No.473872

IS-インフィニット・ストラトス ネクサス 部屋割りと夜襲ーAssignment of rooms and a night attack ー

ザルバさん

教室に一人残った一夏。そこに山田先生が・・・

2012-08-22 18:52:31 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:4170   閲覧ユーザー数:4010

 放課後、一夏は教室に残って予習復習をしていた。

「ふう、このくらいでいいか。」

 そんな一夏に山田先生が話しかけてくる。

「あら、織斑君。まだ残ってたんですね。」

「あ、山田先生。どうしました?」

「えっとですね、寮の部屋が決まりました。」

「でもたしか、1週間は通学する話ではありませんでした?」

「それがですね、事情が事情ですから・・・」

「あ~、帰ってる途中で誘拐とかされるのを防ぐための対策としてってことでしょうか。」

「ええ、そうです。」

「でもそうなると・・・あ!」

「どうしました?」

「このことを知ってると言うことは多分・・・・・」

「お前が思っているとおりだ。」

「織斑先生。」

「私が手配しておいてやった。ありがたく思え。」

「はい、ありがとうございます。」

「まあ、生活必需品だけだがな。着替えと携帯電話の充電器があればいいだろう。あとカメラもな。」

 さすが姉と言うべきか・・・俺の事わかってる。

「じゃあ、時間を見て部屋に帰ってくださいね。夕食は六時から七時、寮の食堂で取ってください。ちなみ各部屋にはシャワーがありますけど、大浴場もありますが織斑君は使えません。」

「でしょうね。」

「それじゃあ、私達は会議があるのでこれで。織村君、ちゃんと寮に帰ってくださいね。道草してはいけませんよ。」

 そう言って二人は教室を出て行った。

 どこで道草を食えと・・・

廊下を歩いている一夏。そのとき

   ドクンドクン

 自分の胸元で鼓動を感じる。一夏は制服の内ポケットからエボルトラスターを取り出す。

「近いうちにくるな。」

 一夏は制服の内ポケットにエボルトラスターを収めた。

 

 

「1025室・・・ここか。」

一夏は寮の扉の前に立っていた。一夏はコンコンコンコンと4回扉にノックする。

「?誰だ?」

「っ!その声・・・箒か?」

「い、一夏か!ちょっと待ってろ。」

 そう言った数分後、部屋の扉が開く。

「入れ。」

「お、おう。」

 一夏は部屋に入り、ベッドに座る。

「何してたんだ?」

「さっきまでシャワーを・・・」

「そうか。」

「お前が・・・私の同居人なのか?」

「そうらしいな。」

「ど・・どういうことだ。」

「へ?」

「お、お前が希望したのか・・・?私の部屋にしろと・・・」

「いいや、上の方々が考えた結果だ。」

「そ、そうか。で、早速で悪いが部屋の決まりで話がある。」

「くるだろうと思った。暮らしの上での線引きは大事だしな。」

「う、うむ。まずシャワーの使用時間についてだ。私は七時から八時、お前は八時から九時だ。」

「部活のシャワー室は使わないのか?」

「わ、私は自分の部屋じゃないと落ち着かないんだ。」

「そ、そうか。にしてもよかった。」

「え?」

「正直、ここに来るまで他人と一緒の部屋だったら不安だったが、箒でよかったと思う。」

「そ、そうか///」

「ん?どうした急に顔を赤くして。」

「な、なんでもない。」

「そうか。飯でも食いに行こうぜ。」

「う、うむ。そうだな。」

その日の夜 寝ている箒の隣のベットに一夏はいなかった。

 

 薄暗い森の中。一夏は1人そこにブラストショットを持って立っていた。

「来た。」

 森の中からガサガサ、ガサガサと物音がする。ペドレオンクラインが2体現れる。

「キィィィィィィィィィィィィィィィ。」

「くらえ。」

 一夏はバレルをスライドさせて衝撃弾をペドレオンに向けて放つ。衝撃弾は2体の内の1に当たり、ペドレオンは消滅する。

「キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ。」

 もう一体のペドレオンが一夏に触手を伸ばすが、一夏はそれを回避する。一夏はバレルを再びスライドさせて衝撃弾を放つ。衝撃弾はペドレオンに当たり消滅した。

「今日はこの位か・・・戻ろう。」

 一夏はその森から立ち去り、部屋に戻った。

 

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
4
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択