切ない
2、台本調の書き方

続きを表示

2012-09-20 21:23:27 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:12643   閲覧ユーザー数:11962

デッデデッデデ~デン♪

 

クロウ「さあ始まりました、ってちょっと待ってくれ」

 

作者「どうしたんですか、クロウさん?」

 

クロウ「いや、今の音楽何だよ?」

 

作者「またまた知らない振りなんてしちゃって、忘れたんですか?あのおキツネ博士がわざわざ作ってくれたクロウさんのテーマを」

 

クロウ「ああ、そうだったな……。まあ気を取り直して始めるとするか」

 

作者「はい、この“クロウの部屋”はクロウさんが司会となってゲストの様々な悩み、妬み、愚痴その他諸々をクロウさんが根気良く付き合ってあげるお話です。貧乏クジのクロウさんにとってはピッタリですね!!」

 

クロウ「前半、俺のセリフ……」

 

作者「どうしました?続きをどうぞ」

 

クロウ「…ああ、今週は作者ことGranteedさんを特別司会に据えながらやって行きたいと思う。じゃあ作者さん、まず一組目のゲストの方を呼んでくれ」

 

作者「了解です、まず一人目はこの方!貧乏クジ同盟員No.4、チームで唯一のブレーキ役、クロウさんへのツッコミもお手の物。青山 圭一郎さんです、どうぞ!!」

 

青山「いやー、どうもどうも。こんにちは、青山 圭一郎です」

 

作者「そして二人目、貧乏クジ同盟員No.3。TV版では機体のパーツを盗まれ、映画版では腹パンされ、スパロボでは名前が偽名に使われる貧乏クジ。“陽気な死神”ことデュオ・マックスウェルさん!!」

 

デュオ「よおクロウ、久しぶりじゃねえか」

 

クロウ「デュオ、お前まで来たのか!つうかこの流れは──」

 

作者「そしてそして最後は!貧乏クジ同盟員No.2とNo.5。子供ばかりの組織で唯一の兄貴分!後輩だけど組織の中では年長者!同じ名前を受け継ぐ兄弟!!ディランディ兄弟です!!」

 

ニール「今更だが、俺とお前が一緒に出ていいのか?」

 

ライル「固い事言うなよ、兄さん。今日は無礼講って事で」

 

クロウ「お前らまで来たのかよ!全員集合とは何か色々と凄いな……」

 

作者「さあさあ皆さん、お席にどうぞ!!」

 

青山「いやーそれにしてもお前はいいな、数多くの女性に囲まれて」

 

ニール「全くだ、羨ましい限りだぜ」

 

ライル「おまけに借金まで踏み倒しやがって」

 

デュオ「良い事尽くめじゃねえか」

 

クロウ「まず一つ言わせろ、まだ俺は借金を踏み倒してないからな」

 

ニール「まあまあ落ち着けってクロウ。作者さん、これが皆から集めてきた手紙だ」

 

作者「これまた凄い量ですね」

 

クロウ「何だこの量?」

 

青山「いやな?俺たちがゲスト出演するって皆に言ったら自分達も行きたいって言い出したんだよ。流石にそこまでの大人数は連れて行けないから手紙だけ預かってきたんだ。それにクロウへ言いたい事やら質問やらが書いてある」

 

ライル「これでも一人一枚にまとめたんだぜ?感謝しろよ、クロウ」

 

クロウ「いや、感謝の方向が色々とおかしい気がするのは俺だけか?」

 

ニール「だけど、俺たちが頑張ったのは本当だぜ?本人達の好きなようにさせてたら、あの女騎士さんとかお前の後輩は便箋何十枚も書いてただろうよ」

 

クロウ「……それだけは感謝する」

 

デュオ「さあ作者さん、開けてくれ」

 

作者「分かりました。プライバシー保護の為、こちらでペンネームでも付けさせてもらいます。まずは一通目、ソレスタルビーイング所属P.N“カワイコ君”から」

 

ニール「それ、保護になるのか?」

 

青山「まあ、部外者には分からないから一応保護なんじゃないのか?」

 

作者「ゴホン、それでは読み上げます。『クロウ・ブルーストへ。一つ質問がある、話を聞く限り、少し君の性格が変わって来ているのではないだろうか?納得できる理由があるのなら教えて欲しい』だそうです」

 

クロウ「あー、まあそれか。俺自身上手く話せないんだよなあ」

 

ライル「あいつの言うとおり、まあらしくない行動は何回かしているな」

 

デュオ「だが同時にどれもお前らしいっちゃらしいんだけどな」

 

作者「まあ私の文章力の問題が一番大きいと思うんですけどね……」

 

青山「いやいや、作者さんの気にする事じゃないぜ?全部こいつのせいだから」

 

クロウ「……何かお前らから受ける文句も懐かしく感じるな」

 

ニール「お前、本当に大丈夫か?」

 

ライル「まあ、これからはそういう言葉には事欠かないと思うがな。ブラスタもなんか人格が出来たらしいし。んでクロウ、質問の答えは?」

 

クロウ「あー、俺なりの意見なんだがな。精神が肉体の年齢に引っ張られているんじゃないか、と」

 

青山「つまり、体が若いから精神もそれに釣られて若くなっているって?」

 

クロウ「と、俺は考えているんだが……」

 

デュオ「まあ納得出来ない理由じゃねえな」

 

ニール「あいつの疑問への答えはこれでいいか」

 

ライル「じゃあ次に行こうか、作者さん。頼む」

 

作者「はいはい、二通目のお便りは墓穴掘っても掘り抜けるP.N“螺旋の男”さんからです」

 

クロウ「あいつか、皆元気にやってんだな……」

 

作者「それでは質問を。『クロウ、久しぶり!いきなりだけどそっちの世界にはクロウ以外は行かないのか?エスター達がこっちで結構騒いでいるんだけど……』という事です」

 

青山「そうそう、あの女騎士さんとお前の後輩は凄いぜ?何せお前の現状を聞いた途端暴れ始めたからな。おキツネ博士が止める側に回って大変だったと愚痴をこぼしていたよ」

 

クロウ「あいつら何やってんだ……」

 

デュオ「後、二人を止めた労働の対価を借金に上乗せするとかそんな事も言ってた気が──」

 

クロウ「それだけは勘弁してくれ!!」

 

ニール「デュオ、そんなにいじめたらクロウがかわいそうだろ?安心しろ、そんな事は言ってないから」

 

ライル「でも、“さっさと帰ってこないと借金を増やす”とかは言ってた気がするな」

 

クロウ「……作者さん頼む、なんとかしてくれ」

 

作者「あはは、まあ何とかしてみますよ」

 

青山「それで作者さん、質問の答えは?」

 

作者「ええ、これ以上キャラを出してしまうとISのキャラが食われてしまうのと、ストーリー展開をスパロボ寄りにしなければいけないという二重の意味で無理ですね。まあその他にも細かい理由はいくつもあるんですが」

 

ニール「まあそれはしょうがないな。そう伝えとくよ」

 

作者「すみません、お手数をかけてしまって」

 

デュオ「気にすんな、後でクロウになんか奢ってもらうからよ」

 

クロウ「おう、今なら大丈夫だぞ」

 

ライル「そう言えばお前、一文無しを卒業したんだってな」

 

クロウ「……もう少し言い方ってもんを考えてくれ」

 

青山「取り繕ったってしょうがないだろ?事実なんだしな」

 

ニール「この後久しぶりに皆で呑むか、じゃあ作者さん、次頼むぜ」

 

作者「はい、三通目のお便りは元黒の騎士団所属P.N“仮面を被った変態シスコ──”」

 

デュオ「ストップだ作者さんよ。それ以上言ったらアンタ死ぬ、いや殺されちまうぞ?」

 

作者「死神に言われると冗談に聞こえないですね、分かりました。改めまして元黒の騎士団所属P.N“世界一優しい嘘つき”さんからのお便りです」

 

クロウ「それならあいつも文句は無いだろうな」

 

ライル「しっかしあいつの戦う動機を聞いたときは肩透かしを食らったが同時に何処か納得出来たね」

 

青山「ああ、下手な理由よりよっぽどいい。何せ戦う理由が妹、だもんな」

 

クロウ「人事に思えないのか?青山は」

 

ニール「お、何だなんだ。青山にもそんな経験があるのか?」

 

デュオ「まあ酒の席でたっぷりと聞こうか。それより作者さん、質問の方頼むぜ」

 

青山「クロウ!お前のせいで余計な事言われたじゃないか!!」

 

クロウ「いいじゃねえか、戦いは終わったんだし」

 

青山「……後でおキツネ博士に言ってお前の借金を倍にしてやるからな」

 

クロウ「すみませんでした。それだけは勘弁してください」

 

作者「あの~、先に進みたいんですけど…」

 

青山「おっと失礼。どうぞ、読み上げてくれ」

 

作者「それでは。“久しぶりだな、クロウ・ブルースト。一つ聞いておきたいのはそちらにはどの程度いるつもりなのだ?こちらとしては滞在期間を把握しておきたいのでな”という事ですね」

 

クロウ「そりゃあ俺が決める事じゃねえだろ。それこそ作者に聞いてくれ」

 

ライル「それでは作者さん。回答は?」

 

作者「ええ、一応原作まではやるつもりなんですがその先をまだ決めていないんですよね。オリジナルを展開するか、いっその事スパッと終わらせるか……」

 

青山「まあまだ先は長いんだ。ゆっくり決めていけばいいさ」

 

デュオ「ささ、次に行こうぜ」

 

作者「はい、それでは四通目です。おっと、今度は連名でのお便りですね。まず一人目はSMS所属“女も弾も一発必中”さん。二人目は無所属“黒いサザンクロス”さんからです」

 

クロウ「……あの二人の質問からは嫌な予感しかしないんだが」

 

ニール「これは期待出来るねえ。あの二人、妙に張り切ってたからな」

 

デュオ「さてさて、どんな質問が来る事やら。なあ、クロウ?」

 

クロウ「……腹は括った。読み上げてくれ」

 

作者「はい。おっと、これは随分直球な質問ですね。“ズバリ、本命は誰だ?”」

 

クロウ「……は?」

 

デュオ「またまたとぼけちゃって、憎いねぇ」

 

青山「さっさと吐いた方が楽になれるぜ?」

 

ライル「あの金髪ロングの子か?それとも大人しい子の方か?」

 

ニール「いやいや、俺の予想はあの黒髪の目つきの鋭い彼女と見るね。さあクロウ、誰だ?」

 

クロウ「いや、質問の意味が分からないんだが……」

 

青山「……はい?」

 

ニール「お前ら集合だ。作者さんも来てくれ。クロウは来なくていいからな」

 

クロウ「何だそりゃ」

 

 

 

デュオ「おいおい作者さん、ありゃ何だ?あいつとぼけてんのかよ?」

 

青山「いや、あれは素の反応だったな。まあクロウがストレートに言うはず無い、と思っちゃいたがな」

 

作者「クロウさん、つい先日女嫌いを卒業したばかりですし……」

 

ライル「それにしても少しは気づくだろ?あんなアプローチされててよ」

 

ニール「お前の言うとおりだな。特に黒髪のつり目の彼女、あの子のアプローチに気づかない様じゃあの一夏って奴の事を言えないな」

 

クロウ「おーい、まだか?」

 

ニール&ライル&青山&デュオ「「「「ちょっと黙ってろ」」」」

 

クロウ「はい、すみません……」

 

デュオ「まあ結論から言うと今後の展開次第ってことだな」

 

青山「そうだな。クロウも女嫌いから脱却した事だし、今後が楽しみだ」

 

作者「じゃあこれで終わりという事で。それでは皆さん、席に戻ってください」

 

クロウ「お前ら、一体何話してたんだ?」

 

ライル「いやいや、気にすんなよ。ちょっと今後の展開とやらについて俺たちで話し合ってただけだ」

 

クロウ「???」

 

作者「すみません、そろそろお時間の方が……」

 

ニール「おっとそうか」

 

デュオ「まあ質問の答えもある程度聞けたしな。良しとするか」

 

作者「余ったはがきには後日クロウさんに目を通してもらいますので。他の質問の答えは後で送りますね」

 

青山「感謝するぜ、作者さん」

 

ライル「さて、名残惜しいがこの辺で失礼するか」

 

クロウ「おう、また後でな」

 

作者「それでは皆さん、ありがとうございました」

 

デュオ「気にすんなよ。俺たちも楽しめたしな」

 

ライル「そうだな、久々にクロウにも会えたことだし」

 

青山「じゃあクロウ、待ってるから終わったら来いよ」

 

ニール「久々に呑もうぜ」

 

クロウ「ああ、じゃあな」

 

作者「ありがとうございました」

 

 

 

 

 

作者「いや~、楽しい時間でしたね」

 

クロウ「そうだな。それで、これで終わりなのか?」

 

作者「いやいや、まだまだ続きますよ?それで次のゲストを呼ぶ前に、クロウさんは別室に移動してもらっていいですか?」

 

クロウ「……なあ作者さんよ、このコーナーの趣旨って覚えてるか?」

 

作者「はい」

 

クロウ「……分かった」

 

作者「まあちゃんとクロウさんが関わる様にプランを作ってあるので。それではいってらっしゃい」

 

 

 

 

 

作者「さて、クロウさんも別室に移動してもらったところで次のゲストさん達をお呼びしましょう。まずはIS学園から織斑 一夏、篠ノ之 箒、セシリア・オルコット、鳳・鈴音、シャルロット・デュノア、ラウラ・ボーデヴィッヒさん達です。どうぞ!!」

 

一夏「うお!?何だここ!!」

 

箒「一夏、事前に説明を受けただろう、ここはクロウに質問をする場所だ」

 

シャルロット「あれ?でも肝心のクロウがいないよ?」

 

鈴「あら、本当ね」

 

セシリア「まあとにかく皆さん、席に座りましょう」

 

ラウラ「そうだな、その辺りは後で作者から説明を受ければいい」

 

作者「皆さん、今日は無礼講です。聞きたい事等があったらじゃんじゃん質問する様にお願いしますね」

 

一夏「あっと、じゃあ一ついいか?」

 

作者「はい、なんでしょう?」

 

一夏「何で椅子が一つ空いてんだ?」

 

作者「ふっふっふ、それはですね……アイタッ!!」

 

セシリア「ふふ、早くしてくださいな。それと何故クロウさんがいらっしゃらないかの説明もしていただけると嬉しいのですが?」

 

作者「分かりました、分かりました!分かりましたからブルー・ティアーズの砲身で頭を叩くのはやめてください!!」

 

ラウラ「セシリア、少し落ち着け」

 

鈴「そうよ、アンタがここで喚いても意味無いって」

 

セシリア「……分かりましたわ」

 

作者「おー、痛て。これは急いでお招きしないと私の命が危ういですね」

 

箒「ん?私達の他にもまだゲストがいるのか?」

 

作者「もちろんです!さてお呼びしましょう。二つの自分を使い分けるクロウさんの右腕、頼れる相棒兼クロウさんの商売道具、リ・ブラスタさんです!!」

 

リ・ブラスタ「ようお前ら」

 

一夏「リ・ブラスタ!!何でここにいるんだ!?」

 

リ・ブラスタ「そりゃお前、作者に呼ばれたからに決まってんじゃねえか」

 

作者「ささ、席に座ってください」

 

リ・ブラスタ「ああ、ありがとな」

 

シャルロット「ねえ作者さん、何でリ・ブラスタがいるの?」

 

リ・ブラスタ「そりゃお前、俺も呼ばれたからに決まってんじゃねえか。と言うよりこの企画は俺とこいつで立てたんだよ。さて作者、こいつらに説明してやれ」

 

作者「はい。皆さん、クロウさんに質問したい事は一杯ありますよね?」

 

セシリア「それは……まあ確かにありますわね」

 

鈴「というより謎だらけでしょ、あいつ」

 

作者「今日はそんな皆さんの疑問に全てクロウさんが答えてくれます!!」

 

リ・ブラスタ「さあお前ら、これを見ろ」

 

ラウラ「この大きいテレビとマイクがどうかしたのか?」

 

作者「スイッチ・オン!!」

 

箒「ん?何故クロウが映っているのだ?」

 

作者「それはこれからクロウさんに質問するからですよ。あー、あーマイクテストマイクテスト。クロウさん、聞こえますか?」

 

クロウ『うおっ、何だ作者か!?』

 

作者「はい、これからクロウさんには色々な質問に答えてもらいます。正直に答えないと椅子に電流が流れる仕掛けになっているので頑張って答えてくださいね」

 

クロウ『……マジか?』

 

作者「マジです。ちなみに逃げようとしたらその部屋全体に電流を流し込むので逃げないでくださいね?」

 

一夏「ちょ、ちょっと作者さん。やり過ぎじゃ無いのか?」

 

作者「あ、大丈夫です。電流のくだりは嘘なので。それでは皆さん、質問をどうぞ」

 

箒「……これは立派な拉致監禁ではないのか?」

 

作者「一応クロウさんも同意の上ですので。さあ皆さん、何かありませんか?」

 

セシリア「そ、それではクロウさんの好きな事を聞いてもらえませんか?」

 

作者「了解です。あー、クロウさんクロウさん。あなたの好きな事は何ですか?」

 

クロウ『もちろん、金儲けだ』

 

鈴「……随分とイイ笑顔で言うわね、あいつ」

 

ラウラ「ふむ、クロウは金が好きなのですか」

 

シャルロット「じゃ、じゃあクロウの夢は?」

 

作者「クロウさん、あなたの夢は何ですか?」

 

クロウ『一度でいいから札束のプールを泳いでみたい』

 

箒「……なんというか、金欲にまみれた夢だな」

 

作者「あ、あのーそこのお二人さん?本気で考えないでくれますか?」

 

セシリア「あ、チェルシーですか?急いで我が家の屋外プールに50ポンド紙幣を大量に入れて札束プールを作ってください。至急ですわ!!」

 

シャルロット「お父さん?うん、ちょっとお願いがあるんだけど、家のプールを500ユーロのお札で満たして欲しいんだ。……うん、お札のプールを作るんだ」

 

作者「ストーップ!!皆さん止めてください!!」

 

鈴「ほらセシリア、アンタも本気で考えないの」

 

セシリア「と、止めないでくださいまし鈴さん!これはクロウさんの為の聖戦なので──」

 

ラウラ「シャルロットも落ち着け。クロウはあくまで夢とおっしゃっているだけだ。夢は自分の力で叶えなければ意味はあるまい?」

 

シャルロット「……うん、そうだね。あ、お父さん?やっぱりいい。うん、ごめんね」

 

一夏「あ、次いいか?」

 

作者「はい、どうぞ」

 

一夏「何でクロウって女嫌いになったんだ?」

 

作者&リ・ブラスタ「……」

 

一夏「あ、あれ?何か俺いけない事言った?」

 

リ・ブラスタ「すまねえ一夏、それはあいつにとって触れられたくない過去なんだよ」

 

一夏「そ、そうなのか……」

 

作者「流石にそのまま聞く訳にはいきませんし、何か別の質問にしてください」

 

一夏「うーん、そうだな。じゃあ前の世界でクロウの事を好きな人っていたのか?」

 

作者「おっと、これは面白い質問ですね。クロウさんクロウさん、前の世界であなたの事が好きだった女性はいた、と思いますか?」

 

クロウ『は?そんなのいる訳ねえだろ。俺は女嫌いだぞ?』

 

作者「それもそうでしたね、失礼しました」

 

箒「まあ、本人が言いたくないのなら仕方がないな」

 

リ・ブラスタ「ふっふっふ、甘いぜ箒。何のために俺がいると思ってんだ?」

 

一夏「どういう意味なんだ?」

 

リ・ブラスタ「俺がいるのはな、あいつが言いたくない事や分からない事を第三者の視点から答える為なんだよ!俺がいれば今の疑問にもバッチリ答えられるって訳だ!!」

 

セシリア&シャルロット「えええ!!!」

 

鈴「ねえ、アンタの言い方だとクロウが意識してなかっただけで実はクロウの事が好きな女がいた、みたいに聞こえるんだけど?」

 

リ・ブラスタ「もちろん、いたぜ」

 

セシリア「ほ、本当ですの!?」

 

リ・ブラスタ「ああ、しかも三人だ」

 

作者「しかしこのリ・ブラスタ、ノリノリである」

 

リ・ブラスタ「何か言ったか?作者さんよ」

 

作者「いえいえ、続きをどうぞ」

 

ラウラ「それで、クロウを好きだった女はどの様な人間だったのだ?」

 

リ・ブラスタ「さてどうするかな?俺としては言わなくても──」

 

シャルロット「教えてくれるよね?」

 

リ・ブラスタ「……オーケー、分かった。だからさっさとその銃をしまえ」

 

一夏「シ、シャルロットが黒い……」

 

セシリア「早くしてくださいな。私の指はとても軽いので、何かの拍子に引鉄を引いてしまうかもしれませんので」

 

箒「リ、リ・ブラスタ!早く言え、お前の命が危ういぞ!!」

 

リ・ブラスタ「まあリクエストも出た所で言うか。あいつは自分で気づいていなかっただけで三人の女から惚れられてたんだよ」

 

一夏「でもさ、クロウって女嫌いだったんだろ?」

 

鈴「でも一夏、クロウって女嫌いって感じはあまりしなかったわよ?」

 

リ・ブラスタ「お前らも知っての通り、クロウは女嫌いだった。だが鈴の言う通りあいつの女嫌いってのは言葉通りの意味じゃなくてな。精々“積極的に自分から女に関わらない”ってな感じで“女が嫌い”って訳じゃなかったんだよ」

 

箒「確かに、初めて私と会った時もそれなりに応対はしていた」

 

リ・ブラスタ「そのせいか、あいつはその惚れられた女達を“女”としてではなく“一人の人間”として接していたんだ。まっ、その結果惚れられたのは皮肉としか言い様がないがな」

 

シャルロット「それで結局、その三人はどんな人だったの?」

 

リ・ブラスタ「ああ、一人は男勝りのじゃじゃ馬娘、もう一人は姉御肌の鬼嫁科学者、そんで最後の一人は誇り高い騎士様だ」

 

一夏「……何か全員タイプが違うな」

 

ラウラ「それで、クロウに惚れたそれらの人物像は?」

 

リ・ブラスタ「一人ずつ行こうか、まずは男勝りのじゃじゃ馬。性格は鈴みたいな感じで男みたいな言葉遣いだ。外見はそうだな……シャルロットを男らしくしたイメージでいい」

 

シャルロット「ぼ、僕を?」

 

リ・ブラスタ「ああ、といってもお前の男装じゃないぜ?もっと目を釣り上げて、荒々しくした感じだ。そんで金髪」

 

セシリア「それで、二人目のお方は?」

 

リ・ブラスタ「二人目の性格は何て言ったらいいのか……まあ掴みどころが無いって所か。俺を開発した生みの親でもある。こいつも金髪」

 

一夏「じゃあ三人目は?」

 

リ・ブラスタ「最後は金髪の騎士様。まあ俺が思う限りこいつが一番本命じゃねえか?何しろクロウと一緒に最前線を戦ってクロウに救われて、クロウ自身も満更じゃ無かったみたいだしなあ」

 

セシリア「うふふふ……今度クロウさんにお話を聞いてみましょうか」

 

リ・ブラスタ「止めとけ。あいつが正直に話す訳がないし、当時は女嫌いを謳ってたんだ。口が裂けても“好きだったです”なんて言わねえよ。とまあこんな所だ、何か質問は?」

 

一夏「うーん、もう無いかな」

 

作者「あのー皆さん、そろそろお時間の方が」

 

リ・ブラスタ「おっとそうか。じゃあそろそろ退散するとしますか」

 

一夏「今日は楽しかったなぁ」

 

鈴「そうね、クロウの話も聞けたし」

 

箒「若干二名の危険度が増した様な気がするがな」

 

セシリア「ふふふ……これからの行動次第で私がクロウさんの隣に立つ事は十分に可能……」

 

シャルロット「うふふ、僕に似てるんだぁ。ふふふ……」

 

ラウラ「まあ、放っておけば元に戻るだろう」

 

リ・ブラスタ「ほらお前ら、帰るぞ」

 

一夏「じゃあな、作者さん」

 

作者「それでは皆さん、ありがとうございました」

 

 

 

作者「さて、皆さんもお戻りになられた事ですしそろそろクロウさんを呼んだ方がいいですかね。クロウさん、聞こえますか?」

 

クロウ『おお作者か、やっと終わりか?』

 

作者「はい、それではこちらに戻って来て結構です」

 

 

 

数分後……

 

 

作者「いやー、どうでしたか?今回の企画は」

 

クロウ「面白かったぜ、特にあいつらと会えたのは良かった」

 

作者「そうですか、それは何よりです」

 

クロウ「それでなんだがよ作者さん、ギャラの方は……」

 

作者「ええ、今回のギャラの方は視聴者さんからの寄付金によって決まります。いかにこの話が面白かったのか、という意味でいい目安にもなると思いますので」

 

クロウ「マジで!?もっと面白い答え用意しておくべきだったか……」

 

作者「ま、まあそんなに落ち込まないでください。最低額のギャラはこちらで用意しますので」

 

クロウ「そうか、ありがとうよ」

 

作者「それではこの辺りで締めたいと思います。クロウさん、一言どうぞ」

 

クロウ「じゃあなお前ら。これからもこの小説をよろしく頼むぜ」

 

作者「それでは、またお会いしましょう!さようなら~!!」

 

 


 
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