No.471195 Ryrical God Speedゼロ・スパークさん 2012-08-16 22:50:35 投稿 / 全2ページ 総閲覧数:4104 閲覧ユーザー数:4036 |
プロローグ「太陽の神、再び・・・そして」
とある世界で一人の戦士が戦っていた。
赤い雄々一本角に銀色が混じった赤い巨大な装甲を身に付けた戦士---
『仮面ライダーカブト・ハイパーフォーム』は目の前のワームの大群を一掃するため、
ハイパーフォーム専用の黄金に輝く大剣『パーフェクトゼクター』を召喚。
更にハイパーカブトへ四方から3つの機会仕掛けの虫---ザビー、ドレイク、サソードゼクターが
パーフェクトゼクターに合体し、それぞれが光がやいておりまるで太陽を思わせる気高い姿だ。
『Kabuto・Thebee・Dreak・Sasword Power!---All Zector Combine!』
ZECTが開発した4人のライダーの力が4つのボタンを押し終えたと同時に宿り、
パーフェクトゼクターをソードモードからガンモードへと切り替え、
パーフェクトゼクターをワームの大群へ向ける。
『Maximum Hyper Cyclone!』
パーフェクトゼクター自体から赤、黄、青、紫の稲妻が発生し、風が収束するような音が聞こえ、
ハイパーカブトの装甲であるカブテクターが展開し、引き金を引く。
「はっ!」
瞬間、赤色の竜巻状の超巨大エネルギー波がパーフェクトゼクターから放たれ、
それがワームの大群へと命中し、ワームは断末魔の悲鳴を上げながら次々に爆散し消えていく。
「ん?」
サイクロン発動中にハイパーカブトはそのワームが爆散していく中で、奇妙な物を目にし
釘付けとなる。
サイクロンの中心に宙に浮かび青い輝きを放っている青色の石。
石が輝いている時点で十分おかしいが、ハイパーカブトが驚いているのはそこではない。
ワームの大群すら一撃で全て粉砕し、最強のエネルギー波であるハイパーサイクロンを受けて
傷一つなく存在している。
ハイパーカブトはこの謎の石がこの場でワーム以上に危険な存在だと認識し、
ハイパーサイクロンの嵐を止めようとした瞬間・・・・直後、石から強烈な光が放たれ
ハイパーカブトを飲み込もうとする。
「くっ・・・ハイパークロックア・・・」
自身を飲み込もうとする光を前に『ハイパークロックアップ』を使用、
更に『カブトエクステンダー』を呼び出すがやはり反応が遅かったのかとても
じゃないが間に合わない。
そしてカブト---『天道総司』は背後でカブトエクステンダーのエンジン音が近づいているのを
感じながら完全に光に飲み込まれ、それを最後に天道はこの世界から姿を消した。
「なっ!?天道っ!!!」
その光景を見ていた天道のカブトと同じくZECTが開発したライダーであり、
『戦いの神』とも呼ばれし最強のマスクドライダー『仮面ライダーガタック』こと
『加賀美 新』は、目の前で起きた事に驚きながらもハイパーサイクロンで抉れ返った大地へ駆け
出し、必死に天道の名を叫び彼を探す。
しかし、どんなに叫んでも、どんなに彼を探しても彼の存在は一切感じられない。
「天道ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」
悲痛な加賀美の叫びが夕暮れの空に響く。
そして無情にもそんな彼の前に再び3体のワームが現れ、彼へと襲い掛かる。
加賀美はガタックの仮面腰にワームを睨み付け、ワームに向け駆け出す。
「うぉぉぉぉぉ!!」
『1、2、3』
ガタックゼクターの後部に内蔵されたスイッチ・フルスロットルを3度連続で押しゼクターホーンを内側に戻し再び倒す事で必殺技を発動させる。
「ライダーキック!!」
『Rider Kick!』
強めのエコーがかかった機械音声がガタックが放つ必殺技の名を告げる。
ガタックは宙に飛び、接近してくる3体のワームに全てを蹴り砕くクロスキックを命中させその場で爆発させる。
いつもの彼ならその事に喜び、傍らにいる天道に誇らしげに語るはずだが、今の加賀美はそんな事
などどうでもいい。
ガタック専用の特殊強化バイク『ガタックエクステンダー』を呼び出しキャストオフさせ、
その上に乗り、天道を再び探す。
「何処に行ったんだっ!!?天道ぉぉぉぉっ!!!」
その後、加賀美はカブト消失を旧ZECTメンバーに伝え、カブトの捜索が始まるが、
カブトこと天道総司の行方と共に消えた6つのゼクターの手掛かりは何一つかめなかった。
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ネイティブとの最終決戦から二年後・・・再び動き出したワーム
から人類を守る為仮面ライダーカブトこと天道総司は
旧ZECTメンバーと共に再び戦い始める。
とある戦いの際彼は、ワームの大群を消滅させると同時に
謎の青い光に呑み込まれ、「別世界」へと飛ばされてしまう事になる。