零冶ははやて達にO☆HA☆NA☆SHI!集団ver.を1時間に渡って受けた後、やっと許してくれた。
そして翌日の朝
零冶 「ふぁ~あ・・・・ふぅ・・・・昨日は酷い目に遭った。」
零冶は自室に戻って寝ていた・・・・・はずなのだが、
??? 「うぅ・・・・ん。」
零冶 「・・・へ?」
何故か自分以外は居るはずの無いこの部屋で、他の声が聞こえた。
よくよく周りを見ていると、自分の横の布団が膨らんでいた。
零冶 「・・・・・まさか。」
零冶は布団をバッと剥ぎ取った。すると・・・
はやて 「うぅ・・・ん・・・・眩し・・・。」
零冶 「?#$%?&*!¥っ!?」
はやてが居た。
零冶は珍しく言葉で表現できないほど取り乱した。
何故なら、はやての姿は下着にYシャツというあられも無い姿だったからだ。
零冶 「(何故!?どうして俺の布団にはやてがいる!?俺が部屋を間違えた!?いや、確かに俺は自室で寝たはず。なら、
はやてが?一体どうして!?というか服を着ろ!!)」
零冶の頭には何故はやてが此処にいるのかという事だけであった。
だが世の中は良い事にも悪い事にもよく出来ているものだ。
突然部屋のドアをノックする音が聞こえた。
なのは 「零冶君、ちょっといいかな?はやてちゃんが居ないんだけど何か知らない・・・か・・・な?」
なのははノックと同時に部屋に入ってきた。当然零冶はどうする事も出来ずに、ただ見ている事しか出来なかった。
そして現状を見たなのはが固まってしまい、さらには
フェイト「零冶、起こしに来たよ?あ、なのはも居た・・・ん・・・だ?」
フェイトまでもが来てしまい、なのは同様に硬直した。
先ほどからの零冶の思考に新たな議題が追加された。
・・・どうやってこの状況を乗り切るか?
なのは 「零冶君?これは・・・どういうことなの?」
なのはは静かに、そして震える声で聞いた。
フェイト「零冶・・・・説明してくれる?」
フェイトも同様に聞いた。
よく見ると、2人からドス黒いオーラが滲み出ていた。
零冶 「ま、待て!?誤解だ!俺が起きたら既にはやてが寝てたんだ!!」
零冶は命の危険を感じ取り、必死に弁解した。そして、
はやて 「うぅ~ん・・・なんや?騒がしいなぁ。」
幸運?な事に、はやてが起きた。そしてなのは達がはやてに詰め寄った。
なのは 「ちょっとはやてちゃん!!どうして零冶君と一緒に寝ているの!?」
フェイト「そうだよ!!一緒に寝るなんてうらやm・・・コホンッ・・・い、厭らしいよ!!」
一瞬、本音を漏らしてしまうフェイト。
そして詰め寄られたはやては不適な笑みを浮かべて言った。
はやて 「え~?だってウチは零冶兄ぃの
なのは 「っ!?だ、だからと言って年頃の男女が一緒に寝るのは良くないの!!」
フェイト「それに、妹って言っても“義理”だよ!!」
はやて 「え~?知らんなぁ~。」
尚も挑発するはやて。
なのは 「むむむむむむ!!」
フェイト「うぅうううう!!」
はやて 「くぬぬぬぬぬ!!」
なのは達は睨み合った。
取りあえず、零冶は事態を収拾するためにはやてに拳骨を入れた。
はやて 「あたっ!?むぅ~、痛いやんか零冶兄ぃ!」
零冶 「取りあえずお前が悪いから拳骨を入れただけだ。ったく!いきなり布団に潜り込むなよ。」
はやて 「だってだって!ウチはずっと零冶兄ぃがおらんで寂しかったんやで?そしてやっと零冶兄ぃに会えたんや!甘えたくなる
のも当然やろ?」
零冶 「うっ・・・それは・・・。」
はやてが上目遣いと涙のコンボで零冶は言葉を詰まらせる。
なのは 「零冶君!そこはハッキリ言うべきなの!」
フェイト「そ、そうだよ!」
零冶 「ま、まぁ・・・その・・・なんだ。なのは達の言う通りだ。年頃の娘が男の部屋で寝るもんじゃない。これからはちゃんと
自分の部屋で寝るんだぞ?」
はやて 「えぇー!別にええや「「ダメ!!」」むぅ・・・分かった。」
はやては渋々頷いた。そしてなのは達は零冶を部屋から追い出してはやてを着替えさせた。
その日、零冶はとある準備のために一度ジェイルの隠れ家へ戻る事にした。
別れ際にはやて達がとても寂しそうにしていた。
だが、零冶は「後で会えるよ。それに、これからは会う機会が多くなるだろうしね。」と言うと3人は首を傾げていた。
そして現在、零冶はジェイルのラボにいた。
零冶 「今戻ったぞ、ジェイル。」
ジェイル「おお、戻ったのかい?どうやら無事に助けられたみたいだね。」
零冶がラボに入るとジェイルは嬉しそうに出迎えた。
零冶 「・・・昨日のガジェットの暴走・・・お前が仕組んだだろ?」
そして零冶はジェイルに問うた。
その問いにジェイルは肩をすくめて言った。
ジェイル「・・・ああそうだ。殴るのなら、殴っても構わないよ。」
だが、零冶は殴るどころか、怒りもしなかった。
零冶 「いや・・・そんなことはしないよ。むしろ感謝している。ジェイルは・・・・俺の事を想ってやったんだろ?今まで
素直になろうとしなかった為に。」
ジェイル「・・・ああ。実はクイント君やチンクが相談してきてね。私もちょうど心配していたんだ。」
零冶 「そっか・・・・。悪かったな。俺なんかの為に・・・。」
零冶はジェイルに頭を下げた。
ジェイル「よしてくれ。君に頭を下げられるのは正直むず痒い。それに・・・私達は友人だろう?手持ちの防衛以外のガジェット全てを
失ったが・・・なに、零冶君のためだ。この程度の損害なら痛くは無い。これくらい当然だよ。」
零冶 「・・・ありがとう。」
ジェイル「ああ、それと・・・クイント君にも礼を言っておくといい。」
零冶 「ああ。分かった。」
そして零冶はラボを後にした。
その後、零冶はクイントとチンクにお礼を言った。
2人はかなり心配したが、零冶の報告を受けて安心した。
そして零冶は大事なイベントがあるので、エリス達を引き連れてボースの所へ向かった。
ボース 「さて、君達に朗報がある。実はついにDOG隊の隊舎が出来た。」
ボースから隊舎の完成の報を受けてエリス達は喜んだ。
エリス 「本当ですの!?良かったですわ!」
バライカ「これでいくらかは便利が良くなるわね。」
キール 「まぁ、アイツ等と顔を合わせる機会が減るのは寂しいけどな。」
キールがちょっとだけ寂しそうに言うと、
ヘンリー「なんだ?恋人に会えなくなるのが寂しいか?」
ヘンリーが突然爆弾を投下した。
エリス 「嘘!?キールに恋人が!?」
バライカ「き、気付かなかった。」
エリスとバライカが驚いた。かという零冶もこのことは初耳だった。
キール 「ちょっ!?バカ!クアとはそんなんじゃねぇよ!!」
ヘンリー「ん?別に俺は誰が、とは言っていないぞ?」
ヘンリーはしてやったりという顔をした。
キール 「なっ!?」
零冶 「ま、まさかクアットロと出来ていたなんてな・・・・。そういえば最近、アイツの機嫌が良かったのはそのためか。」
実は一週間前、零冶がクアットロと話している時、妙にキールの話題が多かった。
それに、キールの事を話している時のクアットロの顔は何処か幸せそうだった。
エリス 「く、クアットロさんが!?」
バライカ「これは思いがけないネタが手に入ったわね。」
キール 「うぐっ!は、嵌められた・・・orz」
キールは床に手を着いて落ち込んでいた。
その頃、クアットロは・・・。
クアットロ「・・・っくしゅん!・・・誰か私の噂でもしているのかしら?まぁいいわ。それよりもキールにプレゼントするために
編み物の練習をしないと・・・。ふふ・・・驚かせてやるんだから!」
口は悪いが、意外と尽くすタイプのクアットロである。
ボース 「あ~ゴホン!続けていいかね?」
ボースが咳払いをして話を元に戻す。
零冶 「ああ。」
ボース 「うむ。それで、だ。場所は皆が良く知っている部隊、機動六課という部隊の隊舎の隣だ。まぁ隣と言っても半分は共有して
使用するのだがね。」
零冶 「なるほど。」
ボース 「それで、今日から隊舎を使用する前に一度六課に挨拶してこい。それと、今日から零冶君の階級がまた上がった。階級は
二等陸佐だ。」
零冶 「・・・またか。いくら何でも上げすぎだろ?」
また階級が上がった事に零冶は呆れていた。
ボース 「それほどあの方達が期待しているということだ。」
零冶 「・・・分かったよ。それじゃあ早速行ってくるよ。」
ボース 「まぁ、精々仲良くしてくれ。おお!そうだった忘れる所だった。」
ボースの話を聞き終わって退出しようとした零冶達をボースは引き留めた。
ボース 「今回お前達の移動手段として、我々が開発した新型試作輸送ヘリを一機手配した。今後の作戦行動の役に立つだろう。
それとパイロットも一人手配している。明日には到着するはずだ。存分に使ってくれ。」
新型試作輸送ヘリが配備されることにDOG隊員は驚愕した。
零冶 「いいのか?あまりこっちを優遇しすぎると風当たりが悪くなるんじゃないか?」
ボース 「なに、構わんよ。あの御三方の協力もあるしな。さぁ、引き留めて悪かったな。早く行くと良い。」
零冶 「ああ、助かる。」
そして零冶達は部屋を後にして新隊舎に向かった。
零冶 「なるほど、これが俺達の隊舎か。」
零冶は六課に接続されるような感じで建造された隊舎に感嘆の声を漏らす。
昨日はブルーシートや防音シートが被せられて見れなかったからだ。
エリス 「立派ですわね。」
バライカ「そうね。」
ヘンリー「良いものだな。」
キール 「ま、良いんじゃねぇの?」
今のDOG隊は全員制服を着ている。制服は執務官と同じデザインで、色は漆黒、服の縁や布の縫い目を執務官仕様は白だが、
DOG隊は紅いラインでカバーしている。
そして両肩にDOG隊のトレードマークであるエンブレムが付いている。デザインはクシャルダオラの顔を正面から見た絵だ。
色は紅縁盾マークで絵はシルバーだ。
零冶 「それじゃあ中に入る前に六課の人達に挨拶に行くぞ。
そして零冶達は六課の隊舎へ入っていった。
一方はやて達六課はボース少将からの連絡で、DOG隊が挨拶に来るので案内をしてやってくれと言われた。そして、六課全員を
ブリーフィングルームに集めていた。
はやて 「今日皆に集まってもらったのは今朝出来た隣の隊舎の人達が挨拶に来るから、みんなに紹介しようと思ったんや。」
はやてが全員に説明する。この時、零冶がDOG隊に所属していることをはやては知らない。
スバル 「質問いいですか?」
スバルが手を挙げた。
はやて 「ん?なんや?」
スバル 「その隣に出来た部隊ってどんな部隊なんですか?」
スバルがそう聞くと、はやての目がキランッと光った。
はやて 「ふっふっふ!よくぞ聞いてくれた!実はな、その部隊っていうんは・・・・・なんと『Dragon Of Guardian』隊、
通称DOG隊の人達なんや!!」
ババーンという効果音が聞こえそうな様子ではやては言った。
ティアナ「な!?DOG隊ですか!?」
スバル 「・・・?」
ティアナは驚いていたが、スバルは何の事だかさっぱり分からないようだった。
スバル 「ねぇねぇティア。DOG隊って何?」
スバルの言葉に全員がコケた。
はやて 「あ、あはははは。」
はやては苦笑いしている。
ティアナ「ちょっとスバル!アンタそんな事も知らないの!?いい?『Dragon Of Guardian』隊、通称DOG隊って言うのはね、
イレギュラーな事態が発生した時に即対応でき、尚且つ前線では敵の防衛線突破が不可能な状況を可能にするエリート中の
エリートなのよ!」
スバル 「・・・・・へ!?そ、そんなに凄い人達が来るの!?」
やっと事の重大さに気付いたスバル。
ティアナ「気付くのが遅いわ!」
なのは 「ま、まぁまぁティアナ。それよりもはやてちゃん、その人達はどんな人達なの?」
はやて 「う~ん、それがなぁ・・・殆ど分からへんのよ。情報がまったくデータベースに無かったんよ。分かってるんは構成員が
5名ってのと、皆がウチ等と同じ歳って事だけやな。」
フェイト「まぁ最近出来た部隊だから、まだデータが更新されていないだけかもね。ほら、本局の事務員って仕事が遅いから・・・。」
フェイトが苦笑して言った。
はやて 「かもなぁ。・・・さて、そろそろ来るはずやけど「八神二佐、彼等が到着しました。」っと、来たみたいやな。」
グリフィスからの連絡でどうやら来たようだ。
そしてドアが開き、零冶達5人が入ってきた。
全員 「・・・・・え?」
全員が零冶を見て固まった。そして、零冶達は全員の前に立って挨拶をする。
零冶 「本日から隣の隊舎を使用することになった、DOG隊隊長の黒澤零冶二等陸佐です。よろしく。」
少しの間の沈黙。そして、
全員 「えええええええええええ!!?」
全員が叫んだ。エリス達は前もって零冶から聞いていたので、耳を塞いでいた。
はやて 「ちょっ!?零冶兄ぃ!?どういうことや!ウチは聞いてないで!?」
零冶 「今言ったからな。」
なのは 「いや、そうじゃなくて!何で零冶君がDOG隊の隊長さんなの!?」
フェイト「どういうこと!?」
なのは達がずいずいっ!と迫ってくる。
零冶 「わ、分かったから落ち着け!そうだな・・・・簡単に言えばスカウトされた、の表現が正しいな。」
零冶がそう言うとなのは達は首を傾げた。
なのは 「スカウト・・・?」
フェイト「誰に?」
零冶 「ボース本部長に、だ。彼は俺が黒澤零冶だということを知っているからな。俺の力を見込んでスカウトしたってわけだ。」
はやて 「はぁ・・・まったく、零冶兄ぃにはいつも驚かされてばっかりやな。」
零冶 「あははは・・・。」
はやての言葉に零冶は苦笑する。そして、DOG隊のメンバーは痺れを切らしたように零冶に言った。
エリス 「・・・隊長?私たちには紹介してくださいませんの?」
バライカ「友人同士だけで盛り上がらないで欲しいわ。」
零冶 「おっと、すまんな。さて、皆に自己紹介してもらおうか。エリスから順番に頼む。」
そう言うとエリスが一歩前に出た。
エリス 「お初にお目に掛かりますわ。私はエリス・ノーレッジと申します。階級は二等陸士で、ポジションはガードウイングですわ。
一応、この隊の副隊長を務めさせて頂いておりますわ。」
エリスは丁寧にお辞儀をして言った。
バライカ「次は私ね。私はバライカ・カーマインよ。階級は二等陸士で、ポジションはフロントアタッカーよ。エリス共々よろしくね。」
そして一歩下がる。
キール 「・・・俺か。俺はキール・ランギーニッス。階級は二等陸士でポジションはガードウイング。と言う訳でよろしく~ッス。」
キールが適当に挨拶するのを見て零冶は苦笑する。
ヘンリー「・・・私はヘンリー・ダグラス。階級は二等陸士。ポジションはセンターガードだ。よろしく。」
相変わらずヘンリーは無愛想に言った。
はやて 「二等陸士って、随分階級が低いなぁ?」
そしてはやてが階級の低い事に気付いて言った。
零冶 「いや、それは仕方ないんだ。なにせ最近発足したばかりだからな。それまではずっと訓練させてたし。」
零冶はちょっとだけ嘘を吐いた。
はやて 「ふぅ~ん・・・ま、ええか。さて、それじゃあ挨拶も終わった事やし、歓迎会の準備をしとるから食堂に行こか?」
零冶 「お?助かるぞ。まだ何も食べていないからな。」
はやて 「ほな行こか!」
はやて達は歓迎会の準備をしていたので、食堂に向かう事にした。
はやて 「ほな、DOG隊の新隊舎完成を祝して!」
全員 「乾杯!!」
目の前に沢山のご馳走が並ぶ中、全員ははやての合図で乾杯した。
みんなは一生懸命に食べている。
そして、零冶はスバル達と話していた。
スバル 「
スバルは沢山の料理を口の中に入れながら喋った。
ティアナ「・・・・スバル、喋るか食べるかどっちかにしなさい!!」
スバル 「・・・ンク。はい・・・すみません・・・。」
零冶 「ははは。スバルはいつもこんな調子なのか?」
ティアナ「ええ、毎日付き合わされるこっちの身にもなって欲しいぐらいです!」
スバル 「・・・・あぅ。」
スバルがティアナに言われ落ち込む。そこに、ロングアーチ部隊と話していたエリスがやってきた。
エリス 「あら隊長。私もご一緒させて頂いてもよろしいでしょうか?」
零冶 「ん?ああ、いいぞ。」
エリス 「では失礼して・・・。」
するとエリスは零冶の隣に陣取った。
ティアナ「・・・・。(ムカッ)」
スバル 「・・・・むぅ。」
それを見たティアナは面白くなさそうな顔をして、スバルは少し羨ましそうな顔をした。
エリス 「あら、私の顔に何か付いておりますの?」
ティアナ「・・・いえ。」
スバル 「べ、別に何でもないです・・・。」
ティアナ達が答えるとエリスは少しだけ笑みを浮かべた。
スバル 「ところで、エリスさんって零冶さんとは何処で知り合ったんですか?」
スバルは話題を変えるために話を振った。
エリス 「そうですね・・・初めて会ったのは4年前の第4訓練学校ですわ。」
スバル 「え!それじゃあギン姉と同期じゃん!」
エリス 「ギン姉?・・・・もしかしてギンガさんの事かしら?」
スバル 「うん!知ってるの?」
エリス 「ええ、もちろんよ。彼女とは共に隊長に指導してもらった仲ですわ。」
スバル 「へぇ~。」
ギンガの話になると、エリスは少しだけ嬉しそうだった。そしてそれを聞いていたキャロはふと思った事を口にした。
キャロ 「あれ?同期なのに二等陸士なんですか?」
この時、零冶は不適な笑みを浮かべた。それを見たエリスとバライカも意思疎通して頷いた。
エリス 「ええ。私達全員二等陸士ですわよ。因みに、ランクはCランクですわ。」
スバル 「ええ!?Cランク!?私たちより下じゃん!?」
ティアナ「よくそれでDOG隊に入れたわね。」
エリオ 「・・・大丈夫なんですか?」
エリス達のランクを知った途端、怪訝な視線を浴びせた。
エリス 「ええ。でもランクなんて当てになりませんし、少なくとも貴方達のような甘っちょろいお子ちゃまでは私達に勝てませんわよ。」
バライカ「ま、無理ね。」
キール 「当然だ。」
ヘンリー「(はぁ・・・。やれやれ・・・。)」
するとカチンッと音が聞こえるような表情をしたフォワード陣。
ティアナ「な、なんですってぇええええ!!Cランクの癖に良く言えるわね!!」
スバル 「ちょっと酷いと思うよ!」
エリオ 「それに、子供扱いするな!僕達はなのはさん達の訓練にも頑張って耐えているんだ!!」
釣れた、とエリスは心の中で思った。
エリス 「あら、それなら模擬戦でもしてみます?ま、結果は見えてますけれど・・・。」
エリスが肩を竦めて言ったら・・・
ブチッ
と、何かがキレる音が聞こえた気がした。
ティアナ「・・・いいわ。やってやろうじゃない!叩きのめしてやるわ!!」
スバル 「後悔しても知らないよ!」
エリオ 「絶対に勝ってやる!」
キャロ 「あわわ・・・・。」
ティアナ達は見事に釣れ、キャロは自分の発言でこうなった事に涙目になっていた。
そしてそれを見ていたなのは達も苦笑した。
零冶 「よし、そうと決まれば1時間後に始めよう。こちらは俺を含めた5人、そっちは六課全員でどうだ?もちろん、
ロングアーチも参加、簡易司令部を作ってサポートしてもいい。それと俺に一撃でも有効打を当てれば俺は即リタイア。
ま、こんなところでどうだ?」
それを聞いたはやて達隊長陣はちょっとムカッとした。
はやて 「・・・はぁ。零冶兄ぃ・・・そこまで言われたらウチ等も黙っとれんわ。」
なのは 「そうだよ。いくらなんでも私たちを甘く見すぎだよ?」
フェイト「ハンデを与え過ぎ・・・。」
零冶 「ふふ・・・でないと面白くないからな。シグナム、お前達もそれでいいか?」
零冶はシグナム達に言った。
シグナム「私は構わん。だが、些か小馬鹿にしすぎだと思うぞ?」
ヴィータ「あたし等だって伊達に六課の副隊長を務めてないんだよ!」
シャマル「私も同感よ。」
ザフィーラ「俺は構わん。(まったく・・・零冶も人が悪いな。)」
この時、ザフィーラとヘンリーは溜息を吐いていた。
零冶 「よし、細かい説明をするか・・・。フィールドは廃棄都市。内容は俺達5人が先に潜入、お前達が俺達全員を倒すか
捕虜にしたら勝ちだ。例えそっちの司令部が陥落しても敗北はない。全員がリタイアしたら敗北だ。」
はやて 「・・・昨日と同じやな。OKや!後悔しても知らんで?」
そして零冶達は先にシミュレーター場へと向かった。
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はやてが大胆に・・・