~第17話 †旅行記 洛陽到着編† ~
洛陽(らくよう)までの護衛の仕事はらくよ~・・・
なんてつまらん事を思ってた時期が俺にもありました
河内(かだい)を出て、数日ほど経った
特に問題なく進めてるので後半日位で到着するらしい
するらしいんだが・・・はぁ・・・
「あら?高順(こうじゅん)
貴方商団の護衛の方はいいのかしら?」
「後、半日位信頼してる仲間達に任せて問題ないさ
何より私は主君の護衛してる方が楽なのでね」
「へ、へぇー・・・主君ねぇ
一体だ・れ・の・こ・と・な・の・で・しょ・う・ね」
俺に背を預けながら白炎(びゃくえん)の手綱を握り
死神スマイル(覇気付)をする曹操(そうそう)
俺と高順の後ろに控えて炎のような熱い殺気を出す夏候惇(かこうとん)
姉とは対照的に冷え切った殺気を当てる夏候淵(かこうえん)
俺と馬を並べて、覇気も殺気も心地よい風と言わんばかりの鼻歌な高順
そんな俺は両手を後ろで縛られて囚人扱いのようにされています
なんで縛られてるかというと河内で深夜の外出がばれたためだ
曹操曰く「護衛が護衛対象放って出かける何て論外よ!」との事
夏候惇には涙目で「どこいってたんだ、ばかもの~」と言われたし
夏候淵には袖を握られ「心配したぞ・・・ばかもの」と言われた
流石に罪悪感が半端なかったので、されるがままにされたらこうなった
「主君といったら、金髪小鳥の君が背もたれにしている白(しろ)君だな
むしろ、それ以外で主君なんていくらお金積まれても無理だね」
「だ、誰が金髪小鳥よ!
それに白(はく)は私の配下になる予定なのだから諦めなさい」
「予定は確定ではないのだよ、私の主君は白君であるのは確定済みだがね」
とまぁ大体こんな感じで今の所毎日言い合いというか
じゃれあいをしている
あ~早く洛陽に見えないかな・・・
しかし、俺は何か大事な事を忘れてる気がする
洛陽洛陽洛陽・・・思い出さないとヤバイと勘が告げているが
一体何を忘れたんだっけ、洛陽には漢中(かんちゅう)行く為の準備
それに貂蝉(ちょうせん)に頼んだ武器の受け取りだよな
うん、思いだせない
「・・・く!白!!返事しなさい!!!」
「・・・っと、すまんすまん考え事に熱中していたようだ
曹操殿どうした?」
「ぼーっとしてるから、少し気になっただけよ・・・」
「ふふ・・・きっと白君の事だ洛陽に着いたら
私との逢引為の算段をしていたのだろうね」
「白・・・?そんなに死にたいなら私が逝かせてあげるわよ?」
「違う違う違う!洛陽での行動をどうするか考えてただけだ!
それ以上刃物を近づけたら斬れるから!冗談抜きで痛いから!」
「私は私塾にいるから、いつでもきなさい
なんなら送り迎えの為だけに雇ってあげてもいいのよ?」
「送り迎えに白君の貴重な時間を使わせる為にはいかないな
私が洛陽を案内する時間の方が有意義に使えると思わないかい?」
「「ふふふ・・・」」
はやくーはやくー!洛陽まだー!?
ってうっすらと影が見えてきた!!
こっからでも分かるがやっぱすげぇでかいな
「ふ、二人とも洛陽が見えてきぞ」
俺の発言でとりあえず矛を収めてくれたようだ
ふぅ・・・助かったぜ
少しずつその都市の大きさが分かってくる
周りを囲ってる城壁も立派なもんだが
何より都市に入るための門がもっと立派だった威圧感すげぇな
まぁ着きましたさぁ中に入りましょうってわけにはいかない
門番の検査を受けてからじゃないと入れないので
先に商団が受けている、時間かかりそうだな
馬上でぼーっと・・・できそうにないか
「曹操殿、動くなよ!」
縛られてた縄を引きちぎって俺は曹操の前に手をだして
撃たれてきたものを握る・・・それは矢だった
俺じゃなきゃ反応できないほどの技量か・・・
矢が飛んできた方向を見るとそこには・・・
うん、大事な事を忘れていたぜ
1年ほど前に別れた、子義嬢が
ちょっと成長した姿で涙を流しながら弓矢をかまえていた
あー・・・洛陽で最初にやることは決まったな
子義嬢のご機嫌取りだな
その前に・・・この後どう切り抜けるかが大事だよね
あとがきっぽいもの~
ようやくやってきました洛陽!
街の中で曹操達と居る所で出会わせるか
高順との街案内という名の逢引中に会わせるか
今回のようにするか非常に悩みました・・・
街中だといきなり攻撃ができないので、今回の展開にしました
こんな感じでの駄文ですが次回もよろしくお願いしますm(_ _)m
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この物語はオリ主をメインとした外史です
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