No.471439

第六章 ○○「海賊業終了と同時に・・・」

虎命!さん

続き

2012-08-17 13:11:52 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:12476   閲覧ユーザー数:12388

海賊船との戦闘を終えて、海賊業を行う客船に向かっている茉莉香達弁天丸一行。これから海賊業を始めるにあたって、茉莉香から説明を受けていた。

 

茉莉香「それじゃあ、今回のお仕事の内容を説明するわね。」

 

チアキ「言っても、いつもと同じ豪華客船を襲ういつもと変わらない内容よ。」

 

チアキの説明に納得する皆。内容はいたってシンプルだから説明はそこまでない。

 

○○「よ~し・・・頑張ってこいよ。俺は帰って来たときに上手い飯作って待っとくから。」

 

茉莉香「え~○○君行かないの?」

 

チアキ「けど、○○の料理久々に食べたいわね・・・仕方ないわね。」

 

百眼「そんじゃ、準備するぞ!」

 

皆「は~い!」

 

茉莉香達は、そのまま豪華客船に営業に行った。

 

○○「さてと・・・そんじゃ約束もしたし、飛びっきりの料理を作りますか!」

 

クーリエ「楽しみにしてるね♪」

 

○○「お任せあれ♪」

 

○○はそう言い残して厨房に向かった。

 

 

それからしばらくして・・・

 

 

茉莉香「ただいま~。」

 

クーリエ「お帰り、今日の営業も上々じゃない。」

 

百眼「今日も随分楽だったな。」

 

チアキ「そうね・・・所で」キョロキョロ

 

原真希「おやおや~チアキは誰をお探しかな~」ニヤニヤ

 

チアキ「べ、別に何でもないわよ///」アセアセ

 

リン「茉莉香も落ち着かないな~」ニヤニヤ

 

茉莉香「も~リン先輩もからかわないで下さいよ///」

 

百眼「やれやれだ。二人とも仕事中に○○は見てるのかずっと言ってるんだから。」

 

茉莉香「ひゃ、百眼~///」

 

クーリエ「は~、私も人の事言えないけどね。」ボソッ

 

チアキ「何か言った?クーリエ??」

 

クーリエ「何にも~、○○君なら今頃厨房で美味しい料理を用意してるんじゃない?」

 

百眼「そう言えば、○○は来ないかわりに料理を作ってるって言ってたな。」

 

クーリエ「船長達が戻ってきたら、連絡ほしいって言われてたから、取り合えず連絡するね。」

 

○○「その必要はないですよ。クーリエさん。」

 

茉莉香「○○君!?」

 

○○「皆お帰り。準備は既にできてるよ。」

 

チアキ「わかったわ。それじゃあ食堂に行きましょう。」

 

皆はぞろぞろと食堂に移動していった。

 

○○「ふ~・・・」

 

百眼「どうした○○?」

 

○○「いえ・・・少しばかり疲れが。ま、大丈夫ですよ。」

 

百眼「そうか、あまり無理はするなよ。お前さんが倒れたら、心配する奴が少なくとも三人はいるぞ。」

 

○○「嬉しいですね。俺は見た目がこんなのだから、女性から心配されたことがないので。」ハァ

 

百眼「大丈夫だ。うちの連中は見た目で判断するやつはいないから。」

 

○○「そうですね。それじゃそろそろ俺も行きますね。」

 

百眼「おう、お疲れさん。しっかり休めよ。今度出来るだけ休暇を作ってやるから。」

 

○○「お願いしますね。」

 

○○は、百眼との挨拶もそこそこにブリッジを後にした。しかし、この○○の疲れている様子が、大変な事態を引き起こすとは、この時弁天丸の皆所か○○本人にも知るよしはなかった。

 

 

・・・食堂・・・

 

 

○○「お、食べてんな~」プシュー

 

○○は、食堂の扉を開けながら言った。

 

茉莉香「○○君、皆○○君の料理大好評だよ♪」

 

○○「そっか・・・それはよかった。」フ~ッ

 

チアキ「?○○大丈夫??随分と疲れてるみたいだけど?」

 

茉莉香「そうだね。○○君大丈夫?」

 

○○「大丈夫だよ、もし無理なら言うから。」

 

チアキ「そう・・・わかったわ。でも、無理なら直ぐに言いなさいよ。」

 

○○「了解。」

 

○○は、近くの椅子に持たれて座った。こうして海賊業終了のパーティーはお開きになり、見事弁天丸の海賊業務は終了した。それから何日かして、食中毒で入院していた残りのメンバーが帰ってきた。

 

ミーサ「へ~そんなことがあったの。○○やるじゃない。」

 

シュニッツァー「操舵手の腕も中々だったみたいだな。」

 

三代目「ケインも油断してたら、○○に操舵手奪われるぞ。」

 

ケイン「まだまだ!俺はまだまだ○○には負けね~よ!」

 

○○「・・・・・・」

 

チアキ「けど三代目、二度と賞味期限切れの物出さないでね!」

 

三代目「はい・・・」シュン

 

皆「アハハハハ。」

 

○○「・・・・・・」

 

ルカ「○○?」

 

○○「・・・・・・」フラッ

 

ドサッ

 

チアキ「○○!?」

 

茉莉香「○○君!?」

 

ミーサ「どいて!!」

 

ミーサは○○に駆け寄り、額に手をあてた。

 

ミーサ「ひどい熱・・・ケインに百眼!○○を医務室に運んでちょうだい!!」

 

ケイン「わかった!」

 

ミーサは、ケイン達に指示を出し医務室に向かった。茉莉香とチアキはあまりの出来事にパニクっていた。

 

茉莉香「あ・・・あぁ!」

 

クーリエ「茉莉香ちゃん!しっかりして!!」

 

チアキ「嘘・・・嘘よね・・・」

 

ルカ「チアキ・・・」

 

○○が運ばれて行った場所を二人は見つめるしかなかった。


 
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