八雲家の妹ちゃん ~すべての始まり~
昔々、あるところに小さな小さな女の子がいました。
これまた可愛い幼女でし・・ゲフンゲフン可愛い女の子でした。
その子の、外見は金髪のきれいな髪に、血のように赤い瞳でした。
しかし、その女の子の周りの人達は怖がりました。
怖がるようになったのは、この女の子が三歳の時でした。
「鬼だ!!鬼がやって来たぞ!!」
鬼、この時代では妖怪というものがいました。
そして、鬼は人間を襲うものでした。
「何人か迎え撃て!!」
その時、三歳だった女の子は逃げ遅れてしまったのです。
その子の母親や、周りの人達は助けに行こうとしました。
でも、鬼がいて助かられなかったのです。
母親は泣きました。
その女の子はとても優しい子だったのです。
周りからとても好かれていました。
女の子は、ある言葉を放ったのです。
「ねぇ、どうして私を殺さないの? あなたなら私ぐらい殺せるのでしょう?」
この言葉は、鬼にも村人にも衝撃を与えた。
そして、鬼が笑う。
「クックックククク・・・そうかお前は知らないのか」
「どういうこと?」
「いや別に構わない。今殺してあげるよグチャグチャにナァ!!」
鬼の腕が女の子を殴り飛ばす・・・
かのように思われた。
「痛い、けど村の人は攻撃的な痛みよりも精神的な痛みの方が大きかったよ」
村人は、驚いた。
無論、鬼も驚いた。
たかだか、三歳の女の子すら殺せなかったからだ。
「ねぇ、どうして村を襲うの?」
また鬼は言う。
「楽しいからだ!!人間の顔がグチャグチャに歪むのを見るのが」
女の子はそうと顔を暗くした。
「お嬢ちゃんをこれから、殺してあげるよ」
「それは、こっちのセリフ」
次の時には、鬼が倒れていた。
そして、女の子も倒れていた。
その時から、村人は怖がり始めた。
そして、女の子の悲しみに満ちた長い年月が始まった。
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八雲紫に拾われた、女の子が八雲家の妹になった。
しかし、その女の子には紫もびっくりの能力が隠されていた。
家では、一番末っ子。
でも、橙の姉とよく間違われる。