No.477183 IS-インフィニット・ストラトス ネクサス 対抗戦ーConfrontation game ーザルバさん 2012-08-29 21:56:16 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:3148 閲覧ユーザー数:3024 |
『それでは両者、規定の位置まで移動してください。』
「一夏、今なら手加減してあげてもいいのよ。」
「雀の涙くらいだろ。そんなのいらねーよ。全力で来いよ。」
「一応言っておくけど、ISの絶対防御は完璧じゃないのよ。シールドエネルギーを突破する攻撃力があれば本体にダメージを貫通させられるから。」
確かに鈴の言うとおりだ。シールドエネルギーは言わば卵の殻。その限界を超える衝撃を与えれば割れる。ルール上、本体を傷つけることは違反だが、殺さない程度だったらいいと許されている。ん?待てよ。何で鈴はこんなこと言ったんだ?まさかと思うが・・・
『それでは両者、試合を開始してください。』
ブザーが鳴り響くと同時に鈴は双天牙月で正面から攻撃してくる。一夏は瞬間的にブレードをコールし、鈴の攻撃を防ぐ。
「やるじゃない、初撃を防ぐなんて。」
「(やはりパワータイプだったか。)」
「でも・・・」
鈴は嵐のごとく攻撃をしてくるが一夏はそれを受け流す形で防ぐ。
「(なかなかやるじゃない。でも・・・)」
その時一夏は気付いた。
「(何だこの音。これじゃあまるであれと同じじゃないか。)」
「喰らえ。」
鈴の左肩アーマーがスライドして開き、中心の球体が光る。一夏は左に回避した。
「まさか避けるなんて。今のシャブのつもりだったんだけど。」
鈴は絶えず目に見えない拳のような攻撃をしてくる。一夏は止まることなく移動し回避していた。
「なんだあれは・・・・」
ビットのリアルタイムモニターを見ていた箒はつぶやく。それに答えたのは同じモニターから見ていたセシリアだった。
「『衝撃砲』ですわね。空間自体に圧力を掛けて砲身を生成、余剰で生じる衝撃を砲弾化して撃ち出す。あれは死角がなくて厄介ですわ。」
「そうか。」
「でも織斑君すごいですよね。」
感心している山田先生に千冬も共感する。
「ああ。さっきの剣さばきもそうだが、あいつは衝撃砲をどこに撃つのかわかってるように動いているからな。」
千冬の言うとおり、一夏は衝撃砲にかすりもしていなかった。
「く、何で当たらないのよ。」
鈴は一夏に向かって衝撃砲・龍咆を上下、右左に撃つが全く当たらない。
「(あれはブラストショットと似ている。だから避けきれる。)」
一夏は空中で止まった。
「鈴。」
「なに?」
「そろそろ決めさせて貰うぜ。」
「な!」
鈴が驚いた時には既に遅かった。一夏は急接近し、鈴に攻撃をしようとした瞬間、2人の間を一筋の太い光が邪魔をした。そして、謎のISが乱入してきた。
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鈴と戦うことになった一夏。鈴は一夏にあることを言う。