No.477763 及川✝無双 一幕 「森?真剣?趙雲んんんん!!??」2012-08-31 01:36:35 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:1314 閲覧ユーザー数:1221 |
「あれ~。ここどこや?ワイは確かかずピーの部屋で寝てた筈なんやけど・・・
なんで木々に囲まれとるん?」
森の中にぽつんと佇んでいるのは、聖フランチェスカ学園の制服に袖を通した及川佑であった。
「かずピーの仕業か?いや。ワイがどんな悪戯しても一発殴るだけで許してくれるかずピーが
こんな事する筈がない。となるとワイのこの美貌に誘われたイケナイ子猫ちゃんが!
・・・なんや自分で言ってて虚しくなったわ。かずピーみたいな属性はワイには無いからな・・・」
かずピーとは及川の親友?の北郷一刀の事である。
この作品を見ている方ならば及川の言っている属性が何だかお分かりになるはずだ。
「・・・携帯が圏外って、ここ東京ちゃうやろ。都心部で圏外って有り得へんし。
こんな森少なくとも近所にはあらへんし・・・
取り敢えず人探そ。」
そうして、及川佑は森を出ようと歩きだしたのだが。
「うんここ日本や無い。こんな荒野あったら真っ先にビル立つやろ・・・」
及川の目の前に広がるのは見渡す限りの荒野だった。
「・・・ってちょっと待てぃ!ななななっなんやねんここは!
たった一夜で外国に飛ばされたんっちゅうか?!おおお落ち着けやワイ。
こんな時の為に何度も何度も頭の中でイメージトレーニングを繰り返して来たんやろ!
(只の欲望と願望にまみれた妄想です。)
冷静になるんや。まずは状況確認や。持ち物は、繋がらない携帯にポッケに入ってたボールペン二本とライター。
落ちてたワイの鞄にヘアースプレーにタオルと手鏡。空のペットボトルに
明日かずピーとやろうと思ってた花火セットか・・・・・・神様、ワイにどないしろって言うねんorz」
自分の置かれた状況を理解出来ずに頭を悩ませる及川。
「・・・まずは現地の人間と話すしか無い。あっ、でも言葉通じるんか?
大丈夫や。ワイの萌えの心が分かる奴が居れば言葉の壁なんてものともせぇへんわ!」
そうして、及川は人の居る所を探して歩き始めた。
のだが・・・
(なんでや。ワイはここが何処だか聞こう思ただけやのに・・・)
「なんで刃物突きつけられてるんや~~~~!!!」
~数分前~
「しっかし本当に何も無い所やな~けど見た感じはアメリカとかじゃ無さそうやな。
どちらかと言うと中国とかアジア系の感じがするんやけど・・・」
日本ではないどこかという曖昧な意識で宛てもなく彷徨う及川。
すると後ろから。
「おい兄ちゃん。」
肩を叩かれた及川は。
「お、やっと人に会えたわ~しかも日本語。
助かったわ。ちょぉと聞きたい事あるんですけどいいですか?」
振り返ると黄色で全身を着飾った様な三人が居た。
するとその内の長身の男が。
「ああ、いいぜ。俺たちも助かった所だしな。」
そう言うと及川に向けて剣を抜いた。
「っっ!!」
「兄ちゃん、悪い事は言わねぇ。今すぐ荷物とその珍しい服を置いていきな。
そうすりゃ命までは取らねえからよ。」
そう言った長身の男に続き、後ろに居たチビとデブも剣を抜き放つ。
(なんてこったいっ!映画の撮影とかじゃ無さそうと思おとったけど、真剣突きつけられるなんてっ!
あの光り方はかずピーの家で見せて貰った真剣の光方そのものや。
どうやらワイ、とんでもない所に来てしまった来てしもうたみたいや・・・)
ここに至ってようやく自分の状況を理解し始めた及川。
(マズイで。相手はマジでヤル気や。いくら武を何もやってないワイかて自分殺そ思てる
奴ぐらい分かる。どないしようっ!・・・・・・そ、そうや!!)
この状況を打破する為の策を考えた及川は、ポッケに手を突っ込む。あるものを握る。
「テメェ何する気だっ!」
「あ・・あ、いや違いますよ。中身も全部差し上げなきゃ思うて。」
「なんだよ。ならさっさと出しやがれ。」
(こいつ等がアホで助かったわ。さて、後は・・・)
「あのすんません。この中にワイの母から届いた手紙があるんです。
後生ですっ!これだけはどうかご勘弁を!他の物は差し上げますので!」
及川は膝を付きながら拝む様な格好をしながら嘘泣きをしている。
「手紙だ~?そんなもん腹の足しにもなんねぇ。さっさと出して荷物をこっちによこしな!」
(掛かったで。)
及川は内心ほくそ笑みながら、カバンの中からあるものを取り出して。
「喰らえっ!及川流奥義っ!エイト〇ォーファイアーっ!」
目にも止まる速さでライターに火を点けヘアースプレーを放射する。
ヘアースプレーから可燃性のガスが噴射され、ライターの火に引火して小規模な火炎放射を放った。
相手との距離は一mもなく、火は長身の男の顔面にモロで当たった。
「ぎゃああああああっっっっ!!!」
「ア、アニキ!」
「火なんだなっ!こいつ行き成り火を出したんだな!」
(なんやこいつ等。こんなの一回はやった事あるやろ。
それに行き成り火が出たって・・・もしかしてライターも知らんのか?
それなら好都合やっ!)
「ワイを舐めてると痛い目合うで!さぁどうする。
ワイに挑んでそこで悶えてる奴みたくワイの業火で焼かれるか、今すぐここから消えるか。
どないすんねんっ!」
及川はここぞとばかりに畳み込む。ここまで順応性がいいのは多分及川が厨二b・・・勇敢だからだろう。
「ひぃぃーー!!!すいませんでしたーー!!!」
チビが一目散に逃げ出し、デブが顔面に大やけどを負った長身の男を担いで逃げていった。
(長身奴・・・ワイも身を守るためやったんや。やけど、跡残っても堪忍な・・・)
長身の男への謝罪を心の中で言いながら及川はある事に気づいた。
「ってあいつ等から何も聞けてないやん!!これからどないすんねん・・・」
と一気に気が抜けたのか及川はその場に座り込んでしまった。
「しもた。安心したらなんや力が抜けてしもたわ・・・しっかし、さっきの奴等の服装。
真剣。ライターを知らんとなると、もしかするとここって・・・」
「どうやら我等の手助けはいらなかった様ですな。」
「誰やっ!」
またもや後ろから声を掛けられた及川は全身に緊張が走りライターと
スプレーを持って立ち上がる。
「待ってくださいっ!我々は貴方を襲うつもりはありません。安心してください。」
「それにしてもお兄さんは不思議な格好をしてますね~」
そこにいたのは白を基調にした際どい服を着た青のショートカットの髪をした少女と、
眼鏡を掛けた凛とした雰囲気を持った、ショートカットの少女。
そして、何故かキャンディを咥え頭に変なものを乗せたウェーブの掛かった金髪をひざ下まで伸ばした
少女の三人だった。
「・・・本当に襲ってこないんか?」
「この趙子龍の名に掛けて誓いましょう。」
「そうか。なら信用したる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ええええええええぇぇぇぇぇ!!!
趙雲んんんん!!!???」
こうして及川の果てしない戦いは始まった?
あとがき
みなさんこんにちは。
恋姫のssで及川主役の奴見たことないな~と思い立って、なんとなく書いてみた
karasuma326です。
いかがでしたか?
小説は始めて書いたので自信がなくて・・・
もしも支援が8を超えたら続けようと思っています。
こんな拙い文ですが、面白いと思って支援ボタンをポチっとしてもらえると嬉しいです。
コメントとか貰えるともっと嬉しいです。
ではまた機会があったら。
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及川の活躍するssを見たことが無かったので
なんとなく書いてみました。