「・・・」
・・・・・
「どうしたのです梨花?」
「・・・」
・・・・・
「あっ!わかったのです!」
?
「ここ最近、赤坂がちっとも雛見沢に遊びに来ないから
梨花はご機嫌ななめなのですね」
「ちがうわ。」
まあ、それもあるけど
「じゃあ、なんなのです?」
「知りたい?」
「・・・気になるのです」
「気になる程度なら教える必要ないわ」
「あうう・・・教えてほしいのです」
「・・・」
私はそいつの方に向き、口を開いた。そして一言だけ発した
「酒」そう、お酒。正確には使い切ったお酢の空き瓶に注ぎ込んだもの
「さけ?“さけ”って良く夕食にでてくるサケのことですか?」
「ちがうわよ。羽入」シャケなんてどうでもいいのよ、お酒よ
「お酒ですか。で?それがどうしたのですか?」
(怒)
「あんたね。そっちから話しかけてきたんでしょう?」
「あうう・・・ごめんなさいなのです」
「謝られてもこまるの」
「あう・・ああう・・あうう」
それから少しの時間が空いた・・・
「それじゃあ梨花は、お酒がどっか行っちゃったから不機嫌なのですね」
「どっか行ったんじゃないわ。盗まれたのよ!」ドンっ!!
私は机を叩いた。理由は簡単よ。だって
「盗まれたのよ!!」ドンっ!!!
「あうう。それ以上うるさくすると沙都子が起きちゃうのです」
「・・・」
「まだ眠っているのです。」
「どうして後ろからわかるのよ」
「神様の力なのですよ」
「・・・」
変な神様。
「あの・・・梨花?」
「お酒も盗まれたし。もう寝る」おやすみ羽入
「おやすみなさいなのです」
「そうだ。羽入」
「はいなのです」
「明日、犯人探しするから。それじゃおやすみ」
「はい?・・・あの梨花」
返事がない。ただの100年生きた魔女のようだ
「あうう・・」
「梨花ー!羽入ー!早く起きて布団をどかしてくださいまし」
「「ん?」」
「朝食ですことよ」
朝か
私はすんなりと起きてとなりで気持ちよさそうに寝ている奴を起こした。
起こそうとしたが
「シュークリーム・・・」
「こいつ」
だけどこれはいつものこと
「しょうがないわね。いつも通りに起こしてあげるわ」
そう言って冷蔵庫の前に行き。その中にある「天罰」と私が書いたキムチを手に取り、そして食べた。もぐもぐもぐ・・・
「・・・」
私はいまだに気持ちよさそうに寝ているそいつを見た。そして
「あう!!」
やっと利いたか。
「あうう!!舌がピリピリするのです!辛いのです~!!」
そう。私とこの騒がしい奴、羽入の味覚は同一。共通している。
「二人とも起きましたわね」
さてと、布団をかたさないとね
「羽入」
「辛い、辛いなのです~!」
「・・・」
「はい。なのです」
その後、朝食を三人で済まして学校に向かった
「梨花。昨日のことなのですが」
「昨日?何かあったかしら」
「えっ?」
「何にもないなら行くわよ」
・・・
「羽入!」
「あう。はいなのです」
あうう。まあいっか!なのです
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続きはご勝手にー