No.479903

IS《インフィニット・ストラトス》駆け抜ける光 コラボ小説第二弾 第四話 遠隔操作の舞

光輝VSロックオンです~。クオリティの低い戦闘シーンがほとんどですよー。

最後は二人が……。

コラボ第二弾 

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2012-09-04 23:22:10 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:2611   閲覧ユーザー数:2574

アムロ[この感覚――そのIS、二次移行を果たしたISか]

ロックオン「えぇ。さすが人間でありながらISになった方ね。私のガンダム――ガンダムサバーニャは二次移行したISよ」

 

 僕とロックオンさんはフィールドに出て対峙していた。

 

 二丁のビームライフル、腰のアームから伸びた緑の放熱板が5基ずつと両肩に2基ずつと合計14基の放熱板――いや、ビット兵器なのかな。だってνガンダムの時だって放熱板と思いきやビット兵器だったし……そんな感じがする。

 

 それにこのガンダムもトランザムを持ってるんだよな……。なんとか反応出来るなら勝機は見えるけど、油断できない!

 

ロックオン「君も感づいていると思うけど、この放熱板は全部ビットよ。全部で14基のビットが君を襲うわ。それらを全部破壊して私を倒してみなさい!」

 

 そしてロックオンさんは右手に持っているライフルを僕に突き付けて――

 

ロックオン「お前の運命はあたしが決める!」

光輝「ならその運命を変えてみせる! 行くよ!」

 

 僕は右手に持っているビームライフルと左に装備してあるシールドのミサイルでロックオンさんを狙った。最低限の動きでビームを回避し、ミサイルをライフルで墜としていく。動きを見る限り唯さんと同等かそれ以上の実力なのが分かる。

 

ロックオン「射撃も中々だけど、じゃあこれはどうする!?」

 

ロックオンさんは全てのビットから両手に手に持っているライフルと同じものを射出し更に残りの板も全て射出させた。

 

ロックオン「GNホルスタービットはGNライフルビットⅡを収納しているの。ちなみに私が両手に持ってるこれもビットよ。さぁ、この数のビットにどう対抗するのかしら!?」

 

 計14基のライフルビットがこちらに向かってくる。動きが早く避けながらビット自体を破壊しようにもビット同士が助け合うようにライフルを構えようとしたら別の場所から攻撃、となかなか反撃に移れない。

 

光輝「くっそ~。そっちがビットなら……フィンファンネル!」

ロックオン「ついに出したわね。君のビットの使い方見せてみて!」

 

 僕もフィンファンネルを全基射出させてビットを攻撃させる。だが、当たりそうになると2基が合わさったホルスタービットがライフルビットの前に来て攻撃を防いだのだ。これじゃあ的確なダメージが与えれない! ロックオンさんに接近出来ればいいんだけど、このビームの雨を抜けるのは……。

 

ロックオン「あら残念♪ ビットの動きはキレもあってもしかしたら私以上かもしれないわ。でもこうも避けられるばかりじゃあキリが無いわね」

 

 避けているとビットが攻撃を止めロックオンさんの周囲に戻っていく。何をするって言うんだ? このまま終わるわけでもないだろうし。

 

ロックオン「君のビットの扱い方凄いわね。あの状況下で自分は全て回避して私のライフルビットよりも多気にも関わらず、ビットにも傷を負わせず攻撃するなんて……」

光輝「確かにロックオンさんのビットって早いし数も多いから避けるので精一杯だけど、攻撃が見えるんだよ。まだ僕にも反応出来る速さだよ」

ロックオン「……! 恐ろしいことを言うのね君は。私、君の実力を侮っていたかもしれない……さぁもう一度始めるわよ!」

 

 ロックオンさんは前面にホルスタービットとライフルビットを設置させて――

 

ロックオン「乱れ撃つわよ!」

 

 その掛け声で僕に向かってさっき以上のビームの雨を放つ。この数はさすがに捌ききれない! 僕は5基のフィンファンネルをピラミッド状に展開させてビームバリアを作り防ぐ。

 

 ビーム一つ一つの威力は少なくとも数が多ければダメージも増えてしまう。やっぱりロックオンさんは凄い! 

 

ロックオン「バリアとしても機能するの!? でもまだまだ手はある!」

 

 僕はバリアを展開した状態で回避できるビームは避けながらロックオンさんに少しずつ接近していく。ロックオンさん自身もライフルでこっちを狙ってくる。どれも正確な射撃でバリアを展開しているフィンファンネルを狙って来ている。

 

――っ! この感覚は何か来るか!? 

 

その感覚の通り、サバ―ニャの一部の装甲が開いてミサイルが飛んできた! しかも結構な数だし! 

 

 ビームバリアと言っても実弾にはビームに比べて耐性が低いので受けるわけにはいかなかった。ミサイルもビット達のビームに負けないくらいの数で頭部バルカンで破壊し後退するけどホーミング力が高いのか、やたらと追ってくる。

 

 ミサイルの一つがバリアを形成しているフィンファンネルの一つに命中しバリアが解除される。残り一つがあるけどそれを使ってバリアを展開する暇もなく――

 

光輝「しまった! うわあああ!」

 

 僕はミサイルとビームの雨をまともに喰らってしまい、その衝撃で空中からアリーナの壁までぶっ飛んだ。

 

ロックオン「……ミサイルがたまたまフィンファンネルに命中したからこうなったけど、彼のセンスもあのHI-νガンダムも相当なものよね」

光輝「今のは効いたよ……ねぇロックオンさん、そろそろ決着付けない? 最後にトランザムを使った君に挑むよ」

ロックオン「そうね。これ以上長引くのもお互いよろしくないようだし。じゃあいくわよ?」

 

ロックオン「トランザム!」

光輝「サイコバースト!」

 

 その掛け声と共にサバ―ニャは赤く、HI-νガンダムは緑に輝きはじめた。

 

ロックオン・光輝「「さぁ行くぞ!」

 二人の戦闘は熾烈を極めていた。

 恐ろしい程のスピードで立ちまわる二人は目で追うのがやっとなぐらいだ。ビットやフィンファンネルも独自の音を発しながらお互いを攻撃しあるいは守ったりと高レベルな戦闘が続いている。

 

 ロックオンを捉えた光輝はビームライフルとミサイルビームキャノンで狙うがホルスタービットがそれを防いでいく。

 

光輝「もっと威力のある武器で攻撃すればもしかしたら破壊できるか?」

 

 そう考えた光輝は左手に異世界の友より授かったビームマグナムを装備する。発射までにタイムラグがあるが威力は凄まじいものだ。

 

ロックオン「新しい武器!? でも!」

 

 ロックオンはビット達を最大稼働させ光輝を墜とそうとする。光輝もそれらをフィンファンネルで迎撃する。ビットがフィンファンネルに行ってる間に光輝は瞬間加速して一気にロックオンに接近する。

 

 ロックオンもその異様なまでのスピードに追い付けず接近を許してしまう。光輝はそれを見逃さずゼロ距離まで近づきビームマグナムを放つ。

 

光輝「これならいける!」

ロックオン「速い!? きゃぁぁぁ!」

 

かなりの深手を負ったロックオンだがすぐさまホルスタービット四基をひし形に展開させ大型ビームを光輝に向かって放つ。

 

 光輝もぎりぎり反応しシールドで防ぐがシールドは破壊され、光輝自身もダメージを負う。

 

ロックオン「やってくれるじゃないの! こうなったら次で終わらせてあげるわ!」

光輝「それはこっちの台詞だよ! いくよ!」

 

 お互いに残っているビット兵器は、ロックオンはホルスターが四基、光輝はフィンファンネルが三基。ロックオンは四基を再びひし形に展開し、光輝は残りの三基を三角形に展開させる。どうやら光輝もロックオンと同じような事をするらしい……。

 

――正直、さっきのロックオンさんの見て展開してるだけだけど……大丈夫だよね!

 

ロックオン・光輝「「これで終わりだぁぁぁ!!」」

 

 二人は同時に大型ビームを放ち、そして――。

千冬「あれほど激しい戦闘を見たのは初めてだ……二人ともよく頑張ったな」

エリス「いや~凄かったよ! でもまさか引き分けなんて思わなかったけどなぁ」

 

 そう、結果的にはこの模擬戦は引き分けに終わりました。あの後僕達両方が同時にISが解除されたからね……。だから引き分けだってさ。

 

一夏(異)「ロックオンをあそこまで追い詰めるとは……やはり凄いな」

ロックオン「ふぅ。久しぶりに激しい模擬戦だったわ。私もビットの扱いには自信があったんだけど……光輝には勝てないわ。完敗ね」

光輝「そんなことないよ! あれだけの数を的確に操れることなんか僕にはできない。でもありがとう! 楽しかったよ!」

 

 でもビームのぶつかり合いの際に頭に流れた映像はなんだったんだろうか? 少女が銃を持って戦って、ある夫婦にであって泣いてて……もしかしてあれは――。

 

シャルロット(異)「じゃあ次はボクがいこうかな♪ 相手は一夏で♪」

一夏(元)「お、俺!?」

シャルロット(異)「うん♪ 一夏に高機動戦闘の真髄を見せてあげるよ」

 

 その時のシャルロット(異)さんはおぞましい笑みで夏兄を見ていた……。

 

ロックオン「光輝、ちょっと来て」

光輝「え、どうしたの?」

 

 僕はロックオンさんに手を掴まれ、そのままアリーナの外に出た。一体、どういうしたんだろうか?

 

ロックオン「ねぇ、間違ってたらそう言って欲しんだけど……昔、研究所で何かされたことない?」

光輝「え……何で、それ、を……?」

 

 まさかあの時に、僕と同じようにロックオンさんも!? 知られたくなかった……あの時のことは誰にも知られたくなかったのに……。

 

光輝「ひっく……うぁぁぁぁ……ぐすっ」

ロックオン「大丈夫!? ごめんなさい……容易に聞くことじゃ……無かったわね……」

光輝「悪くない……貴女は悪く、ぐすっ……悪くないから――」

 

 

 

クレアSIDE

 お二人の試合が終わってお二人はどこかに行ってしまった。みんなは気付いてなかったけど……どうかしたんでしょうか? もしかしてどちらかが体調が悪くなったとか? でもそれだったら織斑先生にいうよね……。

 

???「え……何で、それ、を……?」

 

 この声は光輝さん? えっとこの辺りかな……。

 

 ロックオンさんと光輝さんが一緒にいたけど、光輝さんが泣いて、る? なんで? どうしてですか!? あの二人の所に行きたいけど、何か嫌な予感がする……私はどうすればいいの?

 


 
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