No.483613

真・恋姫無双~白き牙を持つ者~ #27

tokkeyさん

この物語はオリ主メインの外史です
チート・ご都合主義・オリキャラが満載となっています
苦手な方はご遠慮下さい
大丈夫な人は駄文にお付き合い下さい

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2012-09-14 00:31:38 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:8425   閲覧ユーザー数:7490

~ 第26話 †旅行記 漢中編† ~

 

 

 

おかしいな、俺の目の錯覚でしょうか

明らかに目の前にいるのは太夫だよな・・・

これは確認しよう太夫に聞こえる程度の小さな声で

俺は問いかけてみた

 

 

「太夫殿で・・・うぐっ」

 

 

最後まで声を発することができなかった

この際とりあえず張魯(ちょうろ)にしよう

張魯が俺の肩に手をおくと身体が硬直して動けなくなった

この野郎・・・指圧で気の巡りを止めやがった

にっこりと満面の笑みで俺の耳元で

 

 

「それ以上先を言っちゃうと(命)止めるぞ」

 

 

ひぃ・・・冷や汗が止まらん

顔だけは動くのでとりあえずコクコクと頷くと

肩の手を退けてくれた

 

 

「あら、お客人どうかなされました?」

 

「い、いえ張魯様が話に聞いてた以上に綺麗なお方なので

 びっくりしてただけですよ」

 

「クスクス、お客人はお口がお上手なようですね」

 

 

口元を手で押さえてコロコロと笑ってるが、目が笑ってねぇよ

どうやら色々と事情があるみたいなのでだまっていよう・・・

い、命が一番大事だしな!

と、とりあえず気を取り直して本題に戻ろう

 

 

「実は張魯様にお頼みしたい事がありまして・・・」

 

「なんでしょうか?同胞を手伝って頂いたお礼がありますので

 私に出来る事であればおっしゃってください」

 

「出来る事ならば人払いをしていただきたいのですが・・・

 勿論、私の身体を調べてください」

 

「太夫が信じた者ならば私も信じますのでいいですよ

 皆様方、暫しお客人と二人きりにさせてくださいな」

 

 

張魯が手を叩くと、部屋に居た者達が退出していく

しかし、全員じゃないな

一人・・・二人かこの薄暗さに紛れて上手く隠れてるが

片方は司馬家の者だな・・・ずっと着いてきてるからなぁ

かなりの実力者だが

さてもう一人は・・・っと

 

 

「張魯様、どうやら隠れてらっしゃる方がいるようですが?」

 

「おかしいですわね・・・まさか華陀(かだ)!貴方ですか!!」

 

 

張魯がそう言うと、薄暗い部屋の奥から一人男が出てきた

燃えるような赤髪に目つきがするどく

黒のタンクトップに白の十字模様、その上からファー付のベスト

黒のグローブに赤の腕輪をつけて白色の肘までの腕カバー

白のハーフパンツにその上から茶色のロングパンツをベルトでとめた服装

全身から溢れ出る気は、全てを切り付けそうなほどだな

 

 

「ちっ・・・師匠は無用心なんだよ

 こんな分けの分からん奴なんぞ信用して

 俺が本気で隠れてたのに見つけた奴だぞ」

 

「お、お客人の前でなんという事を言うのですか!」

 

「はん!他の奴が思ってた事を代弁してやっただけだぜ」

 

「華陀・・・もう一度しか言わないてめぇも外にいろ」

 

「ちっ・・・!」

 

 

ズカズカと大股で俺の横を過ぎていく

過ぎていくときに小声で

 

 

「師匠に何かあったら殺す

 話が終わったら修練所まできやがれ」

 

 

お~・・・怖い怖い

多分廊下の人が言ってた継承者の男って華陀の事だろうな

しかし、華陀だけは史実とかと同じ男か

男でアレだけの気を保有してるのはすごいな

男同士だし友達になりたいんだがなぁ・・・

あ~そうだ司馬家の奴も外に出てもらわないと困るな

 

 

「さてと・・・し「ちょっと待って下さい「張魯」様」

 

「お客人、まだ何か?」

 

「司馬家の者よ、手荒な真似はしたくないから出て行ってもらえないか?」

 

「なっ!?」

 

「気配が無くなりました、これで大丈夫ですよ「太夫」殿」

 

「おいおい、司馬家って・・・白(はく)ちゃん何者だよ」

 

「それは今度話しますよ、んで頼みたい事の前に聞きたい事あるんですが・・・」

 

「だよなー・・・だますつもりは無かったすまん!」

 

 

という事で張魯の話を聞くとこうだ

張魯だと身動きが取れないから

時折変装(太夫)して周辺の邑などにいって住人の生活とかを見たり

新たな医療薬探しをしているそうな

変装の時はあくまで太夫なので、張魯だとばれると面倒だそうだ

ついでに華陀についても教えてもらった

素質は非常に高いんだけど、自分が特別だと思って天狗状態

しかも、この辺りでは武勇も一番なので余計に拍車がかかってるだそうだ

これは教育的指導だな?

 

 

さて、次は俺の御願いの番だな

この辺りで、人の手が入っていない森、もしくは山がないか

特に霊山などの自然の気が強い場所が欲しい

そして、気脈を探って欲しいのでゴットヴェイドーの人を貸して欲しいという事

目的についても全部言った

俺の特殊な気「虎気(こき)」について雪華(せつか)さんを戻す事などなど

 

 

「事情は分かった、白ちゃんの力になってあげたいけどねぇ」

 

「無理・・・ですか?」

 

「気脈探るには、あたいか華陀じゃないと無理だろうね

 あたいは動けないから華陀になるけど、これは命令すればなんとでもなる

 問題としてはゴットヴェイドーとしては無償じゃ動けないってことかね」

 

「お金なら・・・ってゴットヴェイドーはお金じゃないですね・・・

 今は無理ですが、この先の事を考えての労力じゃ駄目ですか?」

 

「労力ねぇ?」

 

「俺の見立てじゃ10年位で今の漢王朝は潰れますよ

 そうなると、大陸は群雄割拠の時代自衛ができなければ潰れますよ」

 

「おいおい白ちゃん今すぐ殺されても文句が言えない事をはっきりと言うもんだね」

 

「事実ですからね、そうなるとこの漢中の自衛の為と

 各地に苦しむ民を救う為にゴットヴェイドーの護衛が必要になりませんか?」

 

「実際そうなるのであれば必要となってくるね

 医療はできてもアタイたちに戦は無理ってもんさ」

 

「その為の労力を俺が用意するとしたら?」

 

「用意できるってのかい?」

 

「保証は無理なので前払いで・・・」

 

「そんな事ができるってのかい!?」

 

 

こうなることが大体予想できてたので俺は未来の医療の一部を教えた

といっても俺は専門医じゃないから覚えてる範囲だ

こういうとき前世で傭兵紛いの事して良かったと思う

一通り一人で出来ないと生き延びれなかったしな・・・

それに確か華陀は麻酔薬みたいなものを開発したはずだから

この時代でも十分にもっと性能が良いモノが作れるはずだ

いざとなれば貂蝉(ちょうせん)に御願いしとこう

後は誰にでもできる簡単な止血や薬学だな

張魯達もこの時代では進んだ医療の持ち主だが

まだまだ効能が分からない薬草が多いみたいだからな

 

 

「よし、白ちゃん!華陀をこきつかってくれ!」

 

 

交渉成立というわけで

後は華陀を説得という名の肉体言語で語り合うだけだな

 

 

あとがきっぽいもの~

 

 

ここでようやく我等がゴットヴェイドー継承者華陀君の登場です

まだ若いということなのでやんちゃ坊主という設定です

こっから原作のような熱い男にもっていけるか不安ですがやってみます・・・

後、後半部分の医療についてははっきりいって自分はど素人なので

詳しくは書けません!!この辺はご都合主義と言う事でお願いします

 

こんな駄文ですが次回もよろしくお願いしますm(_ _)m


 
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