No.46852

何が何でも

さん

五分小説です。
毎日書こう。

2008-12-15 00:58:55 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:500   閲覧ユーザー数:480

先は長かった。

こんなところまでやってきたというのに、まだまだ先はあった。

 

「死にたくはない。」

彼は言った。

長い剣を持って、帝国軍の紋章の入った鎧を着ている。

 

前から血眼で迫ってくる兵士をまた一人横薙ぎに斬り倒して彼は走った。

「死にたくはないんだ。」

彼はそう自分に言い聞かせた。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
2
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択