No.469994

僕と君とやり直したい出来事と 第六問 

ハッピーさん

ただいまにじファンから移動中………

2012-08-14 15:30:30 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2840   閲覧ユーザー数:2804

―明久side ・Fクラス―

 

 

あれから僕は、学校の準備―――そして、朝食にカップラーメン2分の1を食べて自分のクラスへと来ていた、

――だが、そこに広がる光景は・・・。

 

雄二「・・・」ビクンビクン

秀吉・ムッツリーニ「「っ・・・」」ガクガク

 

なんとも無惨だった・・・。

・・・って。

 

明久「何があったの!?」

秀吉「あ、明久・・・」

ムッツリーニ「・・・これが」スッ

 

ん?胡麻だんご―――。

 

明久「まさか!?」

ムッツリーニ「・・・」コクコク

 

必殺料理人(ひめじさん)の作った物か!

よくよく雄二の指先を見ると――『犯人は胡麻だん――』と書かれている・・・。

どんまい・・・雄二。

 

雄二「う・・・」

明久「あっ、雄二。大丈『ふっ・・・』雄・・・二?」

雄二「なんの問題もない。―――あの川を渡ればいいんだろ?」

明久「ダメだよ雄二!?その川を渡ったら戻って来れなくなっちゃうよ!?」

 

ヤバい!!

 

ムッツリーニ「・・・早く蘇生を!」

明久「うん!それじゃ早『あれ?どうしたんですか?』姫路さん!?それに美波も!?」

 

タイミングが少し悪い気がする。

誤魔化しながら蘇生しないと!!

 

美波「どうしたの坂本?」

明久「ああ、ちょっと足をつっただけみたいだから!あははは―――」グッグッ

 

心臓マッサージをしながらなんとか答える―――。

っていうか、絶対ウソってバレちゃうじゃないかぁ!?

なに!?足がつっただけって言いながら心臓マッサージだなんて――自分で言ってておかしすぎる!!

 

姫路「本当に大丈夫なんですか?」

雄二「六万だと?バカを言え。普通渡し賃は六文と相場が決まってる―――」

 

・・・もしかしたら、もう会えなくなるかもしれないぐらい危ないです。

 

明久「おーい、雄二ー起きろー」

雄二「だから何度言わすんだ?普通渡し賃は六文だと――はっ!?」

 

よかった・・・。

・・・いや、安心するのはまだ早い!

 

明久「雄二?」

雄二「ん?」

 

姫路さんの前で”不味い”はエヌジーだ!!

いや、それ以前の問題だけど・・・。

 

明久「足がつったんだよね?」ニコッ

雄二「足がつっただ!?ふざけるな、明らかにあのだんごが―――」

明久「もう1つ食わせるぞ?」ボソッ

雄二「あ、足がつったんだ。運動不足だからな」

 

よし!これでなんとか・・・。

 

島田「ふーん、坂本ってよく足がつるのね?」

明久「!?」

 

そういえば、前も同じ理由を使ったっけ!?

 

明久「ほ、ほら雄二って余計な脂肪がついていないから筋がつりやすいんだよ。美波も”胸”がよくつるからわかると―――ぐべぁッ!!」ドゴッ

雄二「俺が手を下すまでもなかったな」

明久「・・・」プシュゥ

 

け、結構効いたよ・・・。

さすが美波だ。

 

雄二「よし、お遊びはここまでにするぞ」

 

さっきまで全力でやってたんですけど?

 

雄二「とりあえず、前に言った通り俺と明久――そして、姫路と島田は召喚大会に出場する――点数補充は絶対にしろよ」

姫路「はい!」

明久「そういえばそうだったね――って、僕まったく勉強してないよ!?」

雄二「お前はどうせ、勉強していてもしてなくても同じだろ?」

明久「ひどくない!?」

 

僕だって真面目に勉強すれば10点~20点ぐらいは・・・って、大して差がないじゃないか・・・。

 

明久「・・・そうだ!日本史や世界史なら!!」

美波「はぁ・・・」

明久「そのため息は?」

秀吉「明久よ。今日の召喚大会では、それらは勝負科目に入ってないのじゃ」

 

えっ!?

 

 

―10分後―

 

 

明久「・・・」ズゥゥン

雄二「そんなに落ち込むな明久。元々俺達は姫路達のバックアップなんだからよ」

明久「そうだけどさぁ・・・」

雄二「それに、まだ始まってもねぇのにそれでいいのか?」

 

・・・。

 

明久「・・・そうだね。それじゃあ補充テストでも受けようか雄二」

雄二「ま、点数は悪くてもお前には召喚獣操作があるからな。一応頼りにしてるぞ」

明久「一応かよ・・・」

 

そして、僕と雄二はテストを受けに教室を出た。

 

 

―とある教室―

 

 

明久「さて―――」

雄二「・・・」

 

雄二が固まってしまったけど・・・。

 

霧島「・・・雄二?」

 

どうしようか?

 

明久「おーい、雄二?」ユサユサ

雄二「・・・はっ!?」

明久「大丈夫?雄二」

雄二「大丈夫じゃねぇ!なぜ翔子がここにいる!?」

霧島「・・・それは」

優子「私たちも召喚大会に出場するからでしょ?」

明久「あっ!木下さん!」

 

へー、木下さんは霧島さんと参加するんだ・・・。

 

明久「どうしよう雄二?もう勝てる気がしないんだけど・・・」

雄二「諦めるんじゃない勝つんだ!」

明久「・・・なんでそんなにやる気でみちあふれてるの?」

 

いつもの雄二とは何かが違う。

 

雄二「翔子に優勝されたら俺は・・・俺はァァァァァァ!」

明久「落ち着いて雄二!」

 

くそっ!一体優勝されたら何があるんだ!!

 

優子「吉井君?」

明久「なに?木下さん」

優子「今回の優勝者に渡される景品は知ってるかしら?」

明久「・・・なんだったっけ?」

優子「文月グランドパークのプレミアムペアチケットと、何か特別な腕輪らしいわ」

明久「ふんふん」

優子「で、代表は坂本君と最近できたその文月グランドパークに行きたいらしいの」

 

ってことは、雄二は霧島さんと行きたくないってことか―――。

 

雄二「ぐぉぉぉ!」

明久「ほら雄二。しっかりしないと」ブンッ

雄二「ごほっ!?―――はっ!」

優子「・・・不安でいっぱいね」

雄二「ちっ!明久!もう俺達はバックアップとか言ってる場合じゃねぇ!!翔子が出てくる以上――優勝を目指すぞ!!」

明久「あ・・・うん」

霧島「・・・負けない」

 

こうして、代表同士の睨み合いが始まった―――。

 

 

―テスト終了後―

 

 

明久「疲れたー・・・」

 

うーん、何かテスト受けるのがすごく久しぶりの気がする。

 

明久「・・・さてと、雄二は何か霧島さんとどこかに行っちゃったし―――僕だけでも教室に戻ろうかな」

 

席を立ち教室を出ようとした――その時。

 

優子「あっ、待って吉井君」

明久「ん?なにかな木下さん」

 

木下さんに呼び止められた。

 

優子「あの・・・昨日のお礼がまだだったから・・・」

明久「ああ、そんな事か。別に気にしなくていいよ。ケガさえしてなければね」

優子「・・・///ありがとね」

明久「・・・?うん。それじゃあ、どういたしまして――だね」ニコッ

優子「途中まで一緒に戻りましょ?いいかしら」

明久「もちろんだよ!」

 

そして、僕は木下さんと自分達の教室まで話ながら歩くのであった―――。

 

・・・さて、清涼祭は始まったばかり―――。

この清涼祭――明久達はどう過ごすのであろうか?

 

 

 

 

 

 


 
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