No.470716

fortissimo//Zwei Anleihen in Niflheimr 0話~序章~

saitou2021さん

これは語られることのなかった、もう一つのfortissimo―――

2012-08-15 23:11:45 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:907   閲覧ユーザー数:897

辺りの景色を溶かしつくすは紅蓮の焔。

 

その焔は、総ての人間(ヒト)の思い出、大切なものを無情に焼き尽くす。

 

恐らく常人がこの光景を瞳に焼き付けたが最後、心を打ち砕かれると同時に昏倒してしまうだろう。

 

それほどまでにこの光景は異常すぎる。

 

もういいだろう。もう十分だろう。何だ。何が足りないのだ。

 

何故ここまでする?ここまで総てを焼き尽くしておいて一体何が足りぬというのだ?

 

その問いに答える者はいない。当然だろう。

 

なぜなら、今この場には満足そうに顔をほころばせる2人の兄妹しかいないのだから。

 

 

「おにい・・・ちゃん」

 

 

「・・・逢菜」

 

 

呟くは最愛の人の名。

 

地獄の焔に身を呑まれるのも気に留めず、ただただ、お互いの体温を感じ合う。

 

この身が焼き尽くされようとも、2人の思い出・・・絆・・・そして愛だけは・・・絶対に溶かされることはない。

 

2人は、そう強く信じている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは、誰も知ることのなかった、明かされることのなかった、もう一つの物語(fortissimo)―――

 

 

 

 

 

 

 

 

                    

 

 

 

 

 

 

 

 

         Welcome to fortissimo Another episode

 

 

 

 

         fortissimo//Zwei Anleihen in Niflheimr

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけでみなさんこんにちわ、斎藤2021です。

新作です。

どういう物語かと言いますと、簡潔に言うと・・・十年戦争のもう一つの物語・・・ってところです

 

創世たちが奮闘していた陰で起こっていた物語・・・とでも言いましょうかw

 

2人の兄妹のお話です。

 

ぶっちゃけこの物語、完結するかわからないですが最後まで見届けていただければ幸いです

 

それでは頑張って更新していきます!!   

 

 

キャラ紹介は次回やりますので!それではー!

 

 


 
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