No.469345

魔法少女リリカルなのはStrikerS00(仮)--19 派遣4~夜空の語らい~--

ケイさん

再び魔法少女の世界へ降り立ったガンダムマイスター刹那・F・セイエイ。聖王教会から再びロストロギア関係の依頼が舞い込んでくる。今度の目的地は……。魔法少女リリカルなのはA's00~とある日常~(仮)の設定を踏まえたクロスオーバー作品です。読みづらい、誤字脱字等の至らないところが多々あると思います。作者の原作知識は、それほど高くありません。また、オリジナル設定が含まれておりますので、原作を大切にされている方はご注意ください。

2012-08-13 01:08:55 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:12058   閲覧ユーザー数:11059

CD四話目。

--派遣4~夜空の語らい~--

 

やや足元が危なっかしいフェイトをキャロが心配そうに見上げる。

「フェイトさん……大丈夫ですか?」

「ちょっとクラクラするけど大丈夫だよ。キャロ」

「私達はコテージに戻るなー」

のぼせたなのはとフェイトが動けるようになったため、店を出て待機所(コテージ)へ戻ることにした。

「私は家に帰るね。子供達を義母さんに見てもらっているから」

「アタシも」

店を出たところでエイミィ達が家へ帰ると申し出た。

当然だ。

エイミィ達には帰りを待つ家族が居るのだ。

「刹那君。フェイトちゃんの事……」

「任せたからな」

「……ああ」

別れ際にエイミィとアルフが真剣な表情で言われたため肯いたが……。

何故か、フェイトが顔を真っ赤にして俯いた。

悪化したか?

(……マスター)

「私からも刹那君に言っておいた方がいい? なのは」

「お姉ちゃん!」

美由希となのはが何か言い争っている。

「はやてちゃん。シグナムさん達もお仕事頑張ってください」

「頑張ってね」

「ありがとうなー。すずかちゃん、アリサちゃん」

すずかとアリサが激励の言葉を残して去って行った。

 

待機所(コテージ)へ戻ると、留守番をしていたフリードがキャロの元へやってきた。

「遅くなってごめんね」

「きゅくる~」

その様子を見届けて、シャマルがセンサー系をチェックする。

夜になり野鳥も寝ているため、辺りは静かだ。

そのため、聞き慣れた電子音がピッピッと普段よりも大きく聞こえた。

「センサーに異常無し。目的の古代遺失物(ロストロギア)は、まだ網にかかっていないわね」

チェックを終えたシャマルが振り返る。

「どうしますか?」

「そうやねー」

シャマルの報告にシグナムがはやてに行動方針を聞く。

「ちょっと早いけど、体を休めよーか。反応があればデバイスに転送されるとはいえ、流石に皆が一斉に寝てしまうのは良くないから、交代でセンサーの見張りをしよーか?」

「そうだね」

「それが一番だね」

はやての提案になのはとフェイトが肯く。

「では、まずは私が……」

「アタシも……」

シグナムとヴィータが手を挙げたが、刹那がそれを遮った。

「いや、俺が待機する。お前達も休むといい」

「セイエイ?」

「体力には自信がある。見張りくらい、どうということはない」

「けどよ……」

「エリオとキャロはまだ子供。無理はさせられない。スバルとティアナも訓練で体力がついてきたとはいえ、日々の疲れが溜まっているだろう」

FW(フォワード)4人の方を見ながら刹那が続ける。

「なのはは訓練後にFWの訓練メニューを考えたりして、遅くまで起きているのではないのか?」

「それは……」

「他の者も同じだ。各々が仕事を持っているが、この中で普段体力を使っていないのは俺だ」

刹那がなのは達を見回してから、はやてに視線を戻す。

「丁度いい機会だ。一度、全員ゆっくり休むといい」

「……本当のええの?」

「ああ」

はやての確認の言葉に刹那が肯く。

「そっか。……なら、お言葉に甘えさせてもらうなー」

「刹那……」

「フェイトちゃん。折角、刹那君が作ってくれた時間を無駄にしたらアカンよ」

「気にせず、ゆっくり休め」

「……うん」

「それじゃあ、刹那君。おやすみー」

「おやすみなさいですぅ」

はやてとリインフォースが刹那に挨拶をしてコテージへ歩いて行く。

シグナムとヴィータ、シャマルもその後をついて行く。

「「おやすみなさい」」

スバル達も割り当てられた部屋へ向かって行き、その場に残ったのは刹那となのは、フェイトの3人となった。

「刹那、本当にいいの?」

「問題ない。お前達は普段遅くまで仕事をしているのだろう? 今日くらいはゆっくり休め」

「……うん。わかった」

「刹那君」

「なんだ?」

「ありがとう」

「……気にするな」

「それじゃあ、お休み」

部屋へ向かうなのはとフェイトの背を見届けて、刹那は夕食で使った長椅子に座った。

 

暫く夜空を見上げていた。

空を見上げるのは……見つめるのは何度目だろうか。

(オー)ガンダムに救われてから、空を見つめる回数が増えた気がする。

そんな事を考えていると、草を踏みしめる音が聞こえてきた。

警戒しつつも、その気配に敵意がないと判断してゆっくりと足音の方へ向く。

付近に街灯は無く、月明かりだけが唯一の光。

その暗闇に向かって話しかける。

「休まなくていいのか? はやて」

「ありゃ、バレとったん?」

暗闇から姿を現したのは、制服の上着とネクタイを外したはやてだった。

休むといっても古代遺失物(ロストロギア)の反応が確認されれば出動しなければならない。

いつでも動けるような支度で休んでいたのだろう。

「で、どうしたんだ?」

「あー。実は、ちょっとお話がしたくてなー」

「話?」

座るように促し、はやての言う話が何かを聞く。

「いやー。何て言うか……」

話があると言う割には随分歯切れが悪いな。

「なんだ? はっきり言ってくれ」

「うーん。言いたいのは山々なんやけど……」

「?」

「凄いプレッシャーが……」

はやての視線はコテージに向けられていた。

暗くてよくわからないが目を凝らすと、なのはとフェイトが窓に両手をついてこちらを見ていた。

「何をしているんだ? あの2人は……」

「あははは……」

はやてが苦笑いをした後、ちょいちょいと手招きをした。

それを見とめたのか、なのはとフェイトは窓から離れた。

どうやら、こちらに来るようだ。

なのはとフェイトもはやて同じ様に上着とネクタイを外した支度だった。

「休まずに何をやっているんだ? お前達は……」

「えっと……」

「何ていうか、はやてが部屋に居なかったから……」

バツが悪そうに、やや俯くなのはとフェイト。

どうやらは3人は同室だったようだ。

《マスターは、貴殿とはやて嬢が「バルディッシュ」失礼》

バルディッシュが何かを言おうとしたが、フェイトに遮られた。

こんなやり取り前にもあったな。

2人が椅子に座ったところで、先程の件を改めてはやてに問う。

 

「無理に連れて来てしまったことを謝ろうと思ってなー」

「来る時に言ったが、もう気にしていない」

「……刹那君の言うとおり。ミッドで動ける人が必要な事はわかっとる。せやけど……」

「俺は異なる世界の人間。いつ元の世界に帰るかわからない。ミッドに居てもこちら(・・・)に来る機会は滅多にない。だから、この機会に海鳴の連中に会わせたかったのだろう?」

「せや」

「話はそれだけか?」

「もう一つ。連れて来てしまったことで、余計な気を遣わせもうたかもって」

「どういう意味だ?」

「夕食の後、エリオ達に言った言葉」

「……」

「エリオには「会える機会がある」って言ったけど」

「刹那君は……」

なのはとフェイトの顔が悲しみに染まった。

しかし、はやては真剣な表情で刹那を見据えていた。

そして……

「例え、元の世界であっても刹那君はご家族がおらへん。だから……」

はやての言葉になのはとフェイトの顔から悲しみが消え、驚愕に変わった。

「はやて?」

「それって、どういう意味?」

「なんや? 2人とも知らんかったん?」

「刹那?」

説明を求めるように、フェイトが刹那を見据えた。

「……俺の両親は、既にこの世にはいない」

「「……え?」」

「子供の頃に……紛争に巻き込まれて(・・・・・・・・・)命を落とした」

「「……っ!」」

刹那の言葉になのはとフェイトが息を呑んだ。

 

両親は既に……。

紛争に巻き込まれて……。

初めて聞いた。

海鳴で暮らしていた時にも聞いたことがない刹那の過去。

刹那の事は知りたい。

でも、これは……。

膝の上に置いていた手に自然と力が入った。

「はやてちゃんは知っていたの?」

「んー。紛争云々は知らんかったけど、ご両親がおらへんことは……まぁ何となく」

「いつ知ったの?」

「初めて刹那君と会った時。図書館でちょー身の上話をした時になー。私は親がおらへんって言うたら、刹那君が「お前も」って言うたから」

「そうだったんだ……」

なのはが呟きながら俯いてしまった。

「私は2人が知らなかったことに驚きやけど……」

「……」

昔の刹那は今ほど私達と関わりを持とうとはしなかった。

それは、本来存在するはずのない人間との接触で、何らかの異常が発生しないようにするためだったと後から知った。

でも、一緒に居るうちに少しずつ変わっていって……。

それでも、自分の事は一切話さなかった。

その時、私はまだ子供で……母さんとアリシアを失った直後だった。

そんな私を気遣っていたの?

それとも、本当に話す必要性がなかっただけ?

当時の刹那の心はわからないけど、聞いておきたいことがあった。

「……だからなの?」

「ん?」

「【戦争根絶を目指す者】。紛争で両親を亡くしたから?」

「それは……」

《マスター!》

 

レイジングハート、バルディッシュ、エクシアの3機が同時に声を挙げた。

古代遺失物(ロストロギア)がセンサーにかかった。

場所はここからそれほど遠くない森の中。

コテージからシグナムさん達が出て来る。

一般の人も居ないし、魔力効率を考えて普段の小さな体になったリインが、私達の部屋から飛んで来る。

「主!」

「わかってるよ」

次いで、スバル達もコテージから出て来た。

「皆、お仕事や」

「「はい!」」

「この時間に人が居るとは思えへんけど、シャマルは念のため結界をよろしくな?」

「お任せください」

「では、機動六課。出動!」

「「はい!」」

スバル達がデバイスを起動させる。

刹那君もエクシアを起動させて鎧を纏う。

「刹那!」

現場へ向かおうとする刹那君をフェイトちゃんが呼び止めた。

「なのはにも言ったが、いずれきちんと話す」

「……」

「今は仕事が優先だ」

「……絶対だよ?」

「ああ」

そう言って刹那君は夜空へ飛んで行く。

夜の暗闇のせいか、GN粒子が普段より綺麗に見えた。

飛んで行った刹那君を見つめていたフェイトちゃんの右手をそっと握った。

「なのは」

「刹那君はちゃんと話してくれるよ。……行こう」

「うん」

肯いたフェイトちゃんから手を離して、レイジングハートを起動させる。

私は刹那君を信じる。

信じると決めたから……。

だから、今は……!

防護服(バリアジャケット)を纏ったフェイトちゃんと一緒に皆の後を追う。

 

現場に着いた時、自分の目を疑った。

そこには、ゼリー状の物体が一つ。

俗に言う【スライム】というヤツだ。

「あれが、目標だと?」

《間違いありませんね》

独りごとを確認と捉えたのか、エクシアが返答をした。

「何にせよ、アレを捕獲すれば終わりだな」

相手は1体。

簡単に終わりそうだと思ったが甘かった。

スライムが発光し、その光に一瞬目を閉じてしまった。

目を開けて視界に映ったのは数十体のスライム。

「なに!?」

《幻術などの類ではありません。どうやら、分裂したようです》

分裂?

これが本当に人の手より生みだされた()だと?

思案していると、なのはから通信が入った。

『作戦を変更。FW(フォワード)の4人は、本体を探し出して押さえる。他のメンバーは、結界の外へ出ようとするスライムを押さえてください』

「……了解」

 

依頼人からの要請は「なるべく無傷で手に入れること」。

分裂したスライムの中に本体が混ざっている可能性があるため、全力で潰すわけにはいかない。

かなり威力を落としてスライムに攻撃をする。

ふと、1体のスライムが結界の外へ向かって移動しているのが見えた。

誰も気がついていない。

ノーマークの様だ。

急ぎそのスライムへ向かい、GNソードの銃口を向ける。

しかし、何故か攻撃を躊躇った。

「……くっ」

仕方なくスライムの前に降りる。

もう一度スライムの銃口を向けるがやはり躊躇う。

何故だ?

GNソードを下ろして、スライムを真正面に見据える。

自分に迫って来るスライムは20メートル程手前で止まり、その柔らかい体をぷるぷる

と振るわせているだけだった。

 

分裂した数十体のスライムの中から本体を探し当てるのはかなりシンドイ。

クロスミラージューを両手に構えて攻撃を続ける。

攻撃が当たったスライムは消滅する。

どうやら、私の扱う幻術と原理は同じようで衝撃に弱い。

全ての分裂体を消せば本体のみが残るのかと思ったけど、倒した次の瞬間からまた分裂体が増える。

「キリが無い」

早く本体を見つけないと……。

と、あるスライムに攻撃が当たったけど、これまでと違い消滅はしなかった。

「あれが本体!」

でも、ここからだと距離がある。

「スバ……」

スバルに先回りさせて、足止めさせようと瞬間。

スライムの前に刹那さんが立ち塞がった。

でも、何もせずただ立っているだけだった。

スライムも何もせずその場に止まっていた。

攻撃するべきか迷ったけど、刹那さんを巻き込む危険があるため見守るしかなかった。

「ティア……」

「静かに」

「う、うん」

隣に来たスバル達に手を出さない様に言う。

どれくらい時間が経ったのかわからない。

多分、1分も経っていないと思う。

遠目だし暗かったからよくわからなかった。

ううん。

暗かったからかな。

一瞬、刹那さんの目が光った様な気がした。

(ティアナ)

(は、はい)

突然、刹那さんから念話が入った。

(封印を頼む。俺にはコイツを封印する能力(ちから)は無い)

(わかりました)

刹那さんはスライムから離れて空へ飛び上がった。

それを確認して、キャロと協力してスライム――古代遺失物(ロストロギア)を封印した。

『お見事。お疲れさま、ティアナ』

「ありがとうございます」

なのはさんからの通信に答える。

ふと、舞ってくるGN粒子に気がついた。

見上げと刹那さんがこちらを見下ろしていた。

刹那さんの目は光っていなかった。

それはそうよ。

目が光る人間なんて居るわけがないもの。

単なる気のせいよ。

 

古代遺失物(ロストロギア)は無事確保。直ぐにミッドに戻りたいところなんやけど……」

「転送の準備やコテージの掃除もしないといけませんし、隊舎からヘリを呼ぶ必要がありますが、ヴァイス陸曹も寝ていますね」

「そんなわけで、明日――というより今日なんやけど、明日の朝に地球(こちら)を出発します」

古代遺失物(ロストロギア)を厳重封印したとはいえ、何が起こるかわからないため、早く本局へ届けたいのがはやての本音だろう。

しかし、転送の準備やヴァイスの呼び出し。

使用した部屋を掃除せずに帰るわけにもいかず一泊することになった。

ミッドチルダへ帰るのは早朝となった。

長椅子に座るとエリオが寄って来た。

「刹那さん。寝ないんですか?」

「少し考え事がある。心配せずとも少ししたら部屋へ行く」

「わかりました」

部屋へ向かうエリオを見送って、先程の戦闘を思い出す。

あの時――ほんの一瞬、スライムから何かを感じた。

一体なんだったのか。

考えても答えは出ない。

ただ一つ、わかっていることがある。

それは、感じ取れたのは自分だけだったこと。

他の者はそんな様子はなかった。

「イノベイター……か」

 

皆がコテージへ向かう中、刹那だけは長椅子に座って考え事をしているようだった。

邪魔をしては悪いかと思い、暫く様子を見ていたけど意を決して声をかけた。

「刹那」

「フェイトか。俺はもう寝るぞ」

そう言うと、刹那は立ち上がった。

「うん。私も寝るけど……」

「……話の続きか?」

聞けるようなら聞きたい。

けど……。

「そう思ったけど……やめた」

「……」

「いつかは話してくれるんだよね」

「ああ」

なら、待つしかないよね。

右の小指を刹那に向ける。

「?」

刹那は首を傾げた。

「刹那も右の小指を出して」

「……」

私の仕草に倣って、刹那が右の小指を出す。

自分の小指を刹那の小指に絡めて、

「指切りげんまん、嘘ついたら針千本飲~ます」

意味がわからないのか、刹那がキョトンとしていた。

「今、刹那は私と……ううん。私達と約束をしたの」

「約束?」

「そ。話してくれなかったら、刹那に針を千本飲ませるからね」

子供みたいな事をしているのは自分でも理解している。

でも……。

「そうか……」

どう受け取ったのかはわからないけど、刹那は小さく笑った。

笑顔とは呼べないほどの小さな笑み。

それでも、刹那の笑みを見るのは初めてだった。

……あ、拙い。

 

フェイトの言う約束を行ったあと、いきなり背を向けてしまった。

「どうかしたのか?」

「えっと。そ、それじゃあ……お休み!」

もの凄い勢いでコテージへ向かって走って行ってしまった。

「なんだ?」

《マスター……》

もう何度目かわからない。

エクシアの呆れた様な声が静かな夜に溶け込んでいった。

 

コテージの掃除を終えて外に出る。

転送の準備は既に整っているようで、地面に魔法陣が描かれていた。

魔法陣へ向かおうと歩み始めると、3台の車がやってきた。

車から降りてきたのはアリサ達だった。

早朝にも関わらず、見送りに来てくれたようだ。

「また来てね」

「うん」

「今度はお仕事抜きで会えるといいね」

「ホンマや」

アリサとすずかに手を合わせて、暫しの別れの挨拶を交わすなのはとはやて。

フェイトはエイミィとアルフ、リンディと話をしていた。

エイミィの傍には子供が2人。

クロノとエイミィの子供だろう。

フェイトが子供達の視線に合わせる様にしゃがんで頭を撫でていた。

と、子供達がこちらを見て指を指し、フェイトが真っ赤になってうろたえていた。

「刹那君」

「士郎」

なのはの父、士郎が話かけてきた。

「今の仕事は1年間のみと聞いたんだけど本当かい?」

「ああ」

機動六課の運用期間は1年。

正規局員ではない俺は、1年後には管理局の仕事から離れる。

「もし、刹那君さえよければ、翠屋(ウチ)に来ないかい?」

どうなるかわからない。

元の世界に帰ってしまうかもしれないし、帰らないかもしれない。

士郎もその辺りの事情はリンディから聞かされているはず。

それでも聞いてくるのか。

「……考えておく」

士郎と桃子が微笑んだ。

 

魔法陣に上に立つ。

海鳴の人々が手を振っていた。

もう一度会えるかはわからない。

だが、今回会えたことは良かったと思う。

海鳴の人々の言葉を受けながら、俺達はミッドチルダへと戻った。

 

機動六課の隊舎へ戻ると、FWのメンバーはなのはとヴィータの前で整列をしていた。

午前中は荷物の整理や今回の任務のレポート作成。

午後から訓練を行うようだ。

「ヴァイス」

「どうした?」

コックピットから降りたヴァイスに声をかけ紙袋を渡す。

「何だこれ?」

「土産だ」

「土産?」

「ああ。お前はヘリが好きだと聞いた」

「まぁな」

「地球のヘリ。そのプラモデルだ」

「マジかよ!?」

「ああ」

「サンキュー」

土産として正しい選択だったかはわからないが、喜んでいるようだし良しとするか。

読了おつかれさまでした。

本来は直ぐにミッドへ帰還してしまうのですが、一泊させました。

ようやくアニメ本編の流れに戻れます。

当初の予定より長くなった気がします。

なんでだろう?

 

指切りげんまん。

本来の意味は相当怖い内容ですが、ここでは深刻に捉えないでください(^^;

 

それから、お気に入りクリエーター数がいつの間にか100を超えている?

更新停止前は、確か80くらいだったはずなんですが……何故?

ともかく、ありがとうございますm(_ _)m

 

そういえば、最近までダブルオーってアルファベットの(オー)が二つだと思っていました。

どうやら0(ゼロ)二つが正しいと今更気づいた。

タイトルやタグ関係を直しました。

 

追伸

やっと、映画を見ることが出来ました。

結構、漫画の要素が入っていましたね。

TVとの変更点も多くて……でも、あれはあれでいいですね。


 
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