No.469809

SPECIAL EDITION MAGICAL GIRL LIRIKAL NANOHA STEREKER’S “GREEED OF GREED” 執務官の怒りと勘違いと銀戦士登場(前編)

どうも最高総司令官です。さて、この小説も19話目となりました。これまでずっと読んでくださっている読者の方々、本当に感謝です。私東西南北に足向けて寝れません!

さて、今回は前章の続きという形になりますが、多少シリアスが入っています。そしてキドラゴスコンボ再登場。最近ずっと出番がなかったので、どうしたと思う方、単純に私が忘れていただけでございます。

さて、これ以上グダグダ話していてもあれなんで、さっさと本編へ行きましょう!!

続きを表示

2012-08-14 01:02:19 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:4255   閲覧ユーザー数:4065

 

SPECAL EDITION MAGICAL GIRL LIRIKAL NANOHA STEREKER’S “GREEED OF GREED”

 

前回の3つの出来事は・・・

 

1つ!記憶を失った高町なのはが過去と決別し、水菜と名前を変え、アンクの仲間となる。その水菜はメズールのコアメダルを取り込み、その力を使えるようになった。

 

2つ!アンク一同はミッドチルダのとある商業施設に赴き、その路地裏にある喫茶店にてかつての知り合いであるユリア・トレンディーナと再会、アンクの復讐に必要な材料の一つを手に入れた。

 

そして3つ!その後アルバスが来店し、ユリアがかつての最高神であることが判明、事がすべて終わったら引き下がるとだけ言い残した。

 

Count the medal!!現在、アンクの使えるメダルは・・・

 

タカ×2(内1枚意志あり)

 

コンドル×2

 

バッタ×1

 

トラ×2

 

チーター×1

 

サイ×1

 

タコ×1

 

プテラ×1

 

トリケラ×1

 

ティラノ×1

 

ワニ×1

 

キリン×1

 

ドラゴン×1

 

ペガサス×1

 

 

~商業施設内~

 

 

「あの・・・カリム様・・・これはどうですか?」

 

 

「うん!!凄い似会ってるわよ水菜!!」

 

 

「あ、ありがとうございます/////」

 

 

顔を朱に染めた水菜が恥ずかしそうにもじもじしている姿を見て、カリムは「これが萌えか・・・!!」と、何かを悟っていた

 

喫茶店を出た一行はそのまま帰るかと思いきや、カリムが水菜の服がないことに気が付き水菜の服を買ってから帰ることにしたのだ(なお、今着ているのはカリムが以前来ていた服。その際、「少し胸がきつい」という発言に、カリムがコアの取り込みとは違う意味で暴走を起こしたのは別の話である)。

 

なお、この場にアンクがいないが、カリムと水菜がいる場所が場所(女物の売り場)であるために、少し離れた喫茶店にて待機している。

 

一方、喫茶店で待機中のアンクはと言うと・・・

 

 

「・・・・・・遅い!!」

 

 

ブチ切れ寸前だった。

 

右手には煙草(アンクは生前から喫煙者してます)、左手にはビール、テーブルの上には灰皿の中に山盛りになった吸殻と大量のジョッキが綺麗に積まれており、その様子からかなり長い時間待たされていることが分かる。

 

 

(くそ!!以前誰だったかは覚えてないが女の買い物は長いって言ってたが、まさか本当だったとは思わなかったぜ!!)

 

 

アンクはそんなことを思いながら15杯目のビールを飲み干す。すると、アンクに近づいてくる者がいた。そいつは、黒を基調とした執務官服を着て、銀髪のオッドアイ、さらに10人中8人は振り向くであろうイケメンだった。少なくとも黒い制服を着ている時点で、エリートだということは分かった。

 

 

(誰だあの執務官服着てるやつ・・・・。見たことのないやつだな)

 

 

「ハッハー!!そこの下郎!今から俺様がそこに座る!!だからどきたまェブロォ!?」

 

 

バキィ!!

 

 

ドガァ・・ン!!

 

 

執務官と思しき男が言葉を紡ぎ終わる瞬間、アンクが一瞬で彼の頬を右拳で殴りつけ、近くのゴミ置き場に投げ飛ばしたのだ。

 

 

「クッ!?くっさ!!こ、この塵芥め!!僕に手を挙げてただで済むと「黙れ三下」ヒィッ!?」

 

 

三下執務官・・・『アルフォード・B・スタッドレイ』はアンクに対して苦情を言おうとするも、アンクが自身に対して見ている目を見て短い悲鳴をあげてしまう。

 

それは凍土。絶対零度といったほうがマシだっただろうか。それを超えるかのような冷たさを感じたのだ。

 

 

「本来ならテメェみてぇな屑野郎はさっさと片付けて塵に帰してやるところだが・・・、テメェは運がなかったな。今日は俺の虫の居所が悪かったんでなぁ」

 

 

キキキィン!!

 

 

「テメェの運のなさを諦めな」

 

 

ギュアア・・・

 

 

『タカ!トラ!バッタ!!タ・ト・バ♪タトバタ・ト・バ♪』

 

 

アンクは人間態からオーズへと変身し、右手首を左手で握る。その姿を見た瞬間、アルフォードは誰に喧嘩を売ったのか理解した。

 

 

「あ・・・、お、おまえまさか!!指名手配犯のアンク・エドゼロンか!?」

 

 

そしてその瞬間、傍観を決め込んでいた周囲が一瞬で静まりかえり、同時に阿鼻叫喚の嵐とともに一斉に逃げだし始めた。

 

 

「ふん・・・。さぁ、地獄をォアア!?」

 

 

ジャギィン!!

 

 

オーズはアルフォードにトラ・クローを向けるも、遠距離から発射された光弾によって吹き飛ばされてしまう。オーズは地面を転がりながらもなんとか体制を立て直し、同時に迫ってきた黒い斧をトラ・クローで受け止め、目の前の人物をにらみつけた。

 

 

ギギギ・・

 

 

「グッ・・・!不意打ちとはやってくれんじゃねぇか・・・!!金色の戦斧『フェイト・T・ハラオウン』殿ォ!!」

 

 

ギィン!!

 

 

「グゥ!?お前が・・・お前がなのはやスバル達をォオオオオオオオ!!!」

 

 

オーズは斬りかかってきたフェイトをはじき返すも、フェイトは再び愛機であるバルディッシュを振ってアンクに斬りかかっていく。アンクはそれを時には避け、時にはトラ・クローを使って剣筋を反らす事によってやり過ごしていく。

 

 

「(チッ!オーズに変身したのは失策だったか!あの気取った野郎を殺すだけだと思っていたが、まさかこいつが近くにいたとは・・・。どうする?今俺の手元にあるメダルは数少ない・・・、かといって変身を解いたら即お陀仏だ。・・・仕方ねぇ・・・暫くはこいつでいくしかねぇ!!)オラァアアア!!」

 

 

ガガガガッ!!

 

 

「グゥウウ!?」

 

 

『ROUND SHIELD』

 

 

オーズはそこまで考えると考えるのを止め、バッタ・レッグに力を込めてフェイトを連続で蹴りつける。フェイトは咄嗟に防御魔法を張って防ぐものの、衝撃までは防ぐことができずに、6メートルほど吹き飛ばされた。同時にオーズはその隙を狙ってレッグ側のメダルをバッタからチーターへ換装させ、再びメダルをスキャナーに読み込ませた。

 

 

キキキィン!!

 

 

『タカ!トラ!チーター!!』

 

 

オーズはタトバコンボからラトラーターの亜種形態である『タカトラーター』へとチェンジし、そのチーターレッグの素早さを活かしてフェイトに急接近する。

 

 

「なっ!?早「オラァ!!」グゥ!!」

 

 

ギギギギギィン!!

 

 

オーズは縦横無尽に駆け回り、トラ・クローを使って地道にダメージと攻撃を重ねていく。さらには、以前自分の中に取り込んだチーター・コアの力も使用しているため、今のオーズはフェイトのインパルスフォームを遥かに凌ぐスピードを出していた。

 

 

「クゥッ・・・!!だったら・・・!!フン!!」

 

ガッ!ドゴォン!!

 

 

「なに!?ガハァ!!」

 

 

フェイトは突然、何を思ったかフォトンランサーを出現させ、自身は飛び上がってフォトンランサーを真下の地面に当てて破砕したのだ。それを行うことにより数多の破片がオーズに降り注ぎ、すでにかなりの距離までフェイトに接近していたオーズは突然の事にも止まることができず、倒れることこそなかったものの、その破片をすべてその身に受けることとなってしまった。

 

 

「チィッ!まさかこんな・・・!?」

 

 

オーズは悪態を吐きながら体についた埃を掃おうとしてふと視線を足に移して気がついた。その足には薄い金色の輪が幾重にも掛けられていたのだ。そして薄かった輪は徐々に量を増やし色を濃くしていき、最終的には鋼鉄のように頑丈なものとなっていた。

 

 

「そのバインドには今ある私の魔力10分の3を注ぎ込んだ。これでお前は逃げることは出来ない」

 

 

フェイトは多少青み掛った顔つきでオーズをにらみつける。対してオーズは仮面の中で苦渋の顔つきをしていた。

 

(くそったれ!!まさかバインドをここまで強化出来る様になってたとはなァ・・・!!これも高町なのはを殺した俺を捕まえるか殺す為に仕込んできたってことかぁ!?)

 

 

オーズは思考を張り巡らせながらも足に巻きついているバインドを引きはがそうとするも、フェイトの言うとおり相当の魔力を注ぎ込んでいるようで、ビクともしない。

 

そしてオーズ、否アンクは知らない。この術式がフェイトの作りだしたものではなく、“レイ・メイスティーマ”によって齎されたものだということを・・・。

 

閑話休題

 

フェイトはオーズがバインドを外そうともがく中で、自身は空に浮いて魔法の詠唱を始める。

 

 

「Мы надеемся, что надежда карпа. Даруй эту услугу доставки. Источник нашего оперение энергетическое оборудование, черные как смоль это. Свалили гром Ice вперед от Каната, даровать дать проклятье для нечестивых на моих глазах! !(我は乞い望み願う。この頼みを届けたまえ。力の機器、漆黒の羽衣のもと我は乞う。彼方より来たりし幾重の雷を重ね、目の前の悪しき者に天罰を与えたまえ!!)」

 

 

しかしその詠唱は、裏に深く関わっていたアンクですら聞いたことはなかった。その詠唱を紡いでいく間にも、まるでこの星から力を借りているかのように地面から金色の魔力が立ち昇り、フェイトの頭上へと集まっていく。そしてそこには巨大な魔力球が存在していた。

 

 

「マジか・・・!!チィ!!」

 

 

カシャッ!

 

 

キキキィン!!

 

 

『サイ!トラ!タコ!!』

 

 

オーズは頭上に溜まっていく魔力球に愕然としながらも、最後の抗いをするためにチーター・コアをタコ・コア、タカ・コアをサイ・コアに換装させてスキャナーを走らせ、自身をタカトラーターから、タトバコンボの亜種『サトラタ』へとコンボチェンジした。

 

それを見たフェイトは嘲るように笑った。

 

 

「ふん・・・。そんな姿に変わったところでどうにかなるわけないわ」

 

 

「やってみろよ、に・せ・も・の・さ・ん・よ」

 

 

「っ!!死ねェエエエエエエエエエエエエエエ!!!」

 

 

フェイトはその言葉に逆上、バルディッシュをオーズに向かって降り下ろす。すると上空に溜めてあった魔力球が1発の雷となってオーズに降り注いだ。

 

『プ・ト・ティラ~ノ・ヒッサ~ツ♪』

 

 

ズドォオオオオオ!!

 

 

バヂヂヂヂヂッ!!!

 

 

否、正確にははずだった。突然オーズの左サイドから高圧水流、左から紫の圧縮エネルギーが発射されたため、それは寸前で拮抗していた。オーズが慌てて両サイドをみると、今まで何処にいたのか知れなかったカリムと水菜(カリムはオーズ・プトティラコンボに変身してメダガブリューから発射される破壊光線『ストレインドゥーム』、水菜は右手から高圧水流を発射している)が、左右から援護していた。

 

 

「お前ら!?」

 

 

「まったく!!色々と厄介なことになってるじゃない!!」

 

 

「アンク様!!今のうちに足のバインドをお切りください!!」

 

 

「・・・・チッ!!ありがてぇ!!!」

 

 

ガギィン!ギィン!!

 

 

オーズは仮面の下でニヤリと笑ってトラ・クローでバインドを砕き始める。そしてフェイトは高圧水流を放っている水菜の方を見て驚愕した。

 

 

「なっ!?なんでなのはがそっちにいるの!?どうしてこいつを殺すのを邪魔してるの!?」

 

 

「・・・・貴女が誰と勘違いしているのかは知りませんが、私は青島水菜です。なのはなどという名前ではありません」

 

 

水菜は自身の生い立ちをアンクから聞いているので、何故フェイトがなのはと勘違いするのか理由を知ってはいたが、あえてそれを伏せて知らない振りを装った。

 

 

キキキィン!

 

 

『キリン!ドラゴン!ペガサス!!キ・ドラ・ゴ~ス♪キドラゴス~♪』

 

 

キキキィン!

 

 

『スキャニングチャージ!!』

 

 

そうこうしている内にオーズがキドラゴスコンボへと変身し、バインドを打ち破った。そしてバインドを打ち破ったすぐ後、再びメダルをスキャンさせると、オーズは空高く跳びあがり、自身の必殺技『ペガサスパイラル』を発動させた。

 

 

「クッッッタバレェエエエエエエエエエエエエ!!!」

 

 

「ぐっ!ゥゥウウアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

 

 

フェイトは雷を放った衝撃と反動で動くことができず、ペガサスパイラルは直撃した。・・・・はずだった。

 

 

『ラァアアアアイジング・ストラァアアアアイクッ!!』

 

 

ズォオオオオオ・・・・!!

 

 

突如、途轍もないエネルギーの放流がKオーズの目の前を通り過ぎた。そのエネルギーの放流は雷とストレインドゥーム、高圧水流をも飲み込み、ペガサスパイラルを放っていたオーズをも飲み込んだ。

 

 

「グァアアア!!?」

 

 

ドガァア・・・・・・ン!!

 

 

ドガァ・・・!!

 

 

「ッヅア・・・!!」

 

 

「アンク!!」

 

 

「アンク様!!」

 

 

エネルギーの放流によって吹き飛ばされたオーズはそのまま地面にたたきつけられ、変身を強制解除されてしまった。Kオーズは急いで変身を解いてカリムへと戻り、水菜とともに急いでアンクに手を貸して立ち上がらせる。

 

 

「大丈夫ですかアンク様!?」

 

 

「怪我は!?」

 

 

「も、問題ねぇ・・・。だが今のは・・・」

 

 

スタッ

 

 

「むっ?少し威力が弱かったか・・・?」

 

 

「ちっ・・・!やっぱりテメェ等か・・・!!ゴーカイジャー!!」

 

 

アンクは痛みに耐えながら、放流の射線上にあるビルの上から飛び降りてきたゴーカイジャー5人に対して睨みを利かせる。しかしゴーカイジャーはそんな視線よりも水菜の方に驚いていた。

 

 

「なっ!?なのは!?」

 

 

「なんでそっちになのはちゃんが!?早くこっちに・・・!!」

 

 

ドバァアアア・・・・!!

 

 

ゴーカイジャーは水菜を自分達の方に連れて行こうと近づこうとするが、水菜はゴーカイジャーを誰一人自分達の方に近づけまいと、アンクを抱えていない方の手で高圧水流を放った。ゴーカイジャー達はそれを寸でのところで回避するも、その仮面の下は困惑に満ちていた。

 

 

「なにすんだよなのは!!あたしだ!!ヴィータだ!!」

 

 

「さっきからなのはなのはと・・・、そこの金髪執務官にもいいましたが、私はなのはなどという名前ではありません。私は青島 水菜です。別に知らなくてもいいのでそこだけは間違えないでください」

 

 

水菜は冷淡な言葉とともに冷たい目でゴーカイジャーをにらみつける。しかし、ゴーカイジャーはそれを信じようとせずに、さらに言葉を投げかけてくる。

 

 

「嘘だ!!てめぇ!!なのはに何をしやがったァア!!ゴーカイチェンジ!!」

 

 

『バァアアアアイオマァン!!』

 

 

「ウァアアアアアアア!!!」

 

 

「ヴィータ!!チィ!!ゴーカイチェンジ!!」

 

 

「「「ゴーカイチェンジ!!」」」

 

 

『シィイイイインケンジャー!!』

 

 

『マァアアアアスクマァン!!』

 

 

『ゴーゴォオオオオファーイブ!!』

 

 

『バァアアアアイオマァン!!』

 

 

ゴーカイピンクは『超電子バイオマン』の『ピンク・ファイブキー』を取り出してモバイレーツに差し込み、ピンク・ファイブへと変身し、アンクへと突っ込んでいく。それに遅れて他のメンバーもそれぞれ、『シンケンレッド』『ブルーマスク』『ゴーグリーン』『イエロー・フォー』へとチェンジし、同じく突撃していった。

 

 

「(仕方ねぇ・・・『数合交えて適当なところでバックれるぞ!』)ゴーカイチェンジ!!」

 

 

「わかったわ」

 

 

「了解です」

 

 

ドドン!

 

 

『サイ!ゴリラ!ゾウ!!サッゴーゾォ・・・サッゴーゾォ!!』

 

 

『ゴォオオオオカイジャー!!』

 

 

アンク達は念話を交わし終わると同時にカリムはオーズ・サゴーゾコンボへと変身し、Kオーズはイエロー・フォー及びブルーマスク、水菜はゴーグリーン及びピンク・ファイブ、そしてアンクはゴーカイシルバーへと変身し、シンケンレッドと対峙した。

 

~To Be Continued~

 

 

あとがき

 

さて・・・、今作初めての前後篇でございます。

 

それはさておき、遅れてしまって申し訳ございませんでした!!

 

実は、プロット状態の原稿を記録させたUSBを紛失してしまい、一から作り直す羽目になってしまったためです。

 

現在、この小説を含めて数本の小説を連載しているのですが、それらのネタ帳もそれに保存してあったので、正直、それらの構想もすべて練り直しとなっているため、更新が途絶えているのが現状でございます。

 

なので、暫くの間は更新が不定期になると思いますが、ご了承くださいませ。

 

では、申し訳ございませんが今回はこの辺にて失礼させていただきます。

 

では、次の後書きまで・・・。

 

 

 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
2
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択