先は長かった。
こんなところまでやってきたというのに、まだまだ先はあった。
「死にたくはない。」
彼は言った。
長い剣を持って、帝国軍の紋章の入った鎧を着ている。
前から血眼で迫ってくる兵士をまた一人横薙ぎに斬り倒して彼は走った。
「死にたくはないんだ。」
彼はそう自分に言い聞かせた。
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五分小説です。
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