No.470529

時代は三十年後 IS世界へ~(とある傭兵と戦闘機) 第三話

前はスト魔女の世界  今度は元の世界の三十年後の世界へと飛ばされた主人公  戦闘機が旧世代と呼ばれる世界で、傭兵はIS学園の生徒として活動する事に

2012-08-15 16:07:18 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:3636   閲覧ユーザー数:3461

あれから解散して教室に戻った

 

戻るまでに横で「どういう事だ一夏!!」とか「どういう事ですの!?一夏さん!!」とか「どういう事よ一夏!!」

 

とか織斑君が聞かれてた(尋問)けど、なんとか教室に戻って来れた

 

それから授業が終わり、放課後

 

 

 

   ~第一学年寮~

 

 

 一夏「ここが俺達の部屋だ」

 

部屋に案内されてから部屋に入る

 

 「おぉ~すごい・・・」

 

部屋は基地と同じ二人部屋だが、基地の部屋よりも数倍広い

 

ちょっと高級なホテルって感じだ

 

 一夏「そうだよなぁ・・・本当に」

 

 シャルル「うん、そうだね」

 

本当にここは学校なのか?

 

そう思ってしまうほど設備が整っている

 

 一夏「こっちが俺のベットだから好きに使ってくれ」

 

いや、さっきそう言われたけど

 

 「さすがにそこまではやらないでいいよ・・・」

 

部屋を間借りさせて貰えるだけありがたい

 

ここは遠慮するべきだろう

 

 一夏「遠慮すんなって」

 

逆に遠慮しない方がおかしいと思うよ?

 

 「いや、私は机の方で寝るから」

 

というか、さっきの三人の猛烈な殺意を浴びたから寝るに寝れないんだけどね

 

 一夏「そうか・・・俺は食堂に行くけど」

 

 シャルル「あ、荷物を置いたら行くよ」

 

 「私も少し復習をしてから行くよ・・・机を借りるね」

 

こっちの事を少し調べてから食事に行こう

 

 一夏「ああ、それじゃあ先に行くぞ」

 

そう言って織斑君は部屋を出て行った

 

 「ふぅ・・・」

 

軽くあの人と居ると異常に疲れる

 

 シャルル「はぁ・・・」

 

あ、シャルル君もお疲れのようだ

 

 「疲れるね・・・」

 

 シャルル「うん・・・そうだね・・・」

 

なんか彼に関わるとろくな事にならない気がする

 

 「でもなんか楽しいな・・・」

 

二年前のあの日以降、同年代の人と話したりする事があまり無かった

 

だからだろうか、普通の会話が新鮮に感じる

 

 シャルル「フィリアさんはどうしてIS学園へ?」

 

その質問は・・・

 

 「話せない・・・それじゃ駄目?」

 

そう、私がここに居るのは成り行き以外の何でもない

 

それに生きている時代が違うなんて、そんな事言えるわけが無い

 

 シャルル「いや、無理に話さなくてもいいよ」

 

 「うん、ごめんね」

 

彼は本当にいい人だ

 

そう思いながら端末を見る

 

 シャルル「それじゃあ先に食堂に行くね」

 

 「わかった~」

 

それからシャルル君は食堂に向かった

 

 「さて、やる事はと・・・」

 

椅子に座って端末を見る

 

 「1995年ベルカ戦争終結後、国境無き世界によるアヴァロンダムでのV2発射は円卓の鬼神の活躍により阻止される」

 

ここまでが私の知る歴史である

 

 「1999年、小惑星ユリシーズが落着、それにより2003年に大陸戦争が始まり・・・」

 

また戦争・・・ 

 

 「2005年、エルジア共和国ISAFの活動により隕石迎撃装置 ストーンヘッジ 攻略が成功、首都ファーバンティ開放と共に大陸戦争終結。しかし一部エルジア将校により巨大要塞メガリスが

 

 占拠されるも、ISAFのコールサイン メビウス1 により内部でミサイルが誘爆を起こして陥落」

 

メビウス・・・

 

 「2010年、ユークトバニアがオーシアに宣戦布告し、環太平洋戦争が勃発」

 

どんだけ戦争してるんだろ・・・

 

 「尚、この戦争はベルカ事変とも呼ばれ・・・はぁ・・・」

 

またベルカ絡んでる・・・

 

 「しかし同戦争は不明な点が多く、この戦争を終結に導いた英雄は ラーズグリーズ と呼ばれているが詳細は不明」

 

ラーズグリーズ・・・悪魔とも英雄とも呼ばれる黒き翼を持つ者・・・

 

 「2015年、エストバキア連邦によるエメリア共和国首都首都グレースメリア侵攻を発端としてエメリア・エストバキア戦争

 

 勃発・・・この戦争はエメリア空軍の タリズマン と呼ばれる戦闘機乗りによって対隕石用巨大レールガン 通称 シャンデリア 無力化により終局を迎える」

 

ふむ・・・こんなに戦争があったのか・・・

 

それから特に戦争とかは無くて

 

 「マルチフォームスーツ インフィニット・ストラトスの登場と、白騎士事件」

 

そこからページを移動する

 

 「通称 IS と呼ばれる同システムは、女性にしか扱えないという絶対条件を有する宇宙空間用マルチフォームスーツだが

 

 登場以降、現存する兵器を凌駕する性能を持つ事から兵器への転用が危ぶまれ、世界の軍事的パワーバランスが乱れる」

 

なるほど・・・こんな事になっていたのか

 

それからページを見て行き

 

 「ふぅ・・・何でこうなったんだろう・・・?」

 

もっとズタズタにベルカを潰していたらこんなに戦争が起こらなかったんじゃないかと思うほど

 

なにかしらベルカが関わっている事にため息が出る

 

 「あ~あ、いらない汗をかいちゃったよ・・・シャワーでも浴びよ」

 

とりあえずシャワーを浴びるためシャワールームに移動した

 

 

 

 

 

   一夏視点

 

 

 

 「ふぅ~食った食った」

 

夕飯を食い終わった俺は自分の部屋戻るため廊下を歩いていた

 

 セシリア「食べすぎはお腹を壊しますわよ?一夏さん」

 

 箒「そうだぞ一夏、そんな事で音をあげるようでは試合にも負けるぞ!!」

 

二人に挟まれて拘束されながら廊下を進んでいた

 

 「そういう事はリンに言ってやれよ・・・」 

 

ちなみにリンは腹が痛いとかで保健室に行った内心そう思いながら部屋の前につく

 

 「それじゃあまた明日な」

 

 セシリア「それではまた明日」

 

 箒「じゃあな」

 

そう言って二人は部屋に戻っていった

 

 「はあ・・・」

 

ため息をつきながらドアノブを回して部屋に入るとそこには・・・

 

 フィリア「ーーーーッ!!」

 

Tシャツ一枚の女の子がいた

 

 「忘れてたぁぁぁぁぁっ!!」

 

今日はもう一人同居人が居たんだった!!

 

 フィリア「きゃぁぁぁぁぁッ!?」

 

その場にへたり込むフィリア

 

 「すすすすまん!!」

 

慌てて謝るが、ドアを開けたままにしておいたのがさらに事態を悪化させた

 

 箒「どうかしたのか・・・っ!?」

 

 セシリア「箒さん、どうかされまし・・・て・・・?」

 

さっきの二人が玄関から見ている

 

多分二人から見た感じの状況はこうだろう

 

 フィリアが着替え中

    ↓

 それを見てしまった

    ↓

   俺は変態

 

といった所だろう

 

 箒「一夏ッ!!」

 

 セシリア「一夏さんッ!!」

 

だが二人の怒りようが半端じゃない

 

 「すいませんでしたッ!!」

 

とりあえずその場に土下座した

 

 

 

    箒視点

 

 

一夏と分かれてセシリアと共に廊下を歩いていたら

 

 きゃぁぁぁぁぁぁっ!?

 

 「!?」

 

誰かの悲鳴が聞こえた

 

 セシリア「何事ですの!?」

 

  箒「わからないが・・・とにかく行ってみよう」

 

声のした方向に行くと、一夏の部屋のドアが開いていた

 

 「どうかしたのか・・・っ!?」

 

そこで見たものは

 

立ち尽くす一夏と、Tシャツ一枚で伏せてるフィリアの姿だった

 

 セシリア「箒さん、どうかされまし・・・て・・・?」

 

遅れてきたセシリアがそれを見て硬直する

 

なにせその姿はまるで一夏がフィリアを襲っているように見えるのだから

 

 「一夏ッ!!」

 

そこまで墜ちているとは思わなかったぞこの外道が!!

 

 セシリア「一夏さん!!」

 

多分セシリアも同じ事を考えているのだろう

 

 一夏「すいませんでしたッ!!」

 

その場に土下座をする一夏

 

 「それはつまり認めたという事だなこの変態が!!」 

 

隣ではセシリアがISを展開しようとしている

 

フィリアはずっと下を向いてるし・・・確定だな

 

 「覚悟しろ一夏!!」

 

 

 

 

   フィリア視点

 

 「きゃぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

我ながら情けない声を出してしまった

 

だっていきなり着替えてる途中に織斑君帰って来るんだもん仕方ないよね

 

それから篠ノ乃さんとセシリアさんが来て織斑君を縛り上げていた

 

 箒「さて、言い訳を聞こうか」

 

 セシリア「フィリアさん、大丈夫でして?」

 

 「あ、はい。でも何が?」

 

とりあえずなんで凄い怒ってるの?この二人

 

 セシリア「だってアナタ一夏さんに襲われたんじゃなくて?」

 

何を言い出すのこの人は?

 

 「いや、襲われてはないけど・・・」

 

 セシリア「へ?」

 

それから状況整理&説明をして

 

 箒「なるほど、つまり別に襲われた訳ではないのだな」

 

 一夏「最初からそういってんじゃねぇか・・・」

 

なんとか解釈をすませて二人は部屋に戻っていった

 

 「ふぅ・・・もう何なんですかあなたは・・・」

 

色々ありすぎてからよく解からない

 

というか学生ってこんなにも大変なのか・・・

 

 一夏「いや、というかその・・・すまん」

 

目を逸らしながら歯切れの悪い返事を返す織斑君・・・まさか見たの?

 

それから再びドアが開き

 

 シャルル「ただいま、あれ?フィリアさんは食堂に行かないの?」

 

 「あ、そうだった」

 

そう言えば夕飯食べてない・・・

 

 シャルル「それと織斑先生が ”用事”があるとか言ってたから」

 

用事?何ソレ

 

 「分かった、後で先生の所へ行ってみるよ」

 

そうして部屋を出る

 

廊下を歩いていて違和感に気がつく

 

 「(なんかスースーするなぁ・・・)」

 

少し肌寒い気がするけど特に気にする事は無かった

 

 

 

   ~食堂~

 

 

 

 織斑「遅いぞ馬鹿者が」

 

食堂で私を待っていたのはちょっと、ほんのちょっと怖いクラスの担任織斑先生だった

 

 千冬「今失礼な事考えてなかったか?」

 

 「そんな事ないですヨ」

 

ここで洒落にならないほど痛い目に遭いそうな気がしたため誤魔化す

 

でも最近の大人の女性は皆読心術を会得しているらしい・・・どこかの中佐とか

 

 織斑「まあいい、明日お前専用機が到着する予定なんだが」

 

 「専用機?」

 

 織斑「専用機と言ってもボロボロの試験機だ、まずここで全面的に改修をしてからお前に渡す」

 

現行最強の兵器の専用機がもらえるのか・・・でも

 

 「それだけではないんでしょう?ここに来た理由は」

 

そう、それだけの事ならば別に明日話せばいいはずだ

 

ならば必然、それは急ぎの用事があるという事に他ならない

 

 織斑「流石だな・・・その機体を搬送している輸送機の護衛機が到着していないのだ」

 

ふむ・・・

 

 千冬「そこでだ、今この学園には ”最強の傭兵”が居る事を思い出してな」

 

なんかソ連の施設でダンボール被ってた人みたいだなその呼び方

 

 「ふぅ・・・要は、”護衛機が来ないから私にやらせよう”みたいな感じですね」

 

 千冬「そうだ、その輸送機の護衛を任されてほしい」

 

ほう・・・つまり護衛ミッションという事ですか

 

 「任されるのはいいですけど・・・私は傭兵です」

 

そう、私は傭兵。報酬で雇われる兵士なのだ

 

 千冬「報酬だな?報酬はお前の機体の大規模改修費という事で」

 

それから織斑先生に私の機体であるイーグルに大規模改修を施したという事を教えてもらった

 

という事は・・・

 

 「報酬は私の機体と修理代という事ですね」

 

つまりすでに改修作業を終えているという事は ”先払い”という事で、それは私に拒否権が無いという事を示している

 

 千冬「そう捉えてもらって結構だ、時間は・・・」

 

それから時間とか場所とかを聞いてから食券を買う

 

 「織斑先生は何か食べます?」

 

 千冬「そうだな・・・日替わり和食でいい」

 

なるほど、やっぱり日本人だねこの人

 

 「日替わり和食一つとうどん一つと焼肉定食一つとそれから・・・」

 

 千冬「待て、お前そんなに食べるのか!?」

 

織斑先生がなんか驚いてるけど

 

 「はい、いつもこんな感じです」

 

それから食事をしながらいろいろ話して部屋に戻る

 

 

 

 

 「ただいま~」

 

 シャルル「おかえりフィリアさん」

 

 一夏「お・・・おかえり・・・」

 

なんか歯切れの悪い返し方をする織斑君を疑問に思いながら部屋に入る

 

 「さてと、トイレ借りるね~」

 

とりあえずトイレに入る

 

 「・・・ん?」

 

そして気がつく

 

下着を履いてない事に

 

 「-----ッ!?」

 

まさかあのまま急いで着替えたせいで履き忘れた!?そんな馬鹿な!!

 

 

 

 

 「はぁ・・・」

 

 一夏「どうした?トイレの後にため息なんかついて」

 

 シャルル「一夏、それセクハラだよ」

 

男子二人の前でそんな事を言うのは流石に気が引ける

 

もうこのままで居ようかと考え始めた時

 

 ドンドンドンッ!!

 

部屋のドアがノック・・・もとい攻撃をうけた

 

 一夏「このノックは箒だな」

 

そう言って彼はドアを開ける

 

ドアの向こうには確かに篠ノ乃さんが居た

 

 箒「あの・・・だな・・・フィリアは居るか?」

 

ん?なんか私に用があるみたいだ

 

 「はい、何でしょうか?」

 

そして気がつく、彼女が持っている物に

 

 箒「その・・・これ・・・」

 

彼女が持っていたのは紛れも無く私の下着だ・・・アレ?

 

 「えっと・・・何で持ってるの?」

 

何で彼女が私の下着を持っているんだろう

 

 箒「いや・・・一夏から取り上げてから持ったままだったのだ。すまん」

 

実際彼は持っていなくて机の方に置いてたのに・・・おかしな人だ

 

 「ふぅん・・・まあいいや」

 

そうして受け取ってからその場で履く

 

 箒・一夏「「!?」」

 

驚く篠ノ乃さんと織斑君・・・あ、そうだった

 

 「私今この一着しか持ってないから・・・」

 

言いかけた所で気がつく。織斑君の位置は私の真後ろ、つまり・・・

 

 「・・・・・・・・ぁ」

 

 箒「一夏ッ!!」

 

 一夏「グハゥッ!!」

 

篠ノ乃さんの制裁キックがモロに腹にキまる。うわぁ痛そうだなぁ

 

 箒「貴様そこまで墜ちたのか軟弱者がッ!!」

 

篠ノ乃さんが私の下着を持ち逃げした事が原因な気がするけど

 

それから怒り心頭で彼女は部屋に戻っていった

 

 「よく分からない人だなぁ・・・」

 

ちなみに私の横には先ほどサッカーボールよろしくキックを食らった織斑君が沈んでいる

 

 「ええと・・・大丈夫?」

 

 一夏「畜生・・・俺が何をしたって言うんだよ・・・」

 

 「・・・なんかごめん」

 

自分が絡んでいるからか、少し申し訳ない気がした

 

それから数十分後、私は明日の特務に備える為寝る事にした

 

 「それじゃあ私は寝るね」

 

机のイスに座って机に伏せる

 

 一夏「おう、おやすみ」

 

 シャルル「おやすみなさい」

 

寝巻きがないから制服のまま寝る

 

こうして何だかんだで大変だった一日は幕をおろした

 

 

 

  

   

 

 

 

 

 

 

  各種設定

 

 

    ガルム1  

 

 

  本名  フィリア・フェイリールド

 

 

  現在身長153cm(縮んだ)

  

 

  イギリス人と日本人のハーフ 

 

  

 

  性格は面倒見がいい普通の少女で、初対面の人にも普通に

 

  話しかけられるほど気さく。

 

  紺色の長髪で色は白い、料理が得意であるが虫が大の苦手

 

  最近頻繁に腹が減るのが悩み  

 

  寝床を荒らされるととてつもない程に怒る

 

 

 

 

 

 

 

 

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 国名を間違えました

 

 コメントしてくださった方ありがとうございます

 

 

 

 

 

 

 

 

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