No.469990

僕と君とやり直したい出来事と 第三問 

ハッピーさん

ただいまにじファンから移動中………

2012-08-14 15:27:41 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2364   閲覧ユーザー数:2330

―Fクラス教室―

 

 

明久「おっはよーみん『遅せぇぞバカ!!』え!?登校そうそうバカ呼ばわり!?」

 

いや、確かに遅刻したけどさ―――教室入った瞬間バカ呼ばわりは初めて――いや、2回目か?そういえば2年の始めも同じような事があった気がする・・・。

 

??「さっさと席につけ、明久」

明久「わかってるよ。それより友達をそんなバカ呼ばわりするのはヒドイと思うよ―――雄二?」

雄二「バカにバカって言って何が悪い」

明久「ぐ・・・。僕がバカなら雄二だってバカじゃないか!!」

雄二「んだと!」

明久「やる気かい雄二!!」

 

お互い教卓の前で睨み合う―――。

勝負は一瞬、狙いは―――顔だ!!

 

明久・雄二「「いくぞぉ!!」」ガシッ

 

お互いの腕が交差する――。

どんな状況かって?それは――。

 

明久・雄二「「ぐわあぁぁぁ!?」」ミシミシ

 

お互いの顔にアイアンクローを決めているのさ

 

明久・雄二「「うおぉぉぉ!!」」ギシギシ

 

そして、負けじと余計に力を込める僕と雄二・・・。

ヤバい!頭から今にでも砕かれそうな音がぁ!?

 

??「本当にお主らは苦労するのう」

 

こ、の声は―――秀吉!

 

秀吉「明久と雄二よ。そろそろ止めてちゃんと清涼祭の準備をせぬか?」

明久「ぐぅぅ・・・清涼、祭?」ミシミシ

秀吉「ん?昨日出し物を決めたところなんじゃが・・・。まさか忘れておったのか?」

 

うーん・・・。

言われてみれば確かにそんな事があったような気が・・・。

 

??「・・・2人ともそれまで」

雄二「止め、るなムッツリ―――ぐおぉぉ」ミシミシ

秀吉「これでは雄二も”バカ”と言われても仕方ない―――」

明久「――っ!?」ズキン

 

頭が―――ッ!?

 

明久「ぐっ――がぁぁぁ!!」バタバタ

全員「「「「「!?」」」」」

秀吉「雄二よ!さすがにやり過ぎではせぬか!?」

雄二「ち、違う!俺はあれからこれっぽっちも力を込めてねぇ!?」

ムッツリーニ「・・・とりあえず放せ!」

 

~!!なんだ―――なんでこれが・・・!

 

明久「がッ・・・・ぐぅ」

秀吉「もう放しているというのに!?大丈夫か明久!?」

 

なんで夢がここで―――!

 

明久『・・・僕は3を選ぶよ』

??『・・・そうか、時間はどうする?』

明久『時間は僕が文月学園二年生の時―――出来たら『清涼祭』の前日にでも戻らせてほしい』

 

清涼祭の前日―――?

今日―――か?

 

??『それじゃあ、――との関係がほぼないところからのスタートだな。本当にいいのか?事故が起こる前じゃなくても』

明久『うん。実はさっきの君の変身した皆を見てると、もう一度ばか騒ぎしたくなったんだ・・・』

??『そっか・・・』

明久『それに――――』

 

僕と話してる人って―――。

あれ?僕なんて言ってた・・・っけ?

 

明久「あ・・・」バタッ

秀吉「む、ムッツリーニ!今すぐ保健室に連れていくのじゃ!お主もじゃ雄二よ!!」

雄二「わかってる!」

 

―――――

――――

―――

――

 

 

―保健室―

 

 

どうしよう――。

一体僕はなんて言ってた―――?

ん・・・。

 

明久「―――は!?」ガバッ

雄二「起きたか明久・・・」

明久「へ?雄二?って、ここって保健室?」

ムッツリーニ「・・・いきなり倒れたから心配した」

明久「ムッツリーニ!?秀吉も―――」

 

あれ―――?

 

明久「なんで僕が保健室に?」

雄二「だから、急に倒れたからって言ってるだろ」

明久「え?僕が?なんで僕が倒れるのさ」

雄二「知るか。倒れた本人がわかんねぇのにこっちが知ってる訳ねぇだろ」

 

それもそっか・・・。

ん~確か・・・。

 

明久「確か、秀吉が清涼祭の事を言った時に―――」

秀吉「ワシか!?」

明久「うん。それで、僕は―――あれ?なんだったっけ?」

雄二「覚えてねぇのか!?」

明久「あれ?何か頭を過って―――いや、違うかな?」

 

えっと、何か思い出そうとしていたような気もするし・・・。

 

明久「う~ん・・・」

雄二「・・・ったく。まあいい、お前はここでしばらく休んでろ」

秀吉「清涼祭の準備はワシらで終わらせておくからの」

明久「あっ、僕はもう大丈『安静にしてろッ!!』・・・はい」

ムッツリーニ「・・・また来る」

 

こうして皆は出ていった――。

 

 

―雄二side ―

 

 

秀吉「どうしたのじゃ雄二よ?何故明久にあんなにキツく言ったのじゃ?」

雄二「・・・」

秀吉「聞いておるか?」

雄二「・・・ああ、ちゃんと聞いている」

秀吉「それでは―――」

雄二「それは答えられない・・・」

秀吉「なっ!?」

 

ま、そういう反応になるわな・・・。

 

秀吉「答えられないとはどういうことじゃ!」

ムッツリーニ「・・・何かあったのか?」

雄二「・・・かもしれないな」

 

こんな中途半端じゃ納得してくれないよな・・・。

 

雄二「今は、これで許してくれ・・・。本当に自分でもわからないんだ・・・」

秀吉「・・・わかったのじゃ。それではもう聞くのは止めよう」

雄二「・・・助かる」

 

俺が最近よく見る”夢”―――多分それがこうさせたんだ。

 

雄二「・・・」

 

ふっ・・・。

 

雄二「たかが”夢”なのにな――」ボソッ

秀吉「ん?何か言ったかの?雄二」

 

おっと―――。

 

雄二「いや、なんでもねぇよ。それより明日から清涼祭が始まる!頼んだぜお前ら!」

秀吉「もちろんじゃ!」

ムッツリーニ「・・・」コクッコクッ

雄二「姫路を転校させないためにもな――」

 

そして、数時間後に全て準備を終え――。

残るは明日から始まる清涼祭本番のみとなった―――。

さて、明日から始まる清涼祭・・・。

なにも悪い事が起きなければいいのだが・・・。

 

 

 

 


 
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