「只今戻りました……犯罪神様」
「何処に行っていた、マジック……?」
「はい……ギョウカイ墓場に奇妙な魔力を感知しまして
行って見た所……この人間が居りました」
「ほう……良い器となりそうだな」
「はい、手土産にと持ち帰りました」
「でかしたぞ、マジックよ!」
「有り難き、お言葉です!」
「でわ、さっそく乗り移るとするか」
「はい、念願の復活の時ですね!」
「うむ、長かった……」
「そうですね……」
「でわ、ゆくぞ……ハァァァァァ!」
「おぉぉぉぉ!」
マジェコンヌは命に乗り移った
そして……
「これが我の新しい身体!」
「おめでとうございます、犯罪神様!」
「うむ……? ぐっ……ァァァァァァ!?」
「どうしました!?」
「何だ、これは……我よりも強大な力に引っ張られる!」
「強大な力……」
「うわぁぁぁぁぁ!?」
「犯罪神様ーーー!」
ドサッ!
マジェコンヌは倒れた……
「犯罪神様? 犯罪神様!」
マジェコンヌは精神だけの状態なので
命の奥底の絶対なる存在に呼び出されていた……
「此処は……」
「主人格の肉体に入る愚か者は貴様か……」
「誰だ、出て来い!」
「貴様の後ろに居るぞ……」
「っ!? いつの間に後ろに来た……
お前は……この身体の持ち主か?」
「此処は我が作り出した空間だ……この空間そのものが我と言っても良い
故に何処にでも現れられる……我は主人格とは違う存在だ」
「何だと……違う存在だと?」
「さぁ、出て行ってもらうぞ……」
「断る!我はどうしても器が無くてはならんのだ……」
「どうして其処まで器を欲する……」
「この世界を我が物にする為だ!」
「下らぬ……実に下らないな……」
「何だと!?」
「でわ、聞くが……支配した先に何を望む?」
「それは……」
「何もない……違うか?」
「……」
「もし、その支配という願望を無くす事が出来たならば……
貴様に相応しい貴様だけの器を用意してやる……」
「何……?」
「我が主人格は記憶を失っている……
もし、この世界で一人になったと知れば心が壊れるであろう……
そうならない為にも誰かが居なくてはならない……
其処でだ……貴様がそれを叶えるならば器を用意してやる……
だが、世界征服を企むなら……今此処で我が殺す……」
「少し考えても良いか……?」
「良いだろう……此処は外の世界と切り離しているからな……
時間は幾らでもある……」
マジェコンヌは考えて考え抜いた
今まで世界征服や世界崩壊しか興味がなかった彼女は不思議な気持ちになった
「我は……」
「どうした……? 答えが決まったか……?」
「あぁ……我は、お前の提案を受けよう!」
「ほう……断ると思っていたが……良いだろう……
貴様に新しい器を用意してやる……!」
「頼む……」
カッ!キィィィィィン!
空間に光が走った……
「犯罪神様……」
ガバッ!
命の身体はいきなり立ち上がった
「犯罪神様!無事だったのですね!」
「我は犯罪神でわないぞ……」
「何!? 犯罪神様に何をした!」
「黙れ……死にたいか……?」
「っ!?」
マジックは命の殺気に恐怖したのだ
そして命は……
「今から貴様の主を呼び出す……見ておけ……」
「何……?」
「ふん……!」
ズボッ!
命は自らの腹に手を入れて黒い塊を出した
それがマジェコンヌの精神である
「犯罪神様!? 貴様……何をする!」
「良く見ておけ……」
そう言って命は片手を何もない場所に手を向けて光を放った!
カッ!キィィィィィン!
「くっ……」
一体何が現れたのだろうか……
マジェコンヌの器はどういう物なのか……
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どうも~神夜晶です!
今回はマジェコンヌが出ます!(キャラ崩壊かも……)
原作崩壊かもしれませんが……ご了承下さい><
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