昼休み、一夏、箒、セシリア、鈴の四人は食堂で共に食事をしていた。
「いつこっちに着たんだ?おばさん元気か?いつ代表候補生になったんだ?」
「質問ばっかしないでよ。あんたこそISでなにやってんのよ。」
バン
「一夏、そろそろどういう関係か説明しろ。」
「そうですわ!一夏さん、まさかこちらの方と付き合ってらっしゃるの!?」
箒とセシリアは机を叩き、一夏に質問する。
「べ、べべ、別に私は付き合ってる訳じゃ・・・・」
「そうだ。何でそんな話になるんだ。ただの幼馴染だよ。」
何で鈴のやつ睨んでるんだ?まあそれより話すか。
「幼馴染?」
「ああ。箒が小4の終わりにに転校しただろ。鈴が転校してきたのは小5の頭だよ。で中2の終わりに国に帰ったから、会うのは一年ちょっとぶりなんだ。」
一夏は箒とセシリアに説明した。
「鈴、こっちが前に説明した小学校から幼馴染で俺の通っていた剣術道場の娘。」
「ふうん、そうなんだ。初めまして。これからもよろしくね。」
「こちらこそ。」
2人は握手を交わすが・・・
幻覚だろうか。火花が見える。
「んんっ!私の存在を忘れてもらっては困りますわ。中国代表候補生の凰鈴音さん?」
「あんただれ?」
「なっ!?私はイギリス代表候補生のセシリア・オルコットでしてよ!?まさかご存じないの?」
「あたし、他の国とか興味ないから。」
「な、な、なっ・・・」
言葉に詰まりながらも怒りでセシリアは顔を赤くする。
「い、い、言っておきますけど、私はあなたのような方には負けませんわ!」
「そう。でも戦ったらあたしが勝つもん。あたし、強いから。」
相変わらずだな・・・鈴のこの自信
「ふーん。ねえ一夏、あたしがISの操縦を教えてあげようか?」
「別にいい。」
「ど、どうして。」
「自分なりのやり方があるし。」
「確かにな。」
「一夏さんの技術は私をもしのぐものですし。なによりあの着陸の技術からしても・・・」
「そ、そっか。じゃあ一夏、放課後は?」
「自主練をするから大丈夫だ。」
「じゃあ放課後空けといてね。じゃあね一夏。」
そう言って鈴は食べ終わった食器を片付けに食堂の方へ向かった。
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二人目の幼馴染に再会した一夏。箒とセシリアは二人に関係を聞くが・・・