No.469464

IS 黒きアサルト 4

ミンツさん

やっとセシリア戦。な、長かった。
 話は変わりますけど、この作品タグのところにハーレム・・・かも?とあるんですけど、やっぱハーレムがいいんでしょうか。それともヒロインを1人に絞ったほうがいいんでしょうか。

2012-08-13 10:54:55 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1425   閲覧ユーザー数:1309

 

 放課後第3アリーア。正直周りに女子がいると集中できないので「一夏が剣道場で剣道やるんだって!」とクラス中の女子に言いふらした。おかげで第三アリーアには俺以外誰もいない。

「起動」

 首にかけてある黒いドックタグを両手で包みさながらシスターの祈りのようなポーズでつぶやく。〇.五秒。訓練次第でもう少し早くなるだろう。

 一夏の白式が『白』なら俺のアサルトは『黒』だろう。

 どこか西洋の鎧を連想させるフォルム。それでいてすっきりとしているので、力強さより速さに重心を置いているのがわかる。まあ、その通りだ。

 手を前に突き出す。刹那、光が急激に収縮し爆発。―右手に握られているのは強大で巨大でまがまがしい真っ黒な大鎌だ。刃の部分だけ赤く輝き不気味さ二割増し。大きさはIS起動時の俺の三倍はある。と言えばでかさを分かってもらえるだろうか。

 クローズし、今度は左手を突き出す。収縮、爆発。現れたのはまたまた真っ黒いマシンガン。これは、セシリアの狙撃銃ぐらいの大きさだ。

 そして、このISの目玉の一つ。自立動機。黒羽。その名の通り、ISから六枚の巨大な黒羽が舞い上がる。大きさは一枚一枚がISの半分ぐらいの大きさもある。この黒羽には攻撃性能はない。盾だ。強度は……そんなに実戦があったわけじゃないので詳しくはわからんがかなり強固だ。ISを動かしつつ、黒羽を動かす。神の能力上昇がなかったら無理だったな。

 もう一つの特徴は神に頼んだ通り速い。とにかく速い。これも、神の能力上昇がなかったら俺がアサルトの反応について行けなかっただろう。まあ、さらに加速するんだけどな。

 俺は、軽く大鎌を振り、セシリア戦に備えた。

 

 

 

 

 決闘当日。一番最初にやるのが俺VSセシリアだった。

「ナツ!頑張れよ!!」

 先程まで箒と何か言い争っていたがそれも終わったようだ。ISの練習してないんだってな。

「ああ!勝ってくるぜ!!」

 ドックタグを両手で包む。頼むぜ、アサルト!!

「起動」

 一夏や織斑先生、山田先生が何か言っているがもう俺には聞こえない。

 

 

「あら、逃げずに来ましたのね」

「ああ、楽しみだ」

 お互い同時に武器を出す。俺は大鎌。セシリアは狙撃銃。

「さて、はじめよう」

「始まり?いいえ・・・終わりですわ!!」

 キュイン!と閃光が俺に向かい飛ぶ。ハイパーセンサーが反応する。…速いが…かわせない速度じゃない!!

 地面をけり閃光を避ける。そこへ。

「さあ、踊りなさい。わたくし、セシリア・オルコットとブルー・ティアーズの奏でるワルツで!」

 名台詞とともに幾重もの閃光が俺を襲う。全て、俺を正確に狙っている。だが、

「わるいな!ダンスは苦手なんだ!!」

 黒羽が舞う。

打ち出された閃光は六枚の黒羽にはじかれ俺には届かなかった。

「ッ!!!!????全て防ぐなんて!!」

「代わりと言っちゃなんだが聞いてくれよ!

 俺とアサルトノ奏でるデュエットをな!!!」

 マシンガンを連射しながらセシリアに近づき、一定範囲まで来たら、大鎌を出しブーストを利用し一気に接近する。

「はぁぁぁぁ!!!!」

 近づき斬りまくる。確実にシールドエネルギーを減らす。

「まだまだぁ!!!」

「やらせませんわ!!」

 4台のピットからのレーザ攻撃。それを黒羽でガードするが・・・

 2台のピットがミサイルを放ってくる。

「あっぶねぇ!!!??」

 黒羽で何とかガード。ここで油断した俺がバカだった。

「インターセプト!!!!」

 インターセプトを持ったセシリアが特攻。IS自体が軽いアサルトは空中から地面にたたき落とされる。

「くらいなさい!!」

 体勢を立て直せてない俺に向かって6台のピットが一斉射撃。爆発が俺を包む。

「そう簡単にやられるわけにはいかないな」

「え?―キャ!!」

 完全に下を見ていたセシリアにかかと落としをたたきこむ。

「い、いつのまに?」

「はは!この戦いが終わったら種を教えてやるよ。さて、行くぜ!」

 先に種を教えるなら、俺はシールドエネルギーをターボに使っているのだ。特殊移動方法ってところか。まあ、雪片と同じで長時間使いすぎるとこっちのシールドエネルギーが切れるんだけどな。

 +俺の周りだけ重力を軽くした。それのおかげもあるな。

 加速。そのまま体当たり。どうやらこっちのシールドエネルギーもまずくなってきたっぽいな。

「一気にけりつけるぜ、セシリア!!」

 吹き飛ばされたセシリアにマシンガンでダメージを与える。

「くらいなさい!!」

 ここでセシリアも反撃。3台のピット(1台壊れた)の攻撃を1点に集中させてはなってきた。ばらけた攻撃じゃあ黒羽は砕けないと読んだのだろう。黒羽が1枚砕ける。そろそろ、こっちも限界か。

「いくぜぇぇぇぇぇ!!!!!」

 加速加速加速!!!!2発のミサイルを避け、セシリアに接近。

 通り過ぎざまに切り倒す。

『試合終了 ―勝者大神 ナツ』

 アリーナを歓声が包む。

 着地しISを解除しへたり込む。

「くあ!つ、か、れ、た~」

「完敗ですわ!」

 腰に手を当て俺を指さしてくる。

やっぱ、なめてくださいって言ってるようなもんだよなぁ。

 

 

 

 
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