No.477887

【こっちは】神次元ゲイムネプテューヌV DeadDestiny予告【本当】

BF続編。え?完結してないだろって?言わないで!
ちょっとだけやったけど意欲あがりまくりんぐなんだよ!ねぷ子がオトコディウスとかM-5とかにボコられて5回ぐらいガメオベラしてるけどね!

2012-08-31 12:34:31 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1193   閲覧ユーザー数:1122

~G.C2012 プラネテューヌ教会 ネプテューヌ・ネプギア私室~

「ぬっあー!!!まーた負けたー!!!!」

「あんたは戦略ってのが足りてないのよ。頭使いなさい頭。」

 

「ネプテューヌに頭を期待する方が間違いだろ。」

「まぁ、確かに。」

「ちょぉい!?ねぷ子さん馬鹿じゃないよ!ちょっと頭の弱い超時空アイドルだよ!」

「「「頭弱いこと認めてるじゃん」」」

「あ……あれぇ…?」

 

マジェコンヌ事変、そして反女神組織『ラグナロク』によるクーデター事件。

あの事件から、早数年が経過しました。

あの事件はこの世界に、私たちに深い……いや、深すぎる爪痕を遺しました。

 

未来から来たという女神候補生、ネロちゃん。

私達に協力してくれたヒーローさん、日本一さん。

旅の錬金術師をしていた子、がすとちゃん。

お姉ちゃん達がマジェコンヌという組織に捕まってときに助けてくれたフロムさん。

日本一さんと同じく、女神に協力してくれたリーンボックスのアイドル、5pb.さん。

 

数々の人が、犠牲になりました。

他にも、亡くなっていないとしても大きな傷を負い、社会復帰は難しいと思われる人もいます。それだけ、あの事件があまりにも大きく、そして残酷だった。ということです。

 

あの事件から、早数年が経過しました。

 

プラネテューヌの女神、パープルハートことネプテューヌお姉ちゃん。

ラステイションの女神、ブラックハートことノワールさん。

ルウィーの女神、ホワイトハートことブランさん。

リーンボックスの女神、グリーンハートことベールさん。

 

お姉ちゃん達は今はああして楽しそうにふるまっていますが、恐らく未だ心の傷は癒えてはいないでしょう。

…いや、決して癒えることではないでしょう。

 

……あ、自己紹介がまだでしたね。

私はプラネテューヌの女神候補生ネプギア。パープ……いえ、リーラシスター、ネプギアです。

お姉ちゃん、ネプテューヌの女神名パープルハートと違うことに疑問を抱く人もいるかもしれません。ですが、それは別の機会に説明させてください。ネプギアは、ネプテューヌのすぐ下の妹です。これは変わりませんから。

 

 

あの事件が終わってから、女神達はそれぞれの国を立て直すため奔走しました。

前は不真面目を絵に描いたようなお姉ちゃんでさえ、女神の姿の時のように働いていました。

そして今、それぞれの国は安定軌道に入りました。

それからというもの、お姉ちゃん達は隙あらば集まり、こうして四人で遊んでいます。

……私は、その中には入れませんが。

 

 

「がー!!!!これで15連敗!何!?ねぷ子さんの何がいけないというの!?」

「頭でしょ。」

「頭だろ。」

「頭ですわね。」

「皆寄ってたかって酷くない!?」

「今度は……格闘ゲームですか?」

 

一区切りついたのを見計らって部屋に入ります。

いつの間にか、お姉ちゃん達に対してこうして一歩…三歩ほど引いているような状態になっています。私としても、自覚はあるのですが無意識にこうなっているのです。

 

「あー聞いてよネプギアー!ひどいんだよー!のわーるがー!のわーるがいじめるんだよー!」

「誰か虐めたのよ誰が。あんたが何時まで経っても懲りないから懲りるまで付き合ってあげたのに。」

「ああ、15連敗ってそういう…。廊下にも声響いてましたよ。」

「ネプテューヌがうるせぇのは今に始まったことじゃないけどな」

「ひどいよユーリ!てかブランどうしたのさ!」

「寝てる。」

「何しに来たのこの子!?」

 

 

ユーリ、というのはブランさんの……二重人格?の名前らしいです。マジェコンヌ事変までもブランさんも二重人格染みいて特に名前はなかったようなのですが、マジェコンヌ事変を境に自我を持ち、ユーリと名乗っているそうです。

ブランさんは大人しい時とにぎやかな時があります。このにぎやかなときはユーリさんが表に出てきていると思っていいでしょう。

 

「それで、今日は何時間ほど遊んでたんですか?」

「あー……6時間ぐらい?」

「ブランさんが起きていたのは?」

「2時間ってとこか。」

「やっぱり……。いーすんさんに怒られても知りませんよ?」

「うぐふぅ…きょ、今日の仕事終わってるもーん!」

「では今日の仕事は?」

「バーチャフォレストのモンスター殲滅!」

「…まぁ、いいでしょう。」

 

お姉ちゃんは目を離すとすぐ仕事をサボります。

今日は自分からやっていたようですが、いつまたサボりだすことやら…。

 

「じゃあ、わたしは仕事があるから。ゆっくりしていってくださいね、ノワールさん、ブランさん…じゃなくてユーリさん、ベールさん。」

「はーい。」

「言われずともくつろいでるよ。」

「ゆっくりネプテューヌで遊ばせてもらいますわ。」

「ベーール!【で】じゃないよ!【と】でしょ!?」

 

賑やかな四人を後ろに、私は部屋を出ます。

……あの四人を見て、最初に思う感情が【羨ましい】ではなく【妬ましい】なのは、私がパープルシスターではなく、リーラシスターだからなのでしょうか。

 

部屋をでて数秒歩き自前の武器、ビームサイズを出して振ってみました。

前は片手で持てる程度の剣を使っていたのですが、マジェコンヌの中の4トップ、マジェコンヌ四天王の一人【マジック・ザ・ハード】から渡されたこれを使っています。

といっても、そのままではなく私が自分で多分に改造を施してはいますが。

わたしが、パープルシスターではなくリーラシスターと名乗り始めたのは、それがきっかけでした。

 

私の暴走により、ただでさえマジェコンヌより混乱していたプラネテューヌはさらに混乱を極め、崩壊は秒読みとまで言われていました。

……私は、彼女と同類なのだと知って、絶望しました。

ですが、お姉ちゃんは関係なしとまで言いました。私は変わらずネプギアなのだと、ネプテューヌの妹なのだと。

…それで終われば、いい話だったのですが。

 

わたしを渦巻く黒い感情はマジェコンヌが消滅してからも消えず、それどころか年々増しているようにも思えました。

それに比例して、私の力も大きくなっていた。

…私が、第二のマジェコンヌ、マジック・ザ・ハードになるのかと、恐れながらも、心待ちにしていたのです。

 

この感情が、導火線が根本だけ残されたような爆弾の私が。ふとしたきっかけで壊れるのは、予想できていたことでした。

 

 

 

 

 

~神次元ゲイムネプテューヌV+ DeadDestiny

 

作者の気の向いた頃、連載開始~


 
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