No.469073 境界線上のクロニクル15どんぐりころころさん 2012-08-12 14:33:21 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:6741 閲覧ユーザー数:6020 |
「・・・えっと、次のお悩みは・・・」
小狼の朝は早い。もともと起きるのは早いほうだが二代が来てからというもの早朝稽古が追加され、その後はすぐに朝食を要求してくるのである。
稽古前に朝食を用意しなければならないので結局は普段以上に早く起きなければいけなくなってしまった。
しかも二代は食べる量がハンパなく多い。本田家の家訓である「基本何事も後悔無い生き方がベストで御座るよ人生」を信条としてるので米一升は基本である
まあそんな事ぐらいで驚くような小狼ではなかったのだが、せいぜい「食費は平気かな?」程度ぐらいであった。
さて、そんな小狼が今何をしているかというと{生徒会だぎゃあああ!}にある{ちっこいわんこのお悩み相談室}のコメントを返答している。
もともとトーリが生徒会長になる前はなかったのだが、度重なるトーリの変態行動による陳情の対応のために作られたのがこのサイトである。
一人一人に小狼がトーリに対する相談事を真摯に答える姿勢が好評になり、いつの間にか武蔵だけでなく他国からも相談を受けるようになってしまった。
時たま歴史再現に関する事とか相談され少し困っている小狼であった。
「えーハンドルネーム{妖精女王}さん、いつも相談ありがとうございます。実は私の国の方に奇妙な艦が向かってきていると知らされました、
とても心配です。どうしたらいいでしょうか?」
「ん、妖精女王?・・・・ってさすがに本物の英国女王じゃないだろう、わざわざ武蔵のサイトに通神してくるなんてことはありえないな」
さてと、と一息おき
「{妖精女王}さん、相談ありがとうございます。そうですね、一応その艦がどういうものかを確認してからしっかりと対応したほうがいいと思います。
まあ冗談ですが武蔵では所属不明艦に対して通称ズドンが習わしみたいなものになっていまして、真似はしないようにしてくださいね」
そんな返事を書いていると、
「おっと、そろそろ教導院に行く時間か、用意しないと」
通神を閉じて着替えの準備を始めた。
小狼の制服の格好はというと清武田と極東の制服を組み合わせたもので黒を基調とし上半身は半袖という仕様である。(サムネイルを参考にしています)
「さてと、学長に渡す資料はもうないし、そろそろ行くか」
自室から出ようとする寸前、
「こいつを忘れてはいけなかったな・・・」
本棚に立てかけておいた緋炎を手にとった。
「さて、今度こそ行くか!」
そんな小狼の一日が始まった。
「ーーーー正純!!」
二代が輸送艦に飛び移ろうとする寸前、
「おっと、そう簡単にはいかせねえぜ」
二代に向かって弘中・隆包が長尺バットを振った。
急な体勢で防ごうとしようとした二代であったが
「そのまま気にせず飛べ!!」
その言葉と共に二代に攻撃が迫っていた。
だがそれは二代には届かずにカン、と大きな反発音が響いた。
「・・・てめぇ、名を名乗れ!」
それを防いだのは一本の長刀を持った極東の学生であった。
「Jud、武蔵アリアダスト学院所属、副長補佐、李・小狼・・・・間に合ってよかった」
「・・・お前があれか、KPAItariaの副長に対して奇天烈な防ぎ方をしたとかいうやつだな」
奇天烈とは酷いもの言いである。
「俺はそんな風に各国に覚えられているのか、・・・勘弁して欲しいんだが」
「Tes、あんとき見ていた連中が「なんだこの小僧、頭おかしいだろ!!」とか連呼しまくってなあ、気づいてみたら全校生徒がお前を奇天烈認定だ。諦めろ」
はぁ、とため息をつきつつ、
「まあそれはあとで抗議文をそっちに送っておく、・・いいのか?俺を攻撃しなくても」
「Tes、俺は基本受け専門なんだ。だからお前の方からとっとと攻めてこい、相手してやる」
●画「今のセリフもらったああ!!」
金マル「ガッちゃん戦闘中なのにいつも以上にペン動いてるけど大丈夫?」
賢姉様「ふふ、小狼あんた頑張って相手するのよ。受けの連中って自身が満たされるまで何度も求めてくるんだから気を抜いてると、放置プレイされるわよ!!」
あさま「喜美!小狼君にそんなヨゴレネタ使わないでください!!武蔵で鈴さんについでのまともな人なんですから!!」
いんぴ「はっはっは、受け専門か!僕好みでいいね!実にいいよ!」
未熟者「みんないいから戦闘に集中しろよ!!」
貧従士「でも相手が攻撃してこないならそのままスルーしてもいいんじゃないですか??」
未熟者「いやだめだ、ここで通すと相対戦を放棄したとみなされ葵君との相対権限を得てしまう。だから小狼君、
君はこちらが逃げ切るまで時間稼ぎをしてくれ」
そんな武蔵の連中を見て一言
緋炎「・・・・とりあえず戦闘中だから黙っててくれないか」
約全員「・・ごめんなさい・・・・」
冷静に叱った。
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