No.480030

SAO~黒を冠する戦士たち~ 第六十二技 軍鎮圧戦

本郷 刃さん

第六十二話です。
キリトがブチギレ無双を発動します。
といいましても相手が弱くて話になりませんがw
原作とも少々違う展開です。

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2012-09-05 09:53:33 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:13948   閲覧ユーザー数:13017

 

 

 

 

 

 

 

第六十二技 軍鎮圧戦

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キリトSide

 

「ギン! ケイン! ミナ!」

 

現場に到着すると三人の子供が軍の連中に囲まれていた。サーシャさんが子供達の名前を呼ぶ。

 

あれは『ブロック』行為だ。簡単にいえばとうせんぼだが、それを利用してカツアゲを行ったりするものである。

 

犯罪(オレンジ)ギリギリの行為である。

 

「おっと、先生さんじゃないか」

 

「あんたんところはまだ税を納めてねぇからなぁ」

 

「ガキ共を解放してほしかったらいますぐ税の分の金を用意しな」

 

そんなことをぬかす軍の兵士達。こいつら……腐ってやがる。

 

俺は抱えていたユイをサーシャさんに預けた。

 

「あなたた「マテ、アスナ…」ちょ、キリ…ト…くん…」

 

「ショウジキ、オレモイマスグニアイツラヲキリキザミタインダケドナ…。トリアエズ、レイセイニナレ…」

『正直、俺もいますぐにあいつらを切り刻みたいんだけどな…。取り敢えず、冷静になれ…』

 

俺の『怒気』に飲まれそうになったアスナだが、一度『覇気』の方を体感しているからか落ち着く事ができたようだ。

 

ちなみにユイやサーシャさん達には気付かれないようにしている。

 

「アスナハアッチノサンニンノコドモノホウヲタノム。オレハミンナヲマモリナガラノコリヲアイテニスル」

『アスナはあっちの三人の子供の方を頼む。俺は皆を守りながら残りを相手にする』

 

「うん! キリトくん、気を付けて…」

 

「アスナも気を付けて…」

 

俺は『怒気』を解いてからアスナに言葉を送った。

 

「な、なんだ? おまえた「黙れ…」ひっ!?」

 

俺は軍の兵士達に最大級の『殺気』を投げかけた、途端に奴らは動けなくなる。

 

十人は居るであろう奴らも俺の『殺気』に怯えているようだ。

 

「お前達はやってはいけない事をしたんだ。覚悟はできてるよな?」

 

―――『プレイヤーキリト、アスナから決闘(デュエル)が申し込まれました』

 

俺は黒剣と白剣を装備して構えた。アスナも細剣を構える。

 

―――『プレイヤー軍兵士1~10が受諾しました』

 

軍の者達が俺達の決闘を受け入れた。

 

内容は『半減決着モード』でHPが半分になれば終了するというものだ。

 

「しっかりと……抵抗してくれよ…」

 

俺のその言葉と共に、俺とアスナは突出した。

 

 

 

「せぇぇぇい!!!」

 

突出したアスナは高速の連撃で軍の兵士達を圧倒している。

 

たった一人で四人を相手にしている。

 

かくいう俺はユイとサーシャさんと子供達をまもりながら、六人を相手にしている。

 

「アスナめ、大分本気を出してるな…。いや、それでも半分程度かな?」

 

「な、なんだよこいつ!? なんで攻撃が当たらないんだ!?」

 

「同時に攻撃してるのに!?」

 

「こ、今度は全員で行くぞ!」

 

「「「「「「うおぉぉぉぉぉ!!!」」」」」」

 

兵士達が俺に向かって全員で突撃してきた。

 

バカめ…。だから、コーバッツみたいに犠牲者をだしてしまうんだよ。

 

「終われ…」

 

―――ドガガガガガ!!!

 

―――バギャンッ!

 

―――ドガンッ!

 

―――ズガッシャン!

 

―――ズシャズシャ!

 

―――ドサ!ドサ!ドサ!ドサ!ドサ!

 

「な、な…。一瞬で五人も…」

 

「弱いな…。まぁ、こっちは最前線で戦ってるからな…」

 

コイツらは手応えがなさすぎだ。ま、気を失っただけだがな。

 

「こ、こうりゃくぐみ……」

 

「お、向こうも終わるな…」

 

アスナの方を見てみると俺と同じであと一人だ。

 

「ま、待ってくれ!? ガキは解放する、だから!?」

 

「おあいにくさま…、もう解放してるよ」

 

すでに捕まっていた子供達は解放されている。

 

「あ……」

 

「……ねむっとけ」

 

―――ドスンッ!

 

俺は強烈な一撃を兵士の腹に叩き込んだ。

 

―――バキャンッ!

 

どうやらアスナの方も終わったようだ。確認すると兵士達が倒れていた。

 

その後兵士達はすぐに身を起こして逃げて行った。

 

 

 

「お疲れ様、アスナ…」

 

「キリトくんもお疲れ様。わたしよりも大変だったのに余裕だね」

 

「まあな。やわな鍛え方はしてないさ」

 

「すっげぇ! 兄ちゃんも姉ちゃんも凄くカッコよかった!」

 

「お姉さん綺麗だったよ~!」

 

俺達の周りに子供達が集まってきて賞賛の声を上げてくれた。

 

「ありがとうございます! なんてお礼をすれば…」

 

「いいんですよ、サーシャさん」

 

「困ったときはお互い様です」

 

お礼を言ってくるサーシャさんに俺とアスナは大丈夫だと答えるが、それでもサーシャさんは何回も頭を下げてくる。

 

助けた子供達も泣きながらだが、お礼を言ってくれた。

 

相当、怖かったはずだからな。その時…、

 

「う! い、たい…」

 

「ユイ、どうした!?」

 

「ユイちゃん!?」

 

突如としてユイは頭を抱えだした。どうやら頭痛がするらしい。

 

俺はユイを抱きかかえ、アスナも心配そうに名前を呼ぶ。

 

「みんなの…こえが、あたまに……はいって…」

 

「ユイちゃん、何か思い出しそうなの!?」

 

「わか…んない…。でも…、こわいよ……パパ、ママ…」

 

とうとうユイは泣き出してしまい、すぐに意識を失ってしまった。

 

サーシャさんの計らいで俺達はそのまま教会で一泊することになった。

 

キリトSide Out

 

 

 

To be continued……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後書きです。

 

キリト無双は如何でしたでしょうか?楽しんで頂けていれば幸いですw

 

とりあえずキリト・・・お前が落ち着けw

 

無双はこんな感じでよかったでしょうかね?

 

もう少しで裏迷宮に入りますから、またその時に無双をしますので。

 

それでは、また・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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