海賊船との戦闘を終えて、海賊業を行う客船に向かっている茉莉香達弁天丸一行。これから海賊業を始めるにあたって、茉莉香から説明を受けていた。
茉莉香「それじゃあ、今回のお仕事の内容を説明するわね。」
チアキ「言っても、いつもと同じ豪華客船を襲ういつもと変わらない内容よ。」
チアキの説明に納得する皆。内容はいたってシンプルだから説明はそこまでない。
○○「よ~し・・・頑張ってこいよ。俺は帰って来たときに上手い飯作って待っとくから。」
茉莉香「え~○○君行かないの?」
チアキ「けど、○○の料理久々に食べたいわね・・・仕方ないわね。」
百眼「そんじゃ、準備するぞ!」
皆「は~い!」
茉莉香達は、そのまま豪華客船に営業に行った。
○○「さてと・・・そんじゃ約束もしたし、飛びっきりの料理を作りますか!」
クーリエ「楽しみにしてるね♪」
○○「お任せあれ♪」
○○はそう言い残して厨房に向かった。
それからしばらくして・・・
茉莉香「ただいま~。」
クーリエ「お帰り、今日の営業も上々じゃない。」
百眼「今日も随分楽だったな。」
チアキ「そうね・・・所で」キョロキョロ
原真希「おやおや~チアキは誰をお探しかな~」ニヤニヤ
チアキ「べ、別に何でもないわよ///」アセアセ
リン「茉莉香も落ち着かないな~」ニヤニヤ
茉莉香「も~リン先輩もからかわないで下さいよ///」
百眼「やれやれだ。二人とも仕事中に○○は見てるのかずっと言ってるんだから。」
茉莉香「ひゃ、百眼~///」
クーリエ「は~、私も人の事言えないけどね。」ボソッ
チアキ「何か言った?クーリエ??」
クーリエ「何にも~、○○君なら今頃厨房で美味しい料理を用意してるんじゃない?」
百眼「そう言えば、○○は来ないかわりに料理を作ってるって言ってたな。」
クーリエ「船長達が戻ってきたら、連絡ほしいって言われてたから、取り合えず連絡するね。」
○○「その必要はないですよ。クーリエさん。」
茉莉香「○○君!?」
○○「皆お帰り。準備は既にできてるよ。」
チアキ「わかったわ。それじゃあ食堂に行きましょう。」
皆はぞろぞろと食堂に移動していった。
○○「ふ~・・・」
百眼「どうした○○?」
○○「いえ・・・少しばかり疲れが。ま、大丈夫ですよ。」
百眼「そうか、あまり無理はするなよ。お前さんが倒れたら、心配する奴が少なくとも三人はいるぞ。」
○○「嬉しいですね。俺は見た目がこんなのだから、女性から心配されたことがないので。」ハァ
百眼「大丈夫だ。うちの連中は見た目で判断するやつはいないから。」
○○「そうですね。それじゃそろそろ俺も行きますね。」
百眼「おう、お疲れさん。しっかり休めよ。今度出来るだけ休暇を作ってやるから。」
○○「お願いしますね。」
○○は、百眼との挨拶もそこそこにブリッジを後にした。しかし、この○○の疲れている様子が、大変な事態を引き起こすとは、この時弁天丸の皆所か○○本人にも知るよしはなかった。
・・・食堂・・・
○○「お、食べてんな~」プシュー
○○は、食堂の扉を開けながら言った。
茉莉香「○○君、皆○○君の料理大好評だよ♪」
○○「そっか・・・それはよかった。」フ~ッ
チアキ「?○○大丈夫??随分と疲れてるみたいだけど?」
茉莉香「そうだね。○○君大丈夫?」
○○「大丈夫だよ、もし無理なら言うから。」
チアキ「そう・・・わかったわ。でも、無理なら直ぐに言いなさいよ。」
○○「了解。」
○○は、近くの椅子に持たれて座った。こうして海賊業終了のパーティーはお開きになり、見事弁天丸の海賊業務は終了した。それから何日かして、食中毒で入院していた残りのメンバーが帰ってきた。
ミーサ「へ~そんなことがあったの。○○やるじゃない。」
シュニッツァー「操舵手の腕も中々だったみたいだな。」
三代目「ケインも油断してたら、○○に操舵手奪われるぞ。」
ケイン「まだまだ!俺はまだまだ○○には負けね~よ!」
○○「・・・・・・」
チアキ「けど三代目、二度と賞味期限切れの物出さないでね!」
三代目「はい・・・」シュン
皆「アハハハハ。」
○○「・・・・・・」
ルカ「○○?」
○○「・・・・・・」フラッ
ドサッ
チアキ「○○!?」
茉莉香「○○君!?」
ミーサ「どいて!!」
ミーサは○○に駆け寄り、額に手をあてた。
ミーサ「ひどい熱・・・ケインに百眼!○○を医務室に運んでちょうだい!!」
ケイン「わかった!」
ミーサは、ケイン達に指示を出し医務室に向かった。茉莉香とチアキはあまりの出来事にパニクっていた。
茉莉香「あ・・・あぁ!」
クーリエ「茉莉香ちゃん!しっかりして!!」
チアキ「嘘・・・嘘よね・・・」
ルカ「チアキ・・・」
○○が運ばれて行った場所を二人は見つめるしかなかった。
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